TS転生したらサキュバス型ドリアードとして毎日精を貪り尽くします!~どんどんスキルが増えて強くなる変態大冒険バトル~

木森林木林

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エロ取引!興奮する魔王としたたかスライム娘!

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 あの、サトゥローさん、いつまで焦らすつもりなんですか!?

「いやー。俺は武器はからっかしだが、装備は俺が思う最高級のを作っているんだ。人生何より安全、防御力が大事だからなっ!」

 ぐぬぬ。何故だ?何故サトゥローさんは俺から装備をはぎ取る手を止めてしまうん?しかも私というよりも装備を凝視してないか!?

「だから分かる。この毛皮、どこで手に入れたんだ?毛皮は防具作成の際にいくつか扱ったことがあるが、ここまで高レベルのものは見たことないぞ?」

 いや、これは前戯、ピロートーク的な焦らしに違いあるまい!
 
「ふふ♪焦らすのがとくいなんですね♪これはとある人から頂いたもので、あなた様の装備もその方に預けているのです。何やら修行と称して」

「なに?その人のことを詳しく聞きたいのだが」

「、、、、」

 まずいぞ。あいつはサキュバスだ。なにやらレズレズしかったが、男好きであることに変わりないようだったし、このままだと連れてけ何てことになるのではないか!?

 それはいかん。これ以上ライバルを増やされては敵わない。急いで気をそらさねば。えっと、、

「そんなことどーでよ良いではないですかー。そんなことより気持ちいいことしましょう?ふふふ」

 そうして股間にスリスリ頬ずりするのだが、上から何やら生地を撫でている。

「む!?この滑りと色ツヤ、、!俺の鑑定が本物なら、倒せる倒せない以前にこんな個体がどこで、、!」

 ぐむむ。まったくオタクはこれだから、、!こんなロマンチックな展開にそういうのを持ち出さないで欲しいものである!あからさまなセックスアピールなのだから少しくらい乗ってくれても良いのではないかね!?

 だが、、「頼む!より強い防具を作るためにはお前の協力が必要なんだっ!」

 と、至近距離で肩を掴まれていわれる。なにやら男臭い匂いが鼻孔を刺激して、その上筋肉を見せつけられては、女として、

「ふぁ、ファイ、、しょうがないにゃあ」

 としかいえないじゃろっ!?ちくしょーめー!

ーー

 というわけで、俺は彼を魔王のいる場所へと案内することにした。

「ここです♪」

「え?」

 サトゥローさんが唖然とした。ここはラスボスの間の扉の前である。

「どういうことだ?ダンジョンに住むというのなら分からなくもないが、もしかしてラスボスの間の中にいるってことなのか?!」

「? そうですけどなにか?」

 少し首をひねるサトゥローさん。なにか思うことがあるのだろうか?その考え込む姿もまた知的なイケメンのようである。

「ボスの間は攻略されて数分が経過すると、すぐに次のボスが生成される。なのにこの中で暮らすことは可能なのか?」

「とりあえず入って見ましょうよっ!そして用事が終わったらさっきのエッチの続きをしましょっ!ねっ!」

「そうだな」

 なにやら不審がっていたが、ここで考えても始まらない。そして扉に手をかけた瞬間である。

「待て」

「!?」

 いつの間にか背後から気配が。さっと振り向く。

「今そこに入られては困る」

 なにやら体の表面が波打っている全裸女性。ツリ目でなにやら厳しげな雰囲気のやつである。そいつに俺は見覚えがあった。

「なんだお前か、、」「ふんっ」

 久しぶりにあった。こいつは魔王の隣にいたレズである。液状になれるらしい能力もちのこいつだが、今の姿が若干小さいのも関係しているのだろうか?

「なんだこの娘、、まさかスライム?!」

 サトゥローさんが警戒して武器に手をかけているが、俺は慌てて説明する。

「サトゥローさん、こいつはさっき言ったこの毛皮をくれたやつの側近ですわ」

「その通り。私はスライムであり、今はあの方の側近及び恋人及びおなペットです」

「オナ、、?なるほど、稀に高レベルになるとあらゆる姿に変身できるようになるとは聞いてるが、、」

「そんなことより、その彼がこの中に入ることはあまりおすすめしません」

「どうして?」

「それは、、」

 と、その時だった。

 ギィぃぃぃ

 ボス部屋の扉が重々しく開いた。それと同時に

「おぉぉぉぉぉとぉぉぉぉこぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

「!!」

 なにやらドアの隙間から双眸を暗く輝かせ、性欲の塊と言っても差し支えない人影が現れたのである。

 そいつは全身にゼリー状の液体を纏っており、それでかなのか動作が非常にゆっくりなのが幸いだった。だがぷるぷるしつつもじっくり近づいてくるさまは恐怖でしかない。

「!!」

 身構えるサトゥロー。そうそのオーラの矛先は彼に向かっているのである。それもそれは殺気ではない。それは性欲。だがそれはあまりにも強すぎて殺気と比較しても遜色ない。

「こいつはなんだ!?」

 その単純な問に俺とスライム娘は応える。

「私のご主人様ですが、なにか?」

「サトゥローさん、こいつが私にくま装備をくれた張本人です!」

 そう、そいつはあのサキュバス魔王である。あののじゃロリっ子は、どうやらサトゥローさんに対して欲情しているようだった。

 しかしその欲望のベクトルは、サキュバスだから分かるとして、問題はその量であった。このオーラというか、圧力は尋常ではない。さすがサキュバス魔王と自称するだけのことはあった。

 ただ幸いなことに筋力はそこまでではないらしく、このゼリー状のものが引き止めてるようだ。

 まあそれはともかく、

「すううううわあああああせえええええろおおおお!!」

「ヒッ」

 魔力などから推測するにサトゥローさんのほうが強い。だがそれにも関わらず彼は股間を隠して後ずさった。

 ぐむむ。もしスライムが押さえていなければ絞り尽くされてただろこれ絶対。それは俺のだぞ!

「とまあ主人はこんな感じなので、できるだけあなたはここから離れていてください。」

「ああ、分かった」

 ということで魔王の地獄の底から響くような声を背に、サトゥローさんとスライム娘はワープでダンジョンから脱出した。

ーー

 初心者ダンジョンの入り口付近ワープ石から、サトゥローとスライム娘が現れる。まずはスライム娘から口を開いた、

「で、あなたは誰です?」

「俺はしがないポーション売りだ。加えて装備作りも得意でな。素材を仕入れさせて欲しいんだ」

「素材?」

「リドリーの着ている毛皮。こいつはくまモンスターというありふれた素材ながら、レベルのケタが違う。どうやって取得した?」

「ふむ。しかしそれをただで教えてもらえるとでも?」

「もちろん思ってないさ。高レベルポーション、それと非売品だが特別に俺が作れる装備もつけるぞ」

「ふむ。では一応ポーションをいくつかもらっておきますか。それともう一つ頼みがあるのですが」

「なんだ?遠慮なく言うといい」

「体の方を調べさせてもよろしいでしょうか」

「へ?」

「私は見ただけで相手の姿を模倣することができますが、反応や大きさなどは実際に触ってみないとわからないので、、」

「どういうことだ、、?ってウアー!?」

 スライム娘が液状になり、彼のぜんしんに纏わりつく。それはとても気持ちいい(後日談)らしかった。

ーー

 一方ダンジョンボスの間の前では、

「はーなーすーのーじゃー!!」

「しばしの我慢です主人」

 なにやらさっきから目の前で繰り広げられるのは、のじゃろりと彼女の肢体に絡みつくスライムとの格闘だ。というか、このゼリー状のやつからあのスライム娘の声がする。どうやらそれがそいつの分身みたいだな。

「なーぜー!?」

「落ち着いてください。あなたはその魔王という特性から性対象の生気を絞り尽くして殺してしまうのです。でもあと少しで私が貴方様を満足させていただきますのでお待ちください」

 この悶着はそういうことらしかった。やべえな魔王。

 というか、待たされている身としては俺が女好きでロリコン性癖ならば良い眺めなのであろうが、こんなぺったんこでばぶみを感じない幼女体型など何も面白くはない。くっ!何が後頭部にブーメランが飛んできたような気がしたが、しかし本来なら今頃はサトゥローさんとイケないことをしている時間なはずなのである。何を見せられてるんだ俺は?

「おい、そんな茶番やってないで、一体俺はどうすればいいんだ?」

「あなたはそこで待っていてください。主人は男の匂いを感じるとこうなってしまい危険なのです。今は性欲を力づくで抑えるのが精一杯なのです」

「はぁ、、」

 しばらくすると、疲れてきたのか、扉の向こうにスライムに引きずられて消えてゆく。それからまたしばらくすると、サトゥローさんとスライム娘がワープ石から現れた。

 って、

「ふぅ、、」

「ッ!?」

 なにサトゥローさん、賢者タイムみたいな顔してるんですかー!?そしてしかも服も乱れてるし!!

「おいてめえ!彼に何をした!?」

「ん?ああこれはですね、、」

「言わずともわかる!どーせスライム娘!お前もサキュバスなんだろ!?えっちなことしたんだな!?」

「そうですがなにか?」

「なるほどな!お前も女!隙あらばそう言った関係を持とうとするのか!くそー!!なんでついていかなかったんだー!!女とセックスするからと言って男に興味がないと決まったわけではないのに!つまりバイ!」

「いえ。しかし別に私が男に興味があったのは昔の話。今は主人一筋ですので」

「ならなぜヤったー!?」

「それは、こういうことです」

 そう言って変身したのはサトゥローさんである。しかも全裸っ!

「きゃ!?」思わず叫んでしまった。そう、あそこまで瓜二つである。貞淑な女性を表現するため機転で顔を手で隠したが、もちろんミクロな隙間から見てしまう。、、見るしかあるまい?しかしこれなら誰にもばれずに見るれるのでむしろ観察が捗るというものだ。

 そのサトゥローさんに変化したスライムは声まで似せて言った。

「私には変身能力があるのですが、正確な姿、動き、そして膨張度などを再現するためには実際に纏わりついていやらしいことをする必要があるのです」

 まじか!?それって好きなときに意中の姿になれるってことだぞ!?いうなればマネマネの実!いわばエロばれしものにとって最高の能力!しかも条件は一度寝るだけという簡単なもの!

「ぐぎぎ、、うらやま、、」

「そうでしょうそうでしょう。ですが私はこれを主人のために使うのです。とあうわけでこれからこの姿の私とおせックスする時間です。ふふふ♪」

 なんてやつだ、、それってずるくない!?例えるならば腐女子が美少年に変身してホモセックスするようなもんだろ!!あるいはゆり厨が女に変身して、、だよ!

「ずるいぞ!俺も混ぜろ!」

「だめでーす!というかまたサトゥローさんが近づいたから主人が、、」

 そう、ボスの間の扉が再び開けかけたのである。その隙間からは赤い光点が覗いていた。

「ふしゅううううううう」

「ヒッ」

 やばば。また彼が怯えているではないか!

 だがそうである。偽物の女スライムのふにゃちんよりも本物のほうがしゃぶりがいがあるってものよ!

「それじゃあ俺たちはこれで一旦失礼するぜ」

「ええ。そちらもがんばってくださいね。あなたも中々筋が良いですから、せいぜい強くなって我が主を愉しませてくださいよね」

「む?そうか、ってその言い方だとなんか監視されていたみたいなんだが!?」

「ふふふ。それでは」

 そうか、こいつはさっきサトゥローさんと魔王二人を相手してた。分離しつつ別々に行動できるということか。それで分身の一部を使い俺を監視していたということか。ぐむむ。なんかチートっぽい特性だこと!
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