16 / 21
ホラーゲーム『デス・スペースシップ』
また会おうね、文曲
しおりを挟む
七瀬やモナカが何か言う前に、私は制御室のガラスを破壊して飛び出し、下にあった掘削機をつぶす。
そこから大きくジャンプし、デコボコしている岩の地面を蹴り飛ばしていった。
クルミは足が小さいので、遅いが、かなり遠くまで行っている。
何かに夢中になっているのか、大きな音を立てても、後ろを見ようともしていなかった。
走っていると、
『敵スキャンサー、六道さんの周りを囲み始めました』
文曲が敵の位置を教えてくれる。
視線で左右を確認すると、岩の地面が波のように激しい煙を立て、私の速度に追いついてきている。
数は右に5、左に6といったところか。
熱源反応を見るかぎりではそのくらいだった。
マンイーターのように蛇タイプのやつか?
巨大でもないし、どちらかというと、細長いタイプだ。
硬い岩を削るぐらいなので、相当頑丈だ。
クルミが立ち止まった。
何かを拾っている。
敵は岩煙を飛ばして向かっていっている。
「文曲! ブースターだ!」
『了解。ブースター起動させます』
両足のパワードスーツに設置されたブースターが起動される。
青白い火が解き放たれ、走る速度を上げていった。
追ってくる敵を引き離し、クルミの前に立つ。
スキャンサーが岩を破壊し、その体を持ち上げた。
灰色の鋼鉄製の触手だった。
それが一斉に天井近くまでふき上がると、私とクルミ目がけて、針を突き立てるように降りかかってきた。
クルミは何が起こってるのかわからず、顔を上げてきょとんとしている。
私は両手を広げ、胸を差し出すと、
「きたまえ。その触手で私のスーツが破壊できるものならな」
言ったと同時に、鉄の触手が私の全身を突き刺した。
「ウオオッ!?」
怪物が一声鳴いた。
触手は全弾当たったが、パワードスーツを貫けなかった。
かなりの力だったが、私を動かすまでにもいたらない。
敵の異様な強さを悟ったのか、スキャンサーは逃げだそうと触手を引っ込めたが、私は両腕を使ってがっちり押さえ込んだ。
「まあ待ちたまえ。帰るには時間が早いではないか」
『高性能振動モーター起動。振動値最高設定。敵、共振させます』
私の体から起こった大地震が、触手全体を走っていく。
硬い土に埋もれて隠れていた本体まで振動が走ったとき、クジラが潮をふくように、砕けた岩と煙が噴水をあげた。
スキャンサーの悲鳴が聞こえたあと、触手はバラバラに砕け、小石となって転がっていく。
『敵、殲滅確認しました』
文曲がボスの死亡を断定した。
「おいたん。はい。お星さま!」
クルミが金属製のかけらを持ち上げて、私に渡そうとしていた。
照明に反射して、星のように輝いている。
これを私にプレゼントしたかったようだ。
「こんな物で私の心を奪ったつもりなのかね? いいだろう。肩にのせてやる!」
『オッサンのツンデレは誰も幸せにしませんよ』
文曲がよけいなことを言いつつ、私はクルミを持ち上げて肩にのせた。
もらった物を照明に当ててみる。
――うん?
何かのマークがあった。
植物エリアで見た花が、そこに描かれている。
カーネーション。
彫刻で削られているように、線は白いが、そう見えた。
このかけらはパワードスーツなのか?
『六道さん。そのパワードスーツをこの中に入れてください』
文曲がそう言うと、スーツの胸部分に穴がパカッとあいた。
輝くよろいのかけらを穴に入れる。
黒髪の女性である文曲の画面に、『分析中』という文字が表示された。
『パワードスーツのAIを特定。ナンバー857493。AIの名前は風曲です』
「では、これは敵にやられた異世界から転移した者なのか?」
『そうみたいですね』
「この花の絵はなんだ? ゲームオーバーになると出るのか?」
『いいえ。出ません。死亡する前か、後に、描かれたものだと予想されます』
妙な話だ。
持ち主のいなくなったパワードスーツに、なぜカーネーションの花を描くのか。
話を聞きたいが、ゲームオーバーになっているので、人間からも、AIからも聞くことができない。
「クルミ! ここにいてって言ったのに、どうして言うこと聞かなかったの!」
七瀬が声を荒立てながら、頬を真っ赤にしてやってくる。
クルミは私の肩でビクッと震え、かぶとに抱きついてきた。
彼女があんなに怒ったのは、初めて見たのかもしれない。
「おいたんが、カッコよかったから、クルミ、何かして、あげたくて……」
「まあまあ。私もクルミも無事だ。そんなに怒ることはない。私がすべてを許してあげよう」
クルミがおびえ、言葉をつまらせながら言い訳を述べるのを、補助してやるつもりで言ってやった。
「そうだよ。オッサンは不死身なんだから死なないって。クルミが心配だったのはわかる。だけど結果オーライじゃないか。まだ子供なんだから許してやりなよ」
モナカがおおらかなことを言う。
さすが巨乳。
母性あふれる言い方だ。
「死んだら死んだで、それまでさ」
最後のモナカの言葉で、母性は死んだなと、私は思った。
「……死んだら困ります」
七瀬は多少機嫌を損ねたのか、横を向いてしまった。
「それでどうするんだい? 管制棟の件」
「簡単だ。壁をぶち破ればよい」
「だから、外は宇宙空間だっつーのに」
「私がひとりで宇宙空間に行き、管制棟の壁をぶち破り、中に侵入し、ブリッジを起動させればよい」
「……オッサンさえてる!」
「神と言え」
バシバシ肩をたたいてくるモナカ。
そんなことにも気づかないとは。
私でさえ、今思いついたのに。
「いい方法ですね。わかりました。ブリッジを起動させるプログラムを作ります」
七瀬は私のほうを見ずに、制御室のほうへ向かっていく。
クルミはしゅんとして、ストレスからか、口で指を吸い始めた。
制御プログラムは数十分でできあがった。
さっきのアンダーグラウンド・スキャンサーは、ほかのクリーチャーも食べていたのか、怪物たちは寄ってこない。
岩壁にやたら緑の体液が飛び散ってると思った。
転がっていた手や足は、恐らく、食われた跡だったのだろう。
プログラムができあがったのか、七瀬はスロットからメモリーを取り出し、私のほうへ近づいてくる。
クルミはまた怒られると思ったのか、私の胸に顔を埋めていた。
「プログラムが組み上がりました。このメモリーを、管制棟のコンピューターに入れてください。自動で起動するはずです。文曲さんがくわしいと思います」
「うむ」
私は手のひらサイズのメモリーを受け取る。
七瀬はクルミに顔を寄せ、
「ごめんね。あなたが心配だったから、怒鳴ってしまって。ママを許してくれる?」
緩やかな笑顔を見せる。
誰もが気を許してしまうであろう顔つきだった。
男まさりのモナカにはできない芸当だ。
「うん! ママ!」
クルミはさっと私から離れ、七瀬に抱きつく。
なんだかんだ言っても、七瀬と一緒にいるのが安心するのだろう。
私は鋼鉄の体を持ってしまってるから、固いだろうし。
「ありがとう。ママを許してくれて」
「ママ、大好き!」
クルミは七瀬の胸に顔を埋める。
モナカは白い歯を出して笑っている。
こういう光景はゲームではよくあるが、落ち着く場面ではある。
メモリーを受け取った私は、宇宙空間に飛び出すゲートに立った。
ゲートルームに設置された外の映像にモナカが映り、
「がんばれよオッサン! 死なないと思うけど!」
「あなたにすべてかかっています。がんばってください」
七瀬もさすがに私に頼らざるおえないようだ。
「おいたん。がんばれぇ」
舌足らずなクルミも両手を上げて応援してくれた。
私は彼女たちに親指を立ててやると、ゲートから宇宙空間に身を乗り上げた。
光の帯が見える。
あれは天の川と呼ばれる、数千億個の星々だ。
不思議と既視感があった。
ゲームのビジュアルのクオリティが上がってきているのか、まるで、いちど宇宙に旅立っていた気分になる。
ファンタジー慣れしてしまったもんだな。
実物には、また違った感動の味があった。
『……喰い……損ねた…………しかたない……』
「うん? 誰だ?」
パワードスーツのスピーカーから知らない音声が流れてきた。
男のような、女のような、中性的な声だった。
『…………また会おうね、文曲』
音声は最後にパワードスーツのAIの名前を言って、途切れた。
そこから大きくジャンプし、デコボコしている岩の地面を蹴り飛ばしていった。
クルミは足が小さいので、遅いが、かなり遠くまで行っている。
何かに夢中になっているのか、大きな音を立てても、後ろを見ようともしていなかった。
走っていると、
『敵スキャンサー、六道さんの周りを囲み始めました』
文曲が敵の位置を教えてくれる。
視線で左右を確認すると、岩の地面が波のように激しい煙を立て、私の速度に追いついてきている。
数は右に5、左に6といったところか。
熱源反応を見るかぎりではそのくらいだった。
マンイーターのように蛇タイプのやつか?
巨大でもないし、どちらかというと、細長いタイプだ。
硬い岩を削るぐらいなので、相当頑丈だ。
クルミが立ち止まった。
何かを拾っている。
敵は岩煙を飛ばして向かっていっている。
「文曲! ブースターだ!」
『了解。ブースター起動させます』
両足のパワードスーツに設置されたブースターが起動される。
青白い火が解き放たれ、走る速度を上げていった。
追ってくる敵を引き離し、クルミの前に立つ。
スキャンサーが岩を破壊し、その体を持ち上げた。
灰色の鋼鉄製の触手だった。
それが一斉に天井近くまでふき上がると、私とクルミ目がけて、針を突き立てるように降りかかってきた。
クルミは何が起こってるのかわからず、顔を上げてきょとんとしている。
私は両手を広げ、胸を差し出すと、
「きたまえ。その触手で私のスーツが破壊できるものならな」
言ったと同時に、鉄の触手が私の全身を突き刺した。
「ウオオッ!?」
怪物が一声鳴いた。
触手は全弾当たったが、パワードスーツを貫けなかった。
かなりの力だったが、私を動かすまでにもいたらない。
敵の異様な強さを悟ったのか、スキャンサーは逃げだそうと触手を引っ込めたが、私は両腕を使ってがっちり押さえ込んだ。
「まあ待ちたまえ。帰るには時間が早いではないか」
『高性能振動モーター起動。振動値最高設定。敵、共振させます』
私の体から起こった大地震が、触手全体を走っていく。
硬い土に埋もれて隠れていた本体まで振動が走ったとき、クジラが潮をふくように、砕けた岩と煙が噴水をあげた。
スキャンサーの悲鳴が聞こえたあと、触手はバラバラに砕け、小石となって転がっていく。
『敵、殲滅確認しました』
文曲がボスの死亡を断定した。
「おいたん。はい。お星さま!」
クルミが金属製のかけらを持ち上げて、私に渡そうとしていた。
照明に反射して、星のように輝いている。
これを私にプレゼントしたかったようだ。
「こんな物で私の心を奪ったつもりなのかね? いいだろう。肩にのせてやる!」
『オッサンのツンデレは誰も幸せにしませんよ』
文曲がよけいなことを言いつつ、私はクルミを持ち上げて肩にのせた。
もらった物を照明に当ててみる。
――うん?
何かのマークがあった。
植物エリアで見た花が、そこに描かれている。
カーネーション。
彫刻で削られているように、線は白いが、そう見えた。
このかけらはパワードスーツなのか?
『六道さん。そのパワードスーツをこの中に入れてください』
文曲がそう言うと、スーツの胸部分に穴がパカッとあいた。
輝くよろいのかけらを穴に入れる。
黒髪の女性である文曲の画面に、『分析中』という文字が表示された。
『パワードスーツのAIを特定。ナンバー857493。AIの名前は風曲です』
「では、これは敵にやられた異世界から転移した者なのか?」
『そうみたいですね』
「この花の絵はなんだ? ゲームオーバーになると出るのか?」
『いいえ。出ません。死亡する前か、後に、描かれたものだと予想されます』
妙な話だ。
持ち主のいなくなったパワードスーツに、なぜカーネーションの花を描くのか。
話を聞きたいが、ゲームオーバーになっているので、人間からも、AIからも聞くことができない。
「クルミ! ここにいてって言ったのに、どうして言うこと聞かなかったの!」
七瀬が声を荒立てながら、頬を真っ赤にしてやってくる。
クルミは私の肩でビクッと震え、かぶとに抱きついてきた。
彼女があんなに怒ったのは、初めて見たのかもしれない。
「おいたんが、カッコよかったから、クルミ、何かして、あげたくて……」
「まあまあ。私もクルミも無事だ。そんなに怒ることはない。私がすべてを許してあげよう」
クルミがおびえ、言葉をつまらせながら言い訳を述べるのを、補助してやるつもりで言ってやった。
「そうだよ。オッサンは不死身なんだから死なないって。クルミが心配だったのはわかる。だけど結果オーライじゃないか。まだ子供なんだから許してやりなよ」
モナカがおおらかなことを言う。
さすが巨乳。
母性あふれる言い方だ。
「死んだら死んだで、それまでさ」
最後のモナカの言葉で、母性は死んだなと、私は思った。
「……死んだら困ります」
七瀬は多少機嫌を損ねたのか、横を向いてしまった。
「それでどうするんだい? 管制棟の件」
「簡単だ。壁をぶち破ればよい」
「だから、外は宇宙空間だっつーのに」
「私がひとりで宇宙空間に行き、管制棟の壁をぶち破り、中に侵入し、ブリッジを起動させればよい」
「……オッサンさえてる!」
「神と言え」
バシバシ肩をたたいてくるモナカ。
そんなことにも気づかないとは。
私でさえ、今思いついたのに。
「いい方法ですね。わかりました。ブリッジを起動させるプログラムを作ります」
七瀬は私のほうを見ずに、制御室のほうへ向かっていく。
クルミはしゅんとして、ストレスからか、口で指を吸い始めた。
制御プログラムは数十分でできあがった。
さっきのアンダーグラウンド・スキャンサーは、ほかのクリーチャーも食べていたのか、怪物たちは寄ってこない。
岩壁にやたら緑の体液が飛び散ってると思った。
転がっていた手や足は、恐らく、食われた跡だったのだろう。
プログラムができあがったのか、七瀬はスロットからメモリーを取り出し、私のほうへ近づいてくる。
クルミはまた怒られると思ったのか、私の胸に顔を埋めていた。
「プログラムが組み上がりました。このメモリーを、管制棟のコンピューターに入れてください。自動で起動するはずです。文曲さんがくわしいと思います」
「うむ」
私は手のひらサイズのメモリーを受け取る。
七瀬はクルミに顔を寄せ、
「ごめんね。あなたが心配だったから、怒鳴ってしまって。ママを許してくれる?」
緩やかな笑顔を見せる。
誰もが気を許してしまうであろう顔つきだった。
男まさりのモナカにはできない芸当だ。
「うん! ママ!」
クルミはさっと私から離れ、七瀬に抱きつく。
なんだかんだ言っても、七瀬と一緒にいるのが安心するのだろう。
私は鋼鉄の体を持ってしまってるから、固いだろうし。
「ありがとう。ママを許してくれて」
「ママ、大好き!」
クルミは七瀬の胸に顔を埋める。
モナカは白い歯を出して笑っている。
こういう光景はゲームではよくあるが、落ち着く場面ではある。
メモリーを受け取った私は、宇宙空間に飛び出すゲートに立った。
ゲートルームに設置された外の映像にモナカが映り、
「がんばれよオッサン! 死なないと思うけど!」
「あなたにすべてかかっています。がんばってください」
七瀬もさすがに私に頼らざるおえないようだ。
「おいたん。がんばれぇ」
舌足らずなクルミも両手を上げて応援してくれた。
私は彼女たちに親指を立ててやると、ゲートから宇宙空間に身を乗り上げた。
光の帯が見える。
あれは天の川と呼ばれる、数千億個の星々だ。
不思議と既視感があった。
ゲームのビジュアルのクオリティが上がってきているのか、まるで、いちど宇宙に旅立っていた気分になる。
ファンタジー慣れしてしまったもんだな。
実物には、また違った感動の味があった。
『……喰い……損ねた…………しかたない……』
「うん? 誰だ?」
パワードスーツのスピーカーから知らない音声が流れてきた。
男のような、女のような、中性的な声だった。
『…………また会おうね、文曲』
音声は最後にパワードスーツのAIの名前を言って、途切れた。
0
お気に入りに追加
6
あなたにおすすめの小説
―異質― 邂逅の編/日本国の〝隊〟、その異世界を巡る叙事詩――《第一部完結》
EPIC
SF
日本国の混成1個中隊、そして超常的存在。異世界へ――
とある別の歴史を歩んだ世界。
その世界の日本には、日本軍とも自衛隊とも似て非なる、〝日本国隊〟という名の有事組織が存在した。
第二次世界大戦以降も幾度もの戦いを潜り抜けて来た〝日本国隊〟は、異質な未知の世界を新たな戦いの場とする事になる――
日本国陸隊の有事官、――〝制刻 自由(ぜいこく じゆう)〟。
歪で醜く禍々しい容姿と、常識外れの身体能力、そしてスタンスを持つ、隊員として非常に異質な存在である彼。
そんな隊員である制刻は、陸隊の行う大規模な演習に参加中であったが、その最中に取った一時的な休眠の途中で、不可解な空間へと導かれる。そして、そこで会った作業服と白衣姿の謎の人物からこう告げられた。
「異なる世界から我々の世界に、殴り込みを掛けようとしている奴らがいる。先手を打ちその世界に踏み込み、この企みを潰せ」――と。
そして再び目を覚ました時、制刻は――そして制刻の所属する普通科小隊を始めとする、各職種混成の約一個中隊は。剣と魔法が力の象徴とされ、モンスターが跋扈する未知の世界へと降り立っていた――。
制刻を始めとする異質な隊員等。
そして問題部隊、〝第54普通科連隊〟を始めとする各部隊。
元居た世界の常識が通用しないその異世界を、それを越える常識外れな存在が、掻き乱し始める。
〇案内と注意
1) このお話には、オリジナル及び架空設定を多数含みます。
2) 部隊規模(始めは中隊規模)での転移物となります。
3) チャプター3くらいまでは単一事件をいくつか描き、チャプター4くらいから単一事件を混ぜつつ、一つの大筋にだんだん乗っていく流れになっています。
4) 主人公を始めとする一部隊員キャラクターが、超常的な行動を取ります。ぶっ飛んでます。かなりなんでも有りです。
5) 小説家になろう、カクヨムにてすでに投稿済のものになりますが、そちらより一話当たり分量を多くして話数を減らす整理のし直しを行っています。
英雄召喚〜帝国貴族の異世界統一戦記〜
駄作ハル
ファンタジー
異世界の大貴族レオ=ウィルフリードとして転生した平凡サラリーマン。
しかし、待っていたのは平和な日常などではなかった。急速な領土拡大を目論む帝国の貴族としての日々は、戦いの連続であった───
そんなレオに与えられたスキル『英雄召喚』。それは現世で英雄と呼ばれる人々を呼び出す能力。『鬼の副長』土方歳三、『臥龍』所轄孔明、『空の魔王』ハンス=ウルリッヒ・ルーデル、『革命の申し子』ナポレオン・ボナパルト、『万能人』レオナルド・ダ・ヴィンチ。
前世からの知識と英雄たちの逸話にまつわる能力を使い、大切な人を守るべく争いにまみれた異世界に平和をもたらす為の戦いが幕を開ける!
完結まで毎日投稿!

迷宮に捨てられた俺、魔導ガチャを駆使して世界最強の大賢者へと至る〜
サイダーボウイ
ファンタジー
アスター王国ハワード伯爵家の次男ルイス・ハワードは、10歳の【魔力固定の儀】において魔法適性ゼロを言い渡され、実家を追放されてしまう。
父親の命令により、生還率が恐ろしく低い迷宮へと廃棄されたルイスは、そこで魔獣に襲われて絶体絶命のピンチに陥る。
そんなルイスの危機を救ってくれたのが、400年の時を生きる魔女エメラルドであった。
彼女が操るのは、ルイスがこれまでに目にしたことのない未発見の魔法。
その煌めく魔法の数々を目撃したルイスは、深い感動を覚える。
「今の自分が悔しいなら、生まれ変わるしかないよ」
そう告げるエメラルドのもとで、ルイスは努力によって人生を劇的に変化させていくことになる。
これは、未発見魔法の列挙に挑んだ少年が、仲間たちとの出会いを通じて成長し、やがて世界の命運を動かす最強の大賢者へと至る物語である。
役立たずと言われダンジョンで殺されかけたが、実は最強で万能スキルでした !
本条蒼依
ファンタジー
地球とは違う異世界シンアースでの物語。
主人公マルクは神聖の儀で何にも反応しないスキルを貰い、絶望の淵へと叩き込まれる。
その役に立たないスキルで冒険者になるが、役立たずと言われダンジョンで殺されかけるが、そのスキルは唯一無二の万能スキルだった。
そのスキルで成り上がり、ダンジョンで裏切った人間は落ちぶれざまあ展開。
主人公マルクは、そのスキルで色んなことを解決し幸せになる。
ハーレム要素はしばらくありません。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
異世界で穴掘ってます!
KeyBow
ファンタジー
修学旅行中のバスにいた筈が、異世界召喚にバスの全員が突如されてしまう。主人公の聡太が得たスキルは穴掘り。外れスキルとされ、屑の外れ者として抹殺されそうになるもしぶとく生き残り、救ってくれた少女と成り上がって行く。不遇といわれるギフトを駆使して日の目を見ようとする物語
スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する
カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、
23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。
急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。
完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。
そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。
最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。
すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。
どうやら本当にレベルアップしている模様。
「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」
最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。
他サイトにも掲載しています。

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる