超地球救済戦記 真ダンザイオーΩ〈オメガ〉戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!愚かな人類は身長170cm以下の無職童貞ニートの俺が滅亡させる

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第六十一話 断罪王Z 対 断罪王S〈ソード〉!パワハラするやつらはトイレの水と風呂垢で炊いた白飯でも食ってろ!

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第六十一話 断罪王Z 対 断罪王S〈ソード〉!パワハラするやつらはトイレの水と風呂垢で炊いた白飯でも食ってろ!

「あなたはなぜ生きているんですか?」
日本刀を持った美少女が道を歩いている男に話しかける。
「え?」
「あなたはなぜ生きてるんですか?」
「な、なんとなく...です...」
美少女の日本刀が男の首を切り裂いた。
美少女の質問に答えた男の頭部が宙を舞う。
なぜ、男は美少女に殺されてしまったのか?
美少女の名は柿原カズエ。
この国でただ一人の生殺剣・柿原流の伝承者である。
生殺剣・柿原流とは人生に夢も目標を持たず、なんとなく生きている人間の首を日本刀で切り裂き、地球上から根絶やしにするために生み出された流派である。
その、荒唐無稽・残酷非道な存在理由から忌み嫌われ、現代社会から抹殺された。
しかし、ここに生殺剣・柿原流を受け継ぎ、実践する最後の生き残りである美少女、柿原カズエがいた。
カズエは今日も人々になぜ生きているのかを問い、そして、なんとなく生きていると答えた人々の首を日本刀で切り裂く。
そして、カズエはメシアによって選ばられた社会不適合者・断罪王の操縦者でもあるのだった。
「私は社会不適合者だったのか...?」
メシアによって断罪王の力を与えられたカズエは当初、自分がなぜ社会不適合者と呼ばれるのが理解できなかった。
カズエは自分の行いが殺人行為で、世間からあまり喜ばれないことは、ちゃんと理解していた。
しかし、それ以上に、何の夢も目標もない人間が生きているのがカズエには理解できなかったのである。
カズエが日本刀で人間の首を切り裂く速度は光より早い。
そのため、防犯カメラにもカズエが人間の首を日本刀で切り裂く瞬間を捉えることができなかった。
それ故に、カズエの殺人行為が警察にバレることは一度もなかった。
「あなたはなぜ、生きているんですか?」
カズエが道を歩く男に聞く。
「暴力...」
男の問いにカズエは鞘から刀を抜かずに通り過ぎる。
しかし、カズエは感じていた、その男がただならぬ人間であることを。
そして、カズエの問いに暴力と答えた男、断罪王Zの操縦者である、暴田リキもカズエにただならぬ何かを感じ取っていた。
それは互いに「武」の道を極めた者同士しか感じ取ることのできない世界であった。
結局、この時点で二人が互いに刃を交えることはなかった。
しかし、二人がメシアに選ばれた断罪王の操縦者、選ばれし社会不適合者である以上、戦いの運命から逃れることはできないのだった。
カズエはスーパーに入店する。
「あなたはなぜ生きているんですか?」
カズエがスーパーで買い物をしている専業主婦に問いかける。
「なぜって、そんなの死にたくないからに決まってるじゃない!」
専業主婦の首が宙を舞う。
専業主婦の首が総菜売り場の弁当に落下する。
総菜売り場にいた人々から悲鳴が上がる。
異変に気づいた、スーパーの従業員が客たちに店外に避難するように指示する。
カズエが大声で叫ぶ。
「あなた達はなぜ生きているんですかぁぁぁぁぁぁッ!」
店内の客達は避難に夢中で、誰一人カズエの質問に答えずに出口に向かって走っていく。
カズエが高速移動で店内の出口に先回りして、刀に手を伸ばす。
鞘から刀が抜かれて数秒で店外に避難しようとしていた客達の首が血しぶきと共に一斉に宙を舞った。
スーパーの店内に鮮血のシャワーが降り注ぐ。
避難誘導をしていた従業員にカズエが問う。
「あなたはなぜ生きているんですか?」
「し、死にたくないからだよ」
「でも、生き物はみんないつか死にますよ」
「そ、そんなこと言われたって」
「つまり、あなたは自分が死ぬことがわかっているのに、死にたくないんですね、あなたの人生はつまらない人生なので死んでください」
従業員の首が鮮血と共に宙を舞う。
カズエは店内の従業員達、一人一人に質問する。
「あなたはなぜ生きているんですか?」
カズエの質問に対して、従業員たちは皆、「死にたくないから」と答えた。
なぜ、みんな自分がいつか死ぬとわかっているのに死にたくないと言うのか?
なぜ、そんな誰もがわかりきったようなつまらない理由で生きているのか?
なぜ、死にたくないという理由以外に、生きる理由を見つけることができないのか?
カズエに理解できなかった、そして「死にたくないから」という逃げの発想を持つ者達から生を奪う、それが生殺剣・柿原流の教えだった。
だからカズエはカズエの質問に対して、納得いく答えを導き出せなかった店内の全従業員達の首を日本刀で切り裂いた。
カズエは血塗れのスーパーから外に出た。
カズエが退店した直後にバイトもせずに家で家事しかしないクソバカ専業主婦がスーパーに入店する。
クソバカ専業主婦の悲鳴が血塗れの店内に響き渡る。
「ぎゃああああああああああああああああああああああああッ!」
クソバカ専業主婦の悲鳴に導かれるように断罪王Zの操縦者である暴田リキがスーパーに入店する。
「うるせぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇッ!」
暴田リキの正拳突きが悲鳴を上げていたクソバカ専業主婦の頭部を粉々にする。
そして、暴田リキは店内の惨状に気づいてしまった。
「なんだこれは!」
血塗れの店内の床には人間の頭部と胴体が散乱している。
「間違いない、ここに断罪王の操縦者、選ばられし社会不適合者が来たんだ!」
暴田リキは終末黙示録で近くにいると思われる断罪王の操縦者の位置を探る。
「見つけた!俺に一番近い場所にいる社会不適合者!断罪王S〈ソード〉‼」

次回予告 第六十二話 断罪王Z 対 断罪王S〈ソード〉!パワハラする奴らは全員、自宅に高齢者が運転する自動車とトラックとダンプカーとショベルカーに9800回激突されて、大事なものをすべて失え!

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