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チューチューと報酬とミニトレントの種

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「ひええ~!もうやめてください~!」

「ふふふ、その元気だとあと二三発は残ってそうね、、!」

 俺は自分の編み出した鮮やかな手口に感心した。襲われているフリをして獲物をおびき寄せることによって油断している間に確保。
 そして空中という絶対要塞ラブホテルで一人ずつことを済ますというこのナイスアイデア。

 そう、ドリアードの仲間無しで食事を行う場合、問題となるのが、相手のパーティを一人ずつ相手にしなくてはならないということである。

 俺は元人間だからか、髪の触手をまだ動かすことができないのだ。ゆえにパーティ全体を縛ることができない。

 だが、今思いついたこの空中チューチューを使えば一気に問題は解決。縛るのではなく手の届かない空中に引き離せばよいという逆転の発送だ。

 そして俺は全裸待機していたもう一人の男も吸い尽くしてその場を去っていった。なにやら女の子が魔力を使いすぎてぐったりしていたが、ドリアードのレズビアン連中みたいに私は異常性癖を持っていないので見逃してやろうぞ。

 そしてそのあと何回かこの手法を使い冒険者を襲った。

 唯一の問題点である遠距離攻撃だが、ことの最中に念のため風魔法の膜を作ることと、魔力視でレベルの低い冒険者を狙えば大丈夫だとと分かった。
 
 おかげでギルドに戻る頃には、行く前よりもピチピチになって依頼報酬を受け取ることができた。

「、、、ではこれが報酬となります」

「へー、これがこの世界の通貨かー」

 達成の五千ゴールド、プラスアルファを受け取る。それは袋に入っており、中には一キロゴールド通貨が50枚とゴールド通貨がいくつかはいっていた。

 あっ、そうそうちなみにこれで買えるものを一通り聞いたが、大体一ゴールドは一円っぽいな。

 つまり、五千円くらいの報酬。宿代が三千円、食事が六百円掛ける三、一日の生活費にはなるか。

 まあ、実家(森)暮らしで、自炊(チューチュー)できる俺には関係ないけどな!

 というわけで夕暮れ前、元の世界なら大体午後三時くらいに風魔法でドリアードの里に戻ったのだった。

 いつもの場所にメソを抱えているザマがいた。俺はそれにも関わらず彼女を抱きしめる。彼女は俺を見てとても嬉しそうににっこりと笑った。俺はそれを見て実家の如き安心感を得る。

「やっはー、帰ってきたよー!」

「あらあら、早いじゃない」

「でしょー!ほらこれ、ギルドに入った証の指輪とスターテスの紙とお金!すごいでしょー!」

「すごいわねー」

「うふふ。それじゃあご褒美ちょうだい!」

「いいわよー」

 そして、受乳タイムである。うほー!やっぱりうめー!やわらけー!これがホントのおふくろの味!

 一通りチュパチュパしたところで気がついた。俺は今二十代くらいの姿に変身している。赤ちゃんの姿ではないのだ。ともすれば客観的に見てこれはほぼセックスみたいなものなのでは?!マザーファッカーなのか俺は!?

 いや、しかし、自分の心境としてはファッカーというよりもベビーというか、ピーターパン症候群。ばぶみを感じて自然と吸う、みたいな世界観だったのだ。興奮もあまりしてないしな。元男なのに。
 どちらかというと女の子よりも男の子の、、いや今はよそう。今の俺は赤ちゃんモードなのだ。TSものにありがちな葛藤は未だ赤ちゃんの俺にとっては早すぎるのだ。

 このまま行くと割りと葛藤なく順応しそうな感じはかなりするが!!数年後には普通に自分が女性として男を受け入れてそうでこわい!

 まあよい。ドリアードだからして、食事以外の男性への接触はないはずだ。生殖はあの繁殖用の木をつかうとか言ってたし。

 まあ、そんな家族団らんでことを考えたり、メソに対して「これはおれのなの!」みたいな牽制をして怒られていたら、ネアとネアツがぬっと現れた。

「師匠ズ!」

「ふふふ、どうやら期待以上の成果を出したようだね」「だね」

「だろ?」

 やはり俺はチーターだった。そう感じさせる一日を彼女たちに報告する。すると師匠ズは、

「ふふふ、その様子だともう完全に魔法を使いこなしているようだね」 

「だったら今度はこれを使ってみるといい」

「これは?」

 彼女たちが俺に渡したものは小袋だった。中には何やら小さい黒い粒がびっしり入っている。

「これはミニトレントの種よ」

「それを一つ取り出してマナを使って起動させて見て」

「うん?こうか?、、ってうわ!」

 そう、俺が少しそのようにしたら、その種が変化したのだ。にゅるっと出たのである。蔓が。

「うわぁ、、何この触手、、。」

 そしてそれはうねうねと動いている。そうそれは弱々しくも、冒険者を剥ごう、、エロい感じに縛ろうみたいな確固たる意志を感じた。まあ気のせいかもしれないが。

「ふふ、言ってくれるけど、これはこれでべんりなのよ?」

「そうそう、ある程度伸ばし続けられるし、テキトーに振り回せばだいたい拘束を行えるわ」

「!ということは、!」

「そう!その間に犯せるというわけよ」

 何を?それはもうナニをである。

 確かに、と俺は思った。今日思った空中殺法も趣深いが、今後レベルが上がるに連れ通用しなくなるかもしれない。そんなとき、シンプルながらに強力な小道具として役立つかもしれないのだ。

「分かった。これを犯す際に使ってみるよ! ふふ、そう考えるとこの触手もかわいいじゃない」

「ふふ、気に入ってもらえて嬉しいわ」

「そう、それを使い慣れることが次の修行内容よ」

「というわけで、行きなさい」

 ?
 どこに?

「早速街に行ってそれを使い精液を貰ってくるのよ。それまでは帰ってくるんじゃないわよ」

「な、なんですとー!?」
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