超地球救済戦記 真ダンザイオーΩ〈オメガ〉戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!愚かな人類は身長170cm以下の無職童貞ニートの俺が滅亡させる

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第七十一話 断罪王Z 体 断罪王M〈ミラクル〉無職の親をバカにしてくるババアは牛丼屋でめっちゃ汚ぇ客に囲まれながら牛丼食ってテンション下がれ

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第七十一話 断罪王Z 体 断罪王M〈ミラクル〉!無職や引きこもりの両親をバカにしてくるパートのババアはめっちゃ汚ぇ牛丼屋でめっちゃ汚ぇ客に囲まれながら牛丼食ってテンション下がれ!

ラジエル大陸に転移してきた日本の街を歩いていた俺に断罪王M〈ミラクル〉の操縦者と思われる女が話しかけてきた。
「お前を殺せば、私は六人目の至極神になれる!」
「なるほど、そうきたか...!」
「お前はなぜ、神になれたのに至極神に敵対するんだ!」
「とにかく、お前は誰かの入れ知恵でこの先の未来で俺が至極神になることを知っているんだな?」
「ああ、最初に聞いた時はびっくりしたわよ。私が他の断罪王に殺されて、生き残った断罪王Zが自ら神の地位を捨てて世界を崩壊させる未来にね」
「お前に入れ知恵をしたのは俺以外の至極神なのか?」
「いや、ちがう、私に断罪王同士の結末と至極神の存在を教えたのは黒いローブに身を包んだ人間だった」
「なるほど、そいつはきっと顔を知られては困るやつなんだな」
「とにかく、そんなに神の地位が気に喰わないなら、おとなしく私に殺されなさい」
「言っておくが、俺は断罪王の中でも最強だぜ、ほれ」
俺は右手のひらを断罪王M〈ミラクル〉の操縦者にかざす。
断罪王M〈ミラクル〉の操縦者の全身に黒い波動が直撃して、肉体を消滅させていく。
「うわああああああああああああああああああああああああッ!」
しかし次の瞬間、消滅中の肉体が時間を巻き戻したように再生を始める。
「これが奇跡を司る断罪王M〈ミラクル〉の力、お前の攻撃は私には通用しない」
「なら、本気を出すしかないみたいだな!シンゴォォォォォォォォ!」
「シンゴォォォォォォォォ!」
俺と断罪王M〈ミラクル〉の操縦者の衣服は粉々に破れ、筋肉が膨張し、皮膚を鋼鉄の装甲が覆い、全身が巨大化する。
銀色のボディが特徴的な断罪王Zと黄色のボディが特徴的な断罪王M〈ミラクル〉が向かい合う。
断罪王Zのボディが黒く染まり、黒い波動が断罪王M〈ミラクル〉の全身に直撃する。
『鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤‼』
断罪王Zの黒い波動が断罪王M〈ミラクル〉の脳内を狂気で埋め尽くす。
「うわあああああああああああああああああああああああああああ!頭が死ぬぅぅぅぅぅぅぅぅぅッ!」
「さぁ、断罪王M〈ミラクル〉よ!お前の奇跡とやらでこの状況を打開してみせろ!」
またしても断罪王M〈ミラクル〉の存在だけが時間を巻き戻したように変化する。
そして、断罪王Zの前には黒い波動を受ける前の断罪王M〈ミラクル〉が立っている。
「俺の攻撃が通用しない!」
「私は断罪王M〈ミラクル〉の力であなたの攻撃をなかったことにするという奇跡を起こしただけよ」
「つまり、お前は自分が追い詰められた瞬間に断罪王M〈ミラクル〉の奇跡の力でそれをなかったことにできるわけか」
「その通り、おとなしく命を差し出しなさい。そうすれば私は数ある断罪王の中で最後の一人にならなくても至極神という名の神になれるのだから」
「ククク...至極神が本当に神ならなぜ、俺の全てを消滅させる黒い波動で世界が崩壊するのを止められなかったんだ?」
「実力で勝てないからって、口で挑発するつもり?そんなの無駄よ」
「なぜ、至極神は直接俺に勝負を挑まずに、わざわざお前に未来の出来事を入れ知恵してまで、俺を殺そうとする?」
「負け惜しみはそこまでにしておかないとカッコ悪いわよ」
「至極神のやつらはまさか俺に殺されそうになるとは思わなかったんだろう、至極神は俺を恐れている、だからこうして回りくどいことをしてくる」
「うるさいわね、口を動かす暇があるなら攻撃でもすれば?全部、なかったことにしちゃうけど」
「つまり、至極神は今、俺の引き起こした世界崩壊のせいで完全な状態じゃないんだ。だから俺に見つかって不完全な状態で殺されることを恐れている」
断罪王M〈ミラクル〉が腰に装備してある鞘から剣を抜いて、断罪王Zに襲い掛かる。
断罪王M〈ミラクル〉の斬撃をくらった断罪王Zの全身が真っ二つになる。
「やった!これでは私が六人目の至極神になれる」
しかし、真っ二つになった断罪王Zが時間を巻き戻したように再生を始める。
そして、無傷の状態の断罪王Zが断罪王M〈ミラクル〉の前に立っている。
「断罪王Zが断罪王M〈ミラクル〉の能力と同じ、奇跡を起こしたというの?」
「俺は六人目の至極神、つまり神だ。お前の断罪王M〈ミラクル〉の能力をコピーするなんて簡単なんだよ!」
「そ、そんな!」
断罪王Zの右手のひらに黒い波動が発生し、渦を巻いている。
そう、断罪王Zは右手のひらに、全てを無にする人口のブラックホールを創造したのだ。
「これでおしまいだ」
断罪王Zの創造したブラックホールが断罪王M〈ミラクル〉の全身を吸いこむ。
そして、断罪王Zが右手のひらを閉じるとブラックホールが消えた。
つまり、断罪王Zはブラックホールの中に断罪王M〈ミラクル〉を閉じ込めたのだ。
「能力が驚異的でも、能力者そのものをこの世界とは別空間であるブラックホールに閉じ込めておけば、お前は俺を認識できない、つまり俺に対して奇跡を発動することはできないのさ」
ブラックホールが消失する。
おそらく至極神のやつらは俺に与えられたダメージを回復する時間を稼ぐために、これからも俺に刺客を送ってくるだろう。
断罪王同士の戦いがまた始まろうとしていた。
次回予告 第七十二話 断罪王Z 対 断罪王L〈ロード〉!人のシフトを勝手に変えようとしてくるパートのババアはこの世界で起きるありとあらゆる不幸と不平等と矛盾と悲劇の責任を背負い謝罪しながら駅の線路で等速直線運動を9800回繰り返せ!



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