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天高く陰謀巡る秋

手加減……されていたようです

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「ごめん、手加減できそうにない」
 ……え? 今までも手加減してな、……あ。旦那様の目が得物を見つけた肉食獣のようになって。……って、また声に出してたぁぁぁ。私のお馬鹿!!
「手加減してたよ、最初以外。うん。今日は一切の手加減、しないから」
「いい笑顔で言わないでください!!」
 息が上がった状態で叫ぶと、なおさら疲れます。

 ぐったりとした私を抱え上げて、あっという間に寝室へ。
 ベッドに私をおろすと、あっという間に自分もお洋服を脱いでます。あ、相変わらず体型維持されているんですね。
「麻帆佳の隣にいたいからね。麻帆佳がこんなに綺麗で可愛いのに、私が醜くなったら傍から離れていきそうで」
「だんな……さま?」
「さすがにね、二十も歳が離れていると、そこらへんも気にするよ」
 くすりと笑ってそんなことをおっしゃいますが、私を好きになるもの好きはそういないと思うのです。
「あっ」
 あっという間に旦那様のアレ・・が私の中にはいってきました。

 いつもより、苦しくて、気持ちよくて。私はどうしていいか分からなくて。

 旦那様の方に手を伸ばすと、優しく握ってくれました。
「いつもより、ぐちょぐちょで、いつもより、締め付けられる」
「いわなっ……あぁぁっ!!」
 ナカでぐりぐりとされて、最後まで言えません。
「麻帆佳はナカに挿れている時にクリトリス触ったり、乳首触ると、ぎゅっと私のを締め付けてくるの、知ってた?」
 知りません! そんなの。
 でも、そんなことも言えないくらい気持ちよくて、首を振ることしかできなくて。
「それにね、こうやって、いやらしい言葉を言っても締め付けてくる。
 これだけでいきそうになる」
「あ……あぁぁ」
 ゆっくりと旦那様が動かし始めて、その動きにつられるように私の口からあられもない声が出て。それが恥ずかしくて、声を抑えようとすると、旦那様は激しく動いて私ではどうにもできなくて。

 握っていた手を離され、私はどうしていいか分からなくなった瞬間、ナカにアレ・・が挿ったまま、私の膝の裏に腕を回してきました。
「だ……さ……?」
「不安なら、私の首の後ろに手を回してごらん」
 身体をぴったりとつけ、旦那様が言ってくれたので、言われた通りに出来ました。

「あぁぁぁぁぁっ!!」
 次の瞬間、旦那様は膝の裏から腰へと腕を回して私を持ち上げ、私は旦那様を跨ぐような形で座っています。
 いつもより深く挿ってきて、あっという間に頭が真っ白になって。

 私は旦那様にしがみ付くしか、方法はありませんでした。
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