7 / 21
七
しおりを挟む成海に言われた言葉が信じられなくて成海を見つめる。
見てたら目が合い、キスされる。
「…痛い、よな?」
「え?」
「あー…尻」
「…うん」
「悪い。…体洗ってやるから風呂かせ」
風呂場に俺を連れていき、服を脱がされ浴室に入れられる。
あとから裸になった、成海が入ってくる。
慌てて目を逸らす。
シャワーを出して適温になると尻にかける。いきおいが無いから水が痛くない。穴の中にそっと指を入れて掻き出す。俺はそれに感じてしまい、声が出る。
綺麗になったとこでシャワーを止める。
が、成海の視線は俺の下半身。
上を向く性器が恥ずかしくて隠す。
何か悔しくて成海のを見て俺は顔が熱くなった。
成海のも勃起してたからだ。
それを隠すこともせず、俺を下から覗き込んでくる。
「優しくする…だから」
言いたいことが分かる。
だから控えめに頷いた。
そしたら、またキスされた。
俺たちは付き合ってない。
なのに、やることはやってる。
俺にとっては好きな人、成海にとっては性処理のためのセフレ。
それでもいい。
成海が俺を見てくれるなら…。
シャンプーを手に出すと後ろに塗りこんでくる。
切れた場所だからゆっくり念入りに解してくれる。
「はぁ…前とか乳首とか…弄ってやりたいけど…悪い、むり…挿れさせて」
入口に当てると息を吐く。
「…力抜いて。痛いの嫌だろ…切れたとこ、擦れるから痛いかも…手加減するけど…やばかったらちゃんと言って…」
こくこく頷いて息を吐く。
先端がツプリと入りゆっくり押し進める。途中で止まって、俺のを掴むと擦ってきた。
それにより力が抜ける。
抜けた瞬間にいっきに入ってくる。
「ん…全部入った…キツいか」
「はぁっ…ん…だ、いじょぶ…」
「そうか…良かった…動いていいか」
「まって…」
「ん」
息を吐き出して落ち着ける間、成海は大人しく待ってた。
「いいよっ…動いて」
促せばゆっくり律動を繰り返してくれたけど、すぐに耳元で囁かれた。
「はぁっ…悪い、早くしていいか」
頷く。お礼の代わりにキスして動き出す。さっきとは比べようにならないほど、乱暴で早い出し入れにすぐ射精してしまう。それでも止まらなくてすぐに勃起してしまう。
頭がくらくらして足もガクガクしてきた。
成海にしがみつくけど、腕まで力が入らなくて滑りそうになる。
そんな俺を成海は支えてくれる。
「っ…中、出していいか」
こくこく頷くしかない。
呂律さえもしっかりしてない。
思いっきり奥に差し込むと、そこで成海はドクドクと放つ。
俺も同じタイミングで精液を放つ。
浴室の床にへたり込む。
もう立てない。
「はぁ…はぁ…成海っ…激しいって…も、立てない…」
「悪い。でも、良かったろ」
「うん…気持ちよかった…」
「それならいい。本田、キスさせろ」
さっきしたのにって思ったらエロい方のキスのことだった。
舌が入ってきて気持ちいい。溶けそう。
俺、キス好きだ。
夢中でキスに答える。
苦しくなったところで離してくれる。
「本田のキス、気持ちいいな。中もやばい」
成海も同じこと思ってくれるんだ。
熱い。
嬉しくて涙が出そう。
「…成海…」
「なに」
「明日…学校一緒に行きたい…」
「…いいけど。本気?」
「うん…」
「いいよ。明日迎えに行く」
「うん…」
約束を取り付けたことが嬉しかった。
これでまた距離が近くなった。
0
お気に入りに追加
27
あなたにおすすめの小説
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
大嫌いな歯科医は変態ドS眼鏡!
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
……歯が痛い。
でも、歯医者は嫌いで痛み止めを飲んで我慢してた。
けれど虫歯は歯医者に行かなきゃ治らない。
同僚の勧めで痛みの少ない治療をすると評判の歯科医に行ったけれど……。
そこにいたのは変態ドS眼鏡の歯科医だった!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる