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2 神官をやめて故郷を出ます

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 リーゼは神殿を去った後、エルディース城の赤い絨毯の敷かれた長廊下を歩いていた。
 勇者一行が旅から帰ってきて既に四日も経っているにもかかわらず、城の外からは勇者達を労う宴の笑い声や、平和記念祭などのファンファーレの音が聞こえ、未だ祝いの雰囲気に包まれている。
 このまま王城主催の凱旋祝賀式典まで続くのだろうと昨日までは微笑ましかった喧騒が、今は耳に煩わしくて仕方ない。

「リーゼ様!長旅お疲れ様でした!」
「リーゼ殿、ご活躍のお噂はかねがね」

 城内の廊下を歩く近衛兵や侍従、商人や貴族などもどこか浮かれ調子の足取りで、すれ違う際に労いの言葉や賛辞を述べてくる。

「ありがとうございます」

 リーゼは曖昧に微笑み、それらを上手く躱したいが、ただでさえ人形のような美しい顔立ちにさらに笑みまで浮かべると「女神の生まれ変わり」だの「エルディースの聖母」だの望まずとも勝手に話に花が咲いてしまう。
 話しかけてくる人々にその都度急いでいる旨を伝え、早々に話を切り上げながら、なるべく人に出会さないように道を急いだ。



(私も行儀が悪くなったものだな)

 リーゼは早足に歩を進めながら自嘲した。
 リーゼは城に召喚され、勇者に同行し旅をしてほしいとエルディース王に命じられるまで、幼い頃から一度も神殿の外に出たことがなかった。以前は常に、祭服である長丈のローブの裾分の歩幅でゆったりと神殿内を歩いていたが、長旅の途中で走ったり跳んだり、裾を捲り上げるといった芸当を身につけてしまった。

『もっと早く走れ!』と、背中を押してくれた大きく骨張った手。
『絶対落とさないから跳べ!』と、受け止めてくれた逞しい両腕と厚い胸。
『水に浸からないように捲っとけ』と、屈んだ広い背中と金色の頭。

 ふと突然思い出してしまい、リーゼは頭を振って記憶を散らした。

(……もう関係のない人だ)

 神殿の中で決まった時間に決められたことだけをして生きてきたリーゼにとって、旅の思い出は辛く苦しいこともあったが幸せに満ちていた。
 これからもこうして男のことをたびたび思い出しては、忘れようと思い出を散らすことになるだろう。リーゼは少しだけ胸がつんと痛むのを感じて胸に手を当てた。



 廊下を進み、階段を駆け上がりリーゼはひとつの扉の前まで来ると歩みを止めた。
 旅を終わらせた勇者一行は凱旋祝賀式典までの間、王城の貴賓室を借りて寝泊まりしている。廊下には複数の扉が連なり、活躍を労ってか一人一室の高待遇だった。
 重たい扉を開くと、旅の間に借りたどの宿舎や宿屋よりも広く豪奢な部屋がひろがる。その眩しさに瞳が焼けそうになるのを我慢しながら扉を閉めたリーゼは、その広い部屋で寄り道もせず一直線に備え付けの机に近づき、椅子を引いて座った。
 鞄の中から便箋を五枚取り出し、文字をつらつらと書き始める。

 まずは勇者、ナイル・ラングレーに。今までのお礼と幾度となく助けてくれた感謝の気持ち、いつも先陣を切ってくれて頼もしかったこと、故郷の村で幼馴染と幸せに暮らせますようにと祝福の言葉を綴る。

 次に召喚士、ハンス・ソル。お礼はもちろんのこと辛い旅の間、召喚獣達にとても癒されたこと、魔竜の卵の孵化に立ち合わせてくれたこと、また機会があれば触れ合わせてほしいとお願いを綴る。

 続いて獣人、ジノ・ガルグには、作ってくれた料理が美味しかったこと、獅子の耳と肉球が気持ちよくて嫌がられたけど何度かうっかり触ってしまったことへの謝罪と、奥方のお腹の中にいる赤子が無事に生まれますようにと祈祷の言葉。

 魔道士セイラン・スーには魔法を主に扱うもの同士、複雑な魔術式や新しい呪文の相談に乗ってくれたり、一緒に試行錯誤してくれたことに対する感謝の気持ちを綴った。また『彼』とのことを一番相談に乗ってくれたのもセイランだった。しかし、不甲斐ない結果に終わってしまい申し訳ない気持ちは書かずに心の中に留めておくことにした。

 リーゼは最後の一枚残った便箋に宛名を書いたところで筆を止めた。

 騎士カイン・クラーク。

『騎士様』『クラーク』『カイン』──と、旅の間に仲が深まるにつれ、リーゼはこの男の呼称を変えていった。
 平民上がりだが王立騎士団に所属し、類いない剣の腕前を持ってしてその頭角を現し、当時二十二歳の若さで三番隊の隊長を勤め上げていた男。リーゼとは同い年だ。
 そして、その実力から世界を救うことを任された騎士。
 リーゼは瞳を閉じて『彼』との出会いを思い起こした。


 思えば──同じ時期に勇者に同行することを王に命じられ、エルディース国の王都ラークから出立した二人は互いの第一印象が最悪だった。

『お前、本当に男?』

 王の勅命を受け、城を後にした二人は勇者が住んでいるというトル村まで赴くことになり、馬車に乗りこんだ。
 向かいの席に偉そうにどっかりと腕を組んで座った男──カインの一言目がそんな不躾な問いかけだったこともあり、リーゼは答える必要性はないと判断して視線を逸らした。

『は!? 無視かよ、感じ悪りぃな』

 チッと隠すことなく舌打ちし、腰にたずさえた剣の柄頭をコツコツと指で鳴らしはじめた男にさらに無視を決め込んで、リーゼは馬車の窓から初めて見る外の景色に視線を移した。向かいの席のカインもそんなリーゼの様子に話しかけても無駄と判断したのか、背もたれに寄りかかって腕を組み直し横を向いた。

 街並みから平原に景色が移ろう。そのまま森を進んで舗装されていない砂利道を馬車が音を立てながら走り出したところでリーゼはぐったりと座席に倒れ込んだ。
 窓枠に肘をついて退屈そうに外を眺めていたカインもリーゼの様子に気づき声をかける。

『……おい、どうした』
『……気分が悪い……吐きそう』
『……はぁ!?』

 カインは御者にすばやく声をかけて馬車を停まらせた。初めて味わう具合の悪さに身動きできないリーゼをカインは支えながら馬車から引っ張り降ろす。

『吐いちまえ、楽になるから』

 足取りのおぼつかないリーゼの体を支えてカインは木陰に連れて行った。リーゼは最初こそ頭を振り、手で口を抑えて抗ったが、結局のところ気持ち悪さに負けて人生で初めて嘔吐を経験し、それが馬車酔いからくるものということも初めて知った。

『お前、自分に治癒術使えないの?』
『……使えると思う』

 再び動き出した馬車の中で、向かいに座るカインに言われて気づき、自分の胸に手を当てて初めて自分に治癒術を施した。緑の光がすぅっと柔らかく輝き、胸につかえていた気持ち悪さが霧散していく。

『世間知らずで戦闘経験なしとか箱入り娘かよ。前途多難だな』

 窓枠に肘をつき、呆れたようにそう言ったカインにリーゼは初めて居心地が悪いという経験をした。吐かれた言葉に胸がツンと痛んだのでもう一度胸に手を当て自分に治癒術を掛けるが治らなかった。

『あ、もしかして傷ついた?』

 察しがいいのかチラリと窺い見たカインに、リーゼは形のいい眉を僅かに顰めた。

『あぁ、わりぃ。娘じゃなくて男だったな』

 へらへらと手を合わせて平謝りをするカインに、今度はリーゼの長いまつ毛が震える。

『あんまり美人な面してるから疑ってたけど、さっき支えた時ちゃんと男の胸してたしな』

 にかりと笑ったカインが感触を思い出すように指を曲げたり開いたりしたところで──

『……恥を知れ!』
『痛ってぇ!』

 リーゼは生まれて初めて人に暴言を吐き、暴力を振るった。



 ◇◇◇


 手紙を書き終えると、机の上に並べた。全部で四通。
 一つ書き損じたものは丸めてゴミ箱へ捨てた。


 次に、リーゼは部屋の掃除に取りかかった。旅を終え、エルディースに帰国してから四日。つまりこの部屋で寝泊まりをはじめて数日しか経っていないのにも関わらず、既に生活感が滲み出ている空間を眺めては眉間に皺が寄った。
 もちろんリーゼには汚した記憶はない。
 ベッド周りに脱ぎ散らかされた衣服は今朝『寝坊した!』と、大慌てで出ていった男のものだ。ここに来てから勝手にリーゼの寝台を自分の寝床にしていて、昨夜『お前、明日は神殿に行くんだろ。じゃあ俺は騎士団の方に顔を出して久々に部下達を可愛がってやろうかな』と、悪巧みをしていた男を思い出してしまいリーゼは頭を振った。
 脱ぎ散らかされた衣服はまとめた後、ゴミ箱に放り投げようか考えたが、結局リーゼは綺麗に畳んでベッドの上に置いた。
 サイドテーブルに散らかっていた指輪やピアス、腕輪などの魔装具類はまとめて机の上に、磨き途中の剣類は壁に立てかけておく。

 掃除を終わらせたリーゼは鏡の前に立った。
 いつもと変わらない真白い祭服の襟を正し、真白い髪を整える。
 過酷な旅を終えても依然体つきは華奢なままで『もっと食え』と仲間たちから心配され、あれこれと餌付けされていた日々が既に懐かしく感じてしまう。
 髪は旅の出立時よりだいぶ短くなった。元々腰付近まであったリーゼの髪は旅の間に掴まれたり、切られたり、燃やされたり散々で、徐々に短くなっていった髪は今では顎下の辺りで切り揃えられている。
 短くなった髪に『似合ってる』というくせして『短いと首筋が見えちまうのが難点なんだよな……』と注文の多い男のことを煙たいと思うのに、どこか嬉しい気持ちが湧き上がってしまう自分が嫌だった。
 リーゼは鏡の中の自分自身を見つめた。碧色の瞳と薄く色づいた唇以外どこを眺めても真っ白な自分は、以前はその色の象徴とされるような高潔な神官だった。
 しかし、今では神のご信託を受け取ることもできず、聖職者のような格好をしているが俗世に染まり、神官という立場を辞する結果となった。
 それでもリーゼ自身が望んだ道であって今でも後悔はしていない。

(けど、人の純潔を奪っておいて、まさか別の人に結婚を申しこむなんて思ってもみなかった)

 最初は軽薄な男だと思っていたが、一緒に過ごす日を重ねるうちに実は情に厚く義理堅い男だと知り、惹かれていった。
 男は世間知らずのリーゼの手を引き、外の世界の美しいもの、汚いもの関係なくすべてを教えてくれた。
 人々が清廉潔白である神官リーゼを敬い賞賛するのに対して、その男だけはリーゼが人間らしく行儀の悪い行動をとると嬉しそうに笑った。
 だから、男の手ずから与えられた食べ物を咀嚼したし、男が口をつけた水筒から水を飲み、男の血を浴びながら治癒をし、男とひとつの寝具で交わったりしたのだ。
 身を割くような罪悪感や背徳感と引き換えにして、男と共に過ごす未来を手にしたつもりでいた。

 リーゼはカインのことが好きになった。
 カインもリーゼのことを特別だと思ってくれていると信じていた。

「嘘つき」

 鏡の向こうのリーゼの碧い瞳から涙がこぼれた。
 慌てて袖で目元を拭う。
『おまえって割と泣き虫だよな』と拭ってくれる温かい手はもう存在しない。
 頭ひとつ分高い身長のせいで肩に腕を置かれるのも、襟足の長い金髪に頬をくすぐられるのも、翡翠色の綺麗な瞳に見つめられるのも、筋肉のついた逞しい身体に抱かれるのも全部全部好きだったけどもう存在しない。

「カインの嘘つき……大嫌いだ」

 リーゼは小指に嵌めていた指輪を外してゴミ箱に放り投げ、壁に立てかけて置いた錫杖を手に取ると部屋を出た。


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