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俺(紡 つむぐ)には菖(あやめ)という、10も歳の離れた恋人がいる。
職場の部下……いや、今は解雇されたんだから、元部下か。
大人しくて清楚。武道の心得もあり、仕事も家事も万能な、俺にはもったいなさすぎる美女だ。
職場での彼女は誰にでも優しく、困っていれば手をさしのべるし、陰口を言わないから男女問わず好かれる。
その反動か、プライベートではものすごく甘えん坊で、口調も子供っぽくなるが、それが最高に可愛い。
10歳も離れてる俺を選んでくれたのも、甘えられる存在だからなのかもしれない。
『うふふ、ツム……ツムたん……ツムたーーん♪』
そう言いながら腰にしがみついて、頭をすり付けて撫でろと催促してくる様は飼い主にだけ心を開く猫のよう。
頭を撫でると気持ちよさそうに目を細めてくれるのが本当に愛おしい。
職場では上司と部下の関係であり、つきあっているのは内緒にしていた。
彼女はもてる。ものすごく。
俺の上司も彼女を狙っていて、これがばれたらどうなることか……なら、最初からつきあうなって? 気になっている高嶺の花が自分を選んでくれたのに、断るなんてできるわけがないだろ。
付き合うきっかけも、酒の席で酔った彼女を送り届けた際に彼女に襲われたから。
彼女は清楚な見た目に反してキス魔で、セックスが大好きなのだ。
三度の飯よりセックスが好きと言うくらい貪欲。飯を食いながらセックスしたこともある。
俺を選んだ理由は頼れる上司で、趣味のサーフィンで鍛えられた体なら足腰がっしりしてて、色んな体位が楽しめて、持久力もありそうだからたくさんセックスできそうだなと、機会を狙っていたという。
ビッチかよと言われそうだが、誰でも良いわけではないらしい。
暴力を振るわず、優しくて頼れる。甘えさせてくれると言うのが絶対条件なんだとか。
セックスから始まった関係だが、俺にだけ見せてくれる一面が可愛すぎて、俺はあっという間に彼女にのめり込んだ。
頼られて、甘えられるのは心地よかった。
体の相性も良いし、彼女の性技に骨抜きにされていた。
料理もうまく、結婚も意識していたが……職場恋愛は関係がばれるとややこしくなる。
交際が長く続くとどうしても気が弛み、綻びが生まれる。それがよりにもよって、俺の上司で菖を狙うゴミ……じゃない。上司にデートしているところを見られたというのはほんとうに不注意だったとしかいえない。
これが不幸の始まりだった。
嫉妬に狂った上司からのハラスメントが始まり、彼女を狙っていた男達も連携して俺を攻撃し始めた。
理不尽な言いがかりや責任転嫁。
無意味な残業に、仕事の押しつけ。
残業しても『お前が無能だから』『部下の不始末は上司であるお前の責任』『責任をとる形なんだから、当然残業代はなしだ』などなど。
彼女も手伝おうとしてくれたが、俺じゃないとさばけない仕事ばかりを選別して押しつけてくるので彼女では手が出せない。
自然と彼女との時間は減り、結婚を考える余裕もなくなり、精神をすり減らしながら仕事に打ち込んだ。
ピリピリしている空気を纏っている自覚はあるが、それを隠す余裕もない。
普段なら笑って流せることですら受け流せず、どうしても苛立ってしまう。
菖は『私のせいで……』と暗い顔をすることが増え、それが余計に俺を追いつめていく。
そして、それが限界にきたとき……俺は職場で爆発してしまった。
暴れる俺を見て、上司はそれを待っていましたと言わんばかりのいやらしい笑みを浮かべながら、『職場の空気を乱す不穏分子はいらない。こんな凶暴な人間を置いておくわけにはいかないなぁ』と、俺がすべて悪いという形で解雇した。
上司に同調した男共に笑われ、彼女に大泣きされながら、俺は長年勤めた職場を去ったのだが……元上司の攻撃はそれだけで終わらず、同業者にも手を回していた。
他職種を選ぶには、歳がいきすぎていて難しいのを知っていて、さらに追いつめてきたのだ。
そのせいで、俺は再就職できずにハローワークに足を運ぶ毎日。
菖とも退職してから会っていない。
気まずいというのもあるが、情けない自分を見られたくなかった。
菖は、俺にはもったいなさすぎるいい女だ。
俺がいなくても……いや、俺がいない方が、彼女のためには良いだろう。
俺はもう、彼女を支えられない。一緒にいる資格がない。潔く、負け犬は静かに去ろう。
そう思い、菖に別れの連絡を入れようとしたところ、菖のほうから『どうしても会いたい』と連絡がきた。
別れを告げるなら、直接が良い。
そう思った俺は、菖の誘いに乗った。
待ち合わせ場所に向かうと、菖がすでに待っていてくれて、俺を見つけると嬉しそうに笑ってこちらにむかって走ってくる。
「ツムー! 会いたかったーー!!」
俺にだけ見せてくれる笑顔に、別れを告げる意志が折れそうになる。
出会い頭に抱きついてくる彼女を受け止め、頭をポンポンと撫でる。
今までは職場の人間にばれないよう、外で会うときは極力こういうことは避けるようにしていたが、解雇された俺には関係のないことだ。
どうせ、今日が最後の逢瀬。
アヤメの好きなようにさせてやろう。
「うふふ、ツムだぁ……ツムのニオイ、好き……落ち着く……」
「ニオイって……それだと、俺が臭いみたいなんだけど」
「臭くないよ? アヤメの好きなにおいだから。むしろもっと濃いにおいでも、アヤメは大歓迎だよ?」
「あのさ……それフォローになってないから……まぁ、良いか。それで、これからどうする?」
脇の下に潜り込もうとした菖を引き剥がし、話題を変える。
「んーー、今日は誰にも邪魔されず、二人で過ごしたいから、アヤメの家で宅飲みしない? ツム、最近ちゃんとしたご飯食べてないでしょ? 不摂生なにおいがする」
「やっぱり臭いじゃ!?」
「アヤメにとっては悪臭じゃないし。でも、体調はにおいに出るからね。あと、ストレスもそうとう溜めてるでしょ? アヤメにはお見通しだよ? こういうときは、お酒でも飲んで忘れよ?」
俺の体調を気遣ってくれる彼女の優しさが嬉しい。
やはり、この子は俺にはもったいない。
無職の俺と一緒にいるべきじゃない。
「ツム……眉間にしわ寄せてると、しわ増えるよ? あと、考えすぎると白髪が増えるか、禿げるよ?」
「うっ……結構増えてて気にしてるんだけどな?」
「だからこそ、アヤメと一緒にいるときくらい笑っていてよ。ね?」
「……そう、だね」
「あっ、帰る前に買い物しなきゃ。食べたいものあったら言ってよ?」
酒と食材を買い込んで、両手に重くなった買い物袋をぶら下げて歩く。
「あのさ……二人で食べるには、量、多すぎない?」
「自分で使う用の食材も買ったからね。いやぁー、荷物持ちがいると持ち帰りの心配せず帰るから楽だわーー」
菖のアパートは一人暮らし用の小さな部屋だが、壁が厚くて防音がしっかりとされている。女性向けのきれいな建物だ。
「それじゃあ、ツムはくつろいでて。気合い入れて、美味しいのたくさん作るから!」
「いやいや、さすがになにもしないのは……手伝うよ?」
「今日はアヤメがツムを甘やかす日だから。大人しく彼女の手料理を期待しててよ」
「……なら、お言葉に甘えて」
「素直でよろしい♪」
そう言って楽しそうに料理を始める菖。
「作り置きだけど、待ってる間はこれで繋いでおいて」
「お、おぅ」
事前に用意されていたのか……気が利くな。
そう言えば、仕事でも必要な道具とか書類とか、事前にいろいろ用意してくれてたな。
今日の宅飲みのために前もって……うぅ、いかんな、歳とるとどうも涙腺が緩くなる。
チビチビと摘まんでいると、あっという間にテーブルを埋め尽くす料理が並ぶ。
どれもうまそうで、野菜中心なのが嬉しい。
「最近野菜食べてないでしょ?」
「何故バレ……って、ニオイか」
「うふふ、正解♪ それじゃあ、乾杯しよ?」
「ああ……乾杯」
こうして、菖と最後の酒盛りが始まった。
職場の部下……いや、今は解雇されたんだから、元部下か。
大人しくて清楚。武道の心得もあり、仕事も家事も万能な、俺にはもったいなさすぎる美女だ。
職場での彼女は誰にでも優しく、困っていれば手をさしのべるし、陰口を言わないから男女問わず好かれる。
その反動か、プライベートではものすごく甘えん坊で、口調も子供っぽくなるが、それが最高に可愛い。
10歳も離れてる俺を選んでくれたのも、甘えられる存在だからなのかもしれない。
『うふふ、ツム……ツムたん……ツムたーーん♪』
そう言いながら腰にしがみついて、頭をすり付けて撫でろと催促してくる様は飼い主にだけ心を開く猫のよう。
頭を撫でると気持ちよさそうに目を細めてくれるのが本当に愛おしい。
職場では上司と部下の関係であり、つきあっているのは内緒にしていた。
彼女はもてる。ものすごく。
俺の上司も彼女を狙っていて、これがばれたらどうなることか……なら、最初からつきあうなって? 気になっている高嶺の花が自分を選んでくれたのに、断るなんてできるわけがないだろ。
付き合うきっかけも、酒の席で酔った彼女を送り届けた際に彼女に襲われたから。
彼女は清楚な見た目に反してキス魔で、セックスが大好きなのだ。
三度の飯よりセックスが好きと言うくらい貪欲。飯を食いながらセックスしたこともある。
俺を選んだ理由は頼れる上司で、趣味のサーフィンで鍛えられた体なら足腰がっしりしてて、色んな体位が楽しめて、持久力もありそうだからたくさんセックスできそうだなと、機会を狙っていたという。
ビッチかよと言われそうだが、誰でも良いわけではないらしい。
暴力を振るわず、優しくて頼れる。甘えさせてくれると言うのが絶対条件なんだとか。
セックスから始まった関係だが、俺にだけ見せてくれる一面が可愛すぎて、俺はあっという間に彼女にのめり込んだ。
頼られて、甘えられるのは心地よかった。
体の相性も良いし、彼女の性技に骨抜きにされていた。
料理もうまく、結婚も意識していたが……職場恋愛は関係がばれるとややこしくなる。
交際が長く続くとどうしても気が弛み、綻びが生まれる。それがよりにもよって、俺の上司で菖を狙うゴミ……じゃない。上司にデートしているところを見られたというのはほんとうに不注意だったとしかいえない。
これが不幸の始まりだった。
嫉妬に狂った上司からのハラスメントが始まり、彼女を狙っていた男達も連携して俺を攻撃し始めた。
理不尽な言いがかりや責任転嫁。
無意味な残業に、仕事の押しつけ。
残業しても『お前が無能だから』『部下の不始末は上司であるお前の責任』『責任をとる形なんだから、当然残業代はなしだ』などなど。
彼女も手伝おうとしてくれたが、俺じゃないとさばけない仕事ばかりを選別して押しつけてくるので彼女では手が出せない。
自然と彼女との時間は減り、結婚を考える余裕もなくなり、精神をすり減らしながら仕事に打ち込んだ。
ピリピリしている空気を纏っている自覚はあるが、それを隠す余裕もない。
普段なら笑って流せることですら受け流せず、どうしても苛立ってしまう。
菖は『私のせいで……』と暗い顔をすることが増え、それが余計に俺を追いつめていく。
そして、それが限界にきたとき……俺は職場で爆発してしまった。
暴れる俺を見て、上司はそれを待っていましたと言わんばかりのいやらしい笑みを浮かべながら、『職場の空気を乱す不穏分子はいらない。こんな凶暴な人間を置いておくわけにはいかないなぁ』と、俺がすべて悪いという形で解雇した。
上司に同調した男共に笑われ、彼女に大泣きされながら、俺は長年勤めた職場を去ったのだが……元上司の攻撃はそれだけで終わらず、同業者にも手を回していた。
他職種を選ぶには、歳がいきすぎていて難しいのを知っていて、さらに追いつめてきたのだ。
そのせいで、俺は再就職できずにハローワークに足を運ぶ毎日。
菖とも退職してから会っていない。
気まずいというのもあるが、情けない自分を見られたくなかった。
菖は、俺にはもったいなさすぎるいい女だ。
俺がいなくても……いや、俺がいない方が、彼女のためには良いだろう。
俺はもう、彼女を支えられない。一緒にいる資格がない。潔く、負け犬は静かに去ろう。
そう思い、菖に別れの連絡を入れようとしたところ、菖のほうから『どうしても会いたい』と連絡がきた。
別れを告げるなら、直接が良い。
そう思った俺は、菖の誘いに乗った。
待ち合わせ場所に向かうと、菖がすでに待っていてくれて、俺を見つけると嬉しそうに笑ってこちらにむかって走ってくる。
「ツムー! 会いたかったーー!!」
俺にだけ見せてくれる笑顔に、別れを告げる意志が折れそうになる。
出会い頭に抱きついてくる彼女を受け止め、頭をポンポンと撫でる。
今までは職場の人間にばれないよう、外で会うときは極力こういうことは避けるようにしていたが、解雇された俺には関係のないことだ。
どうせ、今日が最後の逢瀬。
アヤメの好きなようにさせてやろう。
「うふふ、ツムだぁ……ツムのニオイ、好き……落ち着く……」
「ニオイって……それだと、俺が臭いみたいなんだけど」
「臭くないよ? アヤメの好きなにおいだから。むしろもっと濃いにおいでも、アヤメは大歓迎だよ?」
「あのさ……それフォローになってないから……まぁ、良いか。それで、これからどうする?」
脇の下に潜り込もうとした菖を引き剥がし、話題を変える。
「んーー、今日は誰にも邪魔されず、二人で過ごしたいから、アヤメの家で宅飲みしない? ツム、最近ちゃんとしたご飯食べてないでしょ? 不摂生なにおいがする」
「やっぱり臭いじゃ!?」
「アヤメにとっては悪臭じゃないし。でも、体調はにおいに出るからね。あと、ストレスもそうとう溜めてるでしょ? アヤメにはお見通しだよ? こういうときは、お酒でも飲んで忘れよ?」
俺の体調を気遣ってくれる彼女の優しさが嬉しい。
やはり、この子は俺にはもったいない。
無職の俺と一緒にいるべきじゃない。
「ツム……眉間にしわ寄せてると、しわ増えるよ? あと、考えすぎると白髪が増えるか、禿げるよ?」
「うっ……結構増えてて気にしてるんだけどな?」
「だからこそ、アヤメと一緒にいるときくらい笑っていてよ。ね?」
「……そう、だね」
「あっ、帰る前に買い物しなきゃ。食べたいものあったら言ってよ?」
酒と食材を買い込んで、両手に重くなった買い物袋をぶら下げて歩く。
「あのさ……二人で食べるには、量、多すぎない?」
「自分で使う用の食材も買ったからね。いやぁー、荷物持ちがいると持ち帰りの心配せず帰るから楽だわーー」
菖のアパートは一人暮らし用の小さな部屋だが、壁が厚くて防音がしっかりとされている。女性向けのきれいな建物だ。
「それじゃあ、ツムはくつろいでて。気合い入れて、美味しいのたくさん作るから!」
「いやいや、さすがになにもしないのは……手伝うよ?」
「今日はアヤメがツムを甘やかす日だから。大人しく彼女の手料理を期待しててよ」
「……なら、お言葉に甘えて」
「素直でよろしい♪」
そう言って楽しそうに料理を始める菖。
「作り置きだけど、待ってる間はこれで繋いでおいて」
「お、おぅ」
事前に用意されていたのか……気が利くな。
そう言えば、仕事でも必要な道具とか書類とか、事前にいろいろ用意してくれてたな。
今日の宅飲みのために前もって……うぅ、いかんな、歳とるとどうも涙腺が緩くなる。
チビチビと摘まんでいると、あっという間にテーブルを埋め尽くす料理が並ぶ。
どれもうまそうで、野菜中心なのが嬉しい。
「最近野菜食べてないでしょ?」
「何故バレ……って、ニオイか」
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