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第一章 異世界の洗礼編
第十一話 ローターで!中編
しおりを挟む「んッ! ……っ、ょ……ハっ、ィっ!!」
四回め。しかも、……子供の前です。
漏れる声を我慢して、快感に耐えます。
「おねえちゃん、だいじょうぶ?」
心配そうに、子供が尋ねてきます。
「ん、あ、……ごめ、ンっ、ね……」
不審そうにしながらも、子供はボールを持って去っていきました。
振動は強いまま、まだ続いています。
子供が離れた事で、気が抜けます。
「はぁン!! イっっっっ!!」
五回め。我慢していた声が抑えきれなくなります。
そこでやっと振動が収まりました。
「いいもの、見れたわー。ありがとうねー」
ミネットさんはニコニコしながら、震える私を見ています。
「では……帰りましょうか……」
「何言ってるんですかー? これからがー楽しいんでしょー。離れてー、試してないしー」
公園を抜けて、大通りがある方へ行くらしいです。
時々、ローターのスイッチを入れられ、不意に立ち止まってしまいます。
大通り手前で、ローターを強くされ、
「イィ……!! ……くぅッッ!」
六回め。弱い振動には慣れてきたけど、強いのが来ると簡単にイってしまいます。
えーと、なんでこんな事されてるんだろ?
今更な疑問が頭に浮かびますが、お金の為と打ち消します。身体を売ってるみたいなものだけど、性奉仕とは違うからおっけーと自分に言い聞かせます。
大通りに着きました。
お昼前です。人通りはかなり多いです。大きい街だけに、人も多いんだなと思い知らされます。
ミネットさんは少し離れています。
作動距離の、確認らしいです。
弱い振動、強い振動が交互に……。
弱い振動がずっと続く……。
いきなり強い振動がくる……。
耐えました!
予め意識しておけば、何とかイかされずに済むようになってきました。立ち止まったり、しゃがんだりしてしまいますが。
しばらくそんな感じで歩いた後、チラチラ見えていたミネットさんの姿が見えなくなりました。
振動も止まったままです。
有効距離を外れたのかな? と考えてみます。
そんな事を考えていると、大通りの端まで来ました。
立ち止まって、端に寄ってミネットさんを待つことにします。
「レン」
後ろから声を掛けられました。私の名前を知っている人は少ないです。
丁度建物から出てきた、レーナさんでした。
「こんなとこで何してんだ?」
「えっ……と、依頼された仕事……中?」
振り向いて、答えます。
「何で疑問系なんだ」
そう言って笑う、レーナさん。
「一応、魔道具のじッ……!!」
強い振動が、股間を襲います。
「けぇ、ンンンっっ……くぅ!!」
七回め。話してる途中に不意に来た強い振動にイってしまいました。……何で数えてるんだろ?
急に蹲った私にレーナさんが、心配そうに声をかけます。
「どうした? 具合でも悪いのか?」
「だぃ、じょぶぅぅぅ……。ッ、あ、んっ」
「顔が赤いが、熱でもあるじゃないか? もしかして、昨日の……」
昨夜の痴態が原因かと思案するレーナさんに、
「そう、いうんじゃ、ないから……。うん、大丈夫」
何とか持ち堪えて、立ち上がります。
振動は、強いまま続いています。
意識してれば、耐えられそうです。
「レーンちゃん、こんな所に居たのー」
未だローターを動かし続けている、ミネットさんが現れた。
「こち、ら、依頼主の、ミネットさん。お世話に、んッ、なった冒険者、の、レーナさん」
一応、お互いを紹介します。
「どうも。もう依頼受けてんのか。ホントに仕事してたんだな。しかし、よりにも……」
「ごめんなさーい、レンちゃんー、借りて行くわねー」
何か言いかけたレーナさんを遮って、ミネットさんが急かします。
「……いや、仕事中に声かけて済まなかった」
レーナさんと別れると、大通りから路地へと入ります。
股間のローターは、強い振動を続けています。
「あの、そろそろ、強い振動、ばかりで、アっ、るく、歩く、のもげんか、いぃぃ、なンっ」
「んー、これー、振動がー強いのかしらー?」
隣を歩きながら、ミネットさんと話します。
「ン、ずっと、っよぃ、しん、どぅ、が……つづくぅ、と、あた、ま、蕩けて、きっ、きま、すぅ」
「そっかぁー、えーい!」
身体が跳ねます。快楽が下腹から脳まで突き抜けていきます。
「! ッ! ィ!! あ、あ、あ、ぁぁあ、ああああッッンんんん!!」
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