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『来たるべき日』その3
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『来たるべき日』その3
断罪王現象。それは、ある日突然、普通の社会人が社会不適合者になってしまう現象である。
この現象により社会不適合者になってしまった人々を国は『断罪者』と名付けた。
病院を無断で退院した石間コウイチと奈良見ルナは、桜原カエデの待つ、国会政議事堂へと向かっていた。
携帯のネットニュースを見たコウイチがぼやく。
「ちっ、カエデのやつ、生徒と信者を使って、日本各地の自衛隊の基地まで占拠しやがった...アイツ、本当に国内で米軍と戦争するつもりだぞ...」
「そういえば、石間さん、いったいどうやって生き返ったんですか?」
「うるせぇ!」
「そうですよね...あの日、私が宗教団体の宴会で酔いつぶれたせいで、私はなんの役にも立てなかった...そんな役立たずと口なんて聞きたくないですよね...」
「勘違いするな、役に立たなけれは、お前を病院から連れ出していない。お前には渡すものがある、だから絶対に死ぬな」
「もしかして、石間さん、私にプロポーズするつもりですか?渡すものって結婚指輪ですか?でも私、正直、石間さんみたいなタイプの男性は...」
「そんなわけねぇだろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ‼」
「ですよねぇ」
「にしても、カエデのせいで、インフラが完全に止まっちまってる。これじゃあ、国会政議事堂まで徒歩で行くしかねぇな...」
その一方で、断罪王は石間コウイチと奈良見ルナよりも先に、国会政議事堂に到着していた。
断罪王の前に、カエデの生徒である、竹田マサタカ、立花キリカ、山下テツヤが立ちはだかる。
「おやおや、玄関で、お出迎えとは、ずいぶんと歓迎されているようだな、俺は...」
竹田マサタカが断罪王に忠告する。
「先生から、頼まれたんですよ、あなたを潰せってね...」
竹田マサタカ、立花キリカ、山下テツヤが一斉に己の狂撃波動↓を断罪王に向けて放つ。
『鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤
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しかし、断罪王が右手から放った狂撃波動↓は、三人分の狂撃波動を一瞬で消滅させる。
『鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤
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「お前たちはバカか?先程、林マスニにも説明したが、カエデに狂撃波動の力を授けたのは俺だ、そのカエデからもらった力を俺にぶつけたところで、お前たちが俺に勝てるわけがない...」
次の瞬間、竹田マサタカ、立花キリカ、山下テツヤが手に持った拳銃から銃弾を断罪王に向けて一斉に放つ。
正面から銃撃を受けた断罪王の全身から大量の血が流れだす。
竹田マサタカが血まみれの断罪王を嘲笑う。
「そんなことはぁ、知ってるんですよぉ、だからこうして、狂撃波動ではなく、近代兵器で殺らせてもらいました...」
しかし、銃撃を受けたはずの断罪王の体にできた傷口が一瞬で再生する。
山下テツヤと立花キリカは神のごとき、断罪王の力に驚嘆する。
「「す、すげぇ...」」
二人の反応に竹田マサタカがキレる。
「貴様らァ!感心している場合かァ!」」
「俺は断罪王...狂撃波動を有するお前たちに銃火器が通用しないのと同じように、俺にはお前たちの常識は通用しない...」
山下テツヤが断罪王に問いかける。
「一つ聞いていいか?お前の力は、死んでしまった人間を生き返らせることはできるのか?」
「西村アサリのことか...」
「なぜそれを?」
「俺はこの世界の監視者であり、この狂撃波動による戦いのゲームマスターでもある、未来予知はできんが、俺に知らないことはない。それで質問に答えよう、死んでしまった人間は生き返らない、お前の先輩はもう、戻ってこない」
「そうか...なら、もう俺に戦う意味はない...」
断罪王の言葉を聞いた山下テツヤは自分の体から西村アサリの姿をした狂撃波動を切り離す。
山下テツヤは西村アサリの姿をした狂撃波動を国会政議事堂のロビーに残して、どこかへ去っていった。
山下テツヤの腹部に黒く太く細長い柱のようなものが突き刺さる。
突然の出来事に、マサタカとキリカが背後を振り返る。
そこには、桜原カエデが立っていた。
「肉体から狂撃波動を完全に切り離せるあなたを狂撃波動を通して、粛正することはできない、なら、物理的に粛正するだけよ...山下テツヤ君?」
「桜原...カエデ...」
「よかったわね、これで天国の先輩に会えるわよ...」
カエデの言葉を聞いたテツヤは腹部から大量の血を流しながら、笑い始める。
「アッヒャッヒャッヒャッ‼」
そう、西村アサリ蘇生の夢が実現不可能であることを知った今のテツヤにとって、死は救いだったのだ。
西村アサリの姿をした狂撃波動はそのまま、カエデの体内に吸収されていく。
それと同時に、竹田マサタカと立花キリカの狂撃波動もカエデの体内に吸収されていく。
それは、竹田マサタカと立花キリカの死を意味していた。
「断罪王に勝利するために...返してもらうわよ...私の力...」
死ぬ寸前だというのに、竹田マサタカは恍惚の表情を浮かべている。
「うううう...僕はァ!僕は...愛する人のためにこの身を犠牲にできる...僕は今、最高に幸せだァァァァァァァァァァァァ‼」
竹田マサタカは、その全身をミイラのように腐敗させ、死亡した。
「竹田君、あなたがさっきスーパーで買ってきたチキン南蛮おいしかったわよ...」
カエデに力を奪われ、全身をミイラのように腐敗させ、死んでいく立花キリカは竹田マサタカとは逆に悲痛な叫び声を上げる。
「ちっくしょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ‼」
こうして、桜原カエデは完全に力を取り戻すことに成功した。
「これで全力を発揮することができるわ...よくも私の計画を邪魔してくれたわね...断罪王...」
「君は本気で俺に勝てると思っているのか?」
「力で勝つ必要はないわ...」
カエデの全身から狂撃波動でできた触手が放たれ、断罪王の全身を捕らえる。
「力で勝てないのであれば、吸収してしまえばいい...」
断罪王の全身が狂撃波動に変化して、カエデの体内に吸い込まれていく。
「なるほどな...先程の生徒達から狂撃波動の力を吸収するのと同じ原理で、狂撃波動で肉体が構成された俺そのものを体内に吸収しようというわけか...しかし」
断罪王のその言葉が終わる前に、断罪王そのものが桜原カエデの体内に吸収されてしまった。
「さようなら...断罪王...いえ、闇崎ムツト...今日から私が断罪王よ...」
この日、断罪王・桜原カエデが誕生した。
次回予告 桜原カエデ その1
断罪王現象。それは、ある日突然、普通の社会人が社会不適合者になってしまう現象である。
この現象により社会不適合者になってしまった人々を国は『断罪者』と名付けた。
病院を無断で退院した石間コウイチと奈良見ルナは、桜原カエデの待つ、国会政議事堂へと向かっていた。
携帯のネットニュースを見たコウイチがぼやく。
「ちっ、カエデのやつ、生徒と信者を使って、日本各地の自衛隊の基地まで占拠しやがった...アイツ、本当に国内で米軍と戦争するつもりだぞ...」
「そういえば、石間さん、いったいどうやって生き返ったんですか?」
「うるせぇ!」
「そうですよね...あの日、私が宗教団体の宴会で酔いつぶれたせいで、私はなんの役にも立てなかった...そんな役立たずと口なんて聞きたくないですよね...」
「勘違いするな、役に立たなけれは、お前を病院から連れ出していない。お前には渡すものがある、だから絶対に死ぬな」
「もしかして、石間さん、私にプロポーズするつもりですか?渡すものって結婚指輪ですか?でも私、正直、石間さんみたいなタイプの男性は...」
「そんなわけねぇだろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ‼」
「ですよねぇ」
「にしても、カエデのせいで、インフラが完全に止まっちまってる。これじゃあ、国会政議事堂まで徒歩で行くしかねぇな...」
その一方で、断罪王は石間コウイチと奈良見ルナよりも先に、国会政議事堂に到着していた。
断罪王の前に、カエデの生徒である、竹田マサタカ、立花キリカ、山下テツヤが立ちはだかる。
「おやおや、玄関で、お出迎えとは、ずいぶんと歓迎されているようだな、俺は...」
竹田マサタカが断罪王に忠告する。
「先生から、頼まれたんですよ、あなたを潰せってね...」
竹田マサタカ、立花キリカ、山下テツヤが一斉に己の狂撃波動↓を断罪王に向けて放つ。
『鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤
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しかし、断罪王が右手から放った狂撃波動↓は、三人分の狂撃波動を一瞬で消滅させる。
『鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤
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「お前たちはバカか?先程、林マスニにも説明したが、カエデに狂撃波動の力を授けたのは俺だ、そのカエデからもらった力を俺にぶつけたところで、お前たちが俺に勝てるわけがない...」
次の瞬間、竹田マサタカ、立花キリカ、山下テツヤが手に持った拳銃から銃弾を断罪王に向けて一斉に放つ。
正面から銃撃を受けた断罪王の全身から大量の血が流れだす。
竹田マサタカが血まみれの断罪王を嘲笑う。
「そんなことはぁ、知ってるんですよぉ、だからこうして、狂撃波動ではなく、近代兵器で殺らせてもらいました...」
しかし、銃撃を受けたはずの断罪王の体にできた傷口が一瞬で再生する。
山下テツヤと立花キリカは神のごとき、断罪王の力に驚嘆する。
「「す、すげぇ...」」
二人の反応に竹田マサタカがキレる。
「貴様らァ!感心している場合かァ!」」
「俺は断罪王...狂撃波動を有するお前たちに銃火器が通用しないのと同じように、俺にはお前たちの常識は通用しない...」
山下テツヤが断罪王に問いかける。
「一つ聞いていいか?お前の力は、死んでしまった人間を生き返らせることはできるのか?」
「西村アサリのことか...」
「なぜそれを?」
「俺はこの世界の監視者であり、この狂撃波動による戦いのゲームマスターでもある、未来予知はできんが、俺に知らないことはない。それで質問に答えよう、死んでしまった人間は生き返らない、お前の先輩はもう、戻ってこない」
「そうか...なら、もう俺に戦う意味はない...」
断罪王の言葉を聞いた山下テツヤは自分の体から西村アサリの姿をした狂撃波動を切り離す。
山下テツヤは西村アサリの姿をした狂撃波動を国会政議事堂のロビーに残して、どこかへ去っていった。
山下テツヤの腹部に黒く太く細長い柱のようなものが突き刺さる。
突然の出来事に、マサタカとキリカが背後を振り返る。
そこには、桜原カエデが立っていた。
「肉体から狂撃波動を完全に切り離せるあなたを狂撃波動を通して、粛正することはできない、なら、物理的に粛正するだけよ...山下テツヤ君?」
「桜原...カエデ...」
「よかったわね、これで天国の先輩に会えるわよ...」
カエデの言葉を聞いたテツヤは腹部から大量の血を流しながら、笑い始める。
「アッヒャッヒャッヒャッ‼」
そう、西村アサリ蘇生の夢が実現不可能であることを知った今のテツヤにとって、死は救いだったのだ。
西村アサリの姿をした狂撃波動はそのまま、カエデの体内に吸収されていく。
それと同時に、竹田マサタカと立花キリカの狂撃波動もカエデの体内に吸収されていく。
それは、竹田マサタカと立花キリカの死を意味していた。
「断罪王に勝利するために...返してもらうわよ...私の力...」
死ぬ寸前だというのに、竹田マサタカは恍惚の表情を浮かべている。
「うううう...僕はァ!僕は...愛する人のためにこの身を犠牲にできる...僕は今、最高に幸せだァァァァァァァァァァァァ‼」
竹田マサタカは、その全身をミイラのように腐敗させ、死亡した。
「竹田君、あなたがさっきスーパーで買ってきたチキン南蛮おいしかったわよ...」
カエデに力を奪われ、全身をミイラのように腐敗させ、死んでいく立花キリカは竹田マサタカとは逆に悲痛な叫び声を上げる。
「ちっくしょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ‼」
こうして、桜原カエデは完全に力を取り戻すことに成功した。
「これで全力を発揮することができるわ...よくも私の計画を邪魔してくれたわね...断罪王...」
「君は本気で俺に勝てると思っているのか?」
「力で勝つ必要はないわ...」
カエデの全身から狂撃波動でできた触手が放たれ、断罪王の全身を捕らえる。
「力で勝てないのであれば、吸収してしまえばいい...」
断罪王の全身が狂撃波動に変化して、カエデの体内に吸い込まれていく。
「なるほどな...先程の生徒達から狂撃波動の力を吸収するのと同じ原理で、狂撃波動で肉体が構成された俺そのものを体内に吸収しようというわけか...しかし」
断罪王のその言葉が終わる前に、断罪王そのものが桜原カエデの体内に吸収されてしまった。
「さようなら...断罪王...いえ、闇崎ムツト...今日から私が断罪王よ...」
この日、断罪王・桜原カエデが誕生した。
次回予告 桜原カエデ その1
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