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大神林の奥にて 嫌悪と猛攻撃
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「それ」はいつからかそこにいて、ある日「それ」に一つの感覚が生まれた。「それ」に生まれた感覚は人で言う飢餓感だった。「それ」は飢餓感を満たそうと貪欲に周りの土中から栄養を奪い取っていく。その結果、周りの植物は弱々しくなっていくが「それ」にとってはどうでもよかった。
その後いくらか年月が経って「それ」の身体がかなり成長した時に、偶然目の前を傷ついた動物が通る。その傷口から滴る血を見て弱まっていた飢餓感が蘇り、「それ」は無意識に自分の身体の一部を伸ばして傷口に突き刺した。「それ」は自分が触手を生やせる事に多少は驚いたが、それよりも触手から吸収した動物の血に極上の満足感を味わっていた。
それから「それ」は満足感を求めて目に入った動物や魔獣を襲い血を吸収していくと、いつしか「それ」は魔樹として辺り一帯の生物の頂点になった。魔樹となってさらに年月がすぎたある日、自分が支配している植物達が弱々しくも確かにザワザワと騒ぎ始めた。そのざわめきを感じた魔樹は不快に思い、土中から栄養を今まで以上に吸い上げたが植物達のざわめきは止まらず、むしろ日増しに大きくなっていく。
そしてざわめきの原因が分からず魔樹のイラつきが頂点に達しようとした時に、白い小さい奴が現れた。魔樹は思う。こいつか、こいつがそうか。こいつを食らおう。そうすれば植物達のざわめきもイラつきも消えてなくなる。だから食らおう。こうして他者を喰らうものは他者と生きるものに襲いかかった。
魔樹の……、いや魔樹から出てきた石みたいな奴から伸びてきた触手が僕の身体を貫いたのを僕は少し離れた樹の影から見てた。うん、やっぱり用心は大切だね。
「ギィ?」
魔樹から出てきた石みたい奴、……長いから魔石で良いか。その魔石が驚きで固まってた。まあ、僕と思って触手で貫いたのが僕じゃなかったから驚くのもしょうがない。これの種明かしは簡単で僕は入れ替わっただけ。いつと聞かれたら溶かす黄の霧が僕を覆い隠した時って答えるし、何と入れ替わったって聞かれたら影結さんの時と同じ擬態花って答える。
見た目が僕になった擬態花を触手で攻撃したから逆に触手を擬態花にガッチリつかまれ、魔石自身にも周りの植物達の枝・蔓・根が縛ろうと迫る。それを感じた魔石は擬態花につかまれた触手を自切して別の触手を生やすと、その触手で蜘蛛のようにガサガサガサと動き出す。その動きが意外に速いから植物達は追いつけない。……というか、植物なのかもわからないけど、いきなりでよく急に素早く動けるものだと感心するよ。
「ギギ……、ギィイイイ!!!!」
魔石が本物の僕を見つけたみたいでまっすぐ向かってくる。……とりあえず迎え撃とう。
「緑盛魔法・超育成・緑葉飛斬」
僕は負担になるけどごめんっていう思いを込めながら魔法を発動させ、また周りの植物達から動かせる限界数の葉を刃にして魔石に放つ。……おお、魔石が緑葉飛斬で身体を切られながらも進んでくる。少しでも動くのをやめたら縛られるから当たり前か。それじゃあ迎え撃とう……って、あれ?
「うわ!! ……なんで?」
思わず声が出る。魔石と戦おうとしたら、僕の身体に枝と蔓が巻きついて魔石から離れるように放り投げられる。でも、このまま魔石から離されるわけにはいかないから、僕は次に僕へと巻きつこうとしてきた蔓にしがみつき植物達に聞いた。
「なんで戦ったらダメなの?」
…………周りの植物達から危ないから戦わせるわけにはいかないって、はっきりと意思が伝わってくる。守ろうとしてくれるのはうれしいけど、だからって僕は僕で植物達が傷つくのを黙って見てるわけにはいかないんだよね。それに僕は魔石が気に入らない。
「ギャイイイイイアア!!!」
魔石が離れていく僕を追ってきていて、その際に邪魔な樹をなぎ倒す。見た感じ緑葉飛斬で、かなり傷がついてるのにまったく関係ないかのように僕に向かってくるのを見て唇を噛む。いつもだったら頑丈な奴と戦うのは疲れるし割に合わないからため息が出るんだけど今回は違う。魔石は周りをなんとも思ってない事がよくわかって本当にイライラする。
「緑盛魔法・超育成・多重射種草」
魔石を囲むように発動させて、とにかく射ち込む。下準備もせずに発動したから少し頭痛がするけど、そんな事はどうでも良い。全ての種を射ち終わり様子を見ていると煙から魔石が飛び出てきた。
「ギャイイイィィィィ!!!!!」
魔石は声が出てるしこたえた様子がない。多重射種草を放って足止め程度か。かなり耐久力があるのと、もう一つわかった事がある。僕と魔石にはただ一点だけ同じところがあって、それはお互いがお互いの事を心の底から気に食わない事だ。魔石の目や声から伝わってきてよく分かった。ここからは全力で戦うため、僕に巻きついていた植物達の蔓から無理やり抜け出す。
「緑盛魔法・超育成・樹根魔装」
僕の足もとから樹の根が伸びてきて僕の身体を覆い鎧に変形する。ただ三体と戦った時と違って、より攻撃的な形になってる。どうやら僕と周りの植物達の気持ちが一致した結果みたい。植物達も魔石を倒す気満々で森に植物達の戦意がみなぎり、魔石の僕への敵意と同じくらい放たれる。
「緑盛魔法・純粋なる緑の弾丸」
三体の時はとにかく力を一つに集めて放ったけど、魔石に対しては速さと数を優先して周りの植物達から受け取った魔力をいくつもの緑光の弾丸にして空中に浮かべる。魔石はそんな僕を見て身体をまた金属のように硬質化し、魔樹形態の時以上の強靭な硬い触手の槍を何本も生やす。そして植物達と僕の純粋なる緑の弾丸と魔石の硬質化した触手がお互いを撃破しようと放たれた。
僕と魔石の間で光と轟音と爆風が炸裂する。光だけで遠くから見てたらキレイなんだけど、目の前で見たら戦争だね。僕の純粋なる緑の弾丸が魔石の触手槍を何本も破壊したら、別の触手槍が純粋なる緑の弾丸を貫き霧散させる。
でも、僕は霧散した緑の魔力を集めて純粋なる緑の弾丸を再構成して再び射ち込み、それに対して魔石は破壊された触手を自切してから、再び別の触手を生やして僕を貫こうと、お互いが破壊と再生を繰り返す。ちなみに周りの植物達も魔石に対して攻撃をずっと続けている。
……まずいな。僕は魔石の触手に貫かれて霧散した緑の魔力を回収して繰り返し使ってるから、魔力や体力の消耗はかなり少ない。魔石は触手を生やす度に消耗はするけど、その消耗は周りの植物に触手を突き刺して魔力を吸収して回復させていく。植物達と力を合わせて攻撃をしても魔石となんとか競り合うくらいにしかならないから、このままじゃジリジリと僕達が競り負ける。
三体と戦った時みたいに純粋なる緑に切り替えて強力な一撃を叩き込む? いや、ダメだ。まず魔力を溜める時間がないし、魔石が溜めるのを見逃してくれるとも思えない。…………うん、今のまま押し切るしかないか。覚悟決めよう。僕は魔石への攻撃を続けながら、さらに魔法を発動させた。
「緑盛魔法・超育成・多重射種草」
植物達から無茶だとか絶句してる感じが伝わってくるけど無視する。ここで無理でも無茶でも押し切らないと、この辺り一帯の植物や動物が全部魔石に捕食される。そんなの……そんなの絶対に許さない!!
純粋なる緑の弾丸に加えて多重射種草を魔石に射ち込んでいく。…………頭痛がするし、あと鼻血が出てきた。身体への負担がひどいけど、無茶をした甲斐があったようだ。
「ギィ、ギィイイイアアア!!!!」
魔石が僕の突然の猛攻撃に戸惑って大声をあげる。よし、このまま行けば……って、なんだ? 魔石が僕への攻撃をやめて硬質化した触手を自分の身体に巻きつけて僕の攻撃で吹き飛ばないように地面に身体を固定した。……そうか触手はいくら破壊されても良いから防御にいったん専念したのか。……でも諦めたわけじゃないね。その証拠に魔石自体が見えなくなるくらい何重にも巻きつけられた触手の間からギラギラした魔石の目が見える。耐えれるなら耐えてみろ。このまま押し切って絶対に勝つ!!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◎後書き
最後まで読んでいただきありがとうございます。
注意はしていますが誤字・脱字がありましたら教えてもらえるとうれしいです。
感想や評価もお待ちしています。
その後いくらか年月が経って「それ」の身体がかなり成長した時に、偶然目の前を傷ついた動物が通る。その傷口から滴る血を見て弱まっていた飢餓感が蘇り、「それ」は無意識に自分の身体の一部を伸ばして傷口に突き刺した。「それ」は自分が触手を生やせる事に多少は驚いたが、それよりも触手から吸収した動物の血に極上の満足感を味わっていた。
それから「それ」は満足感を求めて目に入った動物や魔獣を襲い血を吸収していくと、いつしか「それ」は魔樹として辺り一帯の生物の頂点になった。魔樹となってさらに年月がすぎたある日、自分が支配している植物達が弱々しくも確かにザワザワと騒ぎ始めた。そのざわめきを感じた魔樹は不快に思い、土中から栄養を今まで以上に吸い上げたが植物達のざわめきは止まらず、むしろ日増しに大きくなっていく。
そしてざわめきの原因が分からず魔樹のイラつきが頂点に達しようとした時に、白い小さい奴が現れた。魔樹は思う。こいつか、こいつがそうか。こいつを食らおう。そうすれば植物達のざわめきもイラつきも消えてなくなる。だから食らおう。こうして他者を喰らうものは他者と生きるものに襲いかかった。
魔樹の……、いや魔樹から出てきた石みたいな奴から伸びてきた触手が僕の身体を貫いたのを僕は少し離れた樹の影から見てた。うん、やっぱり用心は大切だね。
「ギィ?」
魔樹から出てきた石みたい奴、……長いから魔石で良いか。その魔石が驚きで固まってた。まあ、僕と思って触手で貫いたのが僕じゃなかったから驚くのもしょうがない。これの種明かしは簡単で僕は入れ替わっただけ。いつと聞かれたら溶かす黄の霧が僕を覆い隠した時って答えるし、何と入れ替わったって聞かれたら影結さんの時と同じ擬態花って答える。
見た目が僕になった擬態花を触手で攻撃したから逆に触手を擬態花にガッチリつかまれ、魔石自身にも周りの植物達の枝・蔓・根が縛ろうと迫る。それを感じた魔石は擬態花につかまれた触手を自切して別の触手を生やすと、その触手で蜘蛛のようにガサガサガサと動き出す。その動きが意外に速いから植物達は追いつけない。……というか、植物なのかもわからないけど、いきなりでよく急に素早く動けるものだと感心するよ。
「ギギ……、ギィイイイ!!!!」
魔石が本物の僕を見つけたみたいでまっすぐ向かってくる。……とりあえず迎え撃とう。
「緑盛魔法・超育成・緑葉飛斬」
僕は負担になるけどごめんっていう思いを込めながら魔法を発動させ、また周りの植物達から動かせる限界数の葉を刃にして魔石に放つ。……おお、魔石が緑葉飛斬で身体を切られながらも進んでくる。少しでも動くのをやめたら縛られるから当たり前か。それじゃあ迎え撃とう……って、あれ?
「うわ!! ……なんで?」
思わず声が出る。魔石と戦おうとしたら、僕の身体に枝と蔓が巻きついて魔石から離れるように放り投げられる。でも、このまま魔石から離されるわけにはいかないから、僕は次に僕へと巻きつこうとしてきた蔓にしがみつき植物達に聞いた。
「なんで戦ったらダメなの?」
…………周りの植物達から危ないから戦わせるわけにはいかないって、はっきりと意思が伝わってくる。守ろうとしてくれるのはうれしいけど、だからって僕は僕で植物達が傷つくのを黙って見てるわけにはいかないんだよね。それに僕は魔石が気に入らない。
「ギャイイイイイアア!!!」
魔石が離れていく僕を追ってきていて、その際に邪魔な樹をなぎ倒す。見た感じ緑葉飛斬で、かなり傷がついてるのにまったく関係ないかのように僕に向かってくるのを見て唇を噛む。いつもだったら頑丈な奴と戦うのは疲れるし割に合わないからため息が出るんだけど今回は違う。魔石は周りをなんとも思ってない事がよくわかって本当にイライラする。
「緑盛魔法・超育成・多重射種草」
魔石を囲むように発動させて、とにかく射ち込む。下準備もせずに発動したから少し頭痛がするけど、そんな事はどうでも良い。全ての種を射ち終わり様子を見ていると煙から魔石が飛び出てきた。
「ギャイイイィィィィ!!!!!」
魔石は声が出てるしこたえた様子がない。多重射種草を放って足止め程度か。かなり耐久力があるのと、もう一つわかった事がある。僕と魔石にはただ一点だけ同じところがあって、それはお互いがお互いの事を心の底から気に食わない事だ。魔石の目や声から伝わってきてよく分かった。ここからは全力で戦うため、僕に巻きついていた植物達の蔓から無理やり抜け出す。
「緑盛魔法・超育成・樹根魔装」
僕の足もとから樹の根が伸びてきて僕の身体を覆い鎧に変形する。ただ三体と戦った時と違って、より攻撃的な形になってる。どうやら僕と周りの植物達の気持ちが一致した結果みたい。植物達も魔石を倒す気満々で森に植物達の戦意がみなぎり、魔石の僕への敵意と同じくらい放たれる。
「緑盛魔法・純粋なる緑の弾丸」
三体の時はとにかく力を一つに集めて放ったけど、魔石に対しては速さと数を優先して周りの植物達から受け取った魔力をいくつもの緑光の弾丸にして空中に浮かべる。魔石はそんな僕を見て身体をまた金属のように硬質化し、魔樹形態の時以上の強靭な硬い触手の槍を何本も生やす。そして植物達と僕の純粋なる緑の弾丸と魔石の硬質化した触手がお互いを撃破しようと放たれた。
僕と魔石の間で光と轟音と爆風が炸裂する。光だけで遠くから見てたらキレイなんだけど、目の前で見たら戦争だね。僕の純粋なる緑の弾丸が魔石の触手槍を何本も破壊したら、別の触手槍が純粋なる緑の弾丸を貫き霧散させる。
でも、僕は霧散した緑の魔力を集めて純粋なる緑の弾丸を再構成して再び射ち込み、それに対して魔石は破壊された触手を自切してから、再び別の触手を生やして僕を貫こうと、お互いが破壊と再生を繰り返す。ちなみに周りの植物達も魔石に対して攻撃をずっと続けている。
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三体と戦った時みたいに純粋なる緑に切り替えて強力な一撃を叩き込む? いや、ダメだ。まず魔力を溜める時間がないし、魔石が溜めるのを見逃してくれるとも思えない。…………うん、今のまま押し切るしかないか。覚悟決めよう。僕は魔石への攻撃を続けながら、さらに魔法を発動させた。
「緑盛魔法・超育成・多重射種草」
植物達から無茶だとか絶句してる感じが伝わってくるけど無視する。ここで無理でも無茶でも押し切らないと、この辺り一帯の植物や動物が全部魔石に捕食される。そんなの……そんなの絶対に許さない!!
純粋なる緑の弾丸に加えて多重射種草を魔石に射ち込んでいく。…………頭痛がするし、あと鼻血が出てきた。身体への負担がひどいけど、無茶をした甲斐があったようだ。
「ギィ、ギィイイイアアア!!!!」
魔石が僕の突然の猛攻撃に戸惑って大声をあげる。よし、このまま行けば……って、なんだ? 魔石が僕への攻撃をやめて硬質化した触手を自分の身体に巻きつけて僕の攻撃で吹き飛ばないように地面に身体を固定した。……そうか触手はいくら破壊されても良いから防御にいったん専念したのか。……でも諦めたわけじゃないね。その証拠に魔石自体が見えなくなるくらい何重にも巻きつけられた触手の間からギラギラした魔石の目が見える。耐えれるなら耐えてみろ。このまま押し切って絶対に勝つ!!
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◎後書き
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注意はしていますが誤字・脱字がありましたら教えてもらえるとうれしいです。
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