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第一章
01-01「初陣」
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恩人との邂逅以前、少年の生活の基盤になっていたのは物色や窃盗に因る金銭・食料の調達であった。
ロキによってそのどちらも足るようになり、かつて調達作業に使っていた時間は鍛錬に利用されるようになった。
一度充足の日々を経験したソウにとって、以前のような生活は忌避の対象。
さらに現在、ソウの側には以前は無かった弓と腕力が備わっている。
より効率的で退屈しない方法がある。
「よし」
ロキの死から二日後の夕方、ソウは決心し腕時計をして東へ向かった。
闇市に隣接するスラム街の広場に、スキンヘッドで強面の巨漢が身寄りのない少年少女達を集めていた。
男はその電柱のような両腕に骸骨のネオンタトゥーを入れ、その恰幅のいい大きな身体で彼らを恐怖させていた。
だが、彼らが集まったのはそれが理由ではない。
遥か遠い第一区のスタジウムで戦う星々の化身達へのとめどない憧れと、勝者にのみ授与される800レイが彼らを突き動かしたのだ。
そして、ここに突き動かされた少年がまた一人。
「今からグラディアやるんだよね? おれも入れてよ」
逆立てた金髪と、頬の切傷が特徴的な、鋭い目つきの少年。
「お前、誰だ? どっから来た?」
男がぬっと振り向き、質問する。
「おれ、ソウ。あっちから来た」
「何の用で来やがった? お前もこの馬鹿どもと同じようにグラディアやりに来たのか?」
「うん。そんなかんじ」
その言葉を聞いて、男は豪快に笑った。
「面白え! 今までそんな奴はいなかったぜ。お前相当な馬鹿だな!」
「ばか? おれ、ばかなの?」
「ああ馬鹿野郎だ。お前にはトリを飾らせてやるよ、勝てたら800レイくれてやる」
「ほんとう? じゃあやる」
ソウは同世代の群衆の中に入り込むと、男の説明を聞いた。
違法グラディアらしい、雑然としたルール。
・装備は貸し出し
・3人組のチームを6つ作成する
・同じぐらいの実力のチームで戦って、勝った方が賞金800レイを得る
・死亡・負傷に関して運営者は責任を負わない
・負けた3チームには合計2400レイを稼ぐため然るべき処置がなされる
「まずはお前らからだ」
指名された6人のいたいけな少年少女は不慣れな様子で装備を装着した。
装備の大半が盗品や中古品で、防具として効果を発揮する為に不可欠なネオンはすっかり消えてしまっている。
グラディアのいろはをロキから学んだソウにとって、安全性に問題があることは明白だった。
実際、試合が始まってみると、諸刃剣の刺突を胸に受けた少女は倒れ込んで動かなくなったし、槍で叩かれた少年の頸部は直角に曲がった。
「生き残ったのはお前ら二人か、ほら800レイだ。持っていけ」
勝利者となった二人の身体の大きい少年も気休めの装備を貫通する攻撃によって手足が血だらけになっていた。
「ほら、この屑共を運ぶぞ」
スキンヘッドの男は死んだ子供たちをゴミを扱うように片手でひょいと投げた。
すると、いつの間にか後方に立っていた痩せた青年たちが受け取った。
青年たちはやはり放り投げるようにして死体をトラックに乗せた。
「さあ、次はお前ら6人」
こちらは、それなりに慣れた手付きで装備を整えた。
年齢も大きい子供が多かったように見える。
試合が始まった。
いきなり大剣持ちの子が特攻し、敵のペースを乱した。
だがそれが仇となって胸に矢を受けた。
彼は倒れた。
彼の仲間が敵の隙を見て猛攻を仕掛け、抵抗を受けながら間一髪で勝利した。
勝利を確認すると、倒れていた子供も起き上がった。
死者は一名。
「生きているお前らには仕事をしてもらう。待っていろ」
また死体が積まれ、負けて生き残った二人は絶望の表情で地べたに座っている。
「次はお前とお前と、それとそこの『死にたがりちゃん』だ。さあ行け」
「うん」
ソウは覚悟を決めると、装備を着だした。
事前に心得ていたはずだが、実際に装着するのは少々難儀だった。
「これは、ここのボタンを押すんだよ」
横から助言が飛んできた。
そこには、ソウより何歳か年上の、優しそうな少年がいた。
ソウが助言の通りに行動すると、見事兜を頭に固定することが出来た。
「ほら、いけたでしょう?」
「うん、ありがとう」
「君、名前は?」
「ソウ」
「ソウ君だね。僕はディラン。よろしく。そういえば君、グラディアは初めてだろう? いきなり最強チームと戦わされて可哀想だ。ちょっと怖いかもしれないけれど、大丈夫。僕が守ってあげるから。」
ソウが手ぶらで試合に出ようとしていると、スキンヘッドの男に笑われた。
「お前、せめて武器ぐらい持てよ。面白くねえだろ、よほど死にてえんだな」
「いらない。これ、あるから」
ソウが腕時計に指を触れると、装着した方の手に光が満ちる。
その場にいる全員が、その過程をまるで宝石でも眺めるような眼で見つめていた。
中でもスキンヘッドの男の眼は特別輝いていた。
「さあ、やろうよ」
「やろうじゃねえか」
そう言うと、男は相手方に呼びかけた。
「ぜってぇ勝てよ、でも間違ってもコイツの武器は壊すんじゃねえぞ」
「うるせえ、俺に指図するな」
そう答えたのは、緑色の髪を一つ結びにした、背丈2m程の青年。
棍棒を携え、その眼は野獣のようであった。
この一帯で喧嘩最強の男、マキシマムとは彼の事だ。
「おい、やるぞ」
マキシマムの声に呼応して、男がゴングを鳴らす。
「僕が守る!」
そう言って飛び出したデュランはマキシマムの棍棒で顔面を陥没させられる。
今まさに弓を引かんとするソウに、マキシマムは一瞬で近づく。
「やば」
慌てて攻撃を辞め、後ろ向きに跳んで間一髪で一撃を回避する。
距離を取ろうとするが、背中に壁の冷たさが伝わる。
敵の追撃が来る前に、何とか横に抜けた。
「雑魚野郎が。」
敵が再び迫る。
一瞬にして、今度は角に追い詰められた。
ソウ少年は一つ、考えていた。
「うわぁ!!」
その時、遠くの悲鳴がもうひとりの仲間の退場を知らせた。
「3対1だ。もう終わっちまうぞ」
マキシマムがソウに迫る。
逃げ場は無く、数的不利、攻撃には予備行動が必須…
開始40秒で絶望的な状況になった。
「さあ、やっちまえ!」
スキンヘッドの男の声が響く。
「うるせえ、言われなくてもやるぜ」
マキシマムがゆっくりと棍棒を振り上げる。
「あ、そっか」
ソウが呟き、弦を引っ掻く。
「何だ? ついに狂ったか。」
敵の動きがピタッと止まる。
「ん?」
その腕にはいつの間にか防具を貫通して二本の矢が刺さっていた。
「これでいいや」
ソウは普段の半分の張りで、さらに何本も矢を撃ち出す。
矢は全身にどんどん刺さっていく。
「くっ」
マキシマムは耐えられなくなり、後退した。
訓練とは違い、満足に弓を引く機会が与えられていない状況。
遠くの的を射抜くには、弦を最大限引き絞らねばならない。
だが、近くの的を射抜くには?
少年は「解」を導き出した。
「マックスさん!」
リーダーに代わって、残った二人が向かってくる。
敵チームの攻撃が止む僅かな時間で今度こそソウの弦は目一杯張られ、そこから満を持して放たれた矢は一人目の兜のバイザーを穿ち抜いて後頭部に突き出した。
「てめえ!」
残党の大振りな一撃を軽々避け、その首に一撃。
敵は脊髄を貫かれて死亡した。
マキシマムがようやく体制を整えた時、その眼に映ったのは矢をつがえられて90度に引き絞られた弓だった。
「グラディアって」
ソウの矢がマキシマム向けて放たれる。
弦を離したその指の動きは、いつもとは微かに異なっていた。
マキシマムはその軌道を見切り、上体を反らした。
(よし避けたぞクソ野郎! この一瞬の隙は俺のもんだ!)
マキシマムの口元が凶暴に緩んだ。
すると、直線飛行をしていたはずの矢が突如曲線を描く。
そしてマキシマムの眉間を撃ち抜いた。
「グラディアって、楽しいね」
ソウの勝利に、全員が唖然としていた。
スキンヘッドの男も、たった今目の前で起こった自分の愛息子の死が、信じられないという様子であった。
その時、どこかから声が聞こえた。
「あの子、いいね」
ロキによってそのどちらも足るようになり、かつて調達作業に使っていた時間は鍛錬に利用されるようになった。
一度充足の日々を経験したソウにとって、以前のような生活は忌避の対象。
さらに現在、ソウの側には以前は無かった弓と腕力が備わっている。
より効率的で退屈しない方法がある。
「よし」
ロキの死から二日後の夕方、ソウは決心し腕時計をして東へ向かった。
闇市に隣接するスラム街の広場に、スキンヘッドで強面の巨漢が身寄りのない少年少女達を集めていた。
男はその電柱のような両腕に骸骨のネオンタトゥーを入れ、その恰幅のいい大きな身体で彼らを恐怖させていた。
だが、彼らが集まったのはそれが理由ではない。
遥か遠い第一区のスタジウムで戦う星々の化身達へのとめどない憧れと、勝者にのみ授与される800レイが彼らを突き動かしたのだ。
そして、ここに突き動かされた少年がまた一人。
「今からグラディアやるんだよね? おれも入れてよ」
逆立てた金髪と、頬の切傷が特徴的な、鋭い目つきの少年。
「お前、誰だ? どっから来た?」
男がぬっと振り向き、質問する。
「おれ、ソウ。あっちから来た」
「何の用で来やがった? お前もこの馬鹿どもと同じようにグラディアやりに来たのか?」
「うん。そんなかんじ」
その言葉を聞いて、男は豪快に笑った。
「面白え! 今までそんな奴はいなかったぜ。お前相当な馬鹿だな!」
「ばか? おれ、ばかなの?」
「ああ馬鹿野郎だ。お前にはトリを飾らせてやるよ、勝てたら800レイくれてやる」
「ほんとう? じゃあやる」
ソウは同世代の群衆の中に入り込むと、男の説明を聞いた。
違法グラディアらしい、雑然としたルール。
・装備は貸し出し
・3人組のチームを6つ作成する
・同じぐらいの実力のチームで戦って、勝った方が賞金800レイを得る
・死亡・負傷に関して運営者は責任を負わない
・負けた3チームには合計2400レイを稼ぐため然るべき処置がなされる
「まずはお前らからだ」
指名された6人のいたいけな少年少女は不慣れな様子で装備を装着した。
装備の大半が盗品や中古品で、防具として効果を発揮する為に不可欠なネオンはすっかり消えてしまっている。
グラディアのいろはをロキから学んだソウにとって、安全性に問題があることは明白だった。
実際、試合が始まってみると、諸刃剣の刺突を胸に受けた少女は倒れ込んで動かなくなったし、槍で叩かれた少年の頸部は直角に曲がった。
「生き残ったのはお前ら二人か、ほら800レイだ。持っていけ」
勝利者となった二人の身体の大きい少年も気休めの装備を貫通する攻撃によって手足が血だらけになっていた。
「ほら、この屑共を運ぶぞ」
スキンヘッドの男は死んだ子供たちをゴミを扱うように片手でひょいと投げた。
すると、いつの間にか後方に立っていた痩せた青年たちが受け取った。
青年たちはやはり放り投げるようにして死体をトラックに乗せた。
「さあ、次はお前ら6人」
こちらは、それなりに慣れた手付きで装備を整えた。
年齢も大きい子供が多かったように見える。
試合が始まった。
いきなり大剣持ちの子が特攻し、敵のペースを乱した。
だがそれが仇となって胸に矢を受けた。
彼は倒れた。
彼の仲間が敵の隙を見て猛攻を仕掛け、抵抗を受けながら間一髪で勝利した。
勝利を確認すると、倒れていた子供も起き上がった。
死者は一名。
「生きているお前らには仕事をしてもらう。待っていろ」
また死体が積まれ、負けて生き残った二人は絶望の表情で地べたに座っている。
「次はお前とお前と、それとそこの『死にたがりちゃん』だ。さあ行け」
「うん」
ソウは覚悟を決めると、装備を着だした。
事前に心得ていたはずだが、実際に装着するのは少々難儀だった。
「これは、ここのボタンを押すんだよ」
横から助言が飛んできた。
そこには、ソウより何歳か年上の、優しそうな少年がいた。
ソウが助言の通りに行動すると、見事兜を頭に固定することが出来た。
「ほら、いけたでしょう?」
「うん、ありがとう」
「君、名前は?」
「ソウ」
「ソウ君だね。僕はディラン。よろしく。そういえば君、グラディアは初めてだろう? いきなり最強チームと戦わされて可哀想だ。ちょっと怖いかもしれないけれど、大丈夫。僕が守ってあげるから。」
ソウが手ぶらで試合に出ようとしていると、スキンヘッドの男に笑われた。
「お前、せめて武器ぐらい持てよ。面白くねえだろ、よほど死にてえんだな」
「いらない。これ、あるから」
ソウが腕時計に指を触れると、装着した方の手に光が満ちる。
その場にいる全員が、その過程をまるで宝石でも眺めるような眼で見つめていた。
中でもスキンヘッドの男の眼は特別輝いていた。
「さあ、やろうよ」
「やろうじゃねえか」
そう言うと、男は相手方に呼びかけた。
「ぜってぇ勝てよ、でも間違ってもコイツの武器は壊すんじゃねえぞ」
「うるせえ、俺に指図するな」
そう答えたのは、緑色の髪を一つ結びにした、背丈2m程の青年。
棍棒を携え、その眼は野獣のようであった。
この一帯で喧嘩最強の男、マキシマムとは彼の事だ。
「おい、やるぞ」
マキシマムの声に呼応して、男がゴングを鳴らす。
「僕が守る!」
そう言って飛び出したデュランはマキシマムの棍棒で顔面を陥没させられる。
今まさに弓を引かんとするソウに、マキシマムは一瞬で近づく。
「やば」
慌てて攻撃を辞め、後ろ向きに跳んで間一髪で一撃を回避する。
距離を取ろうとするが、背中に壁の冷たさが伝わる。
敵の追撃が来る前に、何とか横に抜けた。
「雑魚野郎が。」
敵が再び迫る。
一瞬にして、今度は角に追い詰められた。
ソウ少年は一つ、考えていた。
「うわぁ!!」
その時、遠くの悲鳴がもうひとりの仲間の退場を知らせた。
「3対1だ。もう終わっちまうぞ」
マキシマムがソウに迫る。
逃げ場は無く、数的不利、攻撃には予備行動が必須…
開始40秒で絶望的な状況になった。
「さあ、やっちまえ!」
スキンヘッドの男の声が響く。
「うるせえ、言われなくてもやるぜ」
マキシマムがゆっくりと棍棒を振り上げる。
「あ、そっか」
ソウが呟き、弦を引っ掻く。
「何だ? ついに狂ったか。」
敵の動きがピタッと止まる。
「ん?」
その腕にはいつの間にか防具を貫通して二本の矢が刺さっていた。
「これでいいや」
ソウは普段の半分の張りで、さらに何本も矢を撃ち出す。
矢は全身にどんどん刺さっていく。
「くっ」
マキシマムは耐えられなくなり、後退した。
訓練とは違い、満足に弓を引く機会が与えられていない状況。
遠くの的を射抜くには、弦を最大限引き絞らねばならない。
だが、近くの的を射抜くには?
少年は「解」を導き出した。
「マックスさん!」
リーダーに代わって、残った二人が向かってくる。
敵チームの攻撃が止む僅かな時間で今度こそソウの弦は目一杯張られ、そこから満を持して放たれた矢は一人目の兜のバイザーを穿ち抜いて後頭部に突き出した。
「てめえ!」
残党の大振りな一撃を軽々避け、その首に一撃。
敵は脊髄を貫かれて死亡した。
マキシマムがようやく体制を整えた時、その眼に映ったのは矢をつがえられて90度に引き絞られた弓だった。
「グラディアって」
ソウの矢がマキシマム向けて放たれる。
弦を離したその指の動きは、いつもとは微かに異なっていた。
マキシマムはその軌道を見切り、上体を反らした。
(よし避けたぞクソ野郎! この一瞬の隙は俺のもんだ!)
マキシマムの口元が凶暴に緩んだ。
すると、直線飛行をしていたはずの矢が突如曲線を描く。
そしてマキシマムの眉間を撃ち抜いた。
「グラディアって、楽しいね」
ソウの勝利に、全員が唖然としていた。
スキンヘッドの男も、たった今目の前で起こった自分の愛息子の死が、信じられないという様子であった。
その時、どこかから声が聞こえた。
「あの子、いいね」
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