44 / 51
第43話『花言葉を知らぬ男の戯言』
しおりを挟む
この世界に来てから、遂に高校生になった。
事件が起きるのは俺達が三年となった時らしいが、だからと言って何もしないという訳にはいかない。
準備は大切である。
しかし、現状俺とアーサー達は別行動をしていた。
無論、原因は中学の時のアレである。
そして、俺はアーサー達とは別にコミュニティを作りながら、情報を集めつつ高校三年に向けた準備をしていた。
何も問題は起きていない。
「こんにちは! 今日からこちらに転入してきました。メリアと申します! 宜しくお願いしますね!」
ただ一点。
メリア様が俺のクラスに転入してくるとかいう謎のムーブをかましてこなければ、だ。
俺はとりあえずクラスメイトに囲まれて、笑っているメリア様の手を掴み、教室の外へと連れ出した。
その行動で、クラスから黄色い悲鳴が上がるが、知ったことじゃない。
「どういう事ですか。メリア様」
「どういう、というのは?」
「何故この世界に来たのか。という事です」
「あぁ、その事ですか。それなら決まってますよ。お友達の様子を見に来たのです」
「……アーサーですか?」
メリア様は俺の言葉に、俺の両手を取ってニッコリと笑うと、小さく頷いた。
「勿論ですよ」
「なるほど」
そしてメリア様は俺の手に一輪の花を残して、微笑む。
「これは?」
「あの、ですね。実は私、花の女神なんです」
「そう言えばそうでしたね。これは、どういう花なんですか?」
「これはガーベラになります」
「ほぅ。綺麗な花ですねぇ。ピンク色だし。女の子が好きそうだ。メリア様も好きなんですか?」
「え!? あ、そ、そうですね?」
「何故疑問形……まぁ良いですけど。いやぁ、でも綺麗ですし。俺は好きだなぁ。なんか可愛い感じですよね。って、どうしたんですか? メリア様」
「い、いえ! 何でもありません!」
メリア様は顔を真っ赤にしながら、俺から顔を逸らすが……視線はチラチラと俺を見る。
以前やらかしたが、どうやら反応を見る限り、嫌われてはいないらしい。
それは良い!
それは良いが、なんだ? このラブコメみたいな反応は!
どういうんだ!?
何か俺、発言を間違えたか?
いや、でも、花を貰って、綺麗な花ですね。って言っただけだぞ。
月を綺麗だって言ったわけじゃない。花だ。
もしくは花を綺麗だって言うと、なんかそういう意味になったりするのか?
「あの、メリア様」
「な、なんでしょうか!」
「実は、メリア様は死んでもいいと思ってたりしますか?」
「えぇ!? そんな事、考えた事もありませんよ!!」
「まぁ、ですよねぇ」
やはり違う。
何か遠まわしに告白した訳じゃない。それは分かった。
「ちなみに、俺としては頂いてばかりというのは申し訳ないので、何か送りたいなと思うのですが」
「は、はひ」
「やっぱり、花を頂いた以上は、花を贈りたい訳ですが、メリア様は問題ないでしょうか?」
「そ、それは、勿論! 私も、嬉しいでしゅ。はひ。あ、でも、でも! 覚悟が必要なので、どの様な花を贈るご予定が?」
メリア様に花の種類を聞かれ、俺はふむ。と考える。
が、別に花に詳しくは無いし。何となく知っている花を言ってみるか。
「バラとか?」
「バ、バババ、バラですかっ!」
「いや、そんなに驚かないで下さい。別に凄い数を送ろうって訳じゃないんですよ」
俺は言いながら、何本にするかを考えて、一本貰ったし、二本にするかと決めた。
「二本くらいです」
「に、二本!? 二本ですか!?」
「っ」
酷く驚いているメリア様に俺は失敗したなと思いながら、訂正する事にした。
「あー。ごめんなさい。えと……実は四本贈るつもりだったんですよ。ほら、四本の中には二本も含まれてますし。俺とメリア様で二本ずつ……なんちゃって」
「はぅ!」
メリア様は急に胸を押さえながらキュッと目を閉じていた。
これも駄目か!
「いや、実は六本贈ろうと……「ひゃん!」」
これも駄目か。
というか、冷静に考えると、バラがいけないんじゃないの?
一応確認しておくか。
とりあえず二本ずつ増やすのは駄目そうだし。六本を倍にしてと。
「メリア様。十二本ほどのバラを用意した場合、受け取って頂けますか?」
「わ、私、私は! その、その!!」
アカンな。
これは駄目なタイプだ。
薔薇は駄目。はい。分かりました。
あー。何か花。花。何か知ってる花!
「メリア様はアネモネという花は好きですか?」
「は、はい。好きです」
「ではアネモネを……「タツヤさん!」えと、はい」
メリア様は真っ赤になった顔を両手で覆いながら、手の壁の向こうから話しかけてくる。
「その、アネモネは何色なのでしょうか!」
「アネモネの色……? 赤ですけど」
「ひゃう!」
何? アネモネって色々な色あるの? 赤じゃないの?
そういう意味じゃないのか? どういう事なんだ!!
誰か正解を教えてくれ! もう勝てないぞ!
「はっ! わ、分かりました。メリア様。俺、分かりましたよ」
「……は、はひ」
「俺の一番好きな花はガーベラです。ガーベラ! いやー。メリア様と同じ花が好きだったんですよ。実はね! ガーベラ! 俺も大好き!」
「……」
「とにかく! 今度贈りますから! 話はそれだけです! はい!」
俺はメリア様にそれだけ言うと、さっさと教室へ帰った。
それから少ししてメリア様も教室へ帰ってきたが、フラフラとしており、まるで熱病に浮かされている様でもあった。
風邪か……?
なんて、漫画の鈍感系主人公みたいなボケはかまさないが、結局あれもこれも、何だかよく分からないままメリア様に何かしらの恋愛的なダメージを与えてしまったらしい。
どうなってんのや!!
花を贈るってだけで、どういう意味があるって言うんだ!
まるで意味が分からんぞ!
俺はとりあえずコップを持ってきて、メリア様に頂いた花をクラスメイトに茶化されながらも大事に飾り。
一部行き過ぎた感じの愛情を向けてくる子達が花を奪おうとしてきたので、それをかわしつつ家に帰るのだった。
そして、家に帰ってからは母さんに小さな花瓶を貰い、机の上に花を飾る。
うーん。味気ないテーブルの上に華やかな色が出来たな。
「確かに可愛い花だな。しかし、こうして見てるとなんかメリア様にも似てるような気がする」
「……」
「花屋さんに行けば、お前と同じ奴が見つかるのかねぇ。見つからない場合はどうするか。いっそもうバラを贈るか。本数だけ気にしてた感じだったし。少ない本数は地雷という話がありそうだ」
俺は腕を組みながら、考える。
そして、ポンと手を叩きながら思いついた事をそのまま口にした。
「あれだ! 百本のバラ! 花束よ。これでどうだろうか。完璧じゃなかろうか! いや、待て。百はなんかヤバそうな気配がするぜ。うーん。あ、そっか。百じゃ無ければ良いんだから。99本贈れば良いじゃんか。天才か!」
俺は天才的な発想により、何かしら特別な意味が生まれなそうな本数を選び出し、メリア様に贈るのだった。
ただし、誰にも見つからない様にメリア様を呼び出してこっそりと贈る事にする。
ついでにこの事は内緒ですよ。と言っておいたから、アーサー達にバレる心配も無い。
完璧な作戦だった。
事件が起きるのは俺達が三年となった時らしいが、だからと言って何もしないという訳にはいかない。
準備は大切である。
しかし、現状俺とアーサー達は別行動をしていた。
無論、原因は中学の時のアレである。
そして、俺はアーサー達とは別にコミュニティを作りながら、情報を集めつつ高校三年に向けた準備をしていた。
何も問題は起きていない。
「こんにちは! 今日からこちらに転入してきました。メリアと申します! 宜しくお願いしますね!」
ただ一点。
メリア様が俺のクラスに転入してくるとかいう謎のムーブをかましてこなければ、だ。
俺はとりあえずクラスメイトに囲まれて、笑っているメリア様の手を掴み、教室の外へと連れ出した。
その行動で、クラスから黄色い悲鳴が上がるが、知ったことじゃない。
「どういう事ですか。メリア様」
「どういう、というのは?」
「何故この世界に来たのか。という事です」
「あぁ、その事ですか。それなら決まってますよ。お友達の様子を見に来たのです」
「……アーサーですか?」
メリア様は俺の言葉に、俺の両手を取ってニッコリと笑うと、小さく頷いた。
「勿論ですよ」
「なるほど」
そしてメリア様は俺の手に一輪の花を残して、微笑む。
「これは?」
「あの、ですね。実は私、花の女神なんです」
「そう言えばそうでしたね。これは、どういう花なんですか?」
「これはガーベラになります」
「ほぅ。綺麗な花ですねぇ。ピンク色だし。女の子が好きそうだ。メリア様も好きなんですか?」
「え!? あ、そ、そうですね?」
「何故疑問形……まぁ良いですけど。いやぁ、でも綺麗ですし。俺は好きだなぁ。なんか可愛い感じですよね。って、どうしたんですか? メリア様」
「い、いえ! 何でもありません!」
メリア様は顔を真っ赤にしながら、俺から顔を逸らすが……視線はチラチラと俺を見る。
以前やらかしたが、どうやら反応を見る限り、嫌われてはいないらしい。
それは良い!
それは良いが、なんだ? このラブコメみたいな反応は!
どういうんだ!?
何か俺、発言を間違えたか?
いや、でも、花を貰って、綺麗な花ですね。って言っただけだぞ。
月を綺麗だって言ったわけじゃない。花だ。
もしくは花を綺麗だって言うと、なんかそういう意味になったりするのか?
「あの、メリア様」
「な、なんでしょうか!」
「実は、メリア様は死んでもいいと思ってたりしますか?」
「えぇ!? そんな事、考えた事もありませんよ!!」
「まぁ、ですよねぇ」
やはり違う。
何か遠まわしに告白した訳じゃない。それは分かった。
「ちなみに、俺としては頂いてばかりというのは申し訳ないので、何か送りたいなと思うのですが」
「は、はひ」
「やっぱり、花を頂いた以上は、花を贈りたい訳ですが、メリア様は問題ないでしょうか?」
「そ、それは、勿論! 私も、嬉しいでしゅ。はひ。あ、でも、でも! 覚悟が必要なので、どの様な花を贈るご予定が?」
メリア様に花の種類を聞かれ、俺はふむ。と考える。
が、別に花に詳しくは無いし。何となく知っている花を言ってみるか。
「バラとか?」
「バ、バババ、バラですかっ!」
「いや、そんなに驚かないで下さい。別に凄い数を送ろうって訳じゃないんですよ」
俺は言いながら、何本にするかを考えて、一本貰ったし、二本にするかと決めた。
「二本くらいです」
「に、二本!? 二本ですか!?」
「っ」
酷く驚いているメリア様に俺は失敗したなと思いながら、訂正する事にした。
「あー。ごめんなさい。えと……実は四本贈るつもりだったんですよ。ほら、四本の中には二本も含まれてますし。俺とメリア様で二本ずつ……なんちゃって」
「はぅ!」
メリア様は急に胸を押さえながらキュッと目を閉じていた。
これも駄目か!
「いや、実は六本贈ろうと……「ひゃん!」」
これも駄目か。
というか、冷静に考えると、バラがいけないんじゃないの?
一応確認しておくか。
とりあえず二本ずつ増やすのは駄目そうだし。六本を倍にしてと。
「メリア様。十二本ほどのバラを用意した場合、受け取って頂けますか?」
「わ、私、私は! その、その!!」
アカンな。
これは駄目なタイプだ。
薔薇は駄目。はい。分かりました。
あー。何か花。花。何か知ってる花!
「メリア様はアネモネという花は好きですか?」
「は、はい。好きです」
「ではアネモネを……「タツヤさん!」えと、はい」
メリア様は真っ赤になった顔を両手で覆いながら、手の壁の向こうから話しかけてくる。
「その、アネモネは何色なのでしょうか!」
「アネモネの色……? 赤ですけど」
「ひゃう!」
何? アネモネって色々な色あるの? 赤じゃないの?
そういう意味じゃないのか? どういう事なんだ!!
誰か正解を教えてくれ! もう勝てないぞ!
「はっ! わ、分かりました。メリア様。俺、分かりましたよ」
「……は、はひ」
「俺の一番好きな花はガーベラです。ガーベラ! いやー。メリア様と同じ花が好きだったんですよ。実はね! ガーベラ! 俺も大好き!」
「……」
「とにかく! 今度贈りますから! 話はそれだけです! はい!」
俺はメリア様にそれだけ言うと、さっさと教室へ帰った。
それから少ししてメリア様も教室へ帰ってきたが、フラフラとしており、まるで熱病に浮かされている様でもあった。
風邪か……?
なんて、漫画の鈍感系主人公みたいなボケはかまさないが、結局あれもこれも、何だかよく分からないままメリア様に何かしらの恋愛的なダメージを与えてしまったらしい。
どうなってんのや!!
花を贈るってだけで、どういう意味があるって言うんだ!
まるで意味が分からんぞ!
俺はとりあえずコップを持ってきて、メリア様に頂いた花をクラスメイトに茶化されながらも大事に飾り。
一部行き過ぎた感じの愛情を向けてくる子達が花を奪おうとしてきたので、それをかわしつつ家に帰るのだった。
そして、家に帰ってからは母さんに小さな花瓶を貰い、机の上に花を飾る。
うーん。味気ないテーブルの上に華やかな色が出来たな。
「確かに可愛い花だな。しかし、こうして見てるとなんかメリア様にも似てるような気がする」
「……」
「花屋さんに行けば、お前と同じ奴が見つかるのかねぇ。見つからない場合はどうするか。いっそもうバラを贈るか。本数だけ気にしてた感じだったし。少ない本数は地雷という話がありそうだ」
俺は腕を組みながら、考える。
そして、ポンと手を叩きながら思いついた事をそのまま口にした。
「あれだ! 百本のバラ! 花束よ。これでどうだろうか。完璧じゃなかろうか! いや、待て。百はなんかヤバそうな気配がするぜ。うーん。あ、そっか。百じゃ無ければ良いんだから。99本贈れば良いじゃんか。天才か!」
俺は天才的な発想により、何かしら特別な意味が生まれなそうな本数を選び出し、メリア様に贈るのだった。
ただし、誰にも見つからない様にメリア様を呼び出してこっそりと贈る事にする。
ついでにこの事は内緒ですよ。と言っておいたから、アーサー達にバレる心配も無い。
完璧な作戦だった。
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。

元万能技術者の冒険者にして釣り人な日々
於田縫紀
ファンタジー
俺は神殿技術者だったが過労死して転生。そして冒険者となった日の夜に記憶や技能・魔法を取り戻した。しかしかつて持っていた能力や魔法の他に、釣りに必要だと神が判断した様々な技能や魔法がおまけされていた。
今世はこれらを利用してのんびり釣り、最小限に仕事をしようと思ったのだが……
(タイトルは異なりますが、カクヨム投稿中の『何でも作れる元神殿技術者の冒険者にして釣り人な日々』と同じお話です。更新が追いつくまでは毎日更新、追いついた後は隔日更新となります)

最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。

エリクサーは不老不死の薬ではありません。~完成したエリクサーのせいで追放されましたが、隣国で色々助けてたら聖人に……ただの草使いですよ~
シロ鼬
ファンタジー
エリクサー……それは生命あるものすべてを癒し、治す薬――そう、それだけだ。
主人公、リッツはスキル『草』と持ち前の知識でついにエリクサーを完成させるが、なぜか王様に偽物と判断されてしまう。
追放され行く当てもなくなったリッツは、とりあえず大好きな草を集めていると怪我をした神獣の子に出会う。
さらには倒れた少女と出会い、疫病が発生したという隣国へ向かった。
疫病? これ飲めば治りますよ?
これは自前の薬とエリクサーを使い、聖人と呼ばれてしまった男の物語。

凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる