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必殺(笑)!!くまロケットパンチ!がっ、、!不発!
しおりを挟む次に彼女が取った行動は、ぬっと、両手を持ち上げ、両拳を作ることだった。
「(ファイティングポーズか、、!)」
なるほど俺が思ったとおり、装備能力だけではない。
こいつ本体もある程度戦えるようだな。元となる種族がクマだからだろう。
クマ種族は見たところ脳筋格闘タイプだ。
生産職とはいえまるっきり戦えないというはずはない。
そして、彼女の拳のシルエットが変化していく。
「む?」
具体的には毛が生えていく。そして数秒後にはモッサリとした2つの塊が出来上がっていたのだ。
そして、、ひゅんっ!と
キレのいい右パンチをその場で撃ったのだ!
俺はその直線上を反射的に回避した。
パンっ!ぱんっ!と、背後からいくつか木を貫き爆砕する音が聞こえる。
なるほどな。
俺はくま娘の右拳を見た。
そこは毛が生えていない元のツルツル状態に戻っている。
「装備飛ばし、、!」
そう、今の行動、スキルで大まかなこいつの能力が分かった、、!
こいつは普通の鍛冶屋のように素材を必要としない、、!脱皮するかのように、装備を作り出すことができるのだ!
まさに自分の皮を装備に変換できる能力!
故に今のように戦場で作り出し飛ばすとかいうことができるのである。
だが、、その程度の小細工で俺に勝てると思うなよ!?
俺は風魔法を放つ!!同時三個!
見たところそれはチャージに時間が
かかり、かつ両手に作る故、同時に二発以上放てない。
つまり三発飛ばせば処せるということ!
が、、!
ばしゅっ!
「、、ほう?」
相殺したのだ。それどころか一発分余計に、4発分飛ばしたのだ、、!
その弾丸の形を俺はサキュバス認識能力で視認して危うく咥えてそうになったが、間一髪回避する。
その弾丸の形は、、
「股間からディルドを、、!」
そう。彼女、くま娘は生まれてから感じた性欲にしたがってクマモンスターをてごめにしたのだ。
おそらく彼女特有のスキルなどを使ってな。
その際に本能的にオスを求め、擬似的にモンスターをオス型にするためにディルドを制作した。
つまりカノジョはディルドを作るあの体勢が一番自然なフォームなんだ、、!
そう、そして元々挿入していたやつだけでなく、新しく作り出したのである。
内部(ナカ)で、、!さっきのロケット拳のように、!!
股間で二発。両拳で二発 。
なるほどな。あいつもまた成長途中ということか、、!
くくく。いいだろう。ならば俺も本気を出すしかないようだな?
「うおおおおおお!!」
俺は両手を掲げ風魔法を集めてゆく。
空気の流れをベクトル操作、!圧縮圧縮!!
「くまっ!?」
相手もこいつのヤバさは感じ取ったらしい。
両手と股間から装備を次々と射出してゆく!だがな、、!
これはいわば局所的な台風、、!
みるみるマナを消費してゆくがその分威力は絶大!
まるで見えない壁でもあるかのように反れてゆく弾丸。
ふふふ。こいつを食らったらひとたまりもないぜ?
だが、、「くまー!」
「あっやべっ」
味方にも被害が出ていた。
多少のくまが飛ばされてゆく。
あぶねーあぶねー。俺はそれを上空に飛ばし爆発させたのだ。
「、、なんて力くまー、、」
「まさしく神くま、、!」
「ぬおおお!!ぼくたちにはジャスティスくま子がついてるくまー!」
「いくくまー!」
まあそのおかげで士気がすごい上がってるし、、
結果オーライということで。いいよね?
まあそんな感じで多少熱くなりすぎたところはあったものの、戦闘は続行した。
が、特に見どころのある展開は出てこなかった。
俺はくま娘をマークしつつ、味方くまたちが敵を次々と倒してゆく。
相手にとってジリ貧というやつだな。
そして彼女たちはいくらかの味方を犠牲にその場を逃走したのだった。
ふふふ。かんぜん勝利というやつだな?あっはっは。
「ジャスティス子さん!追うくまか?」
「よいよい。それよりも飛ばされた仲間がいないか捜索&回収だな」
「ぬおおおお!!なんて仲間思いくまー!」
「力におごることなく仲間を優先するその行為!なんて器の広さクマー!」
「それほどでもない」
マッチポンプ臭いけどな!
と思いながらも周囲に散らばっているそれを一つ拾いながらなんの気無しに続けた。
「あとこれ、拾っておいてくれないか?」
「む?それは確かあのクマ娘の、、」
そう、それは肉棒サンプル。奴が弾丸として使用した卑猥な形状のやつである。
「それをどうするくま?」
「えっ?えっとそう、己を知り敵を知ればなんやらかんやら!
まずはこれを調べることで次の戦いに備えることが重要!」
「な、なんという知見!」
「なるへそくまー!」
そんな感じで俺はとてもエロい玩具を大量入荷手に入れたのだった。
でもこんなに使い切れないよぉ。ぐふふ!
だが俺は気づくべきだったのだ。
森の茂みの奥に、光る2つの目を、、!
それはたった今敗走したにも関わらず未だ性欲をうしなっていなかったのである。
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