超地球救済戦記 真ダンザイオーΩ〈オメガ〉戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!愚かな人類は身長170cm以下の無職童貞ニートの俺が滅亡させる

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野球勝負‼ その9

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野球勝負‼ その9
『パブリックブレイク現象』とは。
ストレスの積み重ねによって、普通の社会人がある日、突然、発狂して怪物や異能者になってしまう現象の事である。
政府は、このパブリックブレイク現象で怪物もしくは、異能者になってしまった人間を、『パブリックモンスター』と命名した。

芸能界の未来を賭けた野球勝負は現在、下半身ムラ村田イガーズが1点、中絶ドラグーンズが3点。
中絶ドラグーンズが2点リードしている。
反政府組織のリーダーで下半身ムラ村田イガーズのピッチャーであるフューラーの160キロの剛速球も、プロのバッター相手には通用しなかった。
三者連続ホームランを許してしまったフューラーは、元PGS(パブリックガーディアンズ)で路上生活者で監督の霧原カイトと投手交代。
元PGSで路上生活者で監督の霧原カイトの好投により、下半身ムラ村田イガーズは2点リードされた状態を維持したまま、2回目に突入した。
2回表、下半身ムラ村田イガーズのバッターは、一回表でバイオレンスで有名な中田投手からホームランを打った、部長だ。
対して、中絶ドラグーンズのピッチャーは、ナプキン王子の財藤投手だ。
先程、元PGSで路上生活者で監督の霧原カイトに罵倒されたせいか、部長はとても機嫌が悪そうだ。
ナプキン王子が投げる。
今回は食事で使用するほうではなく、生レバーのほうのナプキンを持参したナプキン王子の剛速球がミットめがけて放たれる。
しかし、一回表で中田投手のバイオレンスキャノンをホームランで打ち負かした、竜巻をまとったバットが、ナプキン王子の剛速球をとらえ、スタンドめがけてかっ飛ばす。
部長、またもホームランである。
下半身ムラ村田イガーズのベンチで選手たちが歓声を上げる。
中絶ドラグーンズのベンチからは悲鳴があがる。
しかし次の瞬間、部長が持っていたバットがボロボロに砕ける。
ボロボロに砕けたバットの中には、疾風の断罪剣・フーガセイバーが入っていた。
そう、部長がプロ野球投手相手にホームランを打てたのは、全部、疾風の断罪剣・フーガセイバーの力のおかけだったのだ。
イカサマをしていたのがバレた部長が奇声を上げる。
そう、この勝負に負ければ、俺たち下半身ムラ村田イガーズのメンバーは皆、欠本ユートのバットを『O=お A=え O=お U=う』しなければならないのだ。
反則負けを確信して、自暴自棄になった部長が、奇声を上げながら疾風の断罪剣・フーガセイバーを振り回す。
疾風の断罪剣・フーガセイバーから放たれたパブリックハリケーンが場内に竜巻を発生させる。
それを見た中絶ドラグーンズの選手達が、イカサマを働いた部長を粛正するために、場内に一斉に乱入する。
下半身ムラ村田イガーズに所属する部長のイカサマがバレて、敗北を確信しすると同時に、アイドル界の未来が閉ざされたことに絶望した元PGSで路上生活者で監督でアイドルファンの霧原カイトの指示↓で、俺たちも場内に乱入する。
「白兵戦じゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ‼」
竜巻が吹き荒れる野球場で、乱闘を繰り広げる、下半身ムラ村田イガーズと中絶ドラグーンズの選手たち。
部長は、「私は悪くない、悪いのは私を含めた人類を想像した神である」、と主張しながら断罪剣を振り回している。
霧原カイトの野球特訓により洗脳され、野球戦士と化した俺も竹田もヨシノも副部長もリンカもフューラーも、中絶ドラグーンズの選手とリアルファイトを繰り広げる。
混沌の断罪剣士であるミコトだけが、乱闘を繰り広げる両チームの周りをスキップしながら、リアルファイトをしている選手たちに声援↓を送っている。
「がんばれーがんばれーがんばれーがんばれー‼」
事態の収拾を困難と判断した審判が両手で頭を抱えている。
審判の元に、欠本ユートが急いで走ってくる。
そう、欠本ユートが焦るのも無理はない。
この勝負、下半身ムラ村田イガーズが敗北すれば、俺たちは欠本ユートに『O=お A=え O=お U=う』しなければならない。
しかし、下半身ムラ村田イガーズが勝利すれば、欠本ユートは自らの枕営業の悪事を世間に公表することを俺たちに約束した。
つまり、この試合、審判の判断で乱闘による無効試合となった場合、両チームの勝敗が出ないまま、試合終了となるのだ。
それはつまり、欠本ユートにも、俺たちにとっても、プラスにもなれなければ、マイナスにもならない。
しかし、審判が下半身ムラ村田イガースの反則負けを認めれば、この勝負、中絶ドラグーンズの勝利となり、芸能界は今のまま、欠本ユートの支配下に置かれ、若手アイドルに対しての枕営業の強要は、今までどおり継続され、真実は闇に葬り去られる。
欠本ユートが審判に問う。
「審判!この勝負の結果、いったいどうするつもりなんだ!」
「死刑確定」
「はぁ?」
「欠本、忘れたのか、俺のこと」
「お前は、確か!」
そう、今回この試合の審判を担当していたのは、欠本ユートに枕営業を強要され、心を病んでしまったアイドルの父親である、秋田さんだったのだ。
「あ、秋田!おまえ、この試合、下半身ムラ村田イガーズが負けた時のことを予想して、審判として参加していたのか!」
「そうだよ、俺はお前の枕営業の強要のせいで、大切は娘の心を壊された、秋田だよ!この試合の審判として、お前に命じる、欠本ユート、お前は死刑確定だ‼」
秋田さんが、欠本ユートをグラウンドに、押し倒して、服を素手で破き始める。
「ゔああああああああああッ!秋田ァ!貴様ァ!何をするつもりだァ!」
「俺の金属バットを、お前のミットに受け止めさせる‼両方イケるお前でも、ぶち込まれるのは、初めてだろう?」
「い、意味がわからんぞ!野球の審判やめちまえ‼」
しかし、その数秒後、欠本ユートはその身で、秋田さんの言葉の意味を思い知ることになる。
そう、秋田さんの社会の窓から飛び出した金属バットが、全裸の欠本ユートのミットに直撃・貫通する。
欠本ユートの口から悲鳴が聞こえてくる。
「ンア――――――――ッ‼」
「欠本...俺の娘やアイドルたちが枕営業の強要で味わった屈辱、たっぷり味あわせてやるらからな...‼」
「ンア――――――――――――――――ッ‼」
球場内で現在も継続中の、両チームの選手同士による乱闘、球場を破壊する無数の竜巻、球場の隅で行われる復讐心に満ちたマイノリティーな交流試合。
このスポーツマンシップを完全に無視した無法地帯に、試合解説者の田中と、ゲスト解説者のビデガスは困惑していた。
「いや~ビデガスさん、この試合すごいことになってしまいましたねぇ~!」
『まぁ、最後まで何が起こるのが、わからないのが野球ですからね~!』
「...............ということで、今回の試合は勝敗不明のまま、終了となります、ビデガスさん、今日はありがとうごいました!」
『ええ、こちらこそ、ありがとうございます、想像していた以上にすごい試合が見られてよかったです!』
「それでは、今日の試合の解説は、わたくし田中と、ビデガスさんが担当させていただきました、それでは、さようなら‼」
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次回予告 アポカリプス その1
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