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豪宴客船編
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「おおおお!」
アテナの三角絞めを受けながら宙に跳んだ楠二郎は、自身とアテナもろともに急降下した。
右腕が使えなければ、アテナの完璧な三角締めを解くことはできない。かといって右腕の回復を待っていては、その間に絞め落とされる。
楠二郎に残された手段は、決死の力で跳び上がり、三角絞めを極めているアテナとともにセントラルパークの地面に落下衝突するのみだった。
その状態で落ちれば、楠二郎も無傷では済まないだろうが、あるいはアテナが技を解くことになるかもしれない。
衝突後、果たしてアテナが離れるのか、それとも楠二郎の首が耐え切れず損壊するのか。そしてどちらが先に攻勢に出るのか。
まさに当たって砕けてみなければ分からない。
楠二郎が選んだのは、ただ絞め落とされて敗北するよりも、よほど苛烈な方法だった。
それこそが、楠二郎のアテナに対する想いの強さを表していた。
(バラキモト・クスジロウ。その不曉不屈。古代ギリシャの時代ならば一角の英雄として名を馳せていたことでしょう……しかし……)
「この闘いを征するのは!」
もはや地上1メートルを切ったところで、アテナは捕らえていた楠二郎の腕も、絞めていた楠二郎の首も離してしまった。
「私です!」
「なっ!?」
一瞬、空中で離れた二人だったが、アテナは身体を捻って楠二郎の逆背面を取った。
背後から楠二郎の胴を抱き、頭部を両腿で挟み、あとは重力に任せることでアテナの次なる技は完成する。
空中からの落下の力を上乗せした、必殺のパイルドライバーだった。
「っ!」
楠二郎の頭頂が叩きつけられた衝撃で、セントラルパークに散乱していた全ての瓦礫が浮き、そして落ちた。すでに入っていた地面の亀裂も、より多く、より広くなる。
「ぐ……あ……」
脳天を杭打ちにされた強烈な刺激は、楠二郎の頭蓋から中枢神経、そして指先爪先に至るまでの末梢神経まで伝わった。
本来なら断末魔を上げる間もなく昇天しているところ―――――――――楠二郎は生きていた。それどころか、まだ意識を保っていた。
(効いた……ぜ……)
パイルドライバーの威力に痺れながら、楠二郎はアテナに驚嘆していた。三角絞めから土壇場でパイルドライバーに切り替えてくるとは思わなかったのだ。
アテナの三角絞めは、右腕が使えない楠二郎に外す術はなかった。アテナもろともに空中から体当たりしたとして、引き離せていたかどうか怪しい。
あるいはアテナなら、地面に衝突しても耐えながら、楠二郎の首を極めきっていたかもしれない。
完璧な三角締めを極めてなお、そこから別の技に替えてくるなど、楠二郎には完全な予想外だった。
それだけではない。パイルドライバーへの切り替えが、あまりにもスムーズすきた。
咄嗟に見せた動きではなく、そうなることを見越していた動き。まるで予め計算していたように。
楠二郎は確信していた。アテナは三角絞めから空中への移転、落下へと繋がることを読んでいたと。楠二郎がどんな行動に出るか、最初から確信していたと。
三角絞めを極めた時から、楠二郎が脳天杭打ちを受ける受けることは決まっていたのだ。
(やってくれるぜ、戦女神。だが……まだ俺は果てちゃいねぇ!)
一撃必殺のパイルドライバーでさえ、楠二郎は耐え切った。右腕もそれなりに機能を取り戻しつつある。胴を抱いているアテナの腕を掴もうとするが、
「はあ!」
「がっ!?」
楠二郎が動くよりも速く、アテナは驚異的な瞬発力で立ち上がった。楠二郎の胴を抱いたままで。
(こ、これは!)
アテナは楠二郎の身体を頭の上まで大きく持ち上げた。さもスローイングの体勢を取ったアテナが、次に繰り出そうとしている技を、楠二郎もはっきり予見した。
「たあああ!」
裂帛の気合とともに、アテナは楠二郎を直下に投げ落とす。
セントラルパーク全体を揺るがした轟音は、まさに爆発そのもの。戦女神渾身のパワーボムが炸裂した瞬間だった。
「が……ご……」
今度は頭蓋のみならず、頚椎にも凶悪なダメージを負う楠二郎。
脳内で爆発が起こったような衝撃は、視界をホワイトアウトさせるほどの威力を持っていた―――――――――が、まだ楠二郎の意識は途切れていなかった。
寸前でパワーボムが来ると分かったので、受ける覚悟を決めることができた。耐え切るだけの心構えができていた。
(まだ……だぜ……アテナ……俺は……)
二度の大技によるダメージの蓄積は、楠二郎を確実に追い込んでいた。破壊ではなく衝撃を与える技は、損傷を復元する能力の埒外となる。
意識が混濁し、視界が二転三転し、手足の感覚さえも失いそうになりながら、楠二郎はフォールしているアテナの腕を掴もうとした。
まだ意識もあり、身体も動く。逆転のチャンスはある。すでに許容できるダメージを超えてなお、楠二郎は勝負を捨てていなかった。
「はあ!」
「なっ!?」
楠二郎は三度驚愕した。パワーボムからのフォール。さらにそこから、アテナは楠二郎を抱えたまま跳躍したのだ。
最初の楠二郎よりも高く跳んだアテナは、楠二郎の胴に回していた腕を解いた。
上下違いになっていたアテナと楠二郎の位置がわずかにズレる。
アテナは楠二郎の両足首を掴み、両足を二の腕の裏にセットした。
これで最大最高の必殺技の準備が整った。全てはこの技を決して外さないため。
(こ、これは! まさか!)
楠二郎もその技に思い至り、顔を引きつらせた。
その名も『12の星座落とし』の中の一つ、『蟹座砕き』。またの名を、
「ギン肉! ドライバー!」
勇ましく技名を叫ぶアテナ。一撃必砕、絶対不可避の超パイルドライバーが、瓦礫と化したセントラルパークを震わせた。
「……」
「……」
絶技が完遂された闘技場は、しばらくの間静寂に包まれた。アテナと楠二郎は、風の音さえ消えた空間の中で沈黙する。
いや、楠二郎は何も言わなかったのではなく―――――――――何も言えなくなっていた。
セントラルパークの中心に穿たれたクレーターの底で、楠二郎は白目を剥いている。手足も完全に脱力していた。
「………………私の勝ちです。バラキモト・クスジロウ」
誰一人観客のいない、審判さえすでにない闘技場の真ん中で、アテナは楠二郎にだけ聞こえる小声で勝利を宣言した。意識を完全に失っている楠二郎には聞こえるはずもないが。
超級異種格闘大会決勝戦を征したのは、そこに最後まで立っていたのは、
ギリシャ最強の戦女神アテナ。
ここに今大会優勝者が決定した。
「ふ~……ん!?」
吐息して楠二郎の足首を離そうとした矢先、アテナは周囲の異変に気付いた。
セントラルパーク全体の地面から聞こえてくる異音。コンクリートが裂け、鉄筋が破断していく音が、そこかしこから鳴り響いていた。
「しまっ――――――」
アテナが声を出そうとした時にはもう遅かった。
度重なる激闘と超絶無比の神技の連続で、セントラルパークを支えていた階層はついに限界を迎えた。
パークの入り口の端から端までが綺麗に砕け、瓦礫の山とともにアテナたちは下階へと呑みこまれるように落ちていった。
アテナの三角絞めを受けながら宙に跳んだ楠二郎は、自身とアテナもろともに急降下した。
右腕が使えなければ、アテナの完璧な三角締めを解くことはできない。かといって右腕の回復を待っていては、その間に絞め落とされる。
楠二郎に残された手段は、決死の力で跳び上がり、三角絞めを極めているアテナとともにセントラルパークの地面に落下衝突するのみだった。
その状態で落ちれば、楠二郎も無傷では済まないだろうが、あるいはアテナが技を解くことになるかもしれない。
衝突後、果たしてアテナが離れるのか、それとも楠二郎の首が耐え切れず損壊するのか。そしてどちらが先に攻勢に出るのか。
まさに当たって砕けてみなければ分からない。
楠二郎が選んだのは、ただ絞め落とされて敗北するよりも、よほど苛烈な方法だった。
それこそが、楠二郎のアテナに対する想いの強さを表していた。
(バラキモト・クスジロウ。その不曉不屈。古代ギリシャの時代ならば一角の英雄として名を馳せていたことでしょう……しかし……)
「この闘いを征するのは!」
もはや地上1メートルを切ったところで、アテナは捕らえていた楠二郎の腕も、絞めていた楠二郎の首も離してしまった。
「私です!」
「なっ!?」
一瞬、空中で離れた二人だったが、アテナは身体を捻って楠二郎の逆背面を取った。
背後から楠二郎の胴を抱き、頭部を両腿で挟み、あとは重力に任せることでアテナの次なる技は完成する。
空中からの落下の力を上乗せした、必殺のパイルドライバーだった。
「っ!」
楠二郎の頭頂が叩きつけられた衝撃で、セントラルパークに散乱していた全ての瓦礫が浮き、そして落ちた。すでに入っていた地面の亀裂も、より多く、より広くなる。
「ぐ……あ……」
脳天を杭打ちにされた強烈な刺激は、楠二郎の頭蓋から中枢神経、そして指先爪先に至るまでの末梢神経まで伝わった。
本来なら断末魔を上げる間もなく昇天しているところ―――――――――楠二郎は生きていた。それどころか、まだ意識を保っていた。
(効いた……ぜ……)
パイルドライバーの威力に痺れながら、楠二郎はアテナに驚嘆していた。三角絞めから土壇場でパイルドライバーに切り替えてくるとは思わなかったのだ。
アテナの三角絞めは、右腕が使えない楠二郎に外す術はなかった。アテナもろともに空中から体当たりしたとして、引き離せていたかどうか怪しい。
あるいはアテナなら、地面に衝突しても耐えながら、楠二郎の首を極めきっていたかもしれない。
完璧な三角締めを極めてなお、そこから別の技に替えてくるなど、楠二郎には完全な予想外だった。
それだけではない。パイルドライバーへの切り替えが、あまりにもスムーズすきた。
咄嗟に見せた動きではなく、そうなることを見越していた動き。まるで予め計算していたように。
楠二郎は確信していた。アテナは三角絞めから空中への移転、落下へと繋がることを読んでいたと。楠二郎がどんな行動に出るか、最初から確信していたと。
三角絞めを極めた時から、楠二郎が脳天杭打ちを受ける受けることは決まっていたのだ。
(やってくれるぜ、戦女神。だが……まだ俺は果てちゃいねぇ!)
一撃必殺のパイルドライバーでさえ、楠二郎は耐え切った。右腕もそれなりに機能を取り戻しつつある。胴を抱いているアテナの腕を掴もうとするが、
「はあ!」
「がっ!?」
楠二郎が動くよりも速く、アテナは驚異的な瞬発力で立ち上がった。楠二郎の胴を抱いたままで。
(こ、これは!)
アテナは楠二郎の身体を頭の上まで大きく持ち上げた。さもスローイングの体勢を取ったアテナが、次に繰り出そうとしている技を、楠二郎もはっきり予見した。
「たあああ!」
裂帛の気合とともに、アテナは楠二郎を直下に投げ落とす。
セントラルパーク全体を揺るがした轟音は、まさに爆発そのもの。戦女神渾身のパワーボムが炸裂した瞬間だった。
「が……ご……」
今度は頭蓋のみならず、頚椎にも凶悪なダメージを負う楠二郎。
脳内で爆発が起こったような衝撃は、視界をホワイトアウトさせるほどの威力を持っていた―――――――――が、まだ楠二郎の意識は途切れていなかった。
寸前でパワーボムが来ると分かったので、受ける覚悟を決めることができた。耐え切るだけの心構えができていた。
(まだ……だぜ……アテナ……俺は……)
二度の大技によるダメージの蓄積は、楠二郎を確実に追い込んでいた。破壊ではなく衝撃を与える技は、損傷を復元する能力の埒外となる。
意識が混濁し、視界が二転三転し、手足の感覚さえも失いそうになりながら、楠二郎はフォールしているアテナの腕を掴もうとした。
まだ意識もあり、身体も動く。逆転のチャンスはある。すでに許容できるダメージを超えてなお、楠二郎は勝負を捨てていなかった。
「はあ!」
「なっ!?」
楠二郎は三度驚愕した。パワーボムからのフォール。さらにそこから、アテナは楠二郎を抱えたまま跳躍したのだ。
最初の楠二郎よりも高く跳んだアテナは、楠二郎の胴に回していた腕を解いた。
上下違いになっていたアテナと楠二郎の位置がわずかにズレる。
アテナは楠二郎の両足首を掴み、両足を二の腕の裏にセットした。
これで最大最高の必殺技の準備が整った。全てはこの技を決して外さないため。
(こ、これは! まさか!)
楠二郎もその技に思い至り、顔を引きつらせた。
その名も『12の星座落とし』の中の一つ、『蟹座砕き』。またの名を、
「ギン肉! ドライバー!」
勇ましく技名を叫ぶアテナ。一撃必砕、絶対不可避の超パイルドライバーが、瓦礫と化したセントラルパークを震わせた。
「……」
「……」
絶技が完遂された闘技場は、しばらくの間静寂に包まれた。アテナと楠二郎は、風の音さえ消えた空間の中で沈黙する。
いや、楠二郎は何も言わなかったのではなく―――――――――何も言えなくなっていた。
セントラルパークの中心に穿たれたクレーターの底で、楠二郎は白目を剥いている。手足も完全に脱力していた。
「………………私の勝ちです。バラキモト・クスジロウ」
誰一人観客のいない、審判さえすでにない闘技場の真ん中で、アテナは楠二郎にだけ聞こえる小声で勝利を宣言した。意識を完全に失っている楠二郎には聞こえるはずもないが。
超級異種格闘大会決勝戦を征したのは、そこに最後まで立っていたのは、
ギリシャ最強の戦女神アテナ。
ここに今大会優勝者が決定した。
「ふ~……ん!?」
吐息して楠二郎の足首を離そうとした矢先、アテナは周囲の異変に気付いた。
セントラルパーク全体の地面から聞こえてくる異音。コンクリートが裂け、鉄筋が破断していく音が、そこかしこから鳴り響いていた。
「しまっ――――――」
アテナが声を出そうとした時にはもう遅かった。
度重なる激闘と超絶無比の神技の連続で、セントラルパークを支えていた階層はついに限界を迎えた。
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