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第一章 異世界の洗礼編
第四話 レズる!前編
しおりを挟む「あ、ソコだけは、まって、ひッ! だ、めぇ、ほんと、に、おね、が……」
恐怖で失禁してしまいました。
蔦はおしっこも喜んで吸っていきます。
朦朧とした意識で、抵抗を試みますが、拘束された身体は動きません。
あぁ、ここで枯れるまで魔物に吸われるんだ……。
もう、潮もおしっこも、涙も胃液も出ない程枯れてきています。
そう考えた時、急に蔦が弱まり、背中から地面に落とされました。
あぁ、食べられるのか……と思ったとき、人の声が聞こえました。
「生きているか!」
ああ、助けられたのかな……。
糸が切れたように、意識を失いました。
………………。
…………。
……。
目が醒めると、真っ暗でした。
暗闇に目が慣れてくると、簡素なテントの中、毛布の上に寝かされているようでした。
だんだん頭がはっきりしてくると、意識を失う前のことを思い出し、身震いします。
「ぁ……」
生きてた、良かった……。
安堵から涙が溢れてきました。
「うっ、……ひっく、……ぇぐ、……すんっ」
狭いテントの中、私の嗚咽が響きます。
「気が付いたようだな……」
急に声をかけられ、身体が硬直します。
「すまない、吃驚させたか」
テントの入り口に、ランタンのような物を持った女性が立っていました。
「ぁ……だい、じょうぶです……」
始めに、言葉が通じることに安堵しました。
次に、この世界で初めて人間に会えたことに。
そして、この人が私を魔物から助けてくれたと、声で思い出しました。
「ありがとう、ございました……。助けてくれたんですよね……?」
狭いテントの中に、入って来ました。
二人でもうギリギリの狭さです。
「偶然、通りがかってな。悲鳴が聞こえて、急いで行ったんだ。こんな美少女が、魔物の餌にならず、助けることが出来てよかったよ」
そう言ってニヤっと笑いました。
「レーナだ。見ての通り、冒険者だ」
レーナさんは、二十代後半程の長身の女性。その身を、あの、ビキニアーマーと呼ばれるような、際どい装備で包んでいます。
スタイルも良く、鍛えられた身体に、豊満なバスト……。目のやり場に困ります。
眼つきは鋭いですが、切れ長の瞳がチャームポイントの美人さんです。
「あ、レン、です……。えっと……なんか、ここがどこかも分からなくて、ん……、困って……」
言葉にすると、口に出すと、今までの不安が溢れてきて、涙が自然と溢れてきます。
「そんな……記憶が無いのか……?」
この世界の記憶はないので、そういうことにしておきます。
レーナさんの言葉に、ゆっくり頷きながら、涙を拭います。
「そうか……」
レーナさんは神妙な面持ちで、こちらを見ていました。
不安だろうが、この辺りに夜行性の魔物は居ないし、盗賊が出る事も無いので安心しろ、と言われました。
ゆっくりと眠ることが出来そうです。
「そうだ、これを飲んでおけ。トレントに吸われた体力が、回復できるだろう」
言われて、緑色の液体を渡されます。
飲み終えてから、騙されてないよね? と、少し不安になります。
「よし、顔色も良くなったな。調子はどうだ?」
身体が軽くなったような、疲れが取れたような感じがします。
「はい、なんか、元気になりました!」
疑ったりして、ごめんなさい。
心の中で、謝ります。
「そいつは良かった。……で、報酬なんだが」
「ほうしゅう……?」
「冒険者だからな、基本、利益のない事はしない」
確かに、タダで助けて貰うなんて虫が良すぎます。
「でも、あの、私、お金とか……」
「知ってる。……そんなモノが欲しいんじゃ、ないんだ……」
レーナさんの顔が、近付いてきます。
良い匂いがします。
唇が奪われます。
「ん……」
触れたかと思うと、直ぐにレーナさんの舌が、入って来ます。
戸惑っている間に、舌で口内が犯されていきます。
「んちゅ、っは、何も、持って無いんだ、チュパ、ン、身体で、じゅぽッ、払って貰うが、ン、いいよな?」
「はんっ、それは……んッ、……えと……はぃ……」
歯茎から歯の裏まで舐め回されて、唾液の交換をするように、吸われて舐められて、唾を押し込まれます。
「じゅぷ……はぁ……ン……ちゅ……ちゅぱ……」
私も舌を絡ませます。
「ぴちゃ……ン……はぁ……んちゅ……」
唇を味わっているレーナさんの、左手が私の乳房を弄って来ます。
控えめなおっぱいが、レーナさんの手によって形を変えられます。
「ゃン……、そん、な、んちゅ……ひゃん……ンン」
胸に優しい刺激を感じて、甘い声が漏れます。
口の端から涎を垂らしながら、胸への愛撫に陶酔していきます。
「あっ、あっ、あっ、んん、はぁん……」
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