君におはようの挨拶を。【改訂完了】

 内気な中学二年生、磯崎 海月。
 決まった時間に起き、決まった時間の電車に乗る。そして決まった友達と過ごす。
 そんな海月の乗る電車には、いつも顔を合わせる先輩がいた。会話もなく、挨拶もしない。それでも知っている。

「……名前、なんていうんですか」

 聞くこともなく、何かがもう始まっていた。


 翔悟ストーリー「君におやすみの挨拶も」連載は「君おは」が完結してからとなります。
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