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~prologue~【全ての理(コトワリ)の始まり】

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神がこの世界を創造したころから、古しえの石版にこういう言い伝えが刻まれている…

『一光の彗星輝く時…』

『地の底より邪悪な炎が虚るものなり…』

『泉は枯れ…

摩天楼の淵に死の影及ぶべし…』

『ときはそれを示し…

悪しき物ついには復活せり…』


     
 
 
 
      
 
 
 
 
 
 
 
 

…………………それは突然の事だった

私が産まれた日、 空は暗黒に包まれる。

    
その暗闇は、あたかも生命の灯火を(トモシビ)喰うように包み込み…

如何なるものの命をも決して許さず…

残された者はおののき狂気の中を逃げ惑う。

ある者は精気を吸われ、いくばくの生ける時を噛みしめながら正気を失う。

幼き子は目を見開き、じっと暗黒を見つめ【絶望】という意味を初めて理解するのだ…

大気はうなりを上げ、大地は裂け、ありとあらゆる生けるものが闇の世界に呑まれていく…

母は私を守るため最後の力をふりしぼり、聖母神ラヴィアに祈りを込め 息絶える…
父は守護神ランバールの力を借りて結界をはり、私をこの世界に飛ばした

全ては「闇」の支配者に屈伏し、世界は終わりを告げたかに思われた…

だが、言い伝えには『失われた続き』があったのだ。
 
 
 
 
 
 
『しかし、導かれし者あり…』
   
『天空の衣(コロモ)をまといて
混沌たる大地に舞い降り立つるべし』

『我は天なり!

地を示す者なり!!』

『その者、世の終焉(ヲワリ)を見たるや』

 
 
 
 


......やがて
 
 

未来(トキ)は流れ......

 
 
 

私は今、ここに立っている…

もう見ることのない 母の面影を追い

父ホークの意志を受け継ぎ

この古しえの失われた真実を探すため

私は、今日も闘うッ !!!

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