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28 騎士は神官に思いを寄せる
しおりを挟む「……あ、セレウス様からのご神託が──」
宙を見つめながらそう言い、額に手をかざしたリーゼは、全ての言葉を言い切る前にその華奢な体をぐらりと傾けた。
「──っあぶねぇ!」
「わぁ! リーゼ大丈夫!?」
ガタンと勢いよく席を立ち、カインはリーゼの身体が地面へと打ちつけられてしまう寸前のところでその腕を掴んで受け止めた。
慌ててハンスも席を立ち、心配そうに二人のいる反対側の席を覗き込んでくる。
「まったく! いつも唐突な呼び出しですね。神様は配慮という言葉を知らないのでしょうか」
「神なんだから配慮なんて必要ないんだろ。どうせ人間なんて自分より下だと思ってる」
茶を飲んで汚れた口周りを拭いているセイランや、早々に一人夕食を終え腕を組んでいるナイルも口々に文句を垂らす。
ここには神に対し敬虔な人間など気を失ってしまったリーゼ以外にはいないので言いたい放題だ。
「カイン、ここに寝かせるか?」
「あー、いい。気にすんな」
夕食時に混み合う町の食堂で、その大きな獅子の体から申し訳なさそうに二人席に腰掛けていたジノが、リーゼを寝かせるために席を譲ろうと立ちあがっていた。
しかし、カインは手を上げてその気遣いを断る。
(……また神か……くそったれ)
カインは胸の内で悪態を吐きながらも、リーゼの腰掛けていた椅子を自分の方へと近づけて、意識のない彼をそこに座らせた。そして意識のないリーゼが床へと転げ落ちないように、その頭を自分の肩へと凭れ掛けさせる。
リーゼの白くさらさらとした長い髪が背中に流れた感覚に、カインは胸の鼓動が早くなるのを感じた。
「それ、リーゼが起きたらびっくりしちゃいますよ?」
「……うるせぇ」
にやにやと眼鏡の中の目を細めながら揶揄うように見てくるセイランに、カインはそう言って睨みつけた。
まだテーブルにはリーゼの夕飯が食べかけ途中で残されており、先ほどまで目元を緩ませておいしそうに飲んでいたそれに「冷めちまうな」と、カインはため息を吐きながらもリーゼの顔を眺めた。
「次の行き先のご神託かな?」
ハンスが再び焼き魚へと手をつけながら聞いてくる。それに対し「ちょうどこの町での仕事も終わったところだしな」と二人掛けの椅子に座り直したジノも骨つき肉を手で掴んで食べ始めた。
「終わった瞬間すぐに呼び出すとか、監視でもしてんのかよ」
憎々しげにそう吐き捨てたカインも自分の前にあるステーキの一切れへと乱雑にフォークをぶっ刺し、勇者活動を終わらせたこの町での最後の晩餐を再開させた。
「勇者様やその一行の皆様、町のために本当にありがとうございました」
この町の人々は控えめな性格をしているが、一方で好奇心は強い。それゆえ食事中の勇者一行に対して遠まきにしているだけで話しかけてはこなかったが、背中に痛いほど視線を感じていた。
それもだんだんと夜がふけ、食事を終える頃合いになると、彼らは食堂を去る前に勇者一行が陣取る席まで訪れ、一言お礼をして帰っていく。
カインもその謝辞に肩に凭れさせているリーゼに気を遣いながらも片手を挙げてこたえた。
礼を言った壮年の男は、最後にカインに笑顔を向けると「騎士様、応援してますぞ! これからの旅も神官様との進展も」とグッと親指を立てた手を突き出してから帰っていった。
カインはその男に対して笑って見送りながらも気まずさに頬を引き攣らせた。
「え!? なになに~?」とハンスが興奮した声を上げる。
「そういえばお前らさっきどこ行ってたんだよ」
「それ私も気になってました! 夕食の時間まで二人で何してたんですか?」
テーブルの反対側の席から空になった食器を手で退けてそこへ肘をついたナイルが思い出したようにカインへと聞いてきた。隣に座っている食事終えたセイランも嬉々として身を乗り出してそれに便乗する。
カインは顔を背けると「どこだっていいだろ、少し町をぶらついてただけだ」とぶっきらぼうに答える。
「それにしては二人とも顔を真っ赤にして帰ってきてたね!」
「リーゼなんて何を誤魔化そうとしたのか、喉を詰まらせて可哀想なくらい咳き込んでましたけど」
ハンスの無邪気なのか分かって言っているのか読めない突っ込んだ言葉に、セイランがそう重ねてふたたびにやにやとした視線をカインに向けてくる。
「こら、二人とも野暮はよせ」と揶揄ってくる二人を大人なジノが窘めるが、"野暮"という言葉が何を指し示すのかを思うと、カインはかえって居心地が悪くなった。
その後、まだ食事を中途半端にしたまま眠っているリーゼの面倒をカインは自分が見ると言い張って、先に宿屋へと戻る四人に別れをつげた。
「寝ている相手に手を出すのは騎士道に反するぞ」、「リーゼの寝顔がいくら可愛いからって手を出しちゃだめだからね」と、信用がないのか口々にそう言ってくる仲間たちに対して、カインは早く行ってくれと手を振ることで答える。
最後ににやにやと眼鏡の中の目を細めて笑ってくるセイランに中指を立てて追い出すと、ようやく勘繰りに煩わしかったその場が静まりかえった。
夜も更けた食堂には、カインとその肩に身を預けるリーゼを除くと、締め作業を始めた店主と遠くの席で酒を酌み交わす男たちがいるだけとなった。
客はカインたちとその酔っ払った男らの二組だけを残し、店主が店じまいをし始めた関係であと少し経ったら席を立たなくてはいけなくなるだろうとカインは考える。
(その前に起きて、飯食うの間に合えばいいんだけどな)
カインは眠りながら肩にもたれかかるリーゼの顔を眺める。けぶるような長く白いまつ毛をたずさえる瞼は、依然として彼の碧い瞳を覆い隠していて、そのすぅすぅとあどけなく寝息を立てるリーゼの姿にカインは眉尻を下げた。
そのまま薄く色づく唇に視線がいくと、カインは邪念を紛らわすようにさっと顔を背けた。そのまま煩悩を押し殺すように目を瞑ると、さきほど味わってしまったリーゼの唇の感触が思い浮かんできて、カインは悶々とした気持ちに苛まれてしまった。
夕食前、買い出しに行くと言ったリーゼの後をカインは追った。
後ろをちらりと見て『ついてこなくていい』と、歩を早めたリーゼのことをカインは絶賛口説いている最中で、既に五回は試みたカインの渾身の告白もなかったことにされているところだった。
旅を初めてもうすぐ二年経つ。つまり、リーゼと一緒に過ごした時間も等しく過ぎていて、ずっと誤魔化し続けた恋慕をこじらせたカインは限界を迎えてついに一ヶ月前に「好きだ」と口走ってしまった。
それからは箍が外れたように、こうして隙さえあればリーゼを口説いている。
赤く染まる頬に反応は悪くないと思いながらも、どうしても彼の神に対する敬虔さが邪魔をして、それに加えてカイン自身の過去の放蕩具合を口に出されるとなかなか手を出せずにいた。
少し町を歩いたリーゼは石鹸が残り少ないことに気が付いたらしく通りにある雑貨屋へと入っていった。
『たくさん嗅ぎすぎて鼻がおかしくなってしまった』
髪を洗うための石鹸が並ぶ棚までくると、手に取り端から匂いを確かめたリーゼは眉を顰めて困ったようにそう言った。
カインはリーゼの手から数種類の石鹸を受け取り、代わりに匂いを嗅ぐと『これ』と一つだけリーゼの手に押し付けた。受け取った石鹸の匂いを嗅いだリーゼは『これは女性がつける匂いではないのか』と隣に立つカインを見上げてきた。
それは花の蜜を垂らして練り上げて作られたものらしく、ほんのりと花の甘い香りがする。
訝しげに見つめてくるリーゼをよそに、カインはそれが一番リーゼに合う匂いだと思い、どうしても彼に使って欲しくて『これがいい』と一言だけ告げるとリーゼの手から石鹸を奪い、次に何か言われる前に勝手に勘定を済ませた。
『今までの女性もそうやって口説いてきたのか』
勇者一行の仲間たちと夕食の約束していた食堂までの帰り道、カインから逃げるように前を歩いていたリーゼが振り返りもせずにそう言った。
リーゼの手には先ほどカインが購入した石鹸が握られていて、緊張しているのかその手はどこか震えているように見えた。
『いや俺、だれかに贈り物とかすんの二回目だから』
心外とばかりに僅かにカインが声を荒げればリーゼは歩を止めた。そして少しだけ振り向くとちらりと伺うような視線でカインを見る。
『一回目は?』
『お前に砂漠の町で髪飾り買ったのが初めて』
『……な、やめろ!』
問いに対して真剣な眼差しでそう答えながら、カインは立ち止まってしまったリーゼの隣まで歩を進めるとその肩に手を回した。びくりと体を震わせたリーゼはその手を振り払おうと体を捩らせた。
『なぁ、俺そんな信用ない?』
『ところ構わず私の前で女性を口説いてきて、今更信用しろって方がおかしい!』
混乱しながらも必死に身を捩らせたリーゼに、カインはため息を吐きながら大人しく腕を引っこめた。しかし、そのまま言い訳もさせてくれずに走り去ってしまいそうなリーゼの手を代わりとばかりに掴む。
狼狽えたリーゼに、眉を情けなく下げたカインはそのまま彼に言い聞かせるように『信用してくれ。頼むから』と握る手に力を込めた。
『…………そんなこと言われても、困る』
その場から離れたいように握られた手を解こうとしながらリーゼは言った。俯いて僅かに流れた白い髪から覗く赤らんだ頬に、カインは思わず腕を引いてリーゼの腰を抱き寄せた。
『……え?』
驚いて見上げてくるその青い瞳は揺らいでいて、カインはその綺麗な顔に手を添えると、吸い込まれるように淡く花色に染まった唇に自分の唇を押し付けた。
(……あ、やっちまった)
じわりじわりと追い囲むようにリーゼを手の中に収める算段はここで崩れた。その瞬間、リーゼはカインの頬を平手で打ち、その口付けられた唇を拭うと一目散に走り出した。
町の道端でカインは立ち尽くした。背中に浴びせられる憐れむような町の人々の視線が痛い。
後悔しても時すでに遅く、その足取りを追うようにカインもリーゼの後を追った。
◇◇◇
(そろそろ、ここ出ねぇとな)
食堂の看板を仕舞った店主を横目にリーゼの顔をふたたび覗き込む。いまだ神との逢瀬だかなんだか知らないが、それに駆り出され眠ったままのリーゼの頬を、カインは眉を顰めながら摘んだ。
(早く帰ってこい)
店主に頼んで温かいスープをもう一度作ってもらい魔法瓶に入れてもらった。勘定を済ませた後、カインは寝かせておいたリーゼを背負うと出口へと向かう。
「おい、兄ちゃん!」
その時、扉の近くで晩酌をしていた最後の客の男たちに声をかけられてカインは仕方なく足を止めた。
酒を酌み交わし、すでにだいぶ酔っ払っているのかテーブルに空の瓶がいくつも転がっている。
変に絡まれる前に早く退散しようと曖昧に微笑んでお辞儀をした時、「夕方のあれ見てたぞ!」と笑いながら男たちに言われてカインは頬を引き攣らせた。
「あんまりせっつくのはダメだ! 男なら余裕を持って落とさないとな」
「そうそう、怖がらせちゃってたら元も子もないだろ」
ガハハと大笑いしながら助言をしてくる男たちに、カインは「心遣い痛み入ります」と笑顔を作って返しながらも、その預かった言葉たちに知らない顔はできないと顔を曇らせた。
(マジで余裕ないな、俺)
今まで口説いた女相手にこんな身を焦がすような気持ちが沸いたことなどない。
懇願するように告白なんてしたこともなければ、気を引こうと物を送ったこともない。
嫉妬なんてしたこともなければ、今カインが嫉妬の矛先を向ける相手が神だなんて自分でも馬鹿げていると思う。
余裕を失って、好きな相手を怖がらせるなんて愚かな真似を自分がするなんて思わなかった。
ぐっと力を入れて抱えたリーゼを背負い直すと、カインは食堂の出口を出た。
背中に「兄ちゃん、頑張れよー!」と応援する言葉をぶつけられて、カインは自分が情けなくて舌を噛みたい気分になった。
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