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木村リエコ その2
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木村リエコ その2
断罪王現象。それは、ある日突然、普通の社会人が社会不適合者になってしまう現象である。
この現象により社会不適合者になってしまった人々を国は『断罪者』と名付けた。
俺と奈良見ルナは常日頃から、近所や職場の人間の服装をした公安のスパイから目には見えないレーザー攻撃や、食料品に毒を仕込まれるなどの被害に遭っていると思い込んでいる依頼人・木村リエコと共に公安のスパイと戦うことになってしまった。
身の安全の確保のために工事用のヘルメットを頭部に装備した俺と奈良見ルナと依頼人は車で木村リエコさんの自宅へと向かう。
ちなみに車は俺の車である。
隣の助手席に座っている奈良見ルナが運転中の俺に話しかけてくる。
「石間さん、今回の依頼人はさすがにヤバいですよ、とっとと狂撃波動を依頼人の頭に撃って事務所に帰りましょうよ」
「依頼人の前でそういうこというな!仮に、今、狂撃波動を木村リエコさんに撃っても、いったいどういう原因で、木村リエコさんがヤバくなったのかの原因を突き止めないと、また同じことが繰り返される」
「石間さんも依頼人の前で言ってんじゃないすか!」
「うるせぇ!木村さん、すいませんね、うちの助手、まだ義務教育課程、修了してないんですよ」
「そ、そうでしたか、若く見える割に、随分と過酷な人生を歩んでこられたんですね...」
「うっせー!とっくに修了しとるわい!」
「きゃあああああああああッ‼石間さん、奈良見さん、前を見てください」
対向車線から自動車が走ってくる。
「あの自動車がどうかしましたか?」
「あの自動車、今、私に向かってライトを照射してきましたよね?あれは、絶対に公安のスパイです、どう考えても公安の嫌がらせです」
「そうですね」
俺はあえて、それだけしか言わずに運転を続ける。
木村リエコさんのヤバさに絶望した奈良見ルナが口から呪詛を吐きながら頭部を何度も車の窓にぶつける。
「帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい...」
「奈良見、そんなことしても現実はなんも変わらないぜ...」
木村リエコさんのヤバさに絶望し、呪詛を吐きながら頭部を何度も車の窓にぶつける奈良見ルナを木村リエコさんが心配し始める。
「可哀そうに...きっとさっきの車のライト照射のせいで心を病んでしまったのね...」
「おめぇのせいじゃい!」
「奈良見ィ!落ち着け、まだ仕事中だぞ!」
気が付けば俺の運転する車は木村アキコさんの家の前に着いていた。
「木村さん、ここでいいんですね?」
「はい、先程も説明した通り、この辺には公安のスパイがたくさんいるので気を付けてくださいね...」
木村アキコが自宅のインターホンを押すと、中から木村アキコの母親と思しき女性が出てきた。
「アキコ、後ろの人は?」
「この人たちはリンクマスターの石間さんと、奈良見ルナさんよ。私と一緒に公安のスパイと戦ってくれるんだって!」
「どうして私だけフルネームなのか?」
「あ、ああ...そうですか...私はアキコの母のサナエです、どうぞ中に...」
「家の中は木村アキコの頭の中と違って、案外まともっすね...」
「奈良見ィ!ちょっと黙ってろォ!」
「すみません、うちのアキコがみなさんにご迷惑をおかけして...」
「サナエさんはもう、アキコさんの異変にお気づきなんですか?」
「ええ、アキコは、昔はあんな意味不明なことを言う女の子じゃなかったんですけどねぇ...」
「なにか、思い当たることは?」
「たぶん、職場でいじめにあったせいだと思います」
「職場でいじめ?」
「ええ、物を隠されたり、悪口を言われたり、仕事のミスの濡れ衣を着せられたり、確か前にお酒に酔ったアキコが私に相談してきたんですよ」
「なるほどね、職場でのいじめが原因で人間不信になってしまったわけだ、それで周りがみんな敵にしか見えなくなってしまったんでしょうね」
つまり、今のアキコにとっては周りのみんなが敵、つまり、公安のスパイだと思い込んでいるのだ。
「アキコはもう、元には戻らないんでしょうか...」
「俺がアキコさんに狂撃波動を放てば、一時的にはアキコさんは正常な状態に戻るでしょう、しかし、職場を変えるか、もしくは職場でのアキコさんへのいじめがなくならない限り、アキコさんはまた断罪者(社会不適合者)になってしまう可能性が高いですね」
「アキコはもう40歳ですから、再就職はかなり難しいと思うんですよね...」
「では、アキコさんにずっと『あのまま』でいてもらいますか?」
「それは困りますねぇ...昨日も夜中に公安のスパイからレーザー攻撃を受けたと大きな声でバカ騒ぎしてしまいまして...」
「それに、今のアキコさんは周りの人間を過剰に敵視している状態ですから、正当防衛を理由に殺人事件を起こす可能性もゼロではありません。確かに社会活動もアキコさんの将来の安定には必要不可欠です。しかし、今、優先するべきはアキコさんに今の会社を辞めてもらって、再就職してもらうか、一時的に社会生活から遠のいてもらうことだと俺は思っています。それができないのであれば、アキコさんに狂撃波動を撃つ意味はありません」
「そうですか...私は娘の将来を思って、いじめに耐えて今の会社に踏みとどまるように説得し続けてきましたが、どうやらそれが、アキコをおかしくしてしまったんでしょうね」「アキコさん、ちょっといいですか?」
剣道の防具を身にまとったアキコさんの右手には包丁が握られていた。
「アキコさん、その包丁は?」
「今から、近所と職場にいる公安のスパイを倒しに行くんです」
「アキコさん、今の会社、やめましょうよ」
「確かに会社は辞めたいんですが、もう40歳なので、そういうわけにはいきません。なので会社にいる公安のスパイを殺します、それで問題解決です」
「職場でアキコさんをいじめている方々を殺せば、アキコはさんは会社をクビになってしまいますよ」
「会社に潜入した公安のスパイは犯罪者なので殺しても、問題ありません、正当防衛ですから!」
「サナエさん、先程、言った通り、俺の悪いほうの予想が当たってしまいましたね、どうします?」
「アキコ、もういいんだよ、そんなにつらいなら会社、やめなさい」
「お母さん、私は!」
「ごめんね、アキコに無理をさせてしまって、もう無理しなくていい、また、新しい職場を見つければいいさ。再就職がだめなら、パートでもなんでもいい、私はアキコが元気でいてくれたらそれでいいんだ、そのことにやっと気付いたんだよ」
「おかあ...さん...」
アキコが子どものように大声をあげながら泣き始めた。
「アキコさん、職場、やめますか?」
「はい...やめます...」
俺は右手でアキコの頭部をつかみ、脳内に狂撃波動↓を放つ。
『鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤
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アキコさんが正常に戻ったのを見届けた俺と奈良見はアキコの自宅から去った。
運転中の車の中で奈良見ルナが呟く。
「アキコさん、新しい職場に再就職できるといいですね」
「俺は、再就職できなくてもいいと思うぜ。この世の中に本当に正しいことも、間違っていることも存在しない、形はどうあれ、自分の納得いく生き方ができれば、それでいいんだよ」
「それが一番、難しいんですけどね...」
大雨の中、助手席に奈良見を乗せた俺の運転する車がリンクセンター石間に向かって走る。
次回予告 川口ヨシキ その1
断罪王現象。それは、ある日突然、普通の社会人が社会不適合者になってしまう現象である。
この現象により社会不適合者になってしまった人々を国は『断罪者』と名付けた。
俺と奈良見ルナは常日頃から、近所や職場の人間の服装をした公安のスパイから目には見えないレーザー攻撃や、食料品に毒を仕込まれるなどの被害に遭っていると思い込んでいる依頼人・木村リエコと共に公安のスパイと戦うことになってしまった。
身の安全の確保のために工事用のヘルメットを頭部に装備した俺と奈良見ルナと依頼人は車で木村リエコさんの自宅へと向かう。
ちなみに車は俺の車である。
隣の助手席に座っている奈良見ルナが運転中の俺に話しかけてくる。
「石間さん、今回の依頼人はさすがにヤバいですよ、とっとと狂撃波動を依頼人の頭に撃って事務所に帰りましょうよ」
「依頼人の前でそういうこというな!仮に、今、狂撃波動を木村リエコさんに撃っても、いったいどういう原因で、木村リエコさんがヤバくなったのかの原因を突き止めないと、また同じことが繰り返される」
「石間さんも依頼人の前で言ってんじゃないすか!」
「うるせぇ!木村さん、すいませんね、うちの助手、まだ義務教育課程、修了してないんですよ」
「そ、そうでしたか、若く見える割に、随分と過酷な人生を歩んでこられたんですね...」
「うっせー!とっくに修了しとるわい!」
「きゃあああああああああッ‼石間さん、奈良見さん、前を見てください」
対向車線から自動車が走ってくる。
「あの自動車がどうかしましたか?」
「あの自動車、今、私に向かってライトを照射してきましたよね?あれは、絶対に公安のスパイです、どう考えても公安の嫌がらせです」
「そうですね」
俺はあえて、それだけしか言わずに運転を続ける。
木村リエコさんのヤバさに絶望した奈良見ルナが口から呪詛を吐きながら頭部を何度も車の窓にぶつける。
「帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい...」
「奈良見、そんなことしても現実はなんも変わらないぜ...」
木村リエコさんのヤバさに絶望し、呪詛を吐きながら頭部を何度も車の窓にぶつける奈良見ルナを木村リエコさんが心配し始める。
「可哀そうに...きっとさっきの車のライト照射のせいで心を病んでしまったのね...」
「おめぇのせいじゃい!」
「奈良見ィ!落ち着け、まだ仕事中だぞ!」
気が付けば俺の運転する車は木村アキコさんの家の前に着いていた。
「木村さん、ここでいいんですね?」
「はい、先程も説明した通り、この辺には公安のスパイがたくさんいるので気を付けてくださいね...」
木村アキコが自宅のインターホンを押すと、中から木村アキコの母親と思しき女性が出てきた。
「アキコ、後ろの人は?」
「この人たちはリンクマスターの石間さんと、奈良見ルナさんよ。私と一緒に公安のスパイと戦ってくれるんだって!」
「どうして私だけフルネームなのか?」
「あ、ああ...そうですか...私はアキコの母のサナエです、どうぞ中に...」
「家の中は木村アキコの頭の中と違って、案外まともっすね...」
「奈良見ィ!ちょっと黙ってろォ!」
「すみません、うちのアキコがみなさんにご迷惑をおかけして...」
「サナエさんはもう、アキコさんの異変にお気づきなんですか?」
「ええ、アキコは、昔はあんな意味不明なことを言う女の子じゃなかったんですけどねぇ...」
「なにか、思い当たることは?」
「たぶん、職場でいじめにあったせいだと思います」
「職場でいじめ?」
「ええ、物を隠されたり、悪口を言われたり、仕事のミスの濡れ衣を着せられたり、確か前にお酒に酔ったアキコが私に相談してきたんですよ」
「なるほどね、職場でのいじめが原因で人間不信になってしまったわけだ、それで周りがみんな敵にしか見えなくなってしまったんでしょうね」
つまり、今のアキコにとっては周りのみんなが敵、つまり、公安のスパイだと思い込んでいるのだ。
「アキコはもう、元には戻らないんでしょうか...」
「俺がアキコさんに狂撃波動を放てば、一時的にはアキコさんは正常な状態に戻るでしょう、しかし、職場を変えるか、もしくは職場でのアキコさんへのいじめがなくならない限り、アキコさんはまた断罪者(社会不適合者)になってしまう可能性が高いですね」
「アキコはもう40歳ですから、再就職はかなり難しいと思うんですよね...」
「では、アキコさんにずっと『あのまま』でいてもらいますか?」
「それは困りますねぇ...昨日も夜中に公安のスパイからレーザー攻撃を受けたと大きな声でバカ騒ぎしてしまいまして...」
「それに、今のアキコさんは周りの人間を過剰に敵視している状態ですから、正当防衛を理由に殺人事件を起こす可能性もゼロではありません。確かに社会活動もアキコさんの将来の安定には必要不可欠です。しかし、今、優先するべきはアキコさんに今の会社を辞めてもらって、再就職してもらうか、一時的に社会生活から遠のいてもらうことだと俺は思っています。それができないのであれば、アキコさんに狂撃波動を撃つ意味はありません」
「そうですか...私は娘の将来を思って、いじめに耐えて今の会社に踏みとどまるように説得し続けてきましたが、どうやらそれが、アキコをおかしくしてしまったんでしょうね」「アキコさん、ちょっといいですか?」
剣道の防具を身にまとったアキコさんの右手には包丁が握られていた。
「アキコさん、その包丁は?」
「今から、近所と職場にいる公安のスパイを倒しに行くんです」
「アキコさん、今の会社、やめましょうよ」
「確かに会社は辞めたいんですが、もう40歳なので、そういうわけにはいきません。なので会社にいる公安のスパイを殺します、それで問題解決です」
「職場でアキコさんをいじめている方々を殺せば、アキコはさんは会社をクビになってしまいますよ」
「会社に潜入した公安のスパイは犯罪者なので殺しても、問題ありません、正当防衛ですから!」
「サナエさん、先程、言った通り、俺の悪いほうの予想が当たってしまいましたね、どうします?」
「アキコ、もういいんだよ、そんなにつらいなら会社、やめなさい」
「お母さん、私は!」
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「おかあ...さん...」
アキコが子どものように大声をあげながら泣き始めた。
「アキコさん、職場、やめますか?」
「はい...やめます...」
俺は右手でアキコの頭部をつかみ、脳内に狂撃波動↓を放つ。
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アキコさんが正常に戻ったのを見届けた俺と奈良見はアキコの自宅から去った。
運転中の車の中で奈良見ルナが呟く。
「アキコさん、新しい職場に再就職できるといいですね」
「俺は、再就職できなくてもいいと思うぜ。この世の中に本当に正しいことも、間違っていることも存在しない、形はどうあれ、自分の納得いく生き方ができれば、それでいいんだよ」
「それが一番、難しいんですけどね...」
大雨の中、助手席に奈良見を乗せた俺の運転する車がリンクセンター石間に向かって走る。
次回予告 川口ヨシキ その1
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