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4、言いたいことを言えば良い

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 ティニエはネランジアが去ってから湯船から出た。しっかり水を拭くと寝具に着替える。簡単に上着を着て、せっかく暖めた身体が冷えるのにも構わず、夜の窓辺に寄りかかった。

 夫婦の寝室と繋がった、ティニエの部屋だ。まだ皇太子妃だからそこまで大きい部屋ではないが、自分がこの白でいちばん自由に出来る部屋だ。

 お気に入りのカーテンを開け、月の光を浴び、冷たい夜風に吹かれ、静かに庭を眺める。



 ――いつもの日々だ。



 彼がそこにいて、ティニエはそのそばにいる。彼を支えて、彼に支えられている。

 だけど、自分たちはまだ夫婦ではない。

 いつまでこうしているんだろう。 

 そんな想いが胸をよぎる。



 この関係に不満があるならいえばいい。

 一言、彼に抱いてくれといえばいい。

 いえば、きっと抱いてもらえる。何しろ。自分は美人だし、彼は自分に優しい、嫌いではないだろう。少なくとも。

 で、あれば、抱けるはずだ。

 だから、ひとこといえばいいのだ。

 抱いてほしい、と。



 広い窓枠に腰掛け、一人膝を抱える。

 原因はわかっている。いまの関係で、満足してしまっているんだ

 彼がそばにいるだけで満足している。だから、いえない。

 いままでだましだましやってきていたのだ。でも、



 ネランジアとオルカがやってきて、そして、



「子供……」



 子供は良いです、そういった大使の顔が頭に浮かんだ。そして、その言葉を聞きながら、「良いですねぇ」と相づちをうったフィルガットの顔も。

 ティニエは子供がほしいかどうかなんて、あまり考えたことがない。次期国王を、王家の血を継いでいくために生むということは考えたことがあった。でも、家族としての子供はしっかりと考えたことがなかった。でも。きっと、フィルガットの子供だったらかわいいだろう。

 顔が不細工になろうが、頭がバカだろうが、きっとかわいく思える。



 それはきっと、純粋な気持ちではないだろうけど。







 ティニエは小さくため息をついて、足を引き寄せる。そして、足が思った以上に冷えていたことに気づいた。



 やっぱり、私もお酒でも、飲もうかしら



 ネランジアの提案にはあまりいい顔をしなかったが、しかしなにもせずにこのままというのも、やはりよくないと思うのだ。



 お酒は飲むとすぐに眠くなるし、変な飲み方をすると頭が痛くなる。でも、きっと今日はのみたい気分なのだ。

 明日が忙しいとかそういう理屈ですぐに逃げている自分を理屈で意味をかため、逃げる場所をなくすのだ。



「でも、これはやめておこうかしら……」



 何しろ折り紙付きの強い酒である。

 侍女を呼ばすとも、夫婦の寝室を挟んで繋がった向こうはフィルガットの部屋だ。酒好きの彼のことだから、一本くらいもらった酒を隠し持っているだろう。それを拝借すればいい。

 ティニエは窓から降りて静かに寝室に繋がるドアを開けた。そして、フィルガットの部屋に繋がるドアに手をかける。と、そのとき、声が聞こえた。



「――あなたはどうなさりたいのか、それを私はきいているのですよ」



 ――オルカの声だ。

 思わず足を止め、耳を澄ましてしまう。

 いつの間にフィルガットは部屋に帰っていたのか。オルカの様子からして、ある程度時間はたっていそうだが――



「……俺は、どうしたいのかよくわからないんだ」続いた言葉はフィルガットだった。



「よくわからないとは」



「彼女の思うようにしてほしい、でも、きっと……」



 続く言葉にティニエは息をのんだ。







「ま、まだ起きていたんだ」



「起きていましたわ」



 ドアを開け、寝室に入ってきたフィルガットはベッドの上で膝を抱えて座っているティニエをみて、焦ったように目を泳がせた。



(嘘がつけない人)



「ええと……」



「“きっと、そろそろティニエから離縁されるはず”ですって?」



「……」どうごまかそうとでも言うように泳がせたままの視線をじっと見つめる。



「私は聞きましたわ」



 ごまかしは通じない、通じさせないという気持ちが伝わったのだろう。彼はやっとティニエと視線を合わせた。平凡な茶色の、でも優しくて綺麗な瞳。



「僕は君につりあわないよ」



 彼の言葉は苦笑しているみたいだった。あきらめとか、そういうのだ。

 彼にそんな顔は似合わない。しかし、その顔をさせているのはティニエなのだ。



「だって、君は優秀だろう?美人だし、なんでも上手に出来る。でも、俺はいろいろ出来ないし、バカなんだ。きみは優しいから俺につきあってくれるんだろうけど」



「……あなた」



「ええと、だから、君と俺はやっぱり離縁した方がいいのかなって思」



 って、を言い切る前に、ティニエはベッドから押した。少し歩いて、彼の胸ぐらをつかんだ。その手をたどるようにつかみよる、にじりよる。



 ――頬が熱い。



 ばか、 ばか、ばか

 口にでてこない。きっと酔っているからだ。





 フィルガットの言葉が聞こえた瞬間、立ち尽くして動けなくなった。

 どちらにせよ、フィルガットはオルカといる。オルカの前で寝具姿をさらす気はなし、ティニエはすぐさま ネランジアのおいていった酒を一気に開かした。



 ――お酒です。かなりきついやつ。



 ネランジアお墨付きの酒精の強い酒は飲みやすいものだった。甘く、のどをしなやかに通り過ぎる。しかし、吐いた息は自分でもわかるほど酒気を帯びている。





 でも、本当にバカだったのはティニエだ

 いわなくてもわかるだなんて勝手に思いこんでいた

 この人はバカだ。わかってくれない。でも、わかってる。





 それが、好きなのに





「わたくしは、あなたのことがだいっすきでしゅ」



 噛んだ。でも、言いたいことはいえた。絞り出すように音を出した瞬間、いいたいことがあふれでてくる。



「ティニエ、きみもしかして酔って――」



「だまりなさい!!」



 好きなんて言葉じゃたりないのに。あなたがいないと息が出来ない世界なのに



「だかりゃ、私はあなたと結婚したんです!」



 のどが少し痛い。咳き込んで、ベッドサイドにある水を飲む。そして、再び彼と向き合う。



「義務感とか、そんなものじゃない。私は、あなたと出会えてよかった。あなただったから結婚した。王子だから結婚したんじゃない。あなたがあなただから、好きなんです」



 言い切って、ひどく疲れた気がした。酒できっと顔が赤い。でも、それだけではない。彼なんて見えない。恥ずかしい、いまさら、なにいってるんだってきっと思われている。うまい言い方だって浮かばない。心に浮かんだままにいうことしか出来ない。頭が回らない。さっきまで動いていた口が動かなくなった。

酒と、興奮と、何かが噴火して口がいうことを聞かない。

 嘘だとか、信じられないとか、他は何であろう。

 なんだろいう、でも、本当に、本当の気持ちはこれだ。



「……」



 彼は黙ったままだ。ティニエは逃げたくなった。

 嘘みたいだ。自分がこんな気持ちになる何で。



「ティニエ、涙が」



 彼が呼ぶ。自分の名を。

 それだけでうれしいのに。本当に、本当に

 彼の手が優しく頬を触った。その手は濡れている。――いつのまにか涙もこぼれ落ちていたのか。

 顔を上げることが出来ない。そんな中で、ティニエはふいにグイと引かれた。

 そのまま、彼の腕に収まる。



「うれしい」



 耳元で声がした

 ばか、誰よりうれしいのは私です

 行儀が悪いのは承知で涙を彼の肩に湿らせた。

今日くらいは許してほしい。

 私は、自分が完璧じゃないこと、誰より私が知っている。そして、同じくらい彼にも知って欲しかった。







 どれくらい抱き合ったか。たぶん、そんな長くではない。ティニエは涙が乾くの、同時に恥ずかしさが沸き上がるのを感じた。

 結婚していらい彼と様々ことをしてきたけれど、肉体的接触は最低限だったのだ。違和感を覚え、身じろぎをした。しかし、体はなれない酒をあおったせいかなかなか思うように動かない。

 彼はしかし、そんなわずかな動きも押さえるように腰を持つ手に力をいれ――、



「どこ、さわっているのれすか」



 不穏な動きに思わずティニエは噛みながら問いかける。酒で赤くなったほおがさらに赤くなるのを感じる。



「いや、触っていいものだと思うとさわりたくなって」



 にやにやというかなんというかしまりのない顔でフィルガットはいった。



「さわっていいと、誰がいいました?」



「夫婦ならば当たり前だし」



 もまれる感触は正直よくわからない。そもそも、夜着ごしとはいえ、ティニエは寒がりでいろいろ着込んでいるのだ。当たり前である。



「……」



 それくらいならばと無言で動きを無視していると、それはだんだん無遠慮になっていった。

 もむ、がどんどんと夜着をまくりあげるような動きに移り、とうとう太股に冷たい室温を感じるようになった。そして、手が着込んだものにふれる



「……ティニエは寒がりなんだね。これ綿のズボン?」



「ええ。下半身は冷やすとよくないそうなので」



 下半身も健康は子づくりには大切ですよ!とどこぞの薬師に婚姻前に力説されたせいでずっと寒さに備えて重武装だ。



「そっか……」



 どことなく残念そうなフィルガットに下半身の冷えを予防する意味を伝えるつもりはなかった。



「………」



「……」



 手は動きをやめない。

 太股の感触を確かめるように彼の手が何度もさすっていく。冷たいと思った手がだんだん暖かくなっていく。それはティニエの皮膚が冷たくなっていっているせいなのか、よくわからない。

 太股の内側となでた手が足の付け根にさわった。ためらうようになで、少しずつ下着の中に指が入っていく

 小さくふるえる。押さえようと、唇をかむ。でも、押さえきれなかった



「……フィルガット、さま」



 声をかけると「ひぇっ」と彼はつぶやき、少しおびえた声で「えと、だめだった?」

 聞くな、と思いつつ、ティニエは小さくいった。



「寒い、から、ここでは嫌」



 言い終わった瞬間、浮遊感があった。



「そうだね!!!ベッド行こう!!!」



「あ、あるけます」



「まだ酔ってるだろうし、足、ふるえてるじゃないか」



 ふるえさせるようなことをしたのはおまえだ。

背中と膝裏に手を回され抱き上げられる。落ちるのが怖くて彼の首に手を回す。

 そんなに遠くもないのに走るような速度でベッドに近づき、転がるように落とされた。不満を言おうとすれば、両手首を捕まれ、ベッドに縫い止められる。



「……」



「……」



 改めて彼の目を見た。



 ――どこかで何度かみたことがあった。



 それは二人でお茶をしているときだったり、会議の要項をみているときだったり、演説の練習をしているときだったり、――朝、起き抜けに彼がティニエをみるときの目だ。

 彼はずっとほしがっていたんだ。



「……ティニエ。俺はずっと君のことが好きなんだよ」



 彼はいつの間にか荒くなった息で、泣きそうにいった。



「わたくしだって、そうです」自分の声も泣きそうだったのは、ただ単に彼につられただけだ。そうに違いない



「君はわかりにくいから、ちゃんと自分の口で言ってほしい。もっと」



 フィルガットはティニエに口づけた。

 あなただって、と、言葉はどこかに消えてしまった。







 何度も口づけられて、息が出来なくなった。ちょっとまって、と止めて大きく息をすれば、彼は笑った。バカ、ちいさくののしると服を脱がされた。

 彼らしくない強引さで裸に向かれ、また口づけられる。

 胸をもまれる。

 正面から妙に真剣な顔でもまれて形を変える胸をじっとみる彼に恥ずかしくなり、手を払うと、またわらわれた。今度はうつ伏せにベッドに押し倒される。

 後ろから延びた手は一方が再び胸に回り、もう片方は足の付け根にまわった。

 何度かためらうように下腹部をさすった後、フィルガットの指はそこに至った。



「……っ」



「……濡れてる」



「辱めですっ、だまっんひゃっ」



 惚けたような声に反論するも、指が確かめるようにそこをえぐり、ティニエは舌をかんだ。

 胸を触っていた手が顎に延びた。慰められるように口づけられ、優しく舌が口の中に進入する。



(……!!!)



 くるしさと驚きで目を見開くと、彼と目が合う。



「ぷふっ」



 唇が解放されると、すぐに指が口に進入した。

 確かめるように指が口腔をなぞる間も、下の口の探求も終わらない。



「ぁうっ、ひゃめて……」



「でも、ティニエのここは喜んでる。俺のこと好きなんだろう。じゃなきゃ、生来の色狂いかな。だってこんなにどんどん指を吸い込んでく、ぬるぬるしてて、はやくきてっていってる。……ティニエは下の口の方が素直だね」



 優しい声音でいうことがこれだ。普段はろくな語彙もないくせにこういうときばかり言葉が回る。

 なんでひどい。ティニエは苦しさで涙がでてきた。だんじて気持ちいいからではない



「あっ、ぁぅ、あっあああっやっ!」



 初めての感覚が頭をしびれさせる。大きな何かがなにもかもほうりなげてしまったような感覚。呆然とその感覚に身を任せ、抵抗できない。



「ここがいいんだね」



 ふいに背中に感じていた重みと体温が消え、口腔をまさぐっていた指が消えた。

 腰がぐい、と引かれ、尻が持ち上げられる。



「つやつやだ……」



「やめて」



 フィルガットが秘所をじっとみているのを感じる、でも、逃げようにも腰が砕けて動けない。



「ひゃっ」



 ぐい、と秘所が開かれる感触があった。



「まだ、時間かかりそうだな」



「な、なに」



「ティニエが気持ちよくなるには時間かかりそうだなぁって」



「はい?……あっ、ちょだっやぁっ!」



 こりこりとフィルガットがティニエの知らないところをいじる。ティニエは未知の感覚に背中をふるわせる。



「俺、ティニエとの初めては完璧にしたかったんだ。何しろ君は美人だし、頭もいいし、完璧だろう?だから、失敗したときすごく恥ずかしかったんだ。君は処女なわけだから、俺がリードしなきゃいけないのに寝ちゃって」



「そんなのっいいですからっ、やだぁ、この格好嫌ですっ」



 そんなところずっといじらないでほしい、ただでさえふるえるくらいによくわからない感覚に翻弄されているのに、ソコはだめだ。いってはいけないところ、しってはいけないところまで行ってしまいそうだ。

 なでて、優しくかいて、すりすりをすられる。

 あつい、あつくて、恥ずかしくて。だって、絶対ひくひくしてる。自分じゃよくわからない何かが

 それを、フィルガットがみているのだ。

 動きたいのに、腰は砕けてるし、彼は止めてくれない



「やだぁ、ふぃる、ふぃるぅ私こんなのはずかしいっ」



「いいなあ。……フィルって呼ばれたかったんだずっと」



「呼んであげるからっ、もうやめてっもういいじゃないっ」



「だめだよ。最後までしなきゃ。ほら、もう穴がひくついてきた。君もこんなにだらだら愛液垂らして。俺のこと本当に好きだったんだね。うれしい」



「うっ、すきだってこんなにひどいことされちゃっきらいになってしまうわ」



「それは困るね」



 全く困っていない声で彼は行った。



「じゃあ。もっと気持ちよくしないと」







 じゅるじゅるとすわれる音がする。



「……ぅ。っ……」



 声は枯れた。横顔をベッドに落として、尻だけ持ち上げられ。隠さなければいけないところを開かれてあげくに、なめられ、いじられ、ねじ込まれ、吸われている。

 秘所だけじゃなく、尻の穴までなめられてしまった。もう人間に帰れないような気さえする。

 気持ちい。気持ちいけど、やめてほしい。でも、



「ああっ、ひぃあっそこぉそこっ」



 彼の舌が離れ、指がぐいと膣をえぐった。キモチいところだ。



「ティニエも素直になってきたね」



 満足げな声に背筋がしびれる。



 指は止まらず、ティニエは光を見る。



「……あぅ、ふぃる……わたし、もう……」



「そうだね」



 疲れたのだ。頭の回転と美貌と口の早さには自信があるが体力に自信はない。そもそも男と女では基礎体力が違う。懇願するように途切れがちに行った言葉に彼がうなずいたとき、少しほっとした。

 なんで好きだと行っただけでこんな目に遭わなければいけないのか。ただ、こう、キスをしてさわって入れて以下略ではないのか。

 まぁいい。今日はがんばった。仕切ったのもやったものフィルガットだが、ティニエも体力と羞恥心と今までの常識を犠牲にした。これで今日は許してほしい。

 もしかしてふつうに初夜を過ごしていたらここまでされていたのだろうか。

 少し考えたがやめにする。過去には戻れない。今はどうにか元の日常をかけらでも取り戻すことがたいせ――



「あっ、ふぃるっ。なにすっ」



「たぶん、もう気持ちよくなれるだろうし」



 優しく転がされ、うつ伏せが仰向けになった。

 初めての快感と涙と汗でぼろぼろのティニエを優しく見下ろしたフィルガットは容赦なく行った



「初夜だから、処女はいただかないと」







「はいるの……?」



「はいらなくはないよ絶対」



「……」



 じぃとフィルガットの下腹部に生えるそれをみた。

 上向きの、なんか変な形をした指より太い奴だ。

 普段なら絶対凝視なんて出来ないものをティニエはじっとみた。



「……そうみられると興奮する……」



「それ大きいの?」



「ふつうじゃないかな……あんまり他人のみることないし」



「……」



「大丈夫だよ。だってこんなにならしたんだし、君も何回イったかわかんないくらい秘所ならしたし」



「……」



「……いくよ」



「……好きにしてくださいまし」



「ティニエ……」



 両足を広げられ、足の間にフィルガットがいる。

 ティニエは手持ちぶさたに両手でシーツをつかむ。

 ああぁもうなぜここまできてフィルは困った顔をするのか



「てぃ」



「黙って」



 ぐいと彼を引き寄せる。

 唇を重ねる。重ねるだけの口づけだ。



「好き」



「……俺も」



 きっとうまく笑えなかったけど、彼はわかったのだ。



「じゃあ、入れるよ」



「んっ」



 堅いモノが秘所に当たる

 フィルガットを見上げれば、大まじめに初夜を完遂しようとする義務感と快楽にとろける顔がある。

 彼じゃなきゃだめだ。彼がいるから私は私でいられる。

 だから、



「ひぁ」



「あと少しだ、ティニエ……」



 恥ずかしくても、苦しくても痛くても、私はこれでいい。これがほしかった。



「入った――」



「フィル、大好き」



「え――」



 もう一回、首に手をかけ、唇を引き寄せる。繰り返し、すきという。でも、言葉は彼の唇に消えた。そして、足を腰に絡めて――



「だ、で、でちゃうからーー!」



「んっんぁ、ひゃ」



 ぐいっとした感覚がすごく気持ちよくて、おなかに広がる彼の感覚にティニエは悦びと満足と幸せを感じた
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