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第一章 異世界の洗礼編
第七話 街についても災難は続きます。
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街道に出て、何事もなく、昼過ぎにはアシュトンの街に着きました。
ここアシュトンの街はそれなりに大きな街だという事でした。主要街道にあり、近くにはダンジョンもあり、商人も冒険者も集まりやすいとのことでした。
街を囲む壁も高く、魔物を寄せ付けないようにしているとのことでした。
私達が使って来た道は、この先に廃村しかない為、殆ど使われていないらしいです。
どおりで人に会わないはずです。
レーナさんは本当に偶々依頼の帰り道で、あの森を通ったのでした。
運が良かったです。
壁にある門で、衛兵さんによる手続きがあるそうです。
犯罪者なんかは入れないそうです。
「そういえば、レン。身分証は……?」
「……ないです」
身分証どころか、服以外ありません。
あ、パンツもないや……。
「困ったな……。身分証がないと……いや、なんとかなるか」
そう言って、レーナさんは衛兵に近付いていきます。
私も慌てて後をついて行きます。
「よう、戻ったぞ。変わりないか?」
レーナさんは衛兵に向かってフランクに話しかけます。
「あ、レーナ、今帰ったのか。ご苦労さん」
顔見知りらしく、和気藹々と話しています。
「そうだ、コイツ拾ってきたから一緒に入るが、いいか?」
「お、弟子でも取ったのか? 孤高の虎が子育てかい?」
「うるせぇ、その口切り刻むぞ。……じゃあな、励めよ」
物騒な事を口にしながら、レーナさんが門をくぐって行きます。
私も慌てて、衛兵にお辞儀をしてから、レーナさんに付いて行きます。
あっさり入れたけど、セキュリティ甘すぎでないでしょうか?
「あの、良かったんですかね? 勝手に入っちゃって……」
「まぁ、顔が効くからな。レンが何かしでかしたら私が捕まるだけさ」
「そそ、そんな、何もしませんよ!」
慌てて否定します。
「だろ? じゃあ問題ないさ」
そのまま二人で大通りを歩いて行きます。
レーナさんが行く所があるから、そこまて付いてきて欲しいと言われ、付いて行きます。
「……そういえば」
細い道を入った所で、レーナさんが、思い出したように話しかけてきます。
「いくらだったらいい?」
「……?」
何の話か分かりません。
街に入った事の見返り、でしょうか。
「えと、後払いでお願いしたいんですけど……」
「ん? 何の話だ? 売ってくれるんじゃねぇのか、レンのいやらしい身体」
言いながら、壁に押し付けられます。
その素早い動きを、全く反応できませんでした。
気が付けば、レーナさんの右手は私のスカートの中にありました。
「え、え、あの、え? ン!」
戸惑っているうちに股間から、クチュ……と水音がします。
ノーパンだから、直に触られています。
なんでこんなにすぐ濡れちゃうんでしょうか……。
「えと、あン、あ、……と、とりあえず、ンン、保留で……おねがぃ、ぃん、しますぅ……」
なんとか返事をします。
「なんだ、じゃあ冒険者になるのか?」
すっと身体を離したレーナさんが、残念そうに言います。
「はふぅ……。あ、危険な仕事はちょっと……。メイドさんとかに、なれたらいいなーとか」
この容姿ですし、漠然と考えていた事を口にします。
お金は稼がないといけないですが、この貧弱な身体で魔物相手は、かなり無理をしないと文字通り死にそうです。
「だが、身分証もないなら冒険者になるか、身体を売るしかないぞ? 売るなら、もちろん私が買うが」
言われてみれば、どこの馬の骨ともつかない人間を雇う人は、いないでしょうね。
「そう……なんですね……」
異世界、厳しいな……。
なんでチートスキルや無双スキルが無いのか、悔やまれますが、どうすることも出来ません。
ですが、身体を売るのは、冒険者で挫折してからでも遅く無いので、最終手段とします。
パンツを買うためには、冒険者になるしか、選択肢がないなんて……。
「せっかく宿に連れ込もうと思ったんだが……。それじゃあ一緒にギルドに行くか」
「……ハイ、お願いします……」
薬草採取とか、荷物運びとか、危険のない仕事もある事を期待してみます。
「よし、じゃあ行こうか」
ここアシュトンの街はそれなりに大きな街だという事でした。主要街道にあり、近くにはダンジョンもあり、商人も冒険者も集まりやすいとのことでした。
街を囲む壁も高く、魔物を寄せ付けないようにしているとのことでした。
私達が使って来た道は、この先に廃村しかない為、殆ど使われていないらしいです。
どおりで人に会わないはずです。
レーナさんは本当に偶々依頼の帰り道で、あの森を通ったのでした。
運が良かったです。
壁にある門で、衛兵さんによる手続きがあるそうです。
犯罪者なんかは入れないそうです。
「そういえば、レン。身分証は……?」
「……ないです」
身分証どころか、服以外ありません。
あ、パンツもないや……。
「困ったな……。身分証がないと……いや、なんとかなるか」
そう言って、レーナさんは衛兵に近付いていきます。
私も慌てて後をついて行きます。
「よう、戻ったぞ。変わりないか?」
レーナさんは衛兵に向かってフランクに話しかけます。
「あ、レーナ、今帰ったのか。ご苦労さん」
顔見知りらしく、和気藹々と話しています。
「そうだ、コイツ拾ってきたから一緒に入るが、いいか?」
「お、弟子でも取ったのか? 孤高の虎が子育てかい?」
「うるせぇ、その口切り刻むぞ。……じゃあな、励めよ」
物騒な事を口にしながら、レーナさんが門をくぐって行きます。
私も慌てて、衛兵にお辞儀をしてから、レーナさんに付いて行きます。
あっさり入れたけど、セキュリティ甘すぎでないでしょうか?
「あの、良かったんですかね? 勝手に入っちゃって……」
「まぁ、顔が効くからな。レンが何かしでかしたら私が捕まるだけさ」
「そそ、そんな、何もしませんよ!」
慌てて否定します。
「だろ? じゃあ問題ないさ」
そのまま二人で大通りを歩いて行きます。
レーナさんが行く所があるから、そこまて付いてきて欲しいと言われ、付いて行きます。
「……そういえば」
細い道を入った所で、レーナさんが、思い出したように話しかけてきます。
「いくらだったらいい?」
「……?」
何の話か分かりません。
街に入った事の見返り、でしょうか。
「えと、後払いでお願いしたいんですけど……」
「ん? 何の話だ? 売ってくれるんじゃねぇのか、レンのいやらしい身体」
言いながら、壁に押し付けられます。
その素早い動きを、全く反応できませんでした。
気が付けば、レーナさんの右手は私のスカートの中にありました。
「え、え、あの、え? ン!」
戸惑っているうちに股間から、クチュ……と水音がします。
ノーパンだから、直に触られています。
なんでこんなにすぐ濡れちゃうんでしょうか……。
「えと、あン、あ、……と、とりあえず、ンン、保留で……おねがぃ、ぃん、しますぅ……」
なんとか返事をします。
「なんだ、じゃあ冒険者になるのか?」
すっと身体を離したレーナさんが、残念そうに言います。
「はふぅ……。あ、危険な仕事はちょっと……。メイドさんとかに、なれたらいいなーとか」
この容姿ですし、漠然と考えていた事を口にします。
お金は稼がないといけないですが、この貧弱な身体で魔物相手は、かなり無理をしないと文字通り死にそうです。
「だが、身分証もないなら冒険者になるか、身体を売るしかないぞ? 売るなら、もちろん私が買うが」
言われてみれば、どこの馬の骨ともつかない人間を雇う人は、いないでしょうね。
「そう……なんですね……」
異世界、厳しいな……。
なんでチートスキルや無双スキルが無いのか、悔やまれますが、どうすることも出来ません。
ですが、身体を売るのは、冒険者で挫折してからでも遅く無いので、最終手段とします。
パンツを買うためには、冒険者になるしか、選択肢がないなんて……。
「せっかく宿に連れ込もうと思ったんだが……。それじゃあ一緒にギルドに行くか」
「……ハイ、お願いします……」
薬草採取とか、荷物運びとか、危険のない仕事もある事を期待してみます。
「よし、じゃあ行こうか」
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