敵を倒してガチャ無双

希冬

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ステータスの儀

2話

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 プロローグ2話に修正入れました。
 最後の会話に「僕は、中級天使だよ」と会話を追加しました。
 申し訳ありませんが分からなくなったら読み直してください。
 ただ、中級天使だと知っている設定に変わっただけですので読み直さなくても大丈夫かもしれません。


ーーーーーーーーーーーーーーー


 俺は、親と一緒に教会に向かっている。
 教会は、街に必ず1つはあるらしく俺たちの住む所は村と言う程の規模だが母さんたちが住むならと教会を建てられたらしい。
 ただ、これを知っているのは俺を含め十数名といないらしい。
 そのため、村の人達は何故ここにあるのか常に疑問に思っているようだった。
 親に聞いて分かったことだがステータスは、隠そうと思えば隠せるらしい。
 年齢と名前は、含まれないらしい。

***************
「リューク、着いたぞ」

 父さんに言われて改めて見ると子供の体になったせいかかなり大きく見える。

「ここで、するの?」

「そうよ」

 今度は、父さんではなく母さんが答えてくれた。

「後で…夕食の時にでも見せてね」

「分かった」

 一応神様が死なないようにしてくれるらしいから何か力を授かっていることに賭けよう。
 強すぎた場合には、隠せるようだし大丈夫だろう。
 考えている間に神官?らしき人の前に来ていた。
 予想だがこの人が何かをするんだろう。

「これより、彼の者のステータスの儀を始める」

 神官が急に大きな声を出したせいでかなりビクついてしまった。
 ビクついたが儀式は、変わらずに進んでいった。

「主神、メリタルタよ彼の者に己の力を知るすべを与えたまえ」

 小説とは、違い詠唱も無くかなり早いようだった。
 ただ、少しすると上から光に全身包まれリュート以外が全て止まった。
 否、止めた者とリューク以外が止まった。

「久しぶり」

「ああ、中級天使だったかな?」

「そうだよ、覚えててくれたんだね」

 忘れる訳が無いだろとリュークは、恐怖を与えてきた天使に対して心の中で悪態を付いた。

「じゃあ、約束どおり説明するよ」
「僕が君に与えたのは、ガチャと言うガチャ石を消費してスキルやアイテムを手に入れることが出来るスキルだよ」

「待て、ガチャ石ってなんだ?」

「それは、敵を倒せば落とすようにした」
「君が強くなるためには、敵を狩りまくればいいんだよ」
「ガチャと言えば起動するから」

「待ってくれ、何で最初から強いスキルじゃないんだ?」
「強いのを1つくれればいいだろ」

「それじゃ駄目なんだよ」
「そのやり方だと、器が崩壊して自我も曖昧になる」
「そんな、器を受け入れる肉体が無いんだ」
「そんな事が出来るのは、神様ぐらいだよ」
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