仕事を解雇されたら、愛する彼女に監禁されました

れん

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9、(性描写、性暴力描写あり。ご注意ください)

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「うぅ、すみません……思ったより、酔いが回ったみたいで……」
「気にしなくて良いよ」

そう言いながら、ホテルに向かっているよな。
逃げ出したいのをぐっと抑えて、演技を続ける。

あくまで、私は泥酔したところを無理矢理連れて行かれたという形なのだ。

「クラクラする……気持ち、悪い」
「もうちょっと頑張って」

そう、もうちょっとで、ホテルの部屋だもんな。意地でも連れて行きたいよな。

「無理……吐きそう」
「ほら、もう少し」

強引に動かされ、密着させられる。
酒と加齢臭が臭くて吐きそうなんだよ。

「ついたよ。もう大丈夫」
「う、うぅ……」

ベッドの上に放り出された。

酔ってるとはいえ口説いてる相手だぞ? もうちょっと丁寧に扱えよクズ男。

「シャワーは無理そうかな。でも、女の子の汗のにおいって良いよな。どんな味がするのか。どんな声で鳴いてくれるか……ふふふ、楽しみだ。まだあの無能と付き合ってるみたいだけど、今日から俺の女だ。たっぷり可愛がって、写真を撮って、ぶっかけてマーキングして、奪い取ってやる」

服が引っ張られて、ボタンがはずされる。
力任せで破れそう。

「まずは……服を全部引っ剥がしてやるか。そしたら、すぐには逃げ出せないだろう。逃げたとしても、全裸で街中は走れまい……でも、全部脱がすより、服を着た状態の方がエロいな。こう、強引に犯すって感じが最高なんだよ」

なにが最高だ……こっちは気分最悪だ。

今すぐぶん殴ってやりたいが、今の私は酔わされて犯される女。まだ動くには早い。我慢しないと。

「おぉー! 思った通り、エロい躰してるじゃないか」

服が開かれ、ブラは上にずり上げられて、胸が露わにされた。

「ん、んん……」

乳房を鷲掴みにして、乳首を指で挟んで擦ってくる。

「寝てるのに、良い声出すじゃないか。ガンガン酒を飲ませた甲斐があったぜ」

録音と録画をされているのに気付いていないのか。自分から不利になる言葉を言っている。ここまでバカでも、昇進ってできるんだ。

「これなら、俺のテクですぐに堕ちるな。あの無能の前でみんなと一緒に輪してやるのも一興か?」

……正直、力が強すぎて痛い。
どこにテクがあるんだ。下手くそすぎるんだけど。

「ん、くっ……ぃ、あ」

痛みで思わず声が漏れる。

身を捩って痛みから逃げようとするが、上司には私が気持ちよくて身を捩っているように見えているようだ。

「いいねぇ、可愛いねぇ。お味はどうだろう?」
「ぃ、ああ……んく! あ、うぅ……」

私の演技に気をよくした上司が顔を近づけてきて、唇、首筋、鎖骨、脇の下、乳房の下から乳首までベチャベチャという音をたてながら舌を這わしていく。

ミミズが這っていくような感触と乾いた唾液が異臭を放ち、自分が汚されていく嫌悪感で鳥肌が立つ。

それでも、私が起きていることを察知されるわけにはいかない。

これは私の最愛を追い詰めたクズ男への復讐の対価。一時の幸せな夢を見せて、完膚なきまでに叩き潰すための犠牲。

彼は、私が汚されることを望んでいないのは解っているけど、私はこいつを許せない。

「うまいなぁ、若い子は。上でこれだけうまいんなら、下はどうだろうかなぁ?」

下着が横にずらされて、自分の性器がクズ男の前に晒された。
シャッター音が聞こえる……スマホで撮影しているのか。

「撮影完了っと。ネットに流すぞって言えば、大人しくヤらせてくれるんだから、女ってチョロいもんだな」

手慣れたやり口に、これが初回じゃなさそうだとは思ったけど……本当にそうだとは思わなかった。

自分から証拠を残すようなことをするなんて。
ネットに晒される?
それが怖くて復讐なんてできない。

「んん……ちょっと小便臭いな。まぁ、シャワー浴びてないから仕方ないか。これはこれで好きだけど」

ペロリと舐めあげられる。

「ひゃう!?」
「くふふ、イイ声だ」
「ひ、あ、ぅぅ、や、くぅう!!」

嫌悪の声を嬌声と勘違いしているクズ男が熱心に性器を舐めてくる。

「濡れてきたねぇ。もう俺のがほしいんだろ? 今からぶち込んで、もうあの無能のじゃ感じない体に作り変えてやるからなぁ?」

濡れてるのはお前の唾液だよ……全然気持ち良くなんてないし、濡れなきゃ入れられたときに粘膜がすり切れるだろ。防御反応だよ。

ベルトのバックルをはずす音と、ファスナーの音に、衣擦れの音と床に金具がぶつかる音がした。

「それじゃあ……いただき」
「んん……え、なに? え、やだ! なにこれ!!」

そこは最愛の人の場所だから。復讐のために躰を差し出したとはいえ、ゴムもしていない汚物を私の体内に入れるのだけは許さない。

「ちっ……良いところで起きやがって。もう少し寝てたら、イイ夢見れたのによぉ」

「こんなことして、ただで済むと思ってるの!?」
「あ? 黙れよ。お前はもう俺の女なんだ。黙ってまた開いてな」

部屋に肌を打つ乾いた落ちが響いて、視界がブレる。

「い、ぁ……え?」
「ったく。生意気な女には躾が必要だよな」
「や、やだ……せめてゴム、ゴムを、」
「うるせぇなぁ。そんなもん使う必要なんてないだろ」
「やだ! それだけはやだ!!」

抵抗し、クズ男の性器を掴む……うわ、小さいなぁ、こいつの。ツムの半分くらいで半分皮被ってるし。顔近づけてないのに臭い。ちゃんと洗ってないだろ。普通の女性なら吐いてるわ……こんなのでよく経験豊富って自慢できるな。

本当は触りたくもないし、触るのなら玉を握りつぶして竿をへし折ってやりたい。

「くっ、あ……暴れるな! クソ……ぐっ、あ」
「あっ……え?」

握ってそれとなく上下に扱いてやったら、あっという間にクズ男は汚い白濁液を放出した。

それが私の下着にかかり、衣服を汚す。

「ひぃ、やだ、臭い! 気持ち悪い! うわ、最悪!!」
「あ、クソ! 待て、逃げるな!!」

自分を強姦しようとしていた男を部屋に置き去りに、私は飛び出した。
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