29 / 30
第二章 募る厄災
第二十九話 帰る場所
しおりを挟む
外はすっかり暗くなっていた。そんな夜の街を照らすよう、街灯や住宅の窓から淡い光を放っている。
「かなり遅くなっちゃったな」
泥酔状態の女王様を寝かし付けた後、俺はセレシアに見送られながら城を後にした。テレサは起きる気配がなかったため、俺が背負って帰る羽目となったのだが……。
「はぁ、落ち着かない……」
落とさないよう、常に支えておかなければならないうえ、背中に伝わる柔らかな感触が二つ。理性が持たん。
「ん、んん……あるじさまぁ……」
テレサは時折、こうして寝言を呟く度にもぞもぞと動いたりを繰り返している。
( やめろっ、耳元で囁くな! 胸を押し付けるな!! )
「……まったく、手間のかかる」
脳内にて一人騒ぎ続ける中、ようやくいつもの宿屋まで辿り着いた。
レナはまだ起きてるのだろうか? そんな事を考えながら、俺はゆっくりと扉を開けつつ中の様子を確認する。付近にレナの姿は無く、フロントの裏にも居ない。となると、自分の部屋で寝ているのだろう。
「とりあえず、こいつを先に寝かせておくか」
背中に張り付いているテレサを一瞥しつつ、俺は二階の部屋へと向かい、テレサをベッドに降ろした。今はぐっすりと眠っているが、朝になれば二日酔いで唸りながら起きてくるだろう。
( 魔族でも二日酔いとかになるのかな? )
ふとした疑問を浮かべつつ、テレサに布団をかけてから部屋を出た。俺も自分の部屋に向かおうとしたが、喉の乾きを感じていたため、飲み物を求めてキッチンへと行き先を変えた。
「……あれ、レナ?」
すると、そこには食卓用のテーブルに突っ伏しているパジャマ姿のレナが居た。声をかけても反応が無く、どうやら眠っているようだ。
「ずっと、待っててくれたのか」
いつ寝てしまってもいいように着替えてまで、俺たちの帰りを待っててくれたのだろう。
( 悪いことしちゃったな…… )
起こさないようにそっと抱き上げると、俺はレナの部屋へと向かった。勝手に人の部屋に入るのには多少抵抗があるが、さすがにあのままレナを放置しておく訳にもいかない。かと言って、俺が寝泊まりしてる部屋に連れていくのは色々とまずい。
扉を開けて部屋に入ると、ゆっくりとベッドの上にレナを寝かせた。幸い起きることはなく、今も小さな寝息を立てて眠っている。
( 明日は早起きして、レナの手伝いでもしてあげよう。そうすれば時間に余裕が出来ると思うし、その後は出掛けたりするのもいいな )
レナの寝顔を堪能してから部屋を出ようとした時、棚の上に飾ってある写真立てが目に付いた。
「これは……家族写真か?」
手に取って見ると、写真には若い男性と女性が写っていた。女性は腕に赤ん坊を抱いており、隣の男性と幸せそうに笑顔を浮かべている。
レナの両親だろうか? そう言えば、母親の話はレナの口から聞いたことがなかった。
( ……話したくないのかもしれないな )
写真立てを元の場所に戻し、再びレナの方へと視線を向ける。まだレナと出会って間も無い俺だが、少しでも支えになれるように努力しよう。
「いつもありがとな、レナ」
そっとレナの頭を撫で、俺は部屋を後にした。
部屋を出る際に見たレナの寝顔は、小さく微笑んでいるかのようにも見えた。
◆
外から聞こえてくる小鳥の鳴き声に、私はゆっくりと目を開けた。身体を起こし、欠伸を零しながら伸びをする。
「あれ……?」
そこでようやく、私は自分の部屋で寝ていたことに気が付いた。昨日は確か、ノーラさまたちが帰ってくるまで下の階で待っていたはずだが……。
部屋に戻った記憶もなく、疑問は増えるばかりだった。
「……二人とも、帰ってきてるかな」
結局は待ちきれずに寝てしまったため、昨日のお昼から二人の姿を見ていない。私は部屋を出ると、二人が使っている部屋へと向かった。
今ではノーラさまがここに帰ってくる事を当たり前だと思ってしまっているが、やはり冒険者である以上、いずれ遠くへ行ってしまうのかもしれない。そう考えると、胸の辺りがチクチクと痛む。
もし、遠くへ行ってしまっても。たまには会いに来てくれるだろうか?
嫌な考えばかりをつのらせつつ、私はテレサさんの部屋の前で立ち止まった。耳を澄ますと、中からうめき声のようなものが聞こえてくる。
「あの……テレサさん、ですか……?」
私は恐る恐る扉を開けつつ、隙間から中の様子を確認する。すると、ベッドの上で横になったまま唸り続けるテレサさんの姿があった。
「て、テレサさん!? 大丈夫ですか!?」
私は慌てて中に入り、テレサさんの傍に駆け寄った。
「ぐぅぅっ……れ、レナちゃん……ごめんなさいねぇ。今はちょっと、大声はださないでほしくてぇ……」
頭を押えながら、テレサさんは辛そうに答える。額に手を当てても熱はなく、怪我も見当たらない。どうしたものかと頭を悩ませていると、テレサさんから僅かとお酒の臭いを感じ取った。
「……お酒飲みました?」
「うぅ……つい、飲みすぎちゃってぇ……いたたっ」
お父さんが昔、お酒を飲み過ぎると次の日が辛いと言っていたのを思い出した。テレサさんは今、二日酔いで苦しんでいるのだろう。
「もう、気をつけてくださいね? 後でお水を持ってくるので、しばらくは安静にしててください」
「はぁい……ありがとねぇ、レナちゃん」
テレサさんに布団をかけ直してから、次に私はノーラさまの部屋へと向かった。テレサさんが居たのだから、きっとノーラさまも部屋で寝ているはず。添い寝ができなかったのは少し残念だけど、私がちゃんと起こしてあげないと。
「ノーラさま。もう朝ですよ、起きてくださいっ」
扉を数回ノックしてから声をかけてみるが、反応は返ってこない。相当疲れて眠っているのだろう、私は扉を開けて中を確認した。
「ノーラさま……?」
しかし、部屋の中にノーラさまの姿はなく、窓から差し込む光が誰もいないベッドの上を照らしていた。
「……まだ、帰ってきてないのかな」
肩を落としながら部屋を出た後、テレサさんのところへ水を持っていくために、私はキッチンへと向かった。
大丈夫、きっとすぐ帰ってくる。そう自分に言い聞かせるものの、やはり心のどこかで不安を抱いてしまう。
しかし、そんな不安はすぐに消え去った。
「の、ノーラさま……!?」
キッチン横のダイニングルームにて、テーブルに顔を伏せて眠るノーラさまの姿がそこにあった。さらには、テーブルにはたくさんの料理が並べられている。一人で作るには、かなり時間がかかるはずだが……。
「ノーラさまが作ってくれたのかな……」
どれも上手に作られていて、まだ温かさも残っている。きっとまだ作って間も無いのだろう。
「……もう、ノーラさまったら。こんなところで寝ていたら、風邪をひいちゃいますよ……?」
椅子を寄せると、私はノーラさまにくっつくようにして座る。私の体温で、少しでも暖まれるように。
「いつもありがとう、ノーラさま」
その後もノーラさまが起きるまで寄り添って居たのだが……テレサさんに水を持っていくのは、それよりもっと後になってしまった。
「かなり遅くなっちゃったな」
泥酔状態の女王様を寝かし付けた後、俺はセレシアに見送られながら城を後にした。テレサは起きる気配がなかったため、俺が背負って帰る羽目となったのだが……。
「はぁ、落ち着かない……」
落とさないよう、常に支えておかなければならないうえ、背中に伝わる柔らかな感触が二つ。理性が持たん。
「ん、んん……あるじさまぁ……」
テレサは時折、こうして寝言を呟く度にもぞもぞと動いたりを繰り返している。
( やめろっ、耳元で囁くな! 胸を押し付けるな!! )
「……まったく、手間のかかる」
脳内にて一人騒ぎ続ける中、ようやくいつもの宿屋まで辿り着いた。
レナはまだ起きてるのだろうか? そんな事を考えながら、俺はゆっくりと扉を開けつつ中の様子を確認する。付近にレナの姿は無く、フロントの裏にも居ない。となると、自分の部屋で寝ているのだろう。
「とりあえず、こいつを先に寝かせておくか」
背中に張り付いているテレサを一瞥しつつ、俺は二階の部屋へと向かい、テレサをベッドに降ろした。今はぐっすりと眠っているが、朝になれば二日酔いで唸りながら起きてくるだろう。
( 魔族でも二日酔いとかになるのかな? )
ふとした疑問を浮かべつつ、テレサに布団をかけてから部屋を出た。俺も自分の部屋に向かおうとしたが、喉の乾きを感じていたため、飲み物を求めてキッチンへと行き先を変えた。
「……あれ、レナ?」
すると、そこには食卓用のテーブルに突っ伏しているパジャマ姿のレナが居た。声をかけても反応が無く、どうやら眠っているようだ。
「ずっと、待っててくれたのか」
いつ寝てしまってもいいように着替えてまで、俺たちの帰りを待っててくれたのだろう。
( 悪いことしちゃったな…… )
起こさないようにそっと抱き上げると、俺はレナの部屋へと向かった。勝手に人の部屋に入るのには多少抵抗があるが、さすがにあのままレナを放置しておく訳にもいかない。かと言って、俺が寝泊まりしてる部屋に連れていくのは色々とまずい。
扉を開けて部屋に入ると、ゆっくりとベッドの上にレナを寝かせた。幸い起きることはなく、今も小さな寝息を立てて眠っている。
( 明日は早起きして、レナの手伝いでもしてあげよう。そうすれば時間に余裕が出来ると思うし、その後は出掛けたりするのもいいな )
レナの寝顔を堪能してから部屋を出ようとした時、棚の上に飾ってある写真立てが目に付いた。
「これは……家族写真か?」
手に取って見ると、写真には若い男性と女性が写っていた。女性は腕に赤ん坊を抱いており、隣の男性と幸せそうに笑顔を浮かべている。
レナの両親だろうか? そう言えば、母親の話はレナの口から聞いたことがなかった。
( ……話したくないのかもしれないな )
写真立てを元の場所に戻し、再びレナの方へと視線を向ける。まだレナと出会って間も無い俺だが、少しでも支えになれるように努力しよう。
「いつもありがとな、レナ」
そっとレナの頭を撫で、俺は部屋を後にした。
部屋を出る際に見たレナの寝顔は、小さく微笑んでいるかのようにも見えた。
◆
外から聞こえてくる小鳥の鳴き声に、私はゆっくりと目を開けた。身体を起こし、欠伸を零しながら伸びをする。
「あれ……?」
そこでようやく、私は自分の部屋で寝ていたことに気が付いた。昨日は確か、ノーラさまたちが帰ってくるまで下の階で待っていたはずだが……。
部屋に戻った記憶もなく、疑問は増えるばかりだった。
「……二人とも、帰ってきてるかな」
結局は待ちきれずに寝てしまったため、昨日のお昼から二人の姿を見ていない。私は部屋を出ると、二人が使っている部屋へと向かった。
今ではノーラさまがここに帰ってくる事を当たり前だと思ってしまっているが、やはり冒険者である以上、いずれ遠くへ行ってしまうのかもしれない。そう考えると、胸の辺りがチクチクと痛む。
もし、遠くへ行ってしまっても。たまには会いに来てくれるだろうか?
嫌な考えばかりをつのらせつつ、私はテレサさんの部屋の前で立ち止まった。耳を澄ますと、中からうめき声のようなものが聞こえてくる。
「あの……テレサさん、ですか……?」
私は恐る恐る扉を開けつつ、隙間から中の様子を確認する。すると、ベッドの上で横になったまま唸り続けるテレサさんの姿があった。
「て、テレサさん!? 大丈夫ですか!?」
私は慌てて中に入り、テレサさんの傍に駆け寄った。
「ぐぅぅっ……れ、レナちゃん……ごめんなさいねぇ。今はちょっと、大声はださないでほしくてぇ……」
頭を押えながら、テレサさんは辛そうに答える。額に手を当てても熱はなく、怪我も見当たらない。どうしたものかと頭を悩ませていると、テレサさんから僅かとお酒の臭いを感じ取った。
「……お酒飲みました?」
「うぅ……つい、飲みすぎちゃってぇ……いたたっ」
お父さんが昔、お酒を飲み過ぎると次の日が辛いと言っていたのを思い出した。テレサさんは今、二日酔いで苦しんでいるのだろう。
「もう、気をつけてくださいね? 後でお水を持ってくるので、しばらくは安静にしててください」
「はぁい……ありがとねぇ、レナちゃん」
テレサさんに布団をかけ直してから、次に私はノーラさまの部屋へと向かった。テレサさんが居たのだから、きっとノーラさまも部屋で寝ているはず。添い寝ができなかったのは少し残念だけど、私がちゃんと起こしてあげないと。
「ノーラさま。もう朝ですよ、起きてくださいっ」
扉を数回ノックしてから声をかけてみるが、反応は返ってこない。相当疲れて眠っているのだろう、私は扉を開けて中を確認した。
「ノーラさま……?」
しかし、部屋の中にノーラさまの姿はなく、窓から差し込む光が誰もいないベッドの上を照らしていた。
「……まだ、帰ってきてないのかな」
肩を落としながら部屋を出た後、テレサさんのところへ水を持っていくために、私はキッチンへと向かった。
大丈夫、きっとすぐ帰ってくる。そう自分に言い聞かせるものの、やはり心のどこかで不安を抱いてしまう。
しかし、そんな不安はすぐに消え去った。
「の、ノーラさま……!?」
キッチン横のダイニングルームにて、テーブルに顔を伏せて眠るノーラさまの姿がそこにあった。さらには、テーブルにはたくさんの料理が並べられている。一人で作るには、かなり時間がかかるはずだが……。
「ノーラさまが作ってくれたのかな……」
どれも上手に作られていて、まだ温かさも残っている。きっとまだ作って間も無いのだろう。
「……もう、ノーラさまったら。こんなところで寝ていたら、風邪をひいちゃいますよ……?」
椅子を寄せると、私はノーラさまにくっつくようにして座る。私の体温で、少しでも暖まれるように。
「いつもありがとう、ノーラさま」
その後もノーラさまが起きるまで寄り添って居たのだが……テレサさんに水を持っていくのは、それよりもっと後になってしまった。
0
お気に入りに追加
364
あなたにおすすめの小説
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
ナイナイづくしで始まった、傷物令嬢の異世界生活
天三津空らげ
ファンタジー
日本の田舎で平凡な会社員だった松田理奈は、不慮の事故で亡くなり10歳のマグダリーナに異世界転生した。転生先の子爵家は、どん底の貧乏。父は転生前の自分と同じ歳なのに仕事しない。二十五歳の青年におまるのお世話をされる最悪の日々。転生チートもないマグダリーナが、美しい魔法使いの少女に出会った時、失われた女神と幻の種族にふりまわされつつQOLが爆上がりすることになる――
何度も転生して、やっと得た待望の転生先はケモパラダイス
まったりー
ファンタジー
150回生涯を終え転生した先、それは主人公の求めてやまないネコ獣人への転生でした。
そこでは自然の中で獣人たちが暮らしていて、主人公の求めていたモフモフではなく、最高のモフモフを求めて主人公は奮闘します。
かつて最弱だった魔獣4匹は、最強の頂きまで上り詰めたので同窓会をするようです。
カモミール
ファンタジー
「最強になったらまた会おう」
かつて親友だったスライム、蜘蛛、鳥、ドラゴン、
4匹は最弱ランクのモンスターは、
強さを求めて別々に旅に出る。
そして13年後、
最強になり、魔獣四王と恐れられるようになった彼女ら
は再び集う。
しかし、それは世界中の人々にとって脅威だった。
世間は4匹が好き勝手楽しむ度に
世界の危機と勘違いをしてしまうようで・・・?
*不定期更新です。
*スピンオフ(完結済み)
ヴァイロン家の少女が探す夢の続き~名家から追放された天才女騎士が最強の冒険者を目指すまでの物語~
掲載中です。
システムバグで輪廻の輪から外れましたが、便利グッズ詰め合わせ付きで他の星に転生しました。
大国 鹿児
ファンタジー
輪廻転生のシステムのバグで輪廻の輪から外れちゃった!
でも神様から便利なチートグッズ(笑)の詰め合わせをもらって、
他の星に転生しました!特に使命も無いなら自由気ままに生きてみよう!
主人公はチート無双するのか!? それともハーレムか!?
はたまた、壮大なファンタジーが始まるのか!?
いえ、実は単なる趣味全開の主人公です。
色々な秘密がだんだん明らかになりますので、ゆっくりとお楽しみください。
*** 作品について ***
この作品は、真面目なチート物ではありません。
コメディーやギャグ要素やネタの多い作品となっております
重厚な世界観や派手な戦闘描写、ざまあ展開などをお求めの方は、
この作品をスルーして下さい。
*カクヨム様,小説家になろう様でも、別PNで先行して投稿しております。
辺境に住む元Cランク冒険者である俺の義理の娘達は、剣聖、大魔導師、聖女という特別な称号を持っているのに何歳になっても甘えてくる
マーラッシュ
ファンタジー
俺はユクト29歳元Cランクの冒険者だ。
魔物によって滅ぼされた村から拾い育てた娘達は15歳になり女神様から剣聖、大魔導師、聖女という特別な称号を頂いたが⋯⋯しかしどこを間違えたのか皆父親の俺を溺愛するようになり好きあらばスキンシップを取ってくる。
どうしてこうなった?
朝食時三女トアの場合
「今日もパパの為に愛情を込めてご飯を作ったから⋯⋯ダメダメ自分で食べないで。トアが食べさせてあげるね⋯⋯あ~ん」
浴室にて次女ミリアの場合
「今日もお仕事お疲れ様。 別に娘なんだから一緒にお風呂に入るのおかしくないよね? ボクがパパの背中を流してあげるよ」
就寝時ベットにて長女セレナの場合
「パパ⋯⋯今日一緒に寝てもいい? 嫌だなんて言わないですよね⋯⋯パパと寝るのは娘の特権ですから。これからもよろしくお願いします」
何故こうなってしまったのか!?
これは15歳のユクトが3人の乳幼児を拾い育て、大きくなっても娘達から甘えられ、戸惑いながらも暮らしていく物語です。
☆第15回ファンタジー小説大賞に参加しています!【投票する】から応援いただけると更新の励みになります。
*他サイトにも掲載しています。
辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~
雪月 夜狐
ファンタジー
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
他作品の詳細はこちら:
『転生特典:錬金術師スキルを習得しました!』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/906915890】
『テイマーのんびり生活!スライムと始めるVRMMOスローライフ』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/515916186】
『ゆるり冒険VR日和 ~のんびり異世界と現実のあいだで~』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/166917524】
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる