【R18】異世界転性したけど、チートスキルはありません

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第一章 異世界の洗礼編

第十話 ローターで!前編

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「……わかり、ました……」

 観念して、抵抗を諦めます。

「手、でも、……いい、ですか?」

 薄暗い路地裏で、美少女に手コキしてもらう。シチュエーション的には良いですが、自分がやらされるのは全くもって御免被りたい所です。

 暗がりの中、その場にしゃがみます。
 そのまま、男のズボンを膝まで下ろします。

「しゃあねぇな、手で勘弁してやらぁ」

 下卑た笑いを浮かべる男を一瞥し、ダッシュで逃げます。
 少し走り、振り向き、男が何か喚きながら走ろうとして転けるのを確認すると、そのまま後ろを振り向かず路地裏を抜けました。

 心臓が、バクバク言ってます。
 身体中が熱く、火照っています。
 興奮ではなく、これは憤りです。

 大通りに出て、歩きながら、涙が滲んできました。
 魔物やレーナさんとは、こんな気持ちにはならなかったのに……。何故でしょう。

 そっと目の端を拭うと、気持ちを落ち着けながら、依頼主の家を目指します。

 目的地に到着しました。
 周りの家と比べても、結構大きなお屋敷です。

 呼び鈴を鳴らすと、メイドさんらしき人が、中まで案内してくれました。
 応接間のような所に着くと、依頼主が待っていました。

「いらっしゃーい、貴女ねー、依頼受けてくれたのはー」

 間延びした口調で話す魔道具師、ミネットさん。
 年の頃は四十代程、ふんわりとした雰囲気の女性でした。
 自己紹介をした後、依頼内容の確認をします。

「今回はー、魔道具の試作品の実験ねー。貴女、可愛らしいから……アレにしようかしらねー」

 そう言って、棚の中から一つの箱を出してきます。
 出てきたのは卵の様なモノと、四角い板でした。

「この丸いのをー、貴女に持っててー貰うの。ちょっと動くけど、身体にー、害はないからー」

「え、それだけで、いいんですか?」

「えっとー、作動距離も確認したいからー、近所をちょっと歩きたいかなー」

 試作魔道具を持って、街中を散歩するだけでいいらしい様です。
 私にもできそうな、簡単な依頼で良かったです。

「それなら、やらせて頂きますー」

 釣られて間延びしちゃった。

「じゃーあー」

 卵魔道具を持ってくるミネットさん。
 徐にスカートを捲ってきます。

「はーい」

パンツの中に、卵が入れられました。

「え?……は?」

 理解が追いつきません。
 身につけるって、持っておくんじゃダメなの? いやいや、ポケットありますし。パンツの中って。
 ミネットさんは四角い板の魔道具を持って、何かしています。

「じゃあー、外までー行こうかー」

 股間に、振動が。

「はぃ……イき、ます……ンっっ!」

「……えー?」

 油断してました。一瞬でイっちゃいました。

「はっ……んぅ、ぃ!」

 また。

「ぁの、と、……んんんッ、とめ、ンっあ、ぃく……」

 三回め。
 振動が止まります。

「この距離はー大丈夫ねー」

「あ……、あの……、これ……、つ、つけた……まま……?」

 息も絶え絶えに、確認します。

「えー?そういうー依頼でしょー? 貴女、依頼受けたでしょー?」

 一度依頼を受けたら、反故にはできないです。違約金を払おうにも、ほぼ無一文です。しっかり内容確認しなかった私が悪いんです。
 家を出る前に、キツめのドロワーズを履かせれ、卵……ローターでいいか、をズレないように固定されました。

 最初は、噴水のある公園へ行きました。
 子供達が疎らに遊んでいる姿が見えます。

「ちょっとー、座りましょうかー」

 まだローターは動いていません。

 いつ、動かされるか、ドキドキが止まりません。
 ずっと当たっているせいか、パンツの中のローターの存在は意識しなければ感じられません。

 ベンチに並んで座ります。

「こんな、変な魔道具ばっかり、作ってるんですか……?」

 気になった事を尋ねてみる。

「えー? これはー、半分依頼でー半分趣味よー。ほんとはー、違う魔道具のー、実験の予定だったんだけどー、貴女可愛いからー、虐めたくなっちゃったのー。他の魔道具はー、生活品がー主かなー?」

「あ、ランプとか?」

 レーナさんが持っていたものを、思い出しました。
 電気も無いのに、点けたり消したり出来ていました。

「そうそうー、魔法使えない人でもー、簡単便利になる道具ねー」

 と、子供が転がしたボールが、足元に来ました。

「あとはー、」

 ミネットさんと、話している途中だけど、拾ってあげます。

 投げ返そうと、腕に力を入れた時、

「んんんんんん……んんんんん!!」

 ボールが手からこぼれ落ちます。
 振動が、身体を襲います。

 手を振り上げた状態で、固まってしまいます。

「依頼されてー、こういうの作ってるのー。……大丈夫ー?」

 転がり落ちたボールを子供が取りに来て、不思議そうに私を見上げてきます。

 振動が強くなる。

「んッ! ……っ、ょ……ハっ、ィっ!!」
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