だらだらとした映画語り

因幡雄介

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映画コラム

『スクリーム (2022)』 不死身の男、死す【60点】

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【あらすじ】



 ウェス・クレイブン監督による大ヒットホラー「スクリーム」シリーズの第5弾。

 他界したクレイブン監督の跡を継ぎ、「レディ・オア・ノット」のマット・ベティネッリ=オルピンとタイラー・ジレットがメガホンをとった。

 連続猟奇殺人事件から25年が経ったウッズボローの街。

 ティーンエイジャーの少女タラのもとに、謎のゲームに誘う不気味な電話が掛かってくる。

 恐怖心を抱き玄関から外へ出ようとしたタラは、待ち構えていたゴーストフェイスの仮面姿の人物に襲われてしまう。

 この事件から、かつてと同じく殺人鬼が街の若者たちを狙っていることを知ったデューイは、シドニーやゲイルとともに再びゴーストフェイスに立ち向かう。

 デューイ役のデビッド・アークエット、シドニー役のネーブ・キャンベル、ゲイル役のコートニー・コックスらオリジナルキャストに加え、「イン・ザ・ハイツ」のメリッサ・バレラらが新たに参加。



【冒頭紹介】



 ウッズボローという町に住むタラに、『非通知』の電話が鳴り響く。

 電話を取ると、友達を殺されたくなかったら、クイズに正解しろと、殺人鬼がタラを脅す。

 最後のクイズ、「映画『スタブ1』の殺人者の名前は?」で、「ビリー」と答えたものの、「正解はビリーとスチューの2人だ!」と不正解となってしまい、ゴーストマスクをかぶった殺人者に襲われてしまう。

 タラの姉であるサムは、妹が病院で生きていることを知り、恋人のリッチーとウッズボローに帰ってくる。

 入院しているタラに、サムは、自分がかつてウッズボローの殺人鬼ビリーの娘であることを告白する。

 再びあらわれたゴーストフェイス事件を聞き、前作の主要キャラクターであるシドニー、デューイ、ゲイルが動き出すが・・・。
 



【門平善照と美雪雪音の映画語り】



門平(プルルルル…)(携帯が鳴っている)「はい、門平ですが? えっ? 萌美ちゃん? あいちゅくりむほちいの? いいよ。かってかえりまちゅからねぇ~。(ピッ、携帯の電話を切る)――門平と美雪の映画紹介です」(キリッ)

美雪(プルルルル…)(携帯が鳴っている)「はい、美雪ですが? えっ? 下着の色は何色か? 私、リアナって人じゃないんですけど・・・(ガチャ!、おもいっきり電話を切られる)。・・・美雪ですっ!」(怒)

門平「今回の映画は『スクリーム(2022)』。『スクリーム1』『スクリーム2』『スクリーム3』で終わったと見せかけて、『スクリーム4:ネクスト・ジェネレーション』やって、その10年後に作られたシリーズ第5弾です。殺人鬼のスラッシャーもので、ナイフで刺されるという痛々しいシーンが多々あるので、苦手な人は要注意」(リアルに痛々しかった)

美雪「初見さんお断り映画ね。フランチャイズ映画続くわねぇ~」

門平「今作もシリーズ見てないと、わからないオマージュや登場人物がいるので、しかたないですな。日本では映画にすらなってないっていうね。逆にシリーズを見てきたファンは興奮ものだね」

美雪「ところでさっき萌美ちゃんが電話かけてきたと思うんだけど――一緒に住んでるの?」

門平「(無視)今作もスクリームシリーズと同様、今時の若者に主点を当ててます。固定電話は出ないとか、SNSを使い倒すとか、捨てりゃいいのにスマホ手放さないなどなど」

美雪「でも絶対学生パーティだけはやるわよね。殺人事件起こってもあの国は」

門平「スクリームの主人公だったシドニーやデューイ、ゲイルが出てくるところはファンに取っては感動ものだね。デューイの感情を素直に出さないめんどくさい性格。ゲイルのツンデレっぷり。シドニーは『スクリーム4』からマッチョになっていきましたねぇ。まあなんども殺人鬼に襲われたらそうなるわな」

美雪「キャラクターたちのやり取りはなつかしかったわぁ~」

門平「けっきょく犯人は・・・のオチは、動機がまた若者らしいっていうか、アレなので、賛否両論みたいっすな。ちなみに『スクリーム1』の殺人鬼ビリーもサムの幻覚として出てきます。サムを苦しめるだけかと思ったら、最後は父親らしく助けたりするところはちょっとほっこりしましたね。だけど・・・まさか・・・あの人が・・・ううっ、うわあああああああああああああああ!!」(ショックで泣き叫ぶ)

美雪「門平君!!(がっつり門平の肩をにぎりしめ)――年寄りは新シリーズでは邪魔なのよ」(悪魔のささやき)

門平「邪魔とか言うなよぉ!! 次作も作る気満々なのは知ってたぁ!!」(人気映画の宿命)
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