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天高く陰謀巡る秋
麻帆佳へのお仕置き=旦那様のご褒美
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「駄目。そんなこと言われてもやめるつもりはない」
「おっ、おねがっ……い……ですっ」
懇願すればするほど、旦那様の指の動きも舌の動きも激しくなって……。
とうとう支えきれずに、机に倒れてしまいました。
膝をたててたので、足があがってしまい、おろそうとしようとした瞬間、ショーツが足から外されました。
「あっ……」
抵抗する間さえ与えられず、足を思いっきりぐいっと開かれ、旦那様の身体を足で挟む形に。気が付けば旦那様はジャケットを脱いでおり、ワイシャツ姿。いつもはきっちりと着こなしているのに、ボタンも第三ボタンくらいまで外しております。
こんな状態なのに、そんな旦那様を見上げるだけでドキッとする自分が恨めしい……。
「もう、我慢はしない」
そう宣言するなり、目の前でベルトを緩める音がしました。
いや、さすがにそれはまずいでしょ!
三十六計逃げるに如かず! ……って腕が拘束されてる上に、足が開いているから逃げれないっ! というか、動いたら机から落ちる!!
「動かないほうがいい。なおさら襲いたくなるから」
えぇぇぇ!! 私にどうしろと!?
「う……腕が痛いんですっ!」
これは本当です。だからネクタイ外してください。
「腕が痛いだけなら、他の方法あるから」
そう言って私を起こすなり、足が床につかない状態で、机にうつ伏せにされました。
これって、お尻突き出している感じですよね……。やだ、こんな格好。スカートはめくれあがって、直しても旦那様にまためくられます。……恥ずかしい。
「あっ」
いきなり、ぐちゅりという音とともに、下腹部に違和感が。いつもなら、何かしら言ってからなのに。しかも避妊具つけてないですよね!?
「あっ……あぁっ……」
すぐに動き始めた旦那様に合わせて、私から声が溢れ出て。いつも以上にしっかりと抑えこまれ、旦那様に与えられる気持ちよさから逃げれなくて。自分のいやらしい声が部屋中に響くのも、いやらしい音が響くのも嫌で。どうしていいかわからないでいるうちに、涙が出てきました。
「麻帆佳、泣かないで」
「だんなさま……こわい……です」
「何が怖いの?」
耳元でささやく旦那様の声は、いつも以上に優しく、思わず旦那様の顔を見つめました。
「こえが……出したくない……です。……はずかしい……」
私の言葉にくすりと笑い、お尻を抑えていた手を放してくれました。
「!! ……んんっ」
止めてくれるのかと安心した瞬間、私の口は旦那様の手によって塞がれ、下腹部をもう片方の手でしっかりと抑えられました。
私の口を塞いだ手の指からは、いやらしいにおいが漂ってきて、否応なく、自分がどのような状態なのかを思い出させます。
「止めるわけないでしょう。お互いこんな状態なのに。それに、ここでこうやって繋がれるって私に教えてくれたのは、麻帆佳だ」
違います。私が言いたかったのは、仕事中にこういうところで致すということに軽蔑を覚えるということであって。
「んんっ……んんんんーーー」
だんだん力も入らなくなってきて、頭もぼんやりしてきて。
気が付いたら、ベッドで寝ておりました。
えっと、現状確認です。ここはどこでしょう。
私の部屋でもなければ、旦那様の部屋でもありません。もちろん、旦那様のご実家の部屋でもありません。
……というか、さっきまで私なにして……って……いやぁぁぁ!! 旦那様の仕事場であんなことやらこんなことを!! って、腕拘束されたままだぁぁぁ!
どうやってここから出ろと!? 拘束ぐらい外してください!
悶々とすること、しばし。旦那様が部屋に入ってきて、ここが旦那様の執務部屋の隣にある仮眠室だということを教えてもらいました。
仮眠室にしちゃ、ベッドとかものすごく寝心地いいんですが。
「私は半分くらい仮眠室に住んでいるような状態だったし。秘書用の仮眠室もあるけど、そちらは藤城の半住まい状態かな。いつ緊急の仕事が入るか分からなかったからね」
このワーカーホリックめ。ということは、現状毎日マンションに帰ってくるというのは、すごい大変なのでは?
「麻帆佳のいないところに帰っても仕方ないからね。コンシェルジュと園田親子にお願いして部屋の維持を頼んでいた」
恵真さんって、私の様子を見るために千夏宅にも顔出してたんですよね。有能すぎる。
それが厳原家の使用人クオリティらしいので、これ以上聞くのが怖いです。いつの間にやら監視なんてされてた日にはどうしていいか分かりませんから。
後日、私に監視役どころか護衛役までいたということが判明。
何やってるんですか? 旦那様。そう問いただしたくなった私の代わりに、明日さんが旦那様に喝を入れてくださいました。
「おっ、おねがっ……い……ですっ」
懇願すればするほど、旦那様の指の動きも舌の動きも激しくなって……。
とうとう支えきれずに、机に倒れてしまいました。
膝をたててたので、足があがってしまい、おろそうとしようとした瞬間、ショーツが足から外されました。
「あっ……」
抵抗する間さえ与えられず、足を思いっきりぐいっと開かれ、旦那様の身体を足で挟む形に。気が付けば旦那様はジャケットを脱いでおり、ワイシャツ姿。いつもはきっちりと着こなしているのに、ボタンも第三ボタンくらいまで外しております。
こんな状態なのに、そんな旦那様を見上げるだけでドキッとする自分が恨めしい……。
「もう、我慢はしない」
そう宣言するなり、目の前でベルトを緩める音がしました。
いや、さすがにそれはまずいでしょ!
三十六計逃げるに如かず! ……って腕が拘束されてる上に、足が開いているから逃げれないっ! というか、動いたら机から落ちる!!
「動かないほうがいい。なおさら襲いたくなるから」
えぇぇぇ!! 私にどうしろと!?
「う……腕が痛いんですっ!」
これは本当です。だからネクタイ外してください。
「腕が痛いだけなら、他の方法あるから」
そう言って私を起こすなり、足が床につかない状態で、机にうつ伏せにされました。
これって、お尻突き出している感じですよね……。やだ、こんな格好。スカートはめくれあがって、直しても旦那様にまためくられます。……恥ずかしい。
「あっ」
いきなり、ぐちゅりという音とともに、下腹部に違和感が。いつもなら、何かしら言ってからなのに。しかも避妊具つけてないですよね!?
「あっ……あぁっ……」
すぐに動き始めた旦那様に合わせて、私から声が溢れ出て。いつも以上にしっかりと抑えこまれ、旦那様に与えられる気持ちよさから逃げれなくて。自分のいやらしい声が部屋中に響くのも、いやらしい音が響くのも嫌で。どうしていいかわからないでいるうちに、涙が出てきました。
「麻帆佳、泣かないで」
「だんなさま……こわい……です」
「何が怖いの?」
耳元でささやく旦那様の声は、いつも以上に優しく、思わず旦那様の顔を見つめました。
「こえが……出したくない……です。……はずかしい……」
私の言葉にくすりと笑い、お尻を抑えていた手を放してくれました。
「!! ……んんっ」
止めてくれるのかと安心した瞬間、私の口は旦那様の手によって塞がれ、下腹部をもう片方の手でしっかりと抑えられました。
私の口を塞いだ手の指からは、いやらしいにおいが漂ってきて、否応なく、自分がどのような状態なのかを思い出させます。
「止めるわけないでしょう。お互いこんな状態なのに。それに、ここでこうやって繋がれるって私に教えてくれたのは、麻帆佳だ」
違います。私が言いたかったのは、仕事中にこういうところで致すということに軽蔑を覚えるということであって。
「んんっ……んんんんーーー」
だんだん力も入らなくなってきて、頭もぼんやりしてきて。
気が付いたら、ベッドで寝ておりました。
えっと、現状確認です。ここはどこでしょう。
私の部屋でもなければ、旦那様の部屋でもありません。もちろん、旦那様のご実家の部屋でもありません。
……というか、さっきまで私なにして……って……いやぁぁぁ!! 旦那様の仕事場であんなことやらこんなことを!! って、腕拘束されたままだぁぁぁ!
どうやってここから出ろと!? 拘束ぐらい外してください!
悶々とすること、しばし。旦那様が部屋に入ってきて、ここが旦那様の執務部屋の隣にある仮眠室だということを教えてもらいました。
仮眠室にしちゃ、ベッドとかものすごく寝心地いいんですが。
「私は半分くらい仮眠室に住んでいるような状態だったし。秘書用の仮眠室もあるけど、そちらは藤城の半住まい状態かな。いつ緊急の仕事が入るか分からなかったからね」
このワーカーホリックめ。ということは、現状毎日マンションに帰ってくるというのは、すごい大変なのでは?
「麻帆佳のいないところに帰っても仕方ないからね。コンシェルジュと園田親子にお願いして部屋の維持を頼んでいた」
恵真さんって、私の様子を見るために千夏宅にも顔出してたんですよね。有能すぎる。
それが厳原家の使用人クオリティらしいので、これ以上聞くのが怖いです。いつの間にやら監視なんてされてた日にはどうしていいか分かりませんから。
後日、私に監視役どころか護衛役までいたということが判明。
何やってるんですか? 旦那様。そう問いただしたくなった私の代わりに、明日さんが旦那様に喝を入れてくださいました。
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