魔王が『世界の半分をお前にやるから我が僕となれ』と言ってきたので、全力で拒否した。

異世界から召還された勇者は単独で魔王と対峙していた。

『異世界からの勇者よ。単騎で我が城を攻略したこと、誉めてやる。どうだ、世界の半分をお前にやるから、我が僕にならないか?』

魔王が勇者にそう提案すると、

「こんな異世界に優しくなくて屑ばかりで救う価値のないなんぞ、誰がいるか!!」

勇者は提案を全力で拒否した。

『な、ならなんでお前、ここに来たんだ!!』

これは身勝手な理由で召還されたうえに理不尽で陰湿で優しさのかけらもない世界にたった独り放り出された勇者が魔王に八つ当たりするだけの話。
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