21 / 21
ホラーゲーム『デス・スペースシップ』
最終話 新しい世界で、新しい幸せを
しおりを挟む
私が塔の外に出ると、モナカが足を広げてしゃがんでいて、腕を前に出していた。
自分の胸を両手で抱き、顔を伏せ、座り込んでいる七瀬をながめている。
ふたりの間には微妙に距離があり、モナカは七瀬に話しかけたいが、話せないといった感じだ。
「……クルミを殺しましたか?」
七瀬は私のほうを見ないまま、顔を伏せたまま聞いてくる。
「殺した。それがゲームのクリア条件だからな」
私は正直に言った。
七瀬はふらりと立ち上がり、塔の端まで歩いていく。
下は崖みたいになっていて、底が暗闇で見えていない。
落ちるのかと警戒したが、七瀬は振り返り、ポケットから出したハンドガンをこめかみに当てた。
「ちょっ!?」
モナカが立ち上がり、止めるためなのか手をのばす。
私は何も言わないでいた。
七瀬は力なくほほ笑み、
「私を育ててくれた両親は裕福な人たちで、子供がいなかったせいか、私のわがままならなんでも聞いてくれました。スクールでは友達もできたし、条件の良い就職もできました。ここに就任して、私のことを好きだと言ってくれた男性もいました。すべてが偽物だとわかっていたけど、とても心地よかった」
両目から涙がこぼれ落ちる。
「あなたの言うとおりです。新しい世界で、新しい幸せを見つけるべきだった。どうして現実世界にこだわってたんだろう? クルミには両親はいません。異星人の細胞から作ったんですから当然ですね。あの子が私のことを『ママ』って言ったとき、私の感情は確かに動いたんです。――この子を殺していいのかと」
空を見上げ、話を続ける七瀬。
金属の無機質な壁が構築されているだけで、そこにはなんの感情も浮かばない。
外は闇の広がる宇宙しか待っていない。
クルミを迎え入れてくれた光は、あんなにも明るかったのに。
「もう償う方法はこれしか……」
「ちょっと待ちなよ!」
銃の引き金を引こうとしている七瀬を、モナカがとめる。
「言っとくけど、私だっていい人生なんて送ってなかったさ。なんせ食うか食われるかの世界だったからね。確かにあんたがやったことは最低なことだけど、何も死ぬことないんじゃ……」
「ありがとう。モナカさん――六道さん」
七瀬は私のほうを向き、頬にシワを刻み込む。
疲れ切った表情だ。
きれいに整えた髪の毛が数本飛んでいる。
「あなたたちと一緒に船内を冒険したのは、とても楽しかった。あんなに笑ったのは久しぶりでした。こんなことで罪が消えるとは思えないけど、だけど、もう、疲れちゃって……」
「ママぁ」
「えっ?」
クルミが白いワンピースを揺らし、七瀬の足に抱きつく。
七瀬は驚き目をぱちくりさせている。
クルミはふわりとした七瀬のスカートから顔を上げ、
「泣かないで、ママ。クルミがおいたんみたいに守ってあげりゅから」
「あっ……あの」
「だからクルミといて。おいたんもいっちょね」
舌足らずな口調で、必死で覚えた言語をつなぎ合わせる。
子供ながら、七瀬の表情を見て、慰めようとしているのだろう。
七瀬は訳がわからず、私のほうばかりながめている。
私は鋼鉄の背中を彼女に見せ、
「君はもう説教した内容を忘れているのかね? ならばもういちど説教してやろう。私は絶対に子供には手を出さん! 殺すのはクリーチャーのみ! よく覚えておきたまえ!!」
『要約すると、化け物化したホープの細胞のみ破壊し、クルミちゃんを取り出して蘇生させました。私は無理だと進言したのですが、六道さんがそうしろと聞かないので。成功確率は1%もありませんでした』
文曲がわかりやすく、塔で行った内容を伝えていた。
「おいおいおいおいオッサン!! やっぱり神だなあんた!!」
「ふん!!」
「ぐわっ!? 痛いし、かてぇ!! ははっ!!」
体当たりしてきたモナカを、私はようしゃなくはじきとばしてやる。
七瀬はぺたんと座り込んだ。
ハンドガンが手から離れ、床の端から落ち、闇へと消えていく。
「もし君にこの世界でやったことを償いたいと言うのなら、その子を立派に育ててみたまえ。もちろん異世界転移した仲だ。私も協力してやろう」
『素直にクルミちゃんといたいって、言えばいいじゃないですか』
「言わない約束だったろうが! このポンコツAIめ!」
塔の中でクルミを助けたとき、つい文曲にもらしたセリフを見事にバラされた。
ガンと、パワードアーマーの頭部を殴ったら、普通に私が痛かった。
文曲はあいかわらず、モニターの向こう側で無表情だ。
七瀬はクルミを抱きしめ、
「うっううっ! うわああああああん!」
唇をかみしめていたが、大泣きしていた。
初めて感情を外に出したのだろう。
涙で、ずっとためていたものを吐き出している。
「よちよち」
クルミは七瀬の頭をなでていた。
腕が短いので頭頂部には届いていないが、十分彼女には気持ちが伝わっただろう。
モナカが肘で私を小突き、
「一緒に子育てするなら、結婚しちまえばいいじゃないか」
「うわああああああん! 10歳以上も年が離れたオッサンとは嫌ですぅ!」
泣きながら、七瀬に拒否された。
「こちらこそごめんだ。私は性欲を捨てた身。――神と歩める者などいない」
『六道さんは本気です。血を股間にためられません。治療を推奨します』
文曲のお節介はあいかわらずだ。
「たいしたものだ。一部始終を見せてもらった」
サイホンがハイヒールを鳴らし、腕を組みながらやってきた。
「お前……」
「私もお前を手伝ってやろうと思ってな。敵と戦うために武器を持ってきたつもりだったが、間違えて大人のおもちゃを持ってきてしまった。――恐ろしいほどの回転だ」
短くて太いイボイボのこん棒が、サイホンの手の中で、モーター音を響かせながら回転している。
サイホンから目を離し、
「モナカ。私たちはまた別のゲームの世界に行く。ガンシップに乗ってここから脱出し、地球に帰ったら――あいつを病院に連れていってやってくれ」
「イエッサー」
モナカは敬礼で返してくれた。
サイホンは大人のおもちゃを見つめたまま、妄想全開の世界に旅立っていた。
『ゲームはクリアしました。元の世界に戻らないのですか?』
「言っただろう。私はクルミを育てる義務がある。それまでお前たちの陰謀に付き合ってやろう」
『そんなものないんですけどね。了解しました。それでは、次のゲームに移行します』
空間に巨大な扉が開いていく。
電子でできているのか、物理的なものはなく、中は異空間になっていた。
クルミがとてとてと、やってきて、
「おいたん」
「生意気なことを言うなよ! 抱っこだ!」
抱っこしてほしいのだとわかり、左肩にのせてやった。
「おねえたん。ばいばい」
小さな手を、クルミはモナカに向かって振っていた。
モナカは涙を両目にためながら、手を大きく振り、
「またなちびっこ! 成長したら、一緒に酒でも飲もうな! 七瀬も酒に強くなっておけよ! あとオッサン! 長生きしろよ!!」
「六道。今度会ったときは、お前の強靭なこん棒に耐えうる肉体にまで鍛え上げておいてやる」
サイホンが別れの感動をだいなしにする。
七瀬、クルミと、異空間に入った。
電子の光が彗星のように、私たちが進む方向に飛んでいっている。
さて、次のホラーゲームは何が始まるのか。
「ふふ」
七瀬が口に手を当て小さく笑った。
「どうした?」
「クルミがおとなしいと思いませんか? その子――あなたの肩の上が大好きなんですよ」
「……ふん。そうか」
パワードスーツでわからないだろうが、私の顔は緩くなっていたと思う。
自分の胸を両手で抱き、顔を伏せ、座り込んでいる七瀬をながめている。
ふたりの間には微妙に距離があり、モナカは七瀬に話しかけたいが、話せないといった感じだ。
「……クルミを殺しましたか?」
七瀬は私のほうを見ないまま、顔を伏せたまま聞いてくる。
「殺した。それがゲームのクリア条件だからな」
私は正直に言った。
七瀬はふらりと立ち上がり、塔の端まで歩いていく。
下は崖みたいになっていて、底が暗闇で見えていない。
落ちるのかと警戒したが、七瀬は振り返り、ポケットから出したハンドガンをこめかみに当てた。
「ちょっ!?」
モナカが立ち上がり、止めるためなのか手をのばす。
私は何も言わないでいた。
七瀬は力なくほほ笑み、
「私を育ててくれた両親は裕福な人たちで、子供がいなかったせいか、私のわがままならなんでも聞いてくれました。スクールでは友達もできたし、条件の良い就職もできました。ここに就任して、私のことを好きだと言ってくれた男性もいました。すべてが偽物だとわかっていたけど、とても心地よかった」
両目から涙がこぼれ落ちる。
「あなたの言うとおりです。新しい世界で、新しい幸せを見つけるべきだった。どうして現実世界にこだわってたんだろう? クルミには両親はいません。異星人の細胞から作ったんですから当然ですね。あの子が私のことを『ママ』って言ったとき、私の感情は確かに動いたんです。――この子を殺していいのかと」
空を見上げ、話を続ける七瀬。
金属の無機質な壁が構築されているだけで、そこにはなんの感情も浮かばない。
外は闇の広がる宇宙しか待っていない。
クルミを迎え入れてくれた光は、あんなにも明るかったのに。
「もう償う方法はこれしか……」
「ちょっと待ちなよ!」
銃の引き金を引こうとしている七瀬を、モナカがとめる。
「言っとくけど、私だっていい人生なんて送ってなかったさ。なんせ食うか食われるかの世界だったからね。確かにあんたがやったことは最低なことだけど、何も死ぬことないんじゃ……」
「ありがとう。モナカさん――六道さん」
七瀬は私のほうを向き、頬にシワを刻み込む。
疲れ切った表情だ。
きれいに整えた髪の毛が数本飛んでいる。
「あなたたちと一緒に船内を冒険したのは、とても楽しかった。あんなに笑ったのは久しぶりでした。こんなことで罪が消えるとは思えないけど、だけど、もう、疲れちゃって……」
「ママぁ」
「えっ?」
クルミが白いワンピースを揺らし、七瀬の足に抱きつく。
七瀬は驚き目をぱちくりさせている。
クルミはふわりとした七瀬のスカートから顔を上げ、
「泣かないで、ママ。クルミがおいたんみたいに守ってあげりゅから」
「あっ……あの」
「だからクルミといて。おいたんもいっちょね」
舌足らずな口調で、必死で覚えた言語をつなぎ合わせる。
子供ながら、七瀬の表情を見て、慰めようとしているのだろう。
七瀬は訳がわからず、私のほうばかりながめている。
私は鋼鉄の背中を彼女に見せ、
「君はもう説教した内容を忘れているのかね? ならばもういちど説教してやろう。私は絶対に子供には手を出さん! 殺すのはクリーチャーのみ! よく覚えておきたまえ!!」
『要約すると、化け物化したホープの細胞のみ破壊し、クルミちゃんを取り出して蘇生させました。私は無理だと進言したのですが、六道さんがそうしろと聞かないので。成功確率は1%もありませんでした』
文曲がわかりやすく、塔で行った内容を伝えていた。
「おいおいおいおいオッサン!! やっぱり神だなあんた!!」
「ふん!!」
「ぐわっ!? 痛いし、かてぇ!! ははっ!!」
体当たりしてきたモナカを、私はようしゃなくはじきとばしてやる。
七瀬はぺたんと座り込んだ。
ハンドガンが手から離れ、床の端から落ち、闇へと消えていく。
「もし君にこの世界でやったことを償いたいと言うのなら、その子を立派に育ててみたまえ。もちろん異世界転移した仲だ。私も協力してやろう」
『素直にクルミちゃんといたいって、言えばいいじゃないですか』
「言わない約束だったろうが! このポンコツAIめ!」
塔の中でクルミを助けたとき、つい文曲にもらしたセリフを見事にバラされた。
ガンと、パワードアーマーの頭部を殴ったら、普通に私が痛かった。
文曲はあいかわらず、モニターの向こう側で無表情だ。
七瀬はクルミを抱きしめ、
「うっううっ! うわああああああん!」
唇をかみしめていたが、大泣きしていた。
初めて感情を外に出したのだろう。
涙で、ずっとためていたものを吐き出している。
「よちよち」
クルミは七瀬の頭をなでていた。
腕が短いので頭頂部には届いていないが、十分彼女には気持ちが伝わっただろう。
モナカが肘で私を小突き、
「一緒に子育てするなら、結婚しちまえばいいじゃないか」
「うわああああああん! 10歳以上も年が離れたオッサンとは嫌ですぅ!」
泣きながら、七瀬に拒否された。
「こちらこそごめんだ。私は性欲を捨てた身。――神と歩める者などいない」
『六道さんは本気です。血を股間にためられません。治療を推奨します』
文曲のお節介はあいかわらずだ。
「たいしたものだ。一部始終を見せてもらった」
サイホンがハイヒールを鳴らし、腕を組みながらやってきた。
「お前……」
「私もお前を手伝ってやろうと思ってな。敵と戦うために武器を持ってきたつもりだったが、間違えて大人のおもちゃを持ってきてしまった。――恐ろしいほどの回転だ」
短くて太いイボイボのこん棒が、サイホンの手の中で、モーター音を響かせながら回転している。
サイホンから目を離し、
「モナカ。私たちはまた別のゲームの世界に行く。ガンシップに乗ってここから脱出し、地球に帰ったら――あいつを病院に連れていってやってくれ」
「イエッサー」
モナカは敬礼で返してくれた。
サイホンは大人のおもちゃを見つめたまま、妄想全開の世界に旅立っていた。
『ゲームはクリアしました。元の世界に戻らないのですか?』
「言っただろう。私はクルミを育てる義務がある。それまでお前たちの陰謀に付き合ってやろう」
『そんなものないんですけどね。了解しました。それでは、次のゲームに移行します』
空間に巨大な扉が開いていく。
電子でできているのか、物理的なものはなく、中は異空間になっていた。
クルミがとてとてと、やってきて、
「おいたん」
「生意気なことを言うなよ! 抱っこだ!」
抱っこしてほしいのだとわかり、左肩にのせてやった。
「おねえたん。ばいばい」
小さな手を、クルミはモナカに向かって振っていた。
モナカは涙を両目にためながら、手を大きく振り、
「またなちびっこ! 成長したら、一緒に酒でも飲もうな! 七瀬も酒に強くなっておけよ! あとオッサン! 長生きしろよ!!」
「六道。今度会ったときは、お前の強靭なこん棒に耐えうる肉体にまで鍛え上げておいてやる」
サイホンが別れの感動をだいなしにする。
七瀬、クルミと、異空間に入った。
電子の光が彗星のように、私たちが進む方向に飛んでいっている。
さて、次のホラーゲームは何が始まるのか。
「ふふ」
七瀬が口に手を当て小さく笑った。
「どうした?」
「クルミがおとなしいと思いませんか? その子――あなたの肩の上が大好きなんですよ」
「……ふん。そうか」
パワードスーツでわからないだろうが、私の顔は緩くなっていたと思う。
0
お気に入りに追加
6
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(1件)
あなたにおすすめの小説
―異質― 邂逅の編/日本国の〝隊〟、その異世界を巡る叙事詩――《第一部完結》
EPIC
SF
日本国の混成1個中隊、そして超常的存在。異世界へ――
とある別の歴史を歩んだ世界。
その世界の日本には、日本軍とも自衛隊とも似て非なる、〝日本国隊〟という名の有事組織が存在した。
第二次世界大戦以降も幾度もの戦いを潜り抜けて来た〝日本国隊〟は、異質な未知の世界を新たな戦いの場とする事になる――
日本国陸隊の有事官、――〝制刻 自由(ぜいこく じゆう)〟。
歪で醜く禍々しい容姿と、常識外れの身体能力、そしてスタンスを持つ、隊員として非常に異質な存在である彼。
そんな隊員である制刻は、陸隊の行う大規模な演習に参加中であったが、その最中に取った一時的な休眠の途中で、不可解な空間へと導かれる。そして、そこで会った作業服と白衣姿の謎の人物からこう告げられた。
「異なる世界から我々の世界に、殴り込みを掛けようとしている奴らがいる。先手を打ちその世界に踏み込み、この企みを潰せ」――と。
そして再び目を覚ました時、制刻は――そして制刻の所属する普通科小隊を始めとする、各職種混成の約一個中隊は。剣と魔法が力の象徴とされ、モンスターが跋扈する未知の世界へと降り立っていた――。
制刻を始めとする異質な隊員等。
そして問題部隊、〝第54普通科連隊〟を始めとする各部隊。
元居た世界の常識が通用しないその異世界を、それを越える常識外れな存在が、掻き乱し始める。
〇案内と注意
1) このお話には、オリジナル及び架空設定を多数含みます。
2) 部隊規模(始めは中隊規模)での転移物となります。
3) チャプター3くらいまでは単一事件をいくつか描き、チャプター4くらいから単一事件を混ぜつつ、一つの大筋にだんだん乗っていく流れになっています。
4) 主人公を始めとする一部隊員キャラクターが、超常的な行動を取ります。ぶっ飛んでます。かなりなんでも有りです。
5) 小説家になろう、カクヨムにてすでに投稿済のものになりますが、そちらより一話当たり分量を多くして話数を減らす整理のし直しを行っています。
英雄召喚〜帝国貴族の異世界統一戦記〜
駄作ハル
ファンタジー
異世界の大貴族レオ=ウィルフリードとして転生した平凡サラリーマン。
しかし、待っていたのは平和な日常などではなかった。急速な領土拡大を目論む帝国の貴族としての日々は、戦いの連続であった───
そんなレオに与えられたスキル『英雄召喚』。それは現世で英雄と呼ばれる人々を呼び出す能力。『鬼の副長』土方歳三、『臥龍』所轄孔明、『空の魔王』ハンス=ウルリッヒ・ルーデル、『革命の申し子』ナポレオン・ボナパルト、『万能人』レオナルド・ダ・ヴィンチ。
前世からの知識と英雄たちの逸話にまつわる能力を使い、大切な人を守るべく争いにまみれた異世界に平和をもたらす為の戦いが幕を開ける!
完結まで毎日投稿!

迷宮に捨てられた俺、魔導ガチャを駆使して世界最強の大賢者へと至る〜
サイダーボウイ
ファンタジー
アスター王国ハワード伯爵家の次男ルイス・ハワードは、10歳の【魔力固定の儀】において魔法適性ゼロを言い渡され、実家を追放されてしまう。
父親の命令により、生還率が恐ろしく低い迷宮へと廃棄されたルイスは、そこで魔獣に襲われて絶体絶命のピンチに陥る。
そんなルイスの危機を救ってくれたのが、400年の時を生きる魔女エメラルドであった。
彼女が操るのは、ルイスがこれまでに目にしたことのない未発見の魔法。
その煌めく魔法の数々を目撃したルイスは、深い感動を覚える。
「今の自分が悔しいなら、生まれ変わるしかないよ」
そう告げるエメラルドのもとで、ルイスは努力によって人生を劇的に変化させていくことになる。
これは、未発見魔法の列挙に挑んだ少年が、仲間たちとの出会いを通じて成長し、やがて世界の命運を動かす最強の大賢者へと至る物語である。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
異世界で穴掘ってます!
KeyBow
ファンタジー
修学旅行中のバスにいた筈が、異世界召喚にバスの全員が突如されてしまう。主人公の聡太が得たスキルは穴掘り。外れスキルとされ、屑の外れ者として抹殺されそうになるもしぶとく生き残り、救ってくれた少女と成り上がって行く。不遇といわれるギフトを駆使して日の目を見ようとする物語
スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する
カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、
23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。
急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。
完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。
そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。
最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。
すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。
どうやら本当にレベルアップしている模様。
「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」
最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。
他サイトにも掲載しています。


最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
退会済ユーザのコメントです
感想ありがとうございますー。
ぜひ楽しんでやってください!