超地球救済戦記 真ダンザイオーΩ〈オメガ〉戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!愚かな人類は身長170cm以下の無職童貞ニートの俺が滅亡させる

zex69

文字の大きさ
上 下
168 / 391

『西崎アリス』その1 

しおりを挟む
『西崎アリス』その1 

ある日突然、社会人が社会不適合者になってしまう現象、『断罪王現象』。
俺、石間コウイチは断罪王現象で社会不適合者になってしまった『断罪者』を正常な状態に戻し、再び社会につなげる『リンクマスター』の仕事をしている。
そして、俺が勤務するリンクセンター石間に電話で予約をしていた依頼主が訪問してきた。
「あの、先週、予約した西崎アリスの母のエミコですけど...」
「ああ、西崎さんですね、それじゃあ、そこのソファーに座ってください。おい奈良見!茶を3人分用意してくれ!」
奈良見ルナは俺の助手で、新人リンクマスターである。
「お茶のお湯はヤカンと電気ポッド、どっちで沸かしたお湯のほうがいいですかね?」
「電気ポッドに決まってんだろォ!いい加減、学習しろォ!」
「それで、私の娘のアリスのことなんですけど...」
「ああ、すいません、娘のアリスさんがどうかしましたか?」
「はい、実は娘のアリスが電車の中や、学校の教室の中で『G』をしてしまうんです...」
「『G』?ですか...?」
「はい『G』です...」
「その『G』って、いったいどんな『G』ですか?」
「あの...その...体の大事なところを自分でいじるほうの『G』です...」
「ああ...そっちの『G』ですね...」
「クスッ...」
「おい奈良見ィッ!なに笑ってんだ!ぶっ殺すぞォ‼さっさと茶ァ入れろォッ!」
「すみません、うちの助手が...あいつ義務教育過程を修了してないんですよ...」
「そ、そうなんですか...?」
「うっせぇ!適当なこと言ってんじゃねぇよ!とっくに修了しとるわい!」
「それでは、まず、アリスさんが本当に断罪者かどうか、チェックのほうをさせてもらいますね」
「はい、おねがいします...」
「それじゃあ、アリスちゃん、この白紙に今、君が思っていること、なんでもいいから書いてごらん?」
「わかりました...」
アリスが白紙に書いたのがコレ↓だ。
『鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤
鬤鬤■■■■■■■■■鬤鬤■■■■■■■■■鬤鬤■鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤■
鬤鬤■鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤■鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤■鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤■鬤
鬤鬤■鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤■鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤■鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤■鬤鬤
鬤鬤■鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤■鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤■鬤鬤鬤鬤鬤■鬤鬤鬤
鬤鬤■鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤■鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤■鬤鬤鬤■鬤鬤鬤鬤
鬤鬤■鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤■鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤■鬤■鬤鬤鬤鬤鬤
鬤鬤■■■■■■■■■鬤鬤■■■■■■■■■鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤■鬤鬤鬤鬤鬤鬤
鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤■鬤鬤■鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤■鬤■鬤鬤鬤鬤鬤
鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤■鬤鬤■鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤■鬤鬤鬤■鬤鬤鬤鬤
鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤■鬤鬤■鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤■鬤鬤鬤鬤鬤■鬤鬤鬤
鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤■鬤鬤■鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤■鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤■鬤鬤
鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤■鬤鬤■鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤■鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤■鬤
鬤鬤■■■■■■■■■鬤鬤■■■■■■■■■鬤鬤■鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤■
鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤』
「ご愁傷さまです」
「そんな!うちの娘はもう元には戻らないんですか?」
「それは、これから調査・分析します、こちらが電話で要求したアリスちゃんの資料は今日、ご持参ですか?」
「はい、コレです」
俺はアリスちゃんの母親のエミコさんから、アリスちゃんの情報について記された書類を受け取る。
西崎アリス。
学生。父と母の三人暮らし。父母ともに25歳。成績は普通、スポーツも普通。趣味は友達と遊ぶこと。ある日突然、自宅の室内だけでなく、学校の教室や電車の中で『G』を始めてしまうようになり、現在、不登校。
「わっかりました、それでは分析の後に、こちらから連絡させてもらいますね」
「はい、よろしくお願いします...」
エミコさんはそう言って俺に頭を下げて、アリスちゃんと手を繋いでリンクセンター石間から出ていった。
「なァ、奈良見、お前も学生の頃は教室や電車の中で『G』してたのか?」
「するわけねぇだろ!つーか、茶ァ!せっかく入れたのにどうして誰も飲まないのよォッ!」
「そんなもんだろ、どこも...それより、今回の件はかなり、難しいな...奈良見はこの件、どう見てる?」
「そーっすね、まァ、『G』をする場所はともかく、この年の女の子ならまァ、普通に『G』はしますよね、もちろん自分の部屋ですけど」
「奈良見はどんな『G』してたんだ?」
奈良見ルナがコップに入った熱々のお茶を俺の顔面にぶっかけてきた。
「あっちぃなァァッ!なにすんじゃボゲェッ!」
「ボゲェは貴様じゃクソボゲカス‼女に普通そういうこと聞くかァ?」
「まぁ、このアリスちゃんはおそらく、もともと性欲の強い女性だったんだろうな、それで、『なんらかの理由』でその性欲に歯止めが効かなくなった...」
「その『なんらかの理由』って?」
「この資料に記されている、アリスちゃんの両親の年齢をよく見ろ」
「『父母ともに25歳』...かなり若いですねぇ...もしかして!」
「なんだ、奈良見のくせにめずらしく勘がいいじゃないか、つまりそういうことだ」

次回予告 『西崎アリス』その2
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

淫らな蜜に狂わされ

歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。 全体的に性的表現・性行為あり。 他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。 全3話完結済みです。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

淫らに、咲き乱れる

あるまん
恋愛
軽蔑してた、筈なのに。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

処理中です...