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7 ※背後注意 弟子×師匠回です
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「私で勃たないというなら、検証はまた後日になりますけれど」
ユージーンはそういって、するっとズボンを脱いだ。
もともと線の細い色じろのユージーン。
黒いシャツでソレたちがギリギリ隠れているのも妙に色っぽかった。
「ああ、安心してください。私は後ろも未経験ではありませんので、多少乱暴にされても、下手くそでも問題ないです」
「下手くそってなんだよ!?」
「童貞なんてそんなものでしょう」
ユージーンはそういうと、いつものようにシアをベッドに押し倒す。
「怖い、とか、絶対嫌だ、とかありましたらすぐ言ってくださいね」
口を塞がれて、舌を絡ませられると、シアの口からは「ぁ」と甘い声が漏れた。
ユージーンは、2回目以降、検証するときは毎回必ず先程のセリフを言う。
だからだろうか、恥ずかしさはあれど、シアは最初に押し倒された時以来、恐怖も嫌悪も感じたことはなかった。
「シア君…、勃ってますね」
「やっ、あ…ししょ…っ、胸やだっぁ」
「好きでしょう。ちゃんと意識して、感じて場所はどこか。ね?」
硬くなった胸の突起をユージーンはぺろりと舐めた。
「ふぁっ!?」
「うん、そろそろ、挿れてもいいかもしれません」
シアのそれはしっかりと勃ちあがっていて、ちょっとやそっとじゃ萎えないように見える。
「初めてのことなので、もう一度確認しますね。嫌悪感はないですか?」
「っ、な、い…っけど…」
「けど?」
「師匠は、…嫌じゃない、の?」
シアの瞳が不安そうに揺れた。
(いいこですよ、本当)
にっこり笑って、ユージーンは返した。
「まったく。むしろ、可愛い弟子の此れを挿れられるなんて、師匠冥利につきます」
こんな師弟関係など滅多にないだろうが、ユージーン以外の師匠を色んな意味で知らないシアは少しホッとして、こくん、と頷いた。
「では、いきますね」
「っ」
ユージーンは彼に馬乗りになるかたちでまたがり、自分の後ろに彼を押し付けた。
ガチガチになったそれは、しっかりとユージーンの中に押し入る。
「っふ、あ…っ。見た目より、…おおきいですね…っんあっ」
みちみち、と自分を押し広げて入ってくるそれに、ユージーンは腰を振って、快感に素直になる。
今後彼に挿れるときに、シアが怖くないように。
これは、気持ちいいことだと、伝わるように。
「んっ、あ…っ、シア、く…っ」
「…師匠、っ、きもちいいの…?」
「ええ、…はっ、ぁ。とても」
快感にもれる声の隙間で、そう返して微笑むと、シアは少しだけ泣きそうな顔になった。
「シア君?」
「師匠、いっつも、俺だけだったから」
ぼそぼそと続けられる言葉に、ユージーンは呆気に取られた。
(なんですか、この可愛い生き物は)
シアは、不安だったのだろう。
快感で魔力が増えるなど、そんなはしたない自分を、師匠はどこかで汚いと思ってるんじゃないか。だから、師匠はしないんじゃないか、と。
「ふ、ふふっ」
「! 笑うなよ俺は真剣になやんで…んぅ!?」
シアの口を己の口で塞いで、舌で口内の感じるところを攻める。
感じているのは、己の中に繋がったままの彼がびくびくと揺れることですぐにわかった。
「んっ、ふぁ。ししょぉ…ッッ」
「アッ、シアくん、君は、…本当に可愛いですね。動きますよ」
そう声をかけて、ユージーンはシアのそれを後ろに飲み込んだまま、腰を激しく揺らす。
またひとまわり大きくなったシアのそれに、ごりっと自分のいいところにも擦られて、ユージーンの体が跳ねた。
「ンぁあ!?」
「師匠!?」
「あ、ア、っは…、きもち、いいです…、シアくんの、これ、…いいところ、っあ!」
白い肌に赤みがさして、汗ばんだユージーンは、シアから見てとてつもなく色っぽい。
ユージーンの声にさらに自分の快感も高まるのを感じ、思わずぐいっと己を押し付けると、ユージーンはまた「ぁああっ」と声をあげ、体を反らす。
ぷつん、と何かがキレたような感覚がした。
自分の上に乗っていたユージーンを力任せにベッドに引きずり倒す。
その際に自分が一度抜けるが、組み敷いたユージンの足を広げると、そのまままた突き刺した。
「シアく・・・?っ!?ああああっ、やっ、ちょっとまってくださ…っ」
(師匠がちょっとまって、なんて言うの初めて聞いた)
どこか現実感がない。
ただ己を突き上げる快感だけはひどく近い。
「あっぁつっ!?あんっ、ふあっ!?シアく、シアくんっアアッ」
「くっ、師匠ぉ…っ」
ぱちゅんぱちゅんと響く水音は、ユージーンの嬌声でほとんど聞こえない。
やがてシアは昂り弾ける。
どくどくっと、ユージーンの中にそれが注がれて、それをきっかけにユージーンもはてたようだった。己の白濁液で腹とシャツを汚しながら、ユージーンは満足そうに微笑む。
「よかったですよ、シアくん…。それに、魔力も…」
「っ、師匠…」
あの魔法オタクなユージーンが、魔力のことより、セックス自体の感想を言ってきたことに、なんとも言えない気持ちになって、ちくしょう、とシアは思う。
そして、自分の中にある魔力が、今までの3倍ほど溜まっていることにも、またなんとも言えない気持ちになった。
***
多分、次のせっせは、ユージーン×シアに戻ります
ユージーンはそういって、するっとズボンを脱いだ。
もともと線の細い色じろのユージーン。
黒いシャツでソレたちがギリギリ隠れているのも妙に色っぽかった。
「ああ、安心してください。私は後ろも未経験ではありませんので、多少乱暴にされても、下手くそでも問題ないです」
「下手くそってなんだよ!?」
「童貞なんてそんなものでしょう」
ユージーンはそういうと、いつものようにシアをベッドに押し倒す。
「怖い、とか、絶対嫌だ、とかありましたらすぐ言ってくださいね」
口を塞がれて、舌を絡ませられると、シアの口からは「ぁ」と甘い声が漏れた。
ユージーンは、2回目以降、検証するときは毎回必ず先程のセリフを言う。
だからだろうか、恥ずかしさはあれど、シアは最初に押し倒された時以来、恐怖も嫌悪も感じたことはなかった。
「シア君…、勃ってますね」
「やっ、あ…ししょ…っ、胸やだっぁ」
「好きでしょう。ちゃんと意識して、感じて場所はどこか。ね?」
硬くなった胸の突起をユージーンはぺろりと舐めた。
「ふぁっ!?」
「うん、そろそろ、挿れてもいいかもしれません」
シアのそれはしっかりと勃ちあがっていて、ちょっとやそっとじゃ萎えないように見える。
「初めてのことなので、もう一度確認しますね。嫌悪感はないですか?」
「っ、な、い…っけど…」
「けど?」
「師匠は、…嫌じゃない、の?」
シアの瞳が不安そうに揺れた。
(いいこですよ、本当)
にっこり笑って、ユージーンは返した。
「まったく。むしろ、可愛い弟子の此れを挿れられるなんて、師匠冥利につきます」
こんな師弟関係など滅多にないだろうが、ユージーン以外の師匠を色んな意味で知らないシアは少しホッとして、こくん、と頷いた。
「では、いきますね」
「っ」
ユージーンは彼に馬乗りになるかたちでまたがり、自分の後ろに彼を押し付けた。
ガチガチになったそれは、しっかりとユージーンの中に押し入る。
「っふ、あ…っ。見た目より、…おおきいですね…っんあっ」
みちみち、と自分を押し広げて入ってくるそれに、ユージーンは腰を振って、快感に素直になる。
今後彼に挿れるときに、シアが怖くないように。
これは、気持ちいいことだと、伝わるように。
「んっ、あ…っ、シア、く…っ」
「…師匠、っ、きもちいいの…?」
「ええ、…はっ、ぁ。とても」
快感にもれる声の隙間で、そう返して微笑むと、シアは少しだけ泣きそうな顔になった。
「シア君?」
「師匠、いっつも、俺だけだったから」
ぼそぼそと続けられる言葉に、ユージーンは呆気に取られた。
(なんですか、この可愛い生き物は)
シアは、不安だったのだろう。
快感で魔力が増えるなど、そんなはしたない自分を、師匠はどこかで汚いと思ってるんじゃないか。だから、師匠はしないんじゃないか、と。
「ふ、ふふっ」
「! 笑うなよ俺は真剣になやんで…んぅ!?」
シアの口を己の口で塞いで、舌で口内の感じるところを攻める。
感じているのは、己の中に繋がったままの彼がびくびくと揺れることですぐにわかった。
「んっ、ふぁ。ししょぉ…ッッ」
「アッ、シアくん、君は、…本当に可愛いですね。動きますよ」
そう声をかけて、ユージーンはシアのそれを後ろに飲み込んだまま、腰を激しく揺らす。
またひとまわり大きくなったシアのそれに、ごりっと自分のいいところにも擦られて、ユージーンの体が跳ねた。
「ンぁあ!?」
「師匠!?」
「あ、ア、っは…、きもち、いいです…、シアくんの、これ、…いいところ、っあ!」
白い肌に赤みがさして、汗ばんだユージーンは、シアから見てとてつもなく色っぽい。
ユージーンの声にさらに自分の快感も高まるのを感じ、思わずぐいっと己を押し付けると、ユージーンはまた「ぁああっ」と声をあげ、体を反らす。
ぷつん、と何かがキレたような感覚がした。
自分の上に乗っていたユージーンを力任せにベッドに引きずり倒す。
その際に自分が一度抜けるが、組み敷いたユージンの足を広げると、そのまままた突き刺した。
「シアく・・・?っ!?ああああっ、やっ、ちょっとまってくださ…っ」
(師匠がちょっとまって、なんて言うの初めて聞いた)
どこか現実感がない。
ただ己を突き上げる快感だけはひどく近い。
「あっぁつっ!?あんっ、ふあっ!?シアく、シアくんっアアッ」
「くっ、師匠ぉ…っ」
ぱちゅんぱちゅんと響く水音は、ユージーンの嬌声でほとんど聞こえない。
やがてシアは昂り弾ける。
どくどくっと、ユージーンの中にそれが注がれて、それをきっかけにユージーンもはてたようだった。己の白濁液で腹とシャツを汚しながら、ユージーンは満足そうに微笑む。
「よかったですよ、シアくん…。それに、魔力も…」
「っ、師匠…」
あの魔法オタクなユージーンが、魔力のことより、セックス自体の感想を言ってきたことに、なんとも言えない気持ちになって、ちくしょう、とシアは思う。
そして、自分の中にある魔力が、今までの3倍ほど溜まっていることにも、またなんとも言えない気持ちになった。
***
多分、次のせっせは、ユージーン×シアに戻ります
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