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第5話『おぉ、神よ。哀れなジニーを救いたまえ』
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あの日、突然異世界へ迷い込んでしまった私を保護してくれたイービルサイド家は酷く不憫な家だと思う。
何せご当主様は早くに奥さんを亡くされ、一人でアリスちゃんを育ててきた人なのだが、世間の評価は最悪なのだ。
アリスちゃんの評価が上がれば上がるほどに、ご当主様の評判が悪くなっていく。
何故か。
その理由は簡単だ。
全てはご当主様の見た目にある。
ご当主様は眉間に皺をよせ、常に不機嫌そうな顔をしており、さらに最近は首が痛いと言っていて、誰かと話している最中に顔を上に上げる瞬間があるのだ。
そうなれば、相手は見下されている様な顔で見られる事になり、ご当主様に悪感情を抱いてしまう。
更に言うのであれば、笑い方にもやや問題がある。ご当主様は笑うのが絶望的に下手であり、笑う時は常に含み笑いをしてしまうのだ。
それを見てしまった人たちは、ご当主様が何か企んでいるのではないか。
アリスちゃんを利用しようとしているのではないか。と想像の翼を広げてしまっているのだ。
そして、それらをより強調する様にご当主様は口下手であり、世間話の様な話は一切せず、淡々と話す。
しかも大事な事すらたまに抜けている有様だから、容易に勘違いされてしまうのであった。
「アリス……それに、エリカか」
「はい。お父様! おはようございます!」
「ご当主様。おはようございます」
「……あぁ」
一言返事をして、無言。
当然ながら表情は変わっていない。
「時に、エリカ。先日、町へ行ったそうだな」
「はい」
「怪しげな者に襲われたというのは本当か」
「はい。路地裏で、ナイフを持った者に」
「えぇ!? 大丈夫だったの!? どこも傷はない!?」
「大丈夫ですよ。すぐガーランド様に助けていただけましたので」
「そう? まぁ、無敵の騎士団長が居たなら、大丈夫だろうけど、本当に気を付けてね?」
「アリスの言う通りだな。お前には危機感が足りん。一人でフラフラするな」
「申し訳ございません。お二人とも」
「謝罪に意味はない。余計な事はせず、己の役目を理解しろ」
ご当主様はそれだけ言うと、さっさと立ち去ってしまった。
相変わらずというか、言葉がキツイし、常に見下している様に話しているからか、威圧感も酷かった。
しかし、これをそのまま受け取ってはいけない。
そう。ご当主様はアリスちゃんのお父様なのだ。
基本的にご当主様は善人側の人間であり、たった今私に向けられた言葉は全て私を心配するものばかりであった。
故に。
「もう。恵梨香お姉ちゃん。あんまりお父様に心配かけちゃ駄目だよ?」
「はい。申し訳ないです」
「反省したら良いの!」
天使の様な笑顔でそう言うアリスちゃんに笑い返しながら、私も慣れてきたなと別の意味で笑う。
さっきの言葉を分かりやすくするなら。
『町に行ったらしいな?』
『怪しい奴に襲われたらしいな?』
『町は危ないんだから行くなら騎士も連れていけ』
『別にお前が悪いわけじゃないから謝らなくても良いよ。でも無理に誰かの仕事を手伝わなくても良いから、家でアリスちゃんと遊んでくれる方が嬉しい』
みたいな感じだろうか。
家に来たばかりの頃はご当主様の言動にビクビクとしていたけれど、アリスちゃんに翻訳の方法を聞いてからは、何だか普通に優しい人なんだなと落ち着いてしまった。
まぁ良い事なのだけれど、今度は逆にご当主様の悪口が気になってしまう様になっていた。
例えば、ご当主様とお話をした後に、アリスちゃんの部屋でお昼寝している時の事。
すっかり寝てしまったアリスちゃんを見ながら、部屋の外に意識を向ければ、やはりメイドさんたちが先ほどの話をしている所だった。
『さっきの、見た?』
『見た見た。エリカちゃん。可哀想だったね』
『だから止めておいた方が良いって言ったのに。ジニーがエリカちゃんに頼み事なんてするから』
『いい子だからね。困ってたジニーを見捨てられなかったんでしょ。ジニーだって断りにくいよ。エリカちゃんは一応伯爵令嬢だしさ』
『でもね。わざわざ養子にするなんて、何を企んでるのかしら。ご当主様』
『さぁ? 光の精霊と契約出来た貴重な子だからね。何か酷い事を企んでいるんじゃないかしら。それにアリス様だって、どっかの有力貴族に嫁入りさせて権力争いに使うつもりらしいじゃない』
『え? そうなの? 私は敵対派閥の家に向かわせるって聞いたけど』
『何それ。最悪じゃない。人質と何も変わらないわよ。それじゃ』
『あぁ、アリス様。エリカちゃんもそうだけど、二人とも凄い良い子だから幸せになって貰いたいのよね。まぁ私達じゃどうする事も出来ないけど』
『ご当主様に逆らうと何をされるか分からないからね。前に、アリス様と仲良くしてた執事が居たけど、アリス様があんまりにも不憫だから外に連れ出そうとして……アレ。らしいわよ』
『あの噂本当だったんだ。ご当主様に見つかって消されたって話でしょ?』
『そう。それも拷問されて、誰とも分からない姿にされたって。怖い話よねー』
『怖い怖い。私たちも気を付けないと』
『まぁ、そういう意味じゃ私らより先にジニーが消されるでしょ。あの子、何度もやらかしてるからご当主様に絶対目を付けられてるわよ』
『おぉ、神よ。哀れなジニーを救いたまえ』
『あ、そういえばさ。あの噂。知ってる?』
『あの噂?』
『そう。王子様よ。アルバート王子様』
『あぁ、あの噂かぁ。本当なのかな?』
『本当でしょ。私は間違いないと思うね。だってアリス様ってばあんなに可愛いんだもの。私たちみたいな平民にも優しいし。王子様が好きになってもおかしくないわ』
『そうなったら未来の王妃様ね。でも、それもご当主様の計画かも』
『国を乗っ取る計画って事? 確かにありそう。でもアルバート王子ってとっても頭が良いって言うじゃない。ならご当主様の計画も全て見抜いてるんじゃないかしら』
『あー。ありそう』
『それで! ご当主様からアリス様をお助けする為に戦ってらっしゃるのかもしれないわ! あぁ、素敵』
『アルバート王子とアリス様の治める国なんて、将来は明るいわね』
『あー。でもそうなると少しだけアリス様がお可哀想ね』
『なんで?』
『だって、あんなにもエリカさんに懐いているのに。アルバート王子に嫁いで王妃になられてしまったら、気安くは会えなくなるでしょう? 今だってお二人で一緒に眠っているくらい仲が良いのに』
『あー。その事? それなら実は新しい噂を仕入れたんだよね』
『何々? 聞きたい! 聞きたい!』
『実は、エリカさんにガーランド様が急接近中なのよ!』
『ガーランド様って、まさか王都近衛騎士団の騎士団長様!?』
『そう。そうなのよ。この間なんて、お二人でお出かけされていたのよ? 遠い東国でしか咲かない花の花束を持ってお迎えに来てたんだから!』
『まぁ! 確かエリカさんって東国から来たんですもんね。遠い故郷の花をって事かしら』
『分からないけど、きっとそういう事だと思うわ』
『素敵!』
『もしエリカさんがガーランド様と結ばれると、お二人は共に王都に住むし、しかも騎士団長はアルバート様ともかなり親しいみたいだから、お二人は今と変わらないくらい共に居られるかもしれないわ』
『そうなれば良いわね』
『えぇ、本当に』
途中から関係ない話にはなっていたけれど、この家で働いている人すらご当主様の事を勘違いしているのだ。
誤解を解くのは本当に難しいのだろうなと思う。
でも、いつか。
私はアリスちゃんが握っている手を握り返して目を閉じた。
いつか、皆と笑い合える時が来ると信じて、私はまた誤解を解くべく近くの人から話してみようと思うのだった。
何せご当主様は早くに奥さんを亡くされ、一人でアリスちゃんを育ててきた人なのだが、世間の評価は最悪なのだ。
アリスちゃんの評価が上がれば上がるほどに、ご当主様の評判が悪くなっていく。
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その理由は簡単だ。
全てはご当主様の見た目にある。
ご当主様は眉間に皺をよせ、常に不機嫌そうな顔をしており、さらに最近は首が痛いと言っていて、誰かと話している最中に顔を上に上げる瞬間があるのだ。
そうなれば、相手は見下されている様な顔で見られる事になり、ご当主様に悪感情を抱いてしまう。
更に言うのであれば、笑い方にもやや問題がある。ご当主様は笑うのが絶望的に下手であり、笑う時は常に含み笑いをしてしまうのだ。
それを見てしまった人たちは、ご当主様が何か企んでいるのではないか。
アリスちゃんを利用しようとしているのではないか。と想像の翼を広げてしまっているのだ。
そして、それらをより強調する様にご当主様は口下手であり、世間話の様な話は一切せず、淡々と話す。
しかも大事な事すらたまに抜けている有様だから、容易に勘違いされてしまうのであった。
「アリス……それに、エリカか」
「はい。お父様! おはようございます!」
「ご当主様。おはようございます」
「……あぁ」
一言返事をして、無言。
当然ながら表情は変わっていない。
「時に、エリカ。先日、町へ行ったそうだな」
「はい」
「怪しげな者に襲われたというのは本当か」
「はい。路地裏で、ナイフを持った者に」
「えぇ!? 大丈夫だったの!? どこも傷はない!?」
「大丈夫ですよ。すぐガーランド様に助けていただけましたので」
「そう? まぁ、無敵の騎士団長が居たなら、大丈夫だろうけど、本当に気を付けてね?」
「アリスの言う通りだな。お前には危機感が足りん。一人でフラフラするな」
「申し訳ございません。お二人とも」
「謝罪に意味はない。余計な事はせず、己の役目を理解しろ」
ご当主様はそれだけ言うと、さっさと立ち去ってしまった。
相変わらずというか、言葉がキツイし、常に見下している様に話しているからか、威圧感も酷かった。
しかし、これをそのまま受け取ってはいけない。
そう。ご当主様はアリスちゃんのお父様なのだ。
基本的にご当主様は善人側の人間であり、たった今私に向けられた言葉は全て私を心配するものばかりであった。
故に。
「もう。恵梨香お姉ちゃん。あんまりお父様に心配かけちゃ駄目だよ?」
「はい。申し訳ないです」
「反省したら良いの!」
天使の様な笑顔でそう言うアリスちゃんに笑い返しながら、私も慣れてきたなと別の意味で笑う。
さっきの言葉を分かりやすくするなら。
『町に行ったらしいな?』
『怪しい奴に襲われたらしいな?』
『町は危ないんだから行くなら騎士も連れていけ』
『別にお前が悪いわけじゃないから謝らなくても良いよ。でも無理に誰かの仕事を手伝わなくても良いから、家でアリスちゃんと遊んでくれる方が嬉しい』
みたいな感じだろうか。
家に来たばかりの頃はご当主様の言動にビクビクとしていたけれど、アリスちゃんに翻訳の方法を聞いてからは、何だか普通に優しい人なんだなと落ち着いてしまった。
まぁ良い事なのだけれど、今度は逆にご当主様の悪口が気になってしまう様になっていた。
例えば、ご当主様とお話をした後に、アリスちゃんの部屋でお昼寝している時の事。
すっかり寝てしまったアリスちゃんを見ながら、部屋の外に意識を向ければ、やはりメイドさんたちが先ほどの話をしている所だった。
『さっきの、見た?』
『見た見た。エリカちゃん。可哀想だったね』
『だから止めておいた方が良いって言ったのに。ジニーがエリカちゃんに頼み事なんてするから』
『いい子だからね。困ってたジニーを見捨てられなかったんでしょ。ジニーだって断りにくいよ。エリカちゃんは一応伯爵令嬢だしさ』
『でもね。わざわざ養子にするなんて、何を企んでるのかしら。ご当主様』
『さぁ? 光の精霊と契約出来た貴重な子だからね。何か酷い事を企んでいるんじゃないかしら。それにアリス様だって、どっかの有力貴族に嫁入りさせて権力争いに使うつもりらしいじゃない』
『え? そうなの? 私は敵対派閥の家に向かわせるって聞いたけど』
『何それ。最悪じゃない。人質と何も変わらないわよ。それじゃ』
『あぁ、アリス様。エリカちゃんもそうだけど、二人とも凄い良い子だから幸せになって貰いたいのよね。まぁ私達じゃどうする事も出来ないけど』
『ご当主様に逆らうと何をされるか分からないからね。前に、アリス様と仲良くしてた執事が居たけど、アリス様があんまりにも不憫だから外に連れ出そうとして……アレ。らしいわよ』
『あの噂本当だったんだ。ご当主様に見つかって消されたって話でしょ?』
『そう。それも拷問されて、誰とも分からない姿にされたって。怖い話よねー』
『怖い怖い。私たちも気を付けないと』
『まぁ、そういう意味じゃ私らより先にジニーが消されるでしょ。あの子、何度もやらかしてるからご当主様に絶対目を付けられてるわよ』
『おぉ、神よ。哀れなジニーを救いたまえ』
『あ、そういえばさ。あの噂。知ってる?』
『あの噂?』
『そう。王子様よ。アルバート王子様』
『あぁ、あの噂かぁ。本当なのかな?』
『本当でしょ。私は間違いないと思うね。だってアリス様ってばあんなに可愛いんだもの。私たちみたいな平民にも優しいし。王子様が好きになってもおかしくないわ』
『そうなったら未来の王妃様ね。でも、それもご当主様の計画かも』
『国を乗っ取る計画って事? 確かにありそう。でもアルバート王子ってとっても頭が良いって言うじゃない。ならご当主様の計画も全て見抜いてるんじゃないかしら』
『あー。ありそう』
『それで! ご当主様からアリス様をお助けする為に戦ってらっしゃるのかもしれないわ! あぁ、素敵』
『アルバート王子とアリス様の治める国なんて、将来は明るいわね』
『あー。でもそうなると少しだけアリス様がお可哀想ね』
『なんで?』
『だって、あんなにもエリカさんに懐いているのに。アルバート王子に嫁いで王妃になられてしまったら、気安くは会えなくなるでしょう? 今だってお二人で一緒に眠っているくらい仲が良いのに』
『あー。その事? それなら実は新しい噂を仕入れたんだよね』
『何々? 聞きたい! 聞きたい!』
『実は、エリカさんにガーランド様が急接近中なのよ!』
『ガーランド様って、まさか王都近衛騎士団の騎士団長様!?』
『そう。そうなのよ。この間なんて、お二人でお出かけされていたのよ? 遠い東国でしか咲かない花の花束を持ってお迎えに来てたんだから!』
『まぁ! 確かエリカさんって東国から来たんですもんね。遠い故郷の花をって事かしら』
『分からないけど、きっとそういう事だと思うわ』
『素敵!』
『もしエリカさんがガーランド様と結ばれると、お二人は共に王都に住むし、しかも騎士団長はアルバート様ともかなり親しいみたいだから、お二人は今と変わらないくらい共に居られるかもしれないわ』
『そうなれば良いわね』
『えぇ、本当に』
途中から関係ない話にはなっていたけれど、この家で働いている人すらご当主様の事を勘違いしているのだ。
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