51 / 90
エンカウント!ラスボスの間に日変える謎の二人!
しおりを挟むそう、あと一フロア分攻略すればこのクエストは終了である。正確にはシマがモンスターの情報などを記録しているのでそれを伝えて終了なのだが。
しかしあと少しでこいつらともお別れか、、
「アタシはリドリー師匠についていくっすよ!」
「私もたまにはパーティ組んでも良いですわー!感謝しなさい!」
「ふふふ。ワンコにツンデレ、、かわいいやつらよのう」
そして俺はシマの方をちらっと見た。どうせこいつも俺のことを友達と思ってるんだろ?
ふふふ、まあなかよくなったし、効率のいい精子の絞り方を教えてやらんこともないけどな?
と、シマは口を開いた。
「リドリーさん」
「なんだね?」
「このクエストが終わったら、ご家族のことを私に紹介してくれませんか?」
「、、、、」
ええぇ、、?
何言ってんだこいつ、、
もしや俺が頼りになりすぎて尊敬という念をちゅきと勘違いしてねーだりうな!?いやだぞそんな女の子同士なんて!こいつ真面目だし絶対ヤンデレ化しそう!!
「いや、、女の子同士でそんな、、!」
とまあ俺が若干引いていると、
「て?!え!?いや、違うんです!そういうことを言っているんじゃないんです!」
「え?!どうしたんだシマ!?まさか師匠が男前すぎて勘違いしたのか!?やめろ!師匠が困ってるだろ!」
「おーほっほっほ!私はそういうのには理解があるほうですわよー!じいやがそういう性癖を持っているのですからね!しかしあなたが、、!」
「だから違うんですって!もしかしたらリドリーさんの村と魔王が何か関係あるかもしれないって話ですよ!」
「む?魔王?」
「知らないんですか?今は魔王が現れるはずの時期なのです。しかし百年前から一向に姿を表さないのですよ。そして同時に百年前からサキュバス型の亜人が出てきて、、」
「つまり、、どういうことだってばよ?」
「そう、つまり、、魔王はサキュバスである可能性が高いということなのです!」
「な、なんだってー!」
「普通魔王はあらゆる手段をつかって世界を滅ぼすために生まれてきます。しかしなんらかの世界のバグが生じ人に害をなさない種族が生まれさせるようになったのかもしれません。だからこそあなたの村に案内してくれれば魔王の位置の手がかりになるかもなのですよ!」
「え?いいじゃん別に。何も困ることをしてないんだろ?その魔王とやらは。なんで探す必要があるの?」
「だからいったでしょう?バグかもしれないと。つまりこれまでずっと続いてきたシステムが変化しているのです。もっと危険な事態になるかもなのですよ?それに対策するためには原因の根源を見つける必要があるのですよ」
「なるほどなー」
なにやら彼女の説明には鬼気迫るものがあったが、確かにその説明は理にかなっている。少しひっかかるものも感じたがな。だが、、
「ふふふ。そういうなら案内してやらないこともない!」
俺はどんと胸を叩いたのだ。こいつは良い奴だということはもう知ってるしな!まあザマとかに聞いてないが大丈夫やろ。
「おお!本当ですか?!ありがたい!なにやら結界があるみたいで住人しか入れないみたいなんです!」
「アタシも行きたいぜー!師匠の実家に!」
「ふん。余裕があるなら私もいかないこともないですわー!」
「おうおう!多分大丈夫やろ!」
というわけでこのクエストが終わっても付き合いは続くみたいだった。だがこいつらは知らないのだ。俺の村にも女が好きな女の子がいるということをなー!ふふふ。いい声で鳴くといいがなー!
ーー
まあそんな感じで俺たちは最後のフロアを攻略したのだ。だが、多少敵が強くなった程度でそこまでではない。さすが初心者ダンジョン。
そしてここはボスがメインなのかもしれない。迷路はかなり単純だった。最後の扉。今までのボス部屋と同じく両開きで、そして傍らにはワープ石。扉はまさしく豪奢でラスボス感が多少なりともある。
「ここがラスボス部屋、、準備はいいな!みんな!」
「はい師匠!」
「というか、そんな掛け声しなくとも多分楽勝ですよ」
「おーほっほっほ!まあ平民は注意することねー!はいりますわよ!」
と、前衛のジエルが扉を開けようとしたのだが、
「あら?」
「どうしたんだ?ジエル?」
「開きませんわ?」
「む?鍵とかなのか?」
「そんな穴はないし、このフロアの迷路の道はほぼ確認したはずですけど、、」
「じゃあ謎解きとか?」
「いえ、おかしいですね。ダンジョンは色々な種類がありますが、ここはそう言った意地悪なことをしてくるダンジョンではないですし、、」
「つまり、、バグとかか?」
「まっさかー!師匠!ダンジョンていうのは自然現象だと聞いたことがあるし、そんな機械みたいに壊れるなんてことはありえないはずですよ」
「それではこれからどうするですの?」
「ともかくいろいろ試して、開かなければギルドに報告しに戻らればなりませんね、、」
一応俺達は出来る限りの攻撃手段で扉を開けようとしたのだがうんともすんとも言わなかった。というわけで
「このまま戻るのかーなんというか期待外れもいいとこだなー」
「まっ、入れたとしてもこのパーティなら楽勝ですわよ。結果は変わりませんわー!」
そしてワープ石で戻る。
瞬間移動で俺はダンジョンの入り口に戻ったのだが、、
「あら?」
俺はすぐに何かおかしいと思った。その理由は周囲に三人がいないことである。いや、ここは入口ではない。外でなく閉鎖空間、壁の種類からしてここはまだダンジョン。
「!」
そして俺はすぐに気がついた。この広い空間。その一角に二人の人影があったのだ。
れろれろへろれろれろ。
くちゅぬちゅくちゅ。
「!!!!」
その二人はあろうことか、、!
0
お気に入りに追加
192
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

Hしてレベルアップ ~可愛い女の子とHして強くなれるなんて、この世は最高じゃないか~
トモ治太郎
ファンタジー
孤児院で育った少年ユキャール、この孤児院では15歳になると1人立ちしなければいけない。
旅立ちの朝に初めて夢精したユキャール。それが原因なのか『異性性交』と言うスキルを得る。『相手に精子を与えることでより多くの経験値を得る。』女性経験のないユキャールはまだこのスキルのすごさを知らなかった。
この日の為に準備してきたユキャール。しかし旅立つ直前、一緒に育った少女スピカが一緒にいくと言い出す。本来ならおいしい場面だが、スピカは何も準備していないので俺の負担は最初から2倍増だ。
こんな感じで2人で旅立ち、共に戦い、時にはHして強くなっていくお話しです。
💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活
XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる