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色川レオン その1
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色川レオン その1
『パブリックブレイク現象』とは。
ストレスの積み重ねによって、普通の社会人がある日、突然、発狂して怪物や異能者になってしまう現象の事である。
政府は、このパブリックブレイク現象で怪物もしくは、異能者になってしまった人間を、『パブリックモンスター』と命名した。
色川ヨシノと色川レオンは姉弟だった。
二人はとても仲が良く、ヨシノは周りからブラコンと言われ、レオンは周りからシスコンと言われていた。
そんな、二人がなぜ、殺し合わなければ、ならなかったのか?
それは、レオンが両親を殺したからだ。
両親を殺す前から、レオンは自分の体に起きた異変に気付いていた。
背中に生えた2本の触手。
触手の数は、時間が経つごとに、増えていった。
そう、レオンはすでにパブリックブレイク現象によって、パブリックモンスターになってしまっていたのだ。
夜中、トイレをするために起きたレオンは、レオンの体の異変に気付いた両親が言い争うをのを聞いてしまった。
『あの子は危険だ!PGSに通報して、殺すべきだ!』
『ダメよ、そんなの!あの子は確かにパブリックモンスターかもしれない!でも、ちゃんと自我があるわ!殺すなんて、ひどすぎる!』
『確かに君のいう通りだ、でも、レオンが自我を失って、ヨシノに危害を加えたらどうする?レオンを作った僕達ならレオンに殺されてもしかたがない!でも、ヨシノはなにも悪くない!君は暴走したレオンにヨシノが殺されてもいいのか?』
『そうね...ヨシノはなにも悪くないわ...わかった、ヨシノの未来のために、レオンをPGSに処刑してもらいましょう...』
レオンの脚は気付いたら両親もとへと動いていた。
死にたくなかった。
ただ、それだけだった。
レオンは背中に生えた触手を両親の頭部に突き刺した。
両親への償いのために、姉のヨシノはあえて殺さなかった。
それから、断罪剣士に覚醒して、PGSに入隊したヨシノは何度も、レオンに戦いを挑んできた。
レオンはその度に、両親への償いとして、ヨシノを殺すことはなかった。
長い追想を終えた、レオンは意識を取り戻す。
レオンは自分がヨシノの氷に閉じ込められたことを思い出す。
以前より強くなった姉は、あの時の両親と同じく、レオンを殺そうとしている。
ただ、死にたくなかった。
ただ、それだけだった。
レオンを閉じ込めていた氷が溶けていく。
「そんな!私の氷の中で、まだ意識が?」
「ヨシノ!逃げろォ!」
レオンを閉じ込めていた氷が溶けると同時に、無数の触手が飛び出し、ヨシノを襲う。
「残念だったね、お姉ちゃん...でも、『今の』は結構、効いたよ...」
「ヨシノ!もうレオン君を人間に戻す以外に、俺達に勝目はないぞ!」
「だめよ!殺すのよ!でなきゃ、お父さんとお母さんが、かわいそうよ!」
「ヨシノの両親が本当にそんなこと望んでるのか!」
「そ、それは...!」
「このまま戦いが続けば、近隣住民にも被害が出るかもしれない!だから二人で協力してレオンを人間に戻そう!」
「嫌よ!私は弟を殺すために、PGSの厳しい訓練を乗り超えて、今日まで生きてきたのよ!」
「パブリックモンスターの脅威から人類を守るのがPGS(パブリックガーディアンズ)の仕事のはずだ!」
「させないよ、山神ムサシ」
レオンの触手が俺とヨシノを同時に襲う。
俺は断罪剣ライフセイバーを召喚する。
地面に突き刺さった断罪剣ライフセイバーが俺に語りかける。
『さあ、ぬきなさい...』
「くらえぇぇッ!パブリックブレイカーァァァァァァァーッ‼」
俺はライフセイバーから、パブリックブレイカー↓を触手に向かって放つ。
『鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤
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パブリックブレイカーによって、俺とヨシノを襲うレオンの触手の一部が消滅する。
「恐ろしいな...君のライフセイバーは...!相手の能力だけじゃなくて、能力によって作り出されたモノも消滅させることができるのか...」
分断された部分の触手の断面から、新たな触手が生えてくる。
「分断された触手の断面が自己再生を始めた...!」
「バケモノが...!」
「それは、お互い様だろ、おねえちゃん!」
レオンの触手が再び、俺とヨシノを襲う。
触手がヨシノの頭部に突き刺さる。
しかし、それは氷でできたヨシノの偽物だった。
レオンの周りに氷でできたヨシノが大量に出現する。
氷でできた大量のヨシノがレオンを襲う。
「なるほど、この中にホンモノがいるわけか...それにしても、ものすごい完成度だな...」
レオンの無数の触手が、氷でできた無数のヨシノに突き刺さる。
「ちっ、全部ハズレか...でも残りは一つ」
そして、最後に残ったヨシノにレオンの触手が突き刺さる。
氷が砕け散る。
「お、お前は...!」
レオンが触手で突き刺したのは、氷でできたヨシノでもなければ、本物のヨシノでもなかった。
氷でできたヨシノの中に隠れていた、山神ムサシだった。
「くらえぇぇッ!パァァァッブリックゥゥゥッ!ブレイカーァァァァァァァーッ‼」
氷から飛び出した山上ムサシがレオンに向かって超至近距離でパブリックブレイカー↓を放つ。
『鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤
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ライフセイバーから放たれたパブリックブレイカーがレオンに直撃する。
レオンの体からパブリックモンスターの力が完全に失われていく。
公園にあるコンクリートでできたトンネルの遊具の中に隠れていたヨシノがレオンの前に姿を表す。
「私達の勝ちよ...レオン...!」
「お姉ちゃん...どうして!僕を殺すんじゃなかったのかい?」
「ええ、でも、私はあなたの、弟で...PGS(パブリックガーディアン)なのよ...これ以上、私たちの戦いのせいで、近所の人達に迷惑はかけられない...」
「ヨシノ...」
「悔しいけど、アンタに教えられたわ...色々と...ね...」
力を使い果たしたヨシノが気絶する。
ヘイルセイバーで氷の分身をあれだけ作り出したのだ...倒れて当然だ。
次回予告 色川レオン その2
『パブリックブレイク現象』とは。
ストレスの積み重ねによって、普通の社会人がある日、突然、発狂して怪物や異能者になってしまう現象の事である。
政府は、このパブリックブレイク現象で怪物もしくは、異能者になってしまった人間を、『パブリックモンスター』と命名した。
色川ヨシノと色川レオンは姉弟だった。
二人はとても仲が良く、ヨシノは周りからブラコンと言われ、レオンは周りからシスコンと言われていた。
そんな、二人がなぜ、殺し合わなければ、ならなかったのか?
それは、レオンが両親を殺したからだ。
両親を殺す前から、レオンは自分の体に起きた異変に気付いていた。
背中に生えた2本の触手。
触手の数は、時間が経つごとに、増えていった。
そう、レオンはすでにパブリックブレイク現象によって、パブリックモンスターになってしまっていたのだ。
夜中、トイレをするために起きたレオンは、レオンの体の異変に気付いた両親が言い争うをのを聞いてしまった。
『あの子は危険だ!PGSに通報して、殺すべきだ!』
『ダメよ、そんなの!あの子は確かにパブリックモンスターかもしれない!でも、ちゃんと自我があるわ!殺すなんて、ひどすぎる!』
『確かに君のいう通りだ、でも、レオンが自我を失って、ヨシノに危害を加えたらどうする?レオンを作った僕達ならレオンに殺されてもしかたがない!でも、ヨシノはなにも悪くない!君は暴走したレオンにヨシノが殺されてもいいのか?』
『そうね...ヨシノはなにも悪くないわ...わかった、ヨシノの未来のために、レオンをPGSに処刑してもらいましょう...』
レオンの脚は気付いたら両親もとへと動いていた。
死にたくなかった。
ただ、それだけだった。
レオンは背中に生えた触手を両親の頭部に突き刺した。
両親への償いのために、姉のヨシノはあえて殺さなかった。
それから、断罪剣士に覚醒して、PGSに入隊したヨシノは何度も、レオンに戦いを挑んできた。
レオンはその度に、両親への償いとして、ヨシノを殺すことはなかった。
長い追想を終えた、レオンは意識を取り戻す。
レオンは自分がヨシノの氷に閉じ込められたことを思い出す。
以前より強くなった姉は、あの時の両親と同じく、レオンを殺そうとしている。
ただ、死にたくなかった。
ただ、それだけだった。
レオンを閉じ込めていた氷が溶けていく。
「そんな!私の氷の中で、まだ意識が?」
「ヨシノ!逃げろォ!」
レオンを閉じ込めていた氷が溶けると同時に、無数の触手が飛び出し、ヨシノを襲う。
「残念だったね、お姉ちゃん...でも、『今の』は結構、効いたよ...」
「ヨシノ!もうレオン君を人間に戻す以外に、俺達に勝目はないぞ!」
「だめよ!殺すのよ!でなきゃ、お父さんとお母さんが、かわいそうよ!」
「ヨシノの両親が本当にそんなこと望んでるのか!」
「そ、それは...!」
「このまま戦いが続けば、近隣住民にも被害が出るかもしれない!だから二人で協力してレオンを人間に戻そう!」
「嫌よ!私は弟を殺すために、PGSの厳しい訓練を乗り超えて、今日まで生きてきたのよ!」
「パブリックモンスターの脅威から人類を守るのがPGS(パブリックガーディアンズ)の仕事のはずだ!」
「させないよ、山神ムサシ」
レオンの触手が俺とヨシノを同時に襲う。
俺は断罪剣ライフセイバーを召喚する。
地面に突き刺さった断罪剣ライフセイバーが俺に語りかける。
『さあ、ぬきなさい...』
「くらえぇぇッ!パブリックブレイカーァァァァァァァーッ‼」
俺はライフセイバーから、パブリックブレイカー↓を触手に向かって放つ。
『鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤
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パブリックブレイカーによって、俺とヨシノを襲うレオンの触手の一部が消滅する。
「恐ろしいな...君のライフセイバーは...!相手の能力だけじゃなくて、能力によって作り出されたモノも消滅させることができるのか...」
分断された部分の触手の断面から、新たな触手が生えてくる。
「分断された触手の断面が自己再生を始めた...!」
「バケモノが...!」
「それは、お互い様だろ、おねえちゃん!」
レオンの触手が再び、俺とヨシノを襲う。
触手がヨシノの頭部に突き刺さる。
しかし、それは氷でできたヨシノの偽物だった。
レオンの周りに氷でできたヨシノが大量に出現する。
氷でできた大量のヨシノがレオンを襲う。
「なるほど、この中にホンモノがいるわけか...それにしても、ものすごい完成度だな...」
レオンの無数の触手が、氷でできた無数のヨシノに突き刺さる。
「ちっ、全部ハズレか...でも残りは一つ」
そして、最後に残ったヨシノにレオンの触手が突き刺さる。
氷が砕け散る。
「お、お前は...!」
レオンが触手で突き刺したのは、氷でできたヨシノでもなければ、本物のヨシノでもなかった。
氷でできたヨシノの中に隠れていた、山神ムサシだった。
「くらえぇぇッ!パァァァッブリックゥゥゥッ!ブレイカーァァァァァァァーッ‼」
氷から飛び出した山上ムサシがレオンに向かって超至近距離でパブリックブレイカー↓を放つ。
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ライフセイバーから放たれたパブリックブレイカーがレオンに直撃する。
レオンの体からパブリックモンスターの力が完全に失われていく。
公園にあるコンクリートでできたトンネルの遊具の中に隠れていたヨシノがレオンの前に姿を表す。
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ヘイルセイバーで氷の分身をあれだけ作り出したのだ...倒れて当然だ。
次回予告 色川レオン その2
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