31 / 193
章1
商売敵と恋敵(2)
しおりを挟む
哲司の言葉に狼狽えた自分がいる。
駆け落ち。その可能性は考えていなかった。
勝宏に限って、そんなこと。
もしそうだったとしても、透に一言いっていくくらいは。
ああ、でも。
そこまで思考を巡らせて、彼との関係性の曖昧さを思い知った。
その程度の付き合いでしかない、のは確かだ。
助けられた側と、助けた側。透は、詩絵里の立場となんら変わらない。
ウィルが確認に行ってくれているのだ。
もし彼らが無事で、戻る気がないだけならそのままここで旅を終えてもいい。
「……俺を置いていっただけなら、いいです。でも、何かあったなら……」
「助けたい、か。俺が協力しようか」
「へ?」
話を聞いていると、哲司のスキルはショップ系のようだった。
ステータス画面に通販サイトのようなものがあり、アイテムボックスに入れた金銭を入金ボタンでチャージすると日本商品が買えるらしい。
それゆえか戦闘に特化したステータスではなく、強い転生者からは隠れながら現代の高品質な品々を転売して金を稼いでいるのだという。
彼の当面の目標は魔法を覚えられるスクロールの全種類コンプリートで、金を稼いではスクロールを買ってできることを増やす日々なのだそうだ。
「ショップスキルを使うにはお金がかかるけど、地球の商品が取り寄せられるのは気に入ってるんだよ。さて、それじゃあドローンでも使って彼を探そうか」
「あ、……あの……」
「うん?」
「お、俺も、」
「うん、どうかした?」
おどおどと話を切り出す透に、哲司が優しく促してくれる。
「俺、転生者じゃ、なくて」
「へ? 顔も服も、どう見ても日本人だろ」
「日本人です、でも……転生じゃ、なくて」
「ひょっとして、死なずに転移してきた?」
察してくれた哲司の言葉に頷きを返す。
「神様の力じゃなくて、別の力で……だから、転生者ゲームにも参戦してなくて」
「スキルも何も貰ってない――ってこと?」
「はい。……でも、代わり」
と、そこでステータス画面を操作していた哲司がごめん、と遮ってくる。
「ドローン用意できたよ。探そうか」
「あ……す、すみません……お金は」
「いいよ、その様子じゃスキルなしってだけじゃなくて、アイテムボックスも持ってないんだろう? 苦労してるだろうから」
「……はい……あの、でも」
俺宝石が出せるので、との言葉は続けられなかった。
「代金はいいから。それよりさ、俺の話もしていい? ちょっと愚痴っぽいけど」
「お、俺でよければ……」
上空のドローンについたカメラ映像を確認しながら、哲司が隣で話し始める。
「俺、スキルがショップだって分かってから、異世界転生モノ定番の行動でとりあえず安全を確保しようとしたんだよ――」
哲司側の事情としてはこうだ。
手に入れたのが戦闘向けではないショップスキルだったので、銃やポリカーボネートシールドなど、現代兵器で身を守りつつ商人として転売で金を稼ぐことになった。
転生者に見つかるのを避けるため、人里離れた場所にショップスキルで小屋を建て、転移魔道具――貴重な代物で、国宝級のアーティファクトなのだそうだ――を設置して街と自宅を行き来する日々が続いていた。
そして、日本知識を駆使して周辺の村や町で連作障害や町おこしに手を貸しているうちに哲司の周りには思いを寄せてくれる女性が集まってくるようになった。
成り行きで人助けをしていると自宅に押し掛けてくる女性が増える。
狭い小屋はどんどん改築され広くなり、奴隷や盗賊にとらわれていた女性までもが増え続け、自宅は今や十五人の女が住むハーレム状態らしい。
ここまではよくある話だ。
だが、ここでひとつ重大な問題があった。
毎晩のように「私たちに手は出さないの?」と色っぽく迫られるが、どうしても――たたない、のだそうで。
「そ、それは……大変、ですね」
「理由は分かってるんだけど、主人公補正ならぬ転生者補正っていうのかな、なんか嫌になっちゃうよな」
理由。女性にそういった気が起こらない理由ってことだろうか。
分かっているなら改善のしようがありそうなものだが、日本の病院で治療が必要なたぐいの病気だと、日本商品が手に入るというだけではどうにもならないのかもしれない。
「君は一人?」
「いえ……あの、今探してる人、が」
勝宏が。勝宏が……いったい何なんだろう。
勝宏を友達だなんておこがましいし、仲間、と呼んでもいいのだろうか。
「ああいや……なんていえばいいんだろ。君と、その男は……付き合ってるの?」
「付き合う……?」
「恋愛関係にあるか、という話だ」
「えっ!? い、いえ、まさか……どころか俺、ずっと足手まといで……」
今も勝宏が詩絵里を守るために手が足りなくなるからという理由で留守番した結果、こうなってしまっているのだ。
だいいち、あんな真っ直ぐすぎる勝宏が男を、透をそういった対象にとらえるとはちょっと思えない。
苦笑していると、哲司が爆弾を投下してきた。
「俺さ……男じゃないと駄目なんだ」
「へ」
「ぶっちゃけると、透くんみたいな子がタイプ」
思考停止、である。
言われた言葉を飲み込むのに時間がかかる。
どうにか咀嚼したが、まさか自宅のハーレムに食指が動かないというのは、そういうことか。
「あ、あの、えっと」
人と関わらずに生きてきた透には、今の今まで、そういう目を向けられた経験がなかった。
たじろぐ透に、哲司が笑う。
「あはは、ごめんごめん。今すぐ取って食おうってつもりはないから安心してくれ」
「す、すみません……」
「普段はその男とは何してるんだ?」
「えっと……俺が、弱いから、守ってくれてます……俺は……料理くらいでしか返せてなくて」
「へえ、料理。いいな、透くんの作るご馳走食べてみたい」
「そんな大したものは……」
食べてみたい、と言われるのは、少し嬉しい。
カレーは作っているけれど、ウィルがいないと取りにも行けない。
ドローンを動かしてもらってはいるが、ウィルが戻ってくるのとどちらが早いだろう。
駆け落ち。その可能性は考えていなかった。
勝宏に限って、そんなこと。
もしそうだったとしても、透に一言いっていくくらいは。
ああ、でも。
そこまで思考を巡らせて、彼との関係性の曖昧さを思い知った。
その程度の付き合いでしかない、のは確かだ。
助けられた側と、助けた側。透は、詩絵里の立場となんら変わらない。
ウィルが確認に行ってくれているのだ。
もし彼らが無事で、戻る気がないだけならそのままここで旅を終えてもいい。
「……俺を置いていっただけなら、いいです。でも、何かあったなら……」
「助けたい、か。俺が協力しようか」
「へ?」
話を聞いていると、哲司のスキルはショップ系のようだった。
ステータス画面に通販サイトのようなものがあり、アイテムボックスに入れた金銭を入金ボタンでチャージすると日本商品が買えるらしい。
それゆえか戦闘に特化したステータスではなく、強い転生者からは隠れながら現代の高品質な品々を転売して金を稼いでいるのだという。
彼の当面の目標は魔法を覚えられるスクロールの全種類コンプリートで、金を稼いではスクロールを買ってできることを増やす日々なのだそうだ。
「ショップスキルを使うにはお金がかかるけど、地球の商品が取り寄せられるのは気に入ってるんだよ。さて、それじゃあドローンでも使って彼を探そうか」
「あ、……あの……」
「うん?」
「お、俺も、」
「うん、どうかした?」
おどおどと話を切り出す透に、哲司が優しく促してくれる。
「俺、転生者じゃ、なくて」
「へ? 顔も服も、どう見ても日本人だろ」
「日本人です、でも……転生じゃ、なくて」
「ひょっとして、死なずに転移してきた?」
察してくれた哲司の言葉に頷きを返す。
「神様の力じゃなくて、別の力で……だから、転生者ゲームにも参戦してなくて」
「スキルも何も貰ってない――ってこと?」
「はい。……でも、代わり」
と、そこでステータス画面を操作していた哲司がごめん、と遮ってくる。
「ドローン用意できたよ。探そうか」
「あ……す、すみません……お金は」
「いいよ、その様子じゃスキルなしってだけじゃなくて、アイテムボックスも持ってないんだろう? 苦労してるだろうから」
「……はい……あの、でも」
俺宝石が出せるので、との言葉は続けられなかった。
「代金はいいから。それよりさ、俺の話もしていい? ちょっと愚痴っぽいけど」
「お、俺でよければ……」
上空のドローンについたカメラ映像を確認しながら、哲司が隣で話し始める。
「俺、スキルがショップだって分かってから、異世界転生モノ定番の行動でとりあえず安全を確保しようとしたんだよ――」
哲司側の事情としてはこうだ。
手に入れたのが戦闘向けではないショップスキルだったので、銃やポリカーボネートシールドなど、現代兵器で身を守りつつ商人として転売で金を稼ぐことになった。
転生者に見つかるのを避けるため、人里離れた場所にショップスキルで小屋を建て、転移魔道具――貴重な代物で、国宝級のアーティファクトなのだそうだ――を設置して街と自宅を行き来する日々が続いていた。
そして、日本知識を駆使して周辺の村や町で連作障害や町おこしに手を貸しているうちに哲司の周りには思いを寄せてくれる女性が集まってくるようになった。
成り行きで人助けをしていると自宅に押し掛けてくる女性が増える。
狭い小屋はどんどん改築され広くなり、奴隷や盗賊にとらわれていた女性までもが増え続け、自宅は今や十五人の女が住むハーレム状態らしい。
ここまではよくある話だ。
だが、ここでひとつ重大な問題があった。
毎晩のように「私たちに手は出さないの?」と色っぽく迫られるが、どうしても――たたない、のだそうで。
「そ、それは……大変、ですね」
「理由は分かってるんだけど、主人公補正ならぬ転生者補正っていうのかな、なんか嫌になっちゃうよな」
理由。女性にそういった気が起こらない理由ってことだろうか。
分かっているなら改善のしようがありそうなものだが、日本の病院で治療が必要なたぐいの病気だと、日本商品が手に入るというだけではどうにもならないのかもしれない。
「君は一人?」
「いえ……あの、今探してる人、が」
勝宏が。勝宏が……いったい何なんだろう。
勝宏を友達だなんておこがましいし、仲間、と呼んでもいいのだろうか。
「ああいや……なんていえばいいんだろ。君と、その男は……付き合ってるの?」
「付き合う……?」
「恋愛関係にあるか、という話だ」
「えっ!? い、いえ、まさか……どころか俺、ずっと足手まといで……」
今も勝宏が詩絵里を守るために手が足りなくなるからという理由で留守番した結果、こうなってしまっているのだ。
だいいち、あんな真っ直ぐすぎる勝宏が男を、透をそういった対象にとらえるとはちょっと思えない。
苦笑していると、哲司が爆弾を投下してきた。
「俺さ……男じゃないと駄目なんだ」
「へ」
「ぶっちゃけると、透くんみたいな子がタイプ」
思考停止、である。
言われた言葉を飲み込むのに時間がかかる。
どうにか咀嚼したが、まさか自宅のハーレムに食指が動かないというのは、そういうことか。
「あ、あの、えっと」
人と関わらずに生きてきた透には、今の今まで、そういう目を向けられた経験がなかった。
たじろぐ透に、哲司が笑う。
「あはは、ごめんごめん。今すぐ取って食おうってつもりはないから安心してくれ」
「す、すみません……」
「普段はその男とは何してるんだ?」
「えっと……俺が、弱いから、守ってくれてます……俺は……料理くらいでしか返せてなくて」
「へえ、料理。いいな、透くんの作るご馳走食べてみたい」
「そんな大したものは……」
食べてみたい、と言われるのは、少し嬉しい。
カレーは作っているけれど、ウィルがいないと取りにも行けない。
ドローンを動かしてもらってはいるが、ウィルが戻ってくるのとどちらが早いだろう。
0
あなたにおすすめの小説
虚ろな檻と翡翠の魔石
篠雨
BL
「本来の寿命まで、悪役の身体に入ってやり過ごしてよ」
不慮の事故で死んだ僕は、いい加減な神様の身勝手な都合により、異世界の悪役・レリルの器へ転生させられてしまう。
待っていたのは、一生を塔で過ごし、魔力を搾取され続ける孤独な日々。だが、僕を管理する強面の辺境伯・ヨハンが運んでくる薪や食事、そして不器用な優しさが、凍てついた僕の心を次第に溶かしていく。
しかし、穏やかな時間は長くは続かない。魔力を捧げるたびに脳内に流れ込む本物のレリルの記憶と領地を襲う未曾有の魔物の群れ。
「僕が、この場所と彼を守る方法はこれしかない」
記憶に翻弄され頭は混乱する中、魔石化するという残酷な決断を下そうとするが――。
-----------------------------------------
0時,6時,12時,18時に2話ずつ更新
悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?
* ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。
悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう!
せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー?
ユィリと皆の動画をつくりました!
インスタ @yuruyu0 絵も動画もあがります。ほぼ毎日更新!
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。動画を作ったときに更新!
プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜
上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。
体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。
両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。
せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない?
しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……?
どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに?
偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも?
……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない??
―――
病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。
※別名義で連載していた作品になります。
(名義を統合しこちらに移動することになりました)
穏やかに生きたい(隠れ)夢魔の俺が、癖強イケメンたちに執着されてます。〜平穏な学園生活はどこにありますか?〜
春凪アラシ
BL
「平穏に生きたい」だけなのに、
癖強イケメンたちが俺を狙ってくるのは、なぜ!?
トラブルを避ける為、夢魔の血を隠して学園生活を送るフレン(2年)。
彼は見た目は天使、でも本人はごく平凡に過ごしたい穏健派。
なのに、登校初日から出会ったのは最凶の邪竜後輩(1年)!?
他にも幼馴染で完璧すぎる優等生騎士(3年)に、不良だけど面倒見のいい悪友ワーウルフ(同級生)まで……なぜか異種族イケメンたちが次々と接近してきて――
運命の2人を繋ぐ「刻印制度」なんて知らない!
恋愛感情もまだわからない!
それでも、騒がしい日々の中で、少しずつ何かが変わっていく。
個性バラバラな異種族イケメンたちに囲まれて、フレンの学園生活は今日も波乱の予感!?
甘くて可笑しい、そして時々執着も見え隠れする
愛され体質な主人公の青春ファンタジー学園BLラブコメディ!
毎日更新予定!(番外編は更新とは別枠で不定期更新)
基本的にフレン視点、他キャラ視点の話はside〇〇って表記にしてます!
魔王の息子を育てることになった俺の話
お鮫
BL
俺が18歳の時森で少年を拾った。その子が将来魔王になることを知りながら俺は今日も息子としてこの子を育てる。そう決意してはや数年。
「今なんつった?よっぽど死にたいんだね。そんなに俺と離れたい?」
現在俺はかわいい息子に殺害予告を受けている。あれ、魔王は?旅に出なくていいの?とりあえず放してくれません?
魔王になる予定の男と育て親のヤンデレBL
BLは初めて書きます。見ずらい点多々あるかと思いますが、もしありましたら指摘くださるとありがたいです。
BL大賞エントリー中です。
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる