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二章 新婚編

五十九 冒険前の癒しだよね

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 色とりどりの花が咲き乱れる草原にセレナはいた。
 俺を膝枕しながら微笑んでいる。

 「ねぇダーリン。私の事好き?」
 「ああ好きだよ。セレナ」

 甘いムードを漂わせながら見つめ合う二人。

 「ねぇ。どれくらい好き?」
 「世界よりも好きだよ」

 俺が言葉を紡ぐ度にセレナが喜ぶのが分かる。

 「あの子.......ロニエよりも好き?」

 そう聞かれると俺は一度真剣悩む。そして口を開く。

 「ああ、ロニエよーーーー」
 「ロニエの方が好きに決まってるだろうが!!」

 ついに見て居られなくなった俺はセレナの前に姿を現して、俺の姿形をしているそれを蹴飛ばす。

 「ダーリン!! ダーリンが二人!?」

 俺の登場に驚きまくるセレナに視線を変えて言う。

 「例え、セレナの夢の中の俺だとしても俺ならばロニエの事を好きじゃないといけない!」
 「ダーリン何を言っているの?」
 
 まだ理解していないセレナに真実を告げる。

 「セレナ。ごめん。俺本物の、光だからね。セレナが寝ちゃったから来てみたんだよ」
 「.......つまり。ダーリンは.......貴方は本物なの?」
 「うん。夢共有だよ。でもごめん。入ってみたらセレナが俺とこんな場所でいちゃいちゃしてたから、俺は要らないかなと思って様子を伺ってたんだよ」

 直後セレナの絶叫が響いた。

 セレナが落ち着いた所で状況を説明した。セレナは理解力がある方なので、かなり早い段階から全てを察していたようだけどね。

 「酷いわ.......夢を覗くなんていくら貴方でも酷いわ」
 「ダーリンでも良いよ」
 「っー! 忘れて」

 忘れられない。セレナが俺に向かって可愛らしくダーリンと言う姿は忘れられない。
 ぷくぷくふくれている、セレナが可愛い。

 「あれ? あの子が居ないじゃない どこに隠れて居るのよ?」
 「ロニエは居ないよ、現実の方でヒムートと二人で話したいって言ってたから」
 「じゃあ。一人で私に会いに来てくれたの?」
 「そうだけどやだった?」

 夢を共有する事に抵抗が有るのかも知れない。セレナが嫌がるならすぐに現実に戻るべきだ。
 でもロニエは俺に聞かれたくない話をしてるし、あんまり早く戻ったらロニエに悪い気がする。
 どうしようかと悩んでいたら。

 「嫌じゃないわよ。嬉しいわ」
 「良かった。嫌だったらどうしようかと思ったよ。じゃあ始めるか」
 「始めるって何を!?」

 対面に女の子座りをしているセレナにニヤリと笑いかける。

 「決まってるだろ、セレナのやりたいことだよ」
 「エッチするんじゃないの?」
 「セレナはエッチしたいの? せっかく夢なんだ。なんでも出来るよ? セレナのお願いを叶えてあげたいんだけど.......」

 エッチは何時でも出来る。だから他のことをやろうと思ってたけどセレナはエッチがしたかったのかも知れない。

 「そうね.......じゃあ! 私をあの子達みたいに膝の上に乗せて抱きしめてくれたりするの?」
 「そんなんで良いんだ」

 セレナを持ち上げて俺の膝の上にポトンと置いて抱きしめる。

 「こうしてもらうのずっと憧れていたのよ」
 「言えば良かったのに何時でもやってあげたから」

 ロニエやヒムートは良く俺の膝の上に乗るから抱きしめるけど、セレナは大体宙に浮いている。

 「何時もあの子達が居るじゃない! 乗れないわよ」
 「それでも言ってくれないと分からないよ。俺はセレナの事も大好きなんだよ? 膝の上に位乗せるよ」
 「.......そうね。次からはそうするわ」

 セレナの不満を聞いて悲しくなる。妻を満足させてあげられて無い事に、妻に遠慮させていることに。

 「本当に俺と結婚して、セレナもヒムートも幸せなんだろうか.......」

 ロニエを抱いている時と同様につい思っていることを零した。それをセレナが掬い上げる。

 「幸せに決まって居るじゃない。貴方とこうして居られることが、貴方に抱かれる事が出来て、私は幸せに決まっているじゃない!」
 
 青い髪を揺らして力強く俺に言うセレナの頭を撫でて。そして抱きしめて。

 「それでも、俺はロニエが好きなんだよ。何よりも好きなんだよ。だからセレナやヒムートを何時も我慢させているんだ。もしかしたら、セレナやヒムートにとってもっと幸せになれる、幸せに出来る人が居るかもしれないんだ。セレナだけを愛して、セレナを1番に愛してくれる人が居るかもしれないんだよ」

 セレナ大好きだからこそもっと幸せになってほしい。もっと幸せを与えてあげたい。でもそれは俺には出来ない。セレナの望みを全て叶える事は俺には出来ない。俺には何よりも大事なロニエが居るのだから。

 「そうね。居るのでしょうね。貴方が言うのだからそんな人も居るのでしょうね」
 「もしもだよ。セレナがそんな人を見つけたら、セレナはその人に着いていって.......良いからね」

 そうセレナの幸せを願うなら俺がセレナを独り占めしないほうが良いのだ。
 しかし。

 「何よそれ」

 セレナの言葉には明らかに怒気が含まれていた。だが怒っている理由なんて分かる。

 「何よそれ!! 魔女の誓いを忘れたの!? 私は生涯貴方だけを愛するのよ! 今更他の男を愛することなんて出来ないわ」
 「ロニエは怒るかも知れないけどね。もしもセレナがそんな素敵なセレナだけを愛してくれる男性に出会えてセレナも大好きになれたのなら誓いなんてどうでもいいんだよ」

 セレナが幸せになれるのなら誓いなんてどうでもいいのだ。セレナにとって1番の幸せを掴めるのなら。

 「ふざけないでよ! ふざけるんじゃないわよ! 本気で言ってないわよね。私に貴方以外の人を愛してほしいなんて、貴方から、離れてほしいなんて本気で貴方は望んでいないわよね。貴方は私にいてほしいのよね?」
 「本気だよ。セレナが幸せになれるのならそれで良い」

 俺は俺の気持ちなんかよりもセレナの幸せを望むのだから。

 「違うわ。私が聞きたいのはそんな言葉じゃないわ」

 俺の首に手を回して顔を近付けて涙を流すセレナは言った。

 「私が聞きたいのは貴方の本当の気持ちよ! 貴方は私に居なくなっても良いと思っているの? 他の男を好きになって欲しいと、抱き合って欲しいと思って居るの?」
 「俺と居ることより幸せなら。そう思うよ」

 セレナが俺にキスをした。俺もセレナのキスに応える。セレナとのキスは長くなる。永遠にキスをしていたくなる。

 「あれ? 共有出来ないじゃない! 私の気持ちを伝えられないじゃないどうしてよ」
 
 セレナの目的はキスでは無く共有だったらしい。

 「ここは夢だから異能は使えないよ。多分魔法も使えない」
 「早く言いなさいよ! キスしちゃったじゃない」
 「俺はセレナからキスされて嬉しかったのに.......セレナに首に手を回されて嬉しかったのに.......」

 落ち込む。セレナは俺とキスしたことを後悔してるなんて落ち込む。

 「ちょっと! 落ち込まないでよ。私も貴方とキスできて嬉しいのよ? もっとしたいわよ、でも貴方に私の気持ちを伝えないといけないのよ! 私は貴方と結婚してるから幸せになれているのだとそれを伝えたいのよ! 言葉で無く気持ちで伝えたかったのよ」

 セレナの細い腰を強く抱き寄せる。セレナとの距離が更に近づく。

 「セレナ可愛いよ。やっぱりわがままだけどセレナに居なくなって欲しくない。ずっと一緒に居たい。セレナに愛していてもらいたい。でもそれでセレナを幸せに出来るかな?」
 「それが聞きたかったのよ。私の事なんてどうでも良いのよ。貴方の気持ちを聞きたかった.......良いのよ。貴方は私を幸せにしているわ。世界の誰にだって出来なかった事をしているわ。そう誰にも出来ないことをしているのよ」

 セレナとキスがしたい。だから唇が更に近づく。もう距離なんて無い。でもまだセレナの唇に届くことは無い。

 「セレナを1番に愛せない俺を許してくれる?」
 「許さないわ! こんなに良い女を1番愛さないなんて許さないわ!」
 
 セレナは良い女だ。本当にそう思う。ロニエがいなかったら絶対に骨抜きにされていただろう。今だって心臓が高なって止まらない。

 「だから1番になるわ! 貴方の1番になるわ! あの子に負けないわ」
 「セレナは分かってるでしょ? 俺はセレナを1番になんて出来ないよ。ロニエが居るんだから」
 「もうっ! 今は私だけを見てよ! いない人の話なんて、他の女の名前なんて出さないでよ」

 セレナの.......

 「.......ごめん。セレナ大好きだよ」
 「ねぇ貴方。ここまで私を追ってきて何もしないなんて事無いわよね?」
 「セレナ。体温が上がってるよ?」
 「燃えなさい!」

 何時もならセレナの魔法で俺は燃え上がるだろうけど、ここは夢の世界だから魔法なんて使えない。

 「そうだ。セレナ。ここなら俺も魔法を使えるよ?」

 イメージする。大きなふかふかのベッドをイメージする。そして指を鳴らすとそこにイメージ通りのベッドが出現した。そこにセレナを押し倒す、お互いの触れそうで触れない距離はそのままで。

 「それと、セレナの呪いも無いから、俺の事名前で呼んでも良いんだよ?」
 
 セレナは名前を呼ぶとその人を意のままに操れる.......操ってしまう呪いを持っているからです、人の名前をほとんど呼ばない。

 「気付いていたのね」
 「セレナの事だもん気づくよ。俺はセレナに名前で呼ばれたいな」
 「そうね。夢の中ぐらいそうするわ。光。大好きよ光。何よりも光が好きよ。1番にして」
 「それは出来ない」

 セレナの願いの全てを叶えてあげたいけどそれだけはできない。

 「そうね。でも私が1番になるわ。だから光。今は何も考えずに私を抱いてくれない? せっかく二人きりなのだから」
 「うん。分かった」

 セレナとの距離が無くなった。長い長いキスと抱擁。
 短い夢の世界でセレナだけを俺は貪った。夢が覚めるその時まで。


 「おはようございますヒカル様。良い夢を見られたようですね」

 目を覚ますとニッコリと笑うロニエの顔が目に入る。どうやらロニエのひざ枕のようだ。俺は俯せになってロニエの膝を堪能してロニエに抱き着く。久しぶりのロニエだ。

 「ロニエ。ずっとひざ枕してくれてたでしょ。だから夢の中でもロニエをずっと感じられて安心し出来たよ」
 「そうですか。なら良かっです。でもヒカル様。セレナさんに睨まれてるのですが.......何かしたのですか?」
 「セレナなんかどうでもいいよ。ロニエもっと抱きしめて」
 「はい。ヒカル様の望むままにしますよ」

 ロニエが頭を抱きしめてくれる。それが心地好くて気持ち良くて。やっぱりロニエが1番好きだと再認識出来る。

 「ちょっと光.......貴方あんなことまでしておいてどうでもいいは無いじゃない!」
 「セレナ。ロニエだよ。本物のロニエだよ。こんなに可愛いロニエだよ」
 「フフフ。ヒカル様はロニエにメロメロですね。セレナさんはせっかくのチャンスを棒に振りましたね」
 
 スリスリとロニエの膝を堪能する。

 「戻って来るまでは私にメロメロだったんだからね! 見せてあげたかったわよ!!」
 「そうですねロニエも見たかったです。でもヒカル様はロニエが居たらセレナさんに構う事は無いのですよ.......ヒカル様はロニエの事が好きすぎますから」

 膝を堪能し終えたら、今度はロニエを膝の上に乗せて抱きしめる。ロニエのおっぱいを揉むのも忘れない。

 「ロニエ。我慢してるでしょ? エッチしようよ」
 「ヒカル様が我慢してるんですよ」
 「ロニエエッチ」
 「良いですよ。ロニエの体をヒカル様の好きにしてください」
 「うん。する。でもロニエも俺の体を好きにして.......しなくて良いや」

 ロニエのまたを顔まで持ち上げてズルズルと吸う。快感増幅を使ってズルズルとすう。

 「ヒカル様!? それはぁ!! ずるいですぅ!」

 ずるいけどやめない。更に快感増幅をあげていく。すると。

 「ヒカル様ぁー。ロニエに肉棒ぅ~ください~」
 
 ねだってきたので。勿論。
 
 「あげない。セレナ。おいでロニエは放置する。セレナとエッチする」
 「そんな~!! ヒカル様ぁー! 意地悪です!! ロニエにください!!」

 ぷかぷか浮いているセレナを抱きしめるそして膝の上に乗せる。

 「え? 膝の上!! 嬉しいわ! 覚えていてくれたのね」
 「うん。セレナも乗りたかったんでしょ。ほらセレナ ロニエにアピール」
 
 ロニエのトロトロ顔が絶望に染まっていく。

 「良いの!? あの子相当ショック受けてない? 大丈夫なの?」
 「大丈夫、だってーー」
 「ヒカル様ぁー。ロニエを抱いてください! ロニエを抱いて! ヒカル様ぁー!! 素敵です。ロニエはヒカル様が大好きです」

 途中から恍惚とした表情に変わるロニエ。

 「大丈夫そうね。でも良いの? あの子より先に私を抱いて」
 「良いよ。ロニエは分かってくれるし。そうしたい気分だし。セレナ実は夢の中の性欲が一気に来てつらいでしょ?」
 「分かってるなら、早くしなさいよ! 馬鹿ぁ!」
 「ヒカル様ぁ! ロニエはもう我慢出来ません」
 
 セレナを犯してたらロニエに飛びつかれた。どうやら完全にロニエの理性がとんでいるようだ。

 「セレナ。今は俺の肉棒セレナの中にあるからさ、ロニエをセレナが気持ち良くさせてあげて」
 「え?」
 「嫌です~!! ヒカル様がヒカル様の肉棒が良いです!!」
 「早くセレナ!! ロニエが待ってる」
 「貴方鬼畜ね」

 といいながらセレナはロニエのまたをいじくりはじめるのだった。

 一時間後。セレナがダウンしたのでロニエを抱く。

 「ロニエ?気持ちい?」
 「はい。ようやく落ち着きました。ヒカル様は意地悪過ぎます」
 「楽しかったでしょ?」
 「はい。素敵でした」

 ロニエをパンパンしながら何度も中だして猛りに猛る性欲を抑えてから。

 「ヒムートは?」
 「ヒカル様の為に修業すると言っていましたよ」
 「まさか! 一人?」

 部屋にいないヒムートを心配する。ロニエが話をしたのだからと安心していた。

 「ヒカル様はヒムートさんを子供扱いし過ぎなのです。なのでヒムートさんはもう、ヒカル様が帰ってくるまで合わないと言っていました」
 「そんな!? ヒムート!! 来て!! ヒムート!!」

 返事は無い。何時も部屋の外で覗いて居る。ヒムートは呼んだら嬉しそうに来るのに。

 「ロニエ。ヒムートに何を言ったの? イジメた?」
 「イジメてないですよ。ヒカル様に合わないと決めたのはヒムートさん自身です。ヒムートさんを信じてください」
 「ヒムートの事は信じてるけど、一人なのは心配だよ」
 「大丈夫です。ヒムートさんはヒカル様の前以外なら本当はセレナさんより、大人なんですよ?」
 「え?」

 衝撃の新事実。セレナより。ヒムートの方が大人?

 「そうね。私も最初は驚いたわ。あの子結構狡猾よ」
 「嘘だ~」
 「嘘じゃないわよ!! 私の事も信じなさいよ」

 セレナの事を信じられるわけが無い。

 「セレナは信じない。勝手に死のうとするし。我慢するし。絶対に信じない」
 「セレナさん。だから嘘をつくと後悔すると言ったのですよ?」
 「セレナの事は良いんだよ。ヒムートの話」
 「貴方私に対してだけは最低ね」

 セレナはどうでもいいからね。

 「.......セレナさん。本気でヒカル様がセレナさんを信じてないと思っているのですか?」
 「分かってるわよ。睨まないでくれない。貴女怖いのよ」
 「ロニエ。セレナは良いんだって。ヒムート」
 
 ヒムートの事が凄く気になる。

 「駄目ですよ。ヒムートさんは修業中です。ヒカル様があってしまったらヒムートさんは甘えてしまいます。ヒムートさんの為にも会っては行けません」
 「うん。ロニエが言うなら分かったよ。でも一度位なら」
 「駄目です」

 駄目らしい。ああヒムート。会えないと思うと心が痛い。

 「大丈夫よ。あの子なら」
 
 セレナもヒムートの事を信頼しているみたいだ。

 「なら大丈夫か」
 「はい大丈夫です」

 ならロニエ。セレナエッチしよう。

 「私は疲れたから遠慮するわ」
 「疲れないだろ。天野の呪いの不休の力があるんだから」
 「それでも疲れるものは疲れるのよ。貴方達なんでそんな元気なのよ」
 
 確かに疲れるけど休む必要は無い。それよりエッチしたい。まあセレナがしたくないならしないで良いか。そう思い。ロニエと腰を振っていると。

 「そういえばセレナさん。ヒカル様を良く無事で連れ戻してくれましたね。大変では無かったですか?」
 「そうね。大変だったわ。貴女の苦労が分かっわよ。私の愛の力で乗り越えたわよ」
 
 セレナとロニエがなんか通じあっている。

 「分かっていたのなら早く来なさいよ」
 「ロニエはセレナさんがヒカル様をなんとか出来ると信じてたんですよ? 半分くらい」
 「そうなの!?」
 「ええ。だってセレナさんはもう天野セレナさんであり、ヒカル様の妻なんですからね」
 「何の話?」

 疎外感を感じて話の中に入る。

 「セレナさんがヒカル様の妻をやれたのかと言う話ですよ」
 「セレナは俺の可愛い嫁だよ。やるとかやらないとか関係なく可愛い俺の嫁だよ」
 
 セレナが俺の嫁である事実はどんなことがあっても変わらない。そうセレナは可愛い嫁だから。

 「.......ずるいわね。やっぱり私も抱いてくれない?」
 「良いよ。でもロニエとエッチしてるからーー」
 「ごたごた五月蝿いのよ! 混ぜれば良いのよ」

 セレナが飛びついて来て再び肉欲に溺れた。
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