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友宮の守護者編
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ふらふらと頼りない足取りながらも、結城は地下へ通じる螺旋階段を一歩ずつ降りていく。途中、崩れた床の瓦礫が落ちていて歩き辛かったが、そんなことを気にかけている余裕など、今の結城にはない。媛寿を助ける。その一念だけが、脇の肉を潰され、肋骨を折られてなお動き続ける結城を支えていた。
もっとも、この状況でさらに敵の来襲を受ければ、今度こそ生きて帰れないだろう。その可能性を忘れていない分、まだ結城は冷静でいられた。日頃よりアテナに、どんな時でも冷静さを失ってはいけないと説かれていた成果だった。
媛寿がどこまで落ちたのか不明だが、最悪の場合、見つけ次第すぐに上まで連れて戻ると決めている。結城は持てる思考力と想像力を全稼動させ、ここからの行動をシミュレートしつつ、暗がりに染まった階段を降りた。
「っ!」
ある程度まで降りたところで、結城は階段上に落ちていたものを認め、思わず息を呑んだ。もはや見る影もなく融解してしまっているが、かろうじて人型の金属塊であると分かる。先の戦いで結城たちを苦しめた、二重ゴーレムの残骸だった。甲冑の大部分が削がれ、残った部分も形を成さぬほどに熱で溶けている。その中にあるのは焼け焦げて湯気を立てている大量の泥のみ。
佐権院はゴーレムは弱点を突かない限り倒せないと言っていた。果たしてダンスホールで何が起こったのかは定かではないが、ここまで破壊されてはゴーレムの不死性も何もない。
念のため、爪先で少し小突いてみるが、特に反応は返ってこない。ゴーレムの機能が沈黙したことを確認し、結城は階段の先を急いだ。
周囲の薄暗さと螺旋構造のせいか、時間と距離の感覚が麻痺しそうになってくる。それでも、降りていくと次第に瓦礫が目立ってくる。どうやら竪穴は少しずつ狭まっているようで、穴が細くなるほど底へ近付いている証左でもあった。
(媛寿、無事でいてよ)
単純に高所から落下しただけでは、座敷童子である媛寿は命に関わることはない。しかし、ダンスホールがあれほど破壊されるまでのことが起こった以上、媛寿が無傷でいる保障も十全ではない。階段があるのに自力で上がってこないなら、なおのことだ。
募る不安と傷の痛みの両方に打ちのめされながら、螺旋階段を降りていく結城。
竪穴の幅が三分の二まで狭まったところで、下方に歪な塊があるのが見えた。かなり階段を降りたので光度も少なく、薄暗さで見えづらかったが、ようやく瓦礫が降り積もった塊だと認識できた。そして結城は、その瓦礫から赤色の何かがはみ出していることに気付く。塵芥でくすんでしまっているが、その色の正体を結城はすぐに察した。
「媛寿!」
紛れもなく、媛寿が有事の際に着用する着物の端だった。脇腹の傷が痛むのもおして、結城は瓦礫に急いで近付く。
目の前まで接近すると、媛寿の着物は瓦礫の塊の中心部から出ていた。結城は傷のダメージで脂汗が滲む中、元はダンスホールの建材だった物を両手で掻き分けていく。
よほど細かく砕かれたのか、積もっていた瓦礫はそれほど重くなく、除去するには幸いだった。
難なく瓦礫の半分以上を撤去し、ようやく結城は媛寿を見つけ出した。ダンスホールの破壊の影響か、または瓦礫に埋まっていたせいか、顔や着物が煤だらけになっていた。それ以外は外傷もなく、小さく呼吸もしているのでひとまず無事であるらしい。
「媛寿! 媛寿!」
結城は媛寿を抱え起こし、衝撃が大きくなりすぎない程度に体を揺さぶった。
「……ゆう……き?」
「媛寿……よかった」
うっすらと目蓋を開け、媛寿は目の前にいる結城を認識した。まだ意識はぼんやりしているようだが、目覚めてくれたことに結城は少し安堵した。
「ケホッ」
まるで赤ん坊のげっぷのように、半目の媛寿が黒煙を吐いた。本当に何があったのだろうかと、改めて結城は疑問に思う。もしかしたら、二重ゴーレムに自爆装置のようなものでも付いていたのではないかとも考えたが、今は媛寿も無事に確保したので、早急に上に戻ろうと頭を切り替えた。気を失ってから姿が見えない虎丸が気になるところだが。
媛寿を抱えて立ち上がろうとした時、結城の後ろで重い金属音がした。聞き覚えのあったその音に、結城の身に悪寒が走った。ゆっくりと元来た階段を振り返る。
そこにいたのは、悪夢に出てきそうな異形の存在だった。崩壊しかかった、もはや甲冑の形を保っていない金属の塊。それが器となるように、大量の泥を湛えている。かろうじて人型に見えなくはないが、プレートの大半を失った甲冑と、溶けかかった泥人形が無理やり混じりあった姿は、文字通り夢に出てきそうな醜悪さだった。
これだけ破壊されてもなお、与えられた命令を果たそうというのか、ゴーレムの成れの果ては結城たちにボロボロの手を近づけてきた。ゴーレムの力は嫌と言うほど体感している。弱りきった結城と媛寿では、ただ突き出される手を避けることも困難だった。
「それだけ中身が露出してしまっては―――」
不意に聞こえた声の後、泥の怪物の胸から日本刀の刀身が生えた。
「弱点を突くのも容易いものだ」
レプリカ九字兼定の刀身が、あっけないほどにゴーレムを貫いていた。鎧の防御力をほとんど失ってしまったのでは、残るは泥で構成された体のみ。佐権院の強力な刺突を妨げることは適わなかった。
「オ……オオオォ!」
崩壊しかかっていたゴーレムが、ついに断末魔の叫びを上げる。佐権院の刺突は、ゴーレムの弱点である『emeth』の『e』の文字を正確に切り離していた。甲冑の鉄ゴーレムは爆発で砕かれ、ほとんど機能を停止していた。中身の泥ゴーレムもダメージを負い、弱りきっていた。ならば、佐権院にとって敵ではない。あまりにも簡単に、ゴーレムに死を与えることができた。
泥と歪な金属片が、竪穴の階段の上で潰れる。結城たちを苦しめた二重ゴーレムの最期だった。
「佐権院警視、無事だったんですね」
「ああ。それよりも小林くん、すぐに脱出しよう。一度戦力を整えて―――」
そこまで言って佐権院の言葉が途切れた。結城がその顔を見ると、何かにとても驚いているようだった。
結城もまた、その時点で気付いた。媛寿が埋まった瓦礫にばかり気を取られ、螺旋階段がもう終わっていたことを。その終端に、何があったかということを。
もっとも、この状況でさらに敵の来襲を受ければ、今度こそ生きて帰れないだろう。その可能性を忘れていない分、まだ結城は冷静でいられた。日頃よりアテナに、どんな時でも冷静さを失ってはいけないと説かれていた成果だった。
媛寿がどこまで落ちたのか不明だが、最悪の場合、見つけ次第すぐに上まで連れて戻ると決めている。結城は持てる思考力と想像力を全稼動させ、ここからの行動をシミュレートしつつ、暗がりに染まった階段を降りた。
「っ!」
ある程度まで降りたところで、結城は階段上に落ちていたものを認め、思わず息を呑んだ。もはや見る影もなく融解してしまっているが、かろうじて人型の金属塊であると分かる。先の戦いで結城たちを苦しめた、二重ゴーレムの残骸だった。甲冑の大部分が削がれ、残った部分も形を成さぬほどに熱で溶けている。その中にあるのは焼け焦げて湯気を立てている大量の泥のみ。
佐権院はゴーレムは弱点を突かない限り倒せないと言っていた。果たしてダンスホールで何が起こったのかは定かではないが、ここまで破壊されてはゴーレムの不死性も何もない。
念のため、爪先で少し小突いてみるが、特に反応は返ってこない。ゴーレムの機能が沈黙したことを確認し、結城は階段の先を急いだ。
周囲の薄暗さと螺旋構造のせいか、時間と距離の感覚が麻痺しそうになってくる。それでも、降りていくと次第に瓦礫が目立ってくる。どうやら竪穴は少しずつ狭まっているようで、穴が細くなるほど底へ近付いている証左でもあった。
(媛寿、無事でいてよ)
単純に高所から落下しただけでは、座敷童子である媛寿は命に関わることはない。しかし、ダンスホールがあれほど破壊されるまでのことが起こった以上、媛寿が無傷でいる保障も十全ではない。階段があるのに自力で上がってこないなら、なおのことだ。
募る不安と傷の痛みの両方に打ちのめされながら、螺旋階段を降りていく結城。
竪穴の幅が三分の二まで狭まったところで、下方に歪な塊があるのが見えた。かなり階段を降りたので光度も少なく、薄暗さで見えづらかったが、ようやく瓦礫が降り積もった塊だと認識できた。そして結城は、その瓦礫から赤色の何かがはみ出していることに気付く。塵芥でくすんでしまっているが、その色の正体を結城はすぐに察した。
「媛寿!」
紛れもなく、媛寿が有事の際に着用する着物の端だった。脇腹の傷が痛むのもおして、結城は瓦礫に急いで近付く。
目の前まで接近すると、媛寿の着物は瓦礫の塊の中心部から出ていた。結城は傷のダメージで脂汗が滲む中、元はダンスホールの建材だった物を両手で掻き分けていく。
よほど細かく砕かれたのか、積もっていた瓦礫はそれほど重くなく、除去するには幸いだった。
難なく瓦礫の半分以上を撤去し、ようやく結城は媛寿を見つけ出した。ダンスホールの破壊の影響か、または瓦礫に埋まっていたせいか、顔や着物が煤だらけになっていた。それ以外は外傷もなく、小さく呼吸もしているのでひとまず無事であるらしい。
「媛寿! 媛寿!」
結城は媛寿を抱え起こし、衝撃が大きくなりすぎない程度に体を揺さぶった。
「……ゆう……き?」
「媛寿……よかった」
うっすらと目蓋を開け、媛寿は目の前にいる結城を認識した。まだ意識はぼんやりしているようだが、目覚めてくれたことに結城は少し安堵した。
「ケホッ」
まるで赤ん坊のげっぷのように、半目の媛寿が黒煙を吐いた。本当に何があったのだろうかと、改めて結城は疑問に思う。もしかしたら、二重ゴーレムに自爆装置のようなものでも付いていたのではないかとも考えたが、今は媛寿も無事に確保したので、早急に上に戻ろうと頭を切り替えた。気を失ってから姿が見えない虎丸が気になるところだが。
媛寿を抱えて立ち上がろうとした時、結城の後ろで重い金属音がした。聞き覚えのあったその音に、結城の身に悪寒が走った。ゆっくりと元来た階段を振り返る。
そこにいたのは、悪夢に出てきそうな異形の存在だった。崩壊しかかった、もはや甲冑の形を保っていない金属の塊。それが器となるように、大量の泥を湛えている。かろうじて人型に見えなくはないが、プレートの大半を失った甲冑と、溶けかかった泥人形が無理やり混じりあった姿は、文字通り夢に出てきそうな醜悪さだった。
これだけ破壊されてもなお、与えられた命令を果たそうというのか、ゴーレムの成れの果ては結城たちにボロボロの手を近づけてきた。ゴーレムの力は嫌と言うほど体感している。弱りきった結城と媛寿では、ただ突き出される手を避けることも困難だった。
「それだけ中身が露出してしまっては―――」
不意に聞こえた声の後、泥の怪物の胸から日本刀の刀身が生えた。
「弱点を突くのも容易いものだ」
レプリカ九字兼定の刀身が、あっけないほどにゴーレムを貫いていた。鎧の防御力をほとんど失ってしまったのでは、残るは泥で構成された体のみ。佐権院の強力な刺突を妨げることは適わなかった。
「オ……オオオォ!」
崩壊しかかっていたゴーレムが、ついに断末魔の叫びを上げる。佐権院の刺突は、ゴーレムの弱点である『emeth』の『e』の文字を正確に切り離していた。甲冑の鉄ゴーレムは爆発で砕かれ、ほとんど機能を停止していた。中身の泥ゴーレムもダメージを負い、弱りきっていた。ならば、佐権院にとって敵ではない。あまりにも簡単に、ゴーレムに死を与えることができた。
泥と歪な金属片が、竪穴の階段の上で潰れる。結城たちを苦しめた二重ゴーレムの最期だった。
「佐権院警視、無事だったんですね」
「ああ。それよりも小林くん、すぐに脱出しよう。一度戦力を整えて―――」
そこまで言って佐権院の言葉が途切れた。結城がその顔を見ると、何かにとても驚いているようだった。
結城もまた、その時点で気付いた。媛寿が埋まった瓦礫にばかり気を取られ、螺旋階段がもう終わっていたことを。その終端に、何があったかということを。
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