上 下
1 / 4
プロローグ

1話

しおりを挟む
 俺は、向井むかい哲也てつや高校二年生だ。

 俺は、学校でいじめを受けている。

 それでも俺は、学校に行っている。

 理由は、小説であるように諦めたからなどではない。

 死んだ、爺ちゃんの最後の言葉が【明日だけは、信じて生きろ】だったからだ。

 だから俺は、毎日学校に行っていた。

 理由は、それだけじゃなく形見も常に持っていたからだ。

 常に爺ちゃんが持っていたこの腕時計には爺ちゃんの魂が宿っている気がして情けない姿は、見せたくなかった。

 だからいじめも我慢して学校に行っていた。

 だがその日はいつもと違っていた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

獣の国~獣人だらけの世界で僕はモフモフする~

雅乃
ファンタジー
獣人達とモフモフする話が多いです。 バトル重視かまったり重視か悩み中。 希望や意見があればよろしくお願いします。 ~あらすじ~ 突如現世から飛ばされた主人公の青年、猫山静一 辿り着いたのは獣人が数多く暮らす世界「ラミナ」 かつて縄張りを争い、幾度も戦いを繰り返した誇り高き獣達 この世界の全ての住人にはその獣の血が流れている しかし何度も繰り返された虐殺により、亡骸の数だけ怨念が生まれた 怨念は大地を彷徨い、やがて魔物として形を得た 無差別に戦闘を繰り返す魔物による被害は甚大 そこに終止符を打つべく集った12種の獣 全ての障害を力で捻じ伏せた虎や竜 知恵で欺き、相手を翻弄する猿や戌 気配を消し、虎視眈々と隙を狙う蛇や酉 死を恐れぬ特攻で敵を怯ませた鼠や猪 危険察知能力を駆使して敵陣を闊歩した兎や羊 大群で行動し、強い団結力を誇った牛や馬 彼らは十二支と崇められ、全ての獣達従えた 団結した獣たちは凄まじく、一部の縄張りから魔物を駆逐することに成功する しかし、魔物が消え去る事はなく、戦いはまだ終わらない 時を重ねるごとに獣同士で争った記憶が忘れ去られてゆき やがて獣達は似た姿の魔物と別れを告げるように、獣人へと進化した 新たな力を手に入れ、仮初の安息を手に入れた獣人達 そこに人間が出会うことで、新たな時代が幕を開ける

レベル“0”ですが、最強です。

勇崎シュー
ファンタジー
 突如勇者として転移された鹿羽琢真。  ステータスを確認したところ、何と彼のレベルは1ではなく“0”だった!  それ故戦力外と判断され王国から追放されるが……。  琢真はレベルが一切上がらない代わりに、本来習得出来ない強力な“剣召喚”スキルを手に入れていた!  追放されたのなら好き勝手に生きます。  どんな相手も最強の剣でやりたい放題!  広大な世界を旅するソードファンタジー。

神を助けて異世界へ〜自重知らずの転生ライフ〜

MINAMI
ファンタジー
主人公は通り魔に刺されそうな女の子を助けた 「はじめまして、海神の息子様。私は地球神ティエラです。残念ながら貴方はなくなりました。」 「……や、知ってますけど…」 これは無駄死にした主人公が異世界転生してチートで無双するというテンプレな話です。

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった

なるとし
ファンタジー
 鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。  特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。  武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。  だけど、その母と娘二人は、    とおおおおんでもないヤンデレだった…… 第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

システムバグで輪廻の輪から外れましたが、便利グッズ詰め合わせ付きで他の星に転生しました。

大国 鹿児
ファンタジー
輪廻転生のシステムのバグで輪廻の輪から外れちゃった! でも神様から便利なチートグッズ(笑)の詰め合わせをもらって、 他の星に転生しました!特に使命も無いなら自由気ままに生きてみよう! 主人公はチート無双するのか!? それともハーレムか!? はたまた、壮大なファンタジーが始まるのか!? いえ、実は単なる趣味全開の主人公です。 色々な秘密がだんだん明らかになりますので、ゆっくりとお楽しみください。 *** 作品について *** この作品は、真面目なチート物ではありません。 コメディーやギャグ要素やネタの多い作品となっております 重厚な世界観や派手な戦闘描写、ざまあ展開などをお求めの方は、 この作品をスルーして下さい。 *カクヨム様,小説家になろう様でも、別PNで先行して投稿しております。

せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います

霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。 得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。 しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。 傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。 基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。 が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。

抽選結果は大魔王だったので、剣と魔法と平和と欲に溢れた異世界で、のんびりとスローライフしたいと思います。

蒼樹 煉
ファンタジー
抽選で、大魔王として転生したので、取り敢えず、まったりと魔物生成しながら、一応、大魔王なので、広々とした領土で、スローライフっぽいものを目指していきたいと思います。 ※誹謗中傷による「感想」は、お断りです。見付け次第、削除します。 小説家になろう、カクヨムにも掲載しています。 ※駄文+誤字脱字+その他諸々でグダグダですが、宜しくお願いします。

辺境村人の俺、異能スキル【クエストスキップ】で超レベルアップ! ~レアアイテムも受け取り放題~

桜井正宗
ファンタジー
 辺境の村人・スライは、毎日散々な目に遭わされていた。  レベルも全く上がらない最弱ゆえに、人生が終わっていた。ある日、知り合いのすすめで冒険者ギルドへ向かったスライ。せめてクエストでレベルを上げようと考えたのだ。しかし、受付嬢に話しかけた途端にレベルアップ。突然のことにスライは驚いた。  試しにもう一度話しかけるとクエストがスキップされ、なぜか経験値、レアアイテムを受け取れてしまった。  謎の能力を持っていると知ったスライは、どんどん強くなっていく――!

処理中です...