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無理して深くまで進んだ冒険者救出!お礼は、、分かるな?
しおりを挟む「はぁ、はぁ、」
「がんばれ!あと少しで森を抜けるぞ!」
「がるるーん♪」
少しすると意識を集中しなくても森の奥から足音や会話、そして猛獣の鳴き声が聞こえてきた。
そして俺は木登りでそいつらの進行方向とは少しズレた位置に隠れている。だが俺は彼らを見捨てたわけじゃない。少し見ておれ。
彼らが追いかけられているモンスターは、一言で言えばクマだった。なんか背中にぱっと見ジッパーみたいなのがあるが、よく見るとあれは牙みたいだ。こえーよ。それだけでなく木をなぎ倒してその巨体で冒険者の逃走についてきている。素のスターテスがやばい型らしいな。
しかし、そのモンスターがある地点に来た時に俺は一発の種を風魔法で飛ばした。そう、瞬間的にミニトレントの種にマナで起動させたものだ。そしてそれはクマモンスターの足元に着地して、つるがニョキッと出てくる。成功だ。
しかし、一本だけでかの力強いモンスターを捉えきれるかという話になってくるだろう。おそらく捉えきれない。力づくで千切られるだろう。そう、一発だけならな。
ここで奥義を授けるぞ!インストラクション、ワン!一発の種で倒せないなら百発のうんぬんかんぬん!
しかし、俺は追加で百発の種を飛ばしたわけではない。既に罠をしかけていたのである。
「がるら!?」
そう既に彼らが通り過ぎる予測地点に種をびっしりと埋めておいたのである。
そして起動するときに一発のマナ入り種を飛ばせば粗方起動するというわけだ。
ぶっちゃけ上手く行くかわからんかったが、大丈夫みたいだな!
まあそのおかげで既にクマモンスターは絡まった蜘蛛の巣にひっかかったかのような装丁だ。あとは煮るなり焼くなりである。
そしてしばらくして冒険者が戻ってきた。皆きょとんとしている。おそらくクマモンスターの気配が止まったことで助かったことを理解したのだろう。
俺は彼らが俺を見つける前に木登りで姿を隠している。
「助かった、、のか?」
「すげー!なんだこのトレントが密集してるの!?」
「もしかして、運がよかったのか?たまたまなんらかの刺激でトレントの種が発芽して、、」
「助かった、、でも今回僕達は、いきなりランク高いモンスターでも平気とかと思い、深く潜ってしまって、、情けない、、」
ふふ。その冒険者は、男中心で構成されたパーティのようだな。
ちなみにこの罠。意図的に分割して種を配置し、部分的に起動するようにしてある。
つまり今も罠は生きているということだ。
そう、ちょうど今彼らが立っているところに。
その意味がわかるな?
俺は先ほどと同じように種を飛ばして罠を起動させた。
「うわっ!?」
「なっ、なんだ!?」
「しまった! まだトレントのトラップがのこって、、!」
そして木の上でアクセサリで姿を変えて、装備を脱ぎ脱ぎした。これで匿名性をキープ。俺がリドリーであることを完全隠蔽。
そしてほとんど行動できなくなっている彼らの股間に一人ずつ、、!
「うわぁ!?なんだこいつ!?」
「股間を、、うわぁああ!?痴女か?!」
「まさか最近出没するという変態痴女モンスターか?!」
「うおおお!!最高の展開ぃぃ!!」
なるほど。これは効率よく吸えるな。風魔法で布やつるを適度にカットできるし。
ともかく、乱戦になれば必ず手こずる集団でも俺はおいしく頂けたの立った。無茶するだけあって多少だがレベルも高い、、!僅かだがマナの濃度が違う気がする、、!
ふぅ、、満足、、!
俺は対モンスターのつもりできたが、棚からぼたもち。こうして対人テストも同時に行うことができたのだった。
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