37 / 391
第三十七話 断罪王Σと不思議系美少女ミドリ。人の仕事にブツブツと自分の価値観を押し付けてくるやつはヘルメットをして一輪車で会社に出勤しろ!
しおりを挟む
第三十七話 断罪王Σと不思議系美少女ミドリ。人の仕事のやり方ににブツブツと自分の価値観を押し付けてくるやつはちゃんとヘルメットをして一輪車で会社に出勤しろ!
僕は公園のベンチに座ってボーッとしていた。
「おじさん、おもしろい顔してるね?」
白のニットに茶色の長いスカートが特徴的な髪の長い美少女が僕に話かけてきた。
僕の手は反射的にその美少女の頬を叩く動作を開始していた。
僕の手が美少女の頬に直撃することはなかった。
でも、僕の目の前には美少女は存在した。
「残念でした!ミドリの完全勝利!」
幽霊...?
「今、ミドリのこと幽霊だと思ったでしょ?残念でした!ミドリの完全勝利!」
「君は、ミドリっていう名前なのか」
僕はそう言いながら右足をミドリちゃんの顎に向かって振り上げる。
「私に質問しながら攻撃すれば、当たると思ったんでしょ?残念でした!ミドリの完全勝利!」
ミドリちゃんは僕の心が読めるのか?
僕はベンチを持ち上げて時計回りに振り回す。
しかし、ベンチはミドリちゃんの体に当たらない。
攻撃が当たる瞬間だけ、一時的にミドリちゃんの体が透明になってしまうのだ。
「残念でした!ミドリの完全勝利!」
僕の正面にいるはずのミドリちゃんの声が背後から聞こえてくる。
「今、私が目の前にいるのに、どうして後ろから私の声が聞こえてくるんだろうって思ったでしょう?ミドリの完全勝利!」
後ろを向くとミドリちゃんがいる。
前を向くとミドリちゃんがいる。
右にも、左にもミドリちゃんがいる。
僕が新たに出現したミドリちゃんの存在を五感で確認するたびに、ミドリちゃんが増えていく。
十人、二十人、三十人。
僕のいる公園がミドリちゃんでいっぱいになる。
ミドリちゃんは増えるたびに、僕の動揺を指摘して、僕をあざ笑う。
これは、いったい、何がどうなっているんだ?
「シンゴォォォォォォォォーッ!」
僕の衣服は粉々に破れ、筋肉が膨張し、皮膚を鋼鉄の装甲が覆う。
断罪王Σに変神した僕は全身の毛穴から超高熱のビームを全方位に発射する。
無数の超高熱のビームが大量発生したミドリちゃんの体に直撃し、公園内が爆炎に包まれる。
しかし、公園内に死体らしきものは確認できない。
そして、目の前の景色が突然、虹色になり、歪み始める。
上からミドリちゃんの声が聞こえてくる。
「さっきのビームあんまり意味なかったね。残念でした!ミドリの完全勝利!」
上を向くと、空がミドリちゃんになっていた。
「うああああああああああああああああッ!」
僕は目の前で起きている現象に恐怖の叫び声を上げることしかできなかった。
木がミドリちゃんになっているのを確認して、地面に目を背けると、今度は地面がミドリちゃんになっていた。
地面から目を背けて遊具に目を向けると、今度は遊具がミドリちゃんになっていた。
「無駄よ、何度現実から目を背けても、おじさんが見るものすべてがミドリになるの。景色も空気も世界そのものがミドリになるから、おじさんがどうあがいても、ミドリの完全勝利なの」
僕は全身の毛穴からまた無数のビームを周囲に向かって一斉発射した。
僕の周りにいる、様々な物体になったミドリちゃんが爆散していく。
「無駄だよ、おじさん。そんなことしても、ミドリにはたどりつけない」
公園は僕の攻撃で焼け野原になっていた。
見晴らしの良くなった公園から見える四方八方の家やマンション、アパートがミドリちゃんに変化する。
僕は全身の毛穴から、無数のビームを一斉発射する。
周りの家やマンション、アパートが爆発する。
瓦礫の山と化した、住宅、マンション、アパートからはミドリちゃんの遺体は出てこなかった。
「はい残念、ミドリの完全勝利!」
瓦礫の山を形成している、家の残骸の数々がミドリちゃんになる。
僕はもう、ミドリちゃんの存在そのものを見て見ぬふりすることにした。
僕は変神を解除して全裸のまま、移動を開始する。
しかし、建物が電柱が自動車が、すれ違う人々がミドリちゃんに変化する。
「無駄だよ私のこと無視しても、現実はなにも変わらない。残念だったね、ミドリの完全勝利!」
現実...?
そうか、そういうことか!
ミドリちゃんは現実そのものだったのだ。
僕は目に見えるすべての景色がミドリちゃんになる現実を拒絶せずに、全て受け入れることにした。
そうすると、それが僕の中で常識化して、いつからか全く違和感を感じなくなっていた。
公衆トイレに写る僕も、もちろんミドリちゃんになっていた。
空気も文字もこの世のありとあらゆる景色と現象がミドリちゃんになったのだ。
それの、なにが悪いんだ!
人の世界と価値観は時間と共に常に変わっていく。
それと同じことだ。
僕はいつしか、全ての理由において当たり前の存在と化したミドリちゃんについて考えるのをやめていた。
当たり前のことは、当たり前のことなのだ。
なぜ地球上に空気があるのか、疑問を抱いても抱かなくても、地球上に空気があるのと同じように、僕はもうミドリちゃんについて考えるのをやめてしまった。
でも、それはミドリちゃんの存在を無視することと同じ意味を持っていた。
目の前のミドリちゃんが悲しそうな顔をしている。
この世の全てにおいて当たり前の存在と化したミドリちゃん。
そして、その当たり前のことについて疑問を抱くことをやめてしまうということは、世界中の全ての人びとがミドリちゃんについて考えるのをやめてしまうのと同じなのだ。
「おじさんも、みんなみたいに私を無視するんだね」
「別に無視なんてしてないよ、ミドリちゃんは人間の血の色がどうして赤いのか知っているかい?」
「そんなの、考えたってどうしようもないわ」
「それと同じさ、ミドリちゃんがこの世界のありとあらゆるものに変化したところで、僕もみんなもいつしかその原因について考えるのをやめてしまう」
「私はただ、みんなに私の存在を理解してほしかっただけなのに、私が話かけた人間はいつも私について考えるのをやめてしまう」
「君はおそらく、幽霊でもなければ、超能力者でもない、この世界の人間の概念では説明できない存在。故に誰からも理解されず、気がついた時には忘れ去られている。人間はみんな考えても仕方のないことより、考えて楽しいことを優先する生き物だからね」
「そう、人々が常に楽しさを追及する生き物である限り、私の心は満たされない」
「ミドリちゃんは孤独だったんだね」
「私の存在を理解してくれたのはおじさんがはじめてよ」
「僕には昔、僕にしか見えない友達がいたんだ、不思議だろ?」
「ええ、不思議ね」
「人々は自分たちの価値観で解決できないことは全て不思議の三文字で片付けてしまう。つまり考えるのを拒否してしまう」
「それって、私の存在そのものね」
「ああ、君は不思議だ。だから、もう僕は君にはもう興味がない。君が僕の目の前でどんな怪奇現象を起こしても、それは不思議なことで完結してしまう」
「もう興味がないってことは、私に興味があった時もあったの?」
「ああ、もちろんさ。だから君が周りの人間たちにしてきたことは、自覚がなくても、少なからずその人間の中に残っているんだよ」
「そうなのかな?」
「ああ、きっとそうさ」
ミドリちゃんが嬉しそうに笑っている。
それが僕が最後に見たミドリちゃんの姿だった。
それ以降、空も木も大地も、この世のありとあらゆるものがミドリちゃんに変化することはなかった。
もしかしたら、本当は空も木も大地も、ありとあらゆるものがミドリちゃんに変化している現実について、僕の脳が考えるのをやめてしまっているだけかもしれない。
それでも、僕はまだ、ミドリちゃんのことを覚えていた。
次回予告 断罪王Σと就活美少女マキネ。職場でえこひいきをするやつは毎朝中身が白飯のみの弁当を作って昼食時に便所で食べろ!
僕は公園のベンチに座ってボーッとしていた。
「おじさん、おもしろい顔してるね?」
白のニットに茶色の長いスカートが特徴的な髪の長い美少女が僕に話かけてきた。
僕の手は反射的にその美少女の頬を叩く動作を開始していた。
僕の手が美少女の頬に直撃することはなかった。
でも、僕の目の前には美少女は存在した。
「残念でした!ミドリの完全勝利!」
幽霊...?
「今、ミドリのこと幽霊だと思ったでしょ?残念でした!ミドリの完全勝利!」
「君は、ミドリっていう名前なのか」
僕はそう言いながら右足をミドリちゃんの顎に向かって振り上げる。
「私に質問しながら攻撃すれば、当たると思ったんでしょ?残念でした!ミドリの完全勝利!」
ミドリちゃんは僕の心が読めるのか?
僕はベンチを持ち上げて時計回りに振り回す。
しかし、ベンチはミドリちゃんの体に当たらない。
攻撃が当たる瞬間だけ、一時的にミドリちゃんの体が透明になってしまうのだ。
「残念でした!ミドリの完全勝利!」
僕の正面にいるはずのミドリちゃんの声が背後から聞こえてくる。
「今、私が目の前にいるのに、どうして後ろから私の声が聞こえてくるんだろうって思ったでしょう?ミドリの完全勝利!」
後ろを向くとミドリちゃんがいる。
前を向くとミドリちゃんがいる。
右にも、左にもミドリちゃんがいる。
僕が新たに出現したミドリちゃんの存在を五感で確認するたびに、ミドリちゃんが増えていく。
十人、二十人、三十人。
僕のいる公園がミドリちゃんでいっぱいになる。
ミドリちゃんは増えるたびに、僕の動揺を指摘して、僕をあざ笑う。
これは、いったい、何がどうなっているんだ?
「シンゴォォォォォォォォーッ!」
僕の衣服は粉々に破れ、筋肉が膨張し、皮膚を鋼鉄の装甲が覆う。
断罪王Σに変神した僕は全身の毛穴から超高熱のビームを全方位に発射する。
無数の超高熱のビームが大量発生したミドリちゃんの体に直撃し、公園内が爆炎に包まれる。
しかし、公園内に死体らしきものは確認できない。
そして、目の前の景色が突然、虹色になり、歪み始める。
上からミドリちゃんの声が聞こえてくる。
「さっきのビームあんまり意味なかったね。残念でした!ミドリの完全勝利!」
上を向くと、空がミドリちゃんになっていた。
「うああああああああああああああああッ!」
僕は目の前で起きている現象に恐怖の叫び声を上げることしかできなかった。
木がミドリちゃんになっているのを確認して、地面に目を背けると、今度は地面がミドリちゃんになっていた。
地面から目を背けて遊具に目を向けると、今度は遊具がミドリちゃんになっていた。
「無駄よ、何度現実から目を背けても、おじさんが見るものすべてがミドリになるの。景色も空気も世界そのものがミドリになるから、おじさんがどうあがいても、ミドリの完全勝利なの」
僕は全身の毛穴からまた無数のビームを周囲に向かって一斉発射した。
僕の周りにいる、様々な物体になったミドリちゃんが爆散していく。
「無駄だよ、おじさん。そんなことしても、ミドリにはたどりつけない」
公園は僕の攻撃で焼け野原になっていた。
見晴らしの良くなった公園から見える四方八方の家やマンション、アパートがミドリちゃんに変化する。
僕は全身の毛穴から、無数のビームを一斉発射する。
周りの家やマンション、アパートが爆発する。
瓦礫の山と化した、住宅、マンション、アパートからはミドリちゃんの遺体は出てこなかった。
「はい残念、ミドリの完全勝利!」
瓦礫の山を形成している、家の残骸の数々がミドリちゃんになる。
僕はもう、ミドリちゃんの存在そのものを見て見ぬふりすることにした。
僕は変神を解除して全裸のまま、移動を開始する。
しかし、建物が電柱が自動車が、すれ違う人々がミドリちゃんに変化する。
「無駄だよ私のこと無視しても、現実はなにも変わらない。残念だったね、ミドリの完全勝利!」
現実...?
そうか、そういうことか!
ミドリちゃんは現実そのものだったのだ。
僕は目に見えるすべての景色がミドリちゃんになる現実を拒絶せずに、全て受け入れることにした。
そうすると、それが僕の中で常識化して、いつからか全く違和感を感じなくなっていた。
公衆トイレに写る僕も、もちろんミドリちゃんになっていた。
空気も文字もこの世のありとあらゆる景色と現象がミドリちゃんになったのだ。
それの、なにが悪いんだ!
人の世界と価値観は時間と共に常に変わっていく。
それと同じことだ。
僕はいつしか、全ての理由において当たり前の存在と化したミドリちゃんについて考えるのをやめていた。
当たり前のことは、当たり前のことなのだ。
なぜ地球上に空気があるのか、疑問を抱いても抱かなくても、地球上に空気があるのと同じように、僕はもうミドリちゃんについて考えるのをやめてしまった。
でも、それはミドリちゃんの存在を無視することと同じ意味を持っていた。
目の前のミドリちゃんが悲しそうな顔をしている。
この世の全てにおいて当たり前の存在と化したミドリちゃん。
そして、その当たり前のことについて疑問を抱くことをやめてしまうということは、世界中の全ての人びとがミドリちゃんについて考えるのをやめてしまうのと同じなのだ。
「おじさんも、みんなみたいに私を無視するんだね」
「別に無視なんてしてないよ、ミドリちゃんは人間の血の色がどうして赤いのか知っているかい?」
「そんなの、考えたってどうしようもないわ」
「それと同じさ、ミドリちゃんがこの世界のありとあらゆるものに変化したところで、僕もみんなもいつしかその原因について考えるのをやめてしまう」
「私はただ、みんなに私の存在を理解してほしかっただけなのに、私が話かけた人間はいつも私について考えるのをやめてしまう」
「君はおそらく、幽霊でもなければ、超能力者でもない、この世界の人間の概念では説明できない存在。故に誰からも理解されず、気がついた時には忘れ去られている。人間はみんな考えても仕方のないことより、考えて楽しいことを優先する生き物だからね」
「そう、人々が常に楽しさを追及する生き物である限り、私の心は満たされない」
「ミドリちゃんは孤独だったんだね」
「私の存在を理解してくれたのはおじさんがはじめてよ」
「僕には昔、僕にしか見えない友達がいたんだ、不思議だろ?」
「ええ、不思議ね」
「人々は自分たちの価値観で解決できないことは全て不思議の三文字で片付けてしまう。つまり考えるのを拒否してしまう」
「それって、私の存在そのものね」
「ああ、君は不思議だ。だから、もう僕は君にはもう興味がない。君が僕の目の前でどんな怪奇現象を起こしても、それは不思議なことで完結してしまう」
「もう興味がないってことは、私に興味があった時もあったの?」
「ああ、もちろんさ。だから君が周りの人間たちにしてきたことは、自覚がなくても、少なからずその人間の中に残っているんだよ」
「そうなのかな?」
「ああ、きっとそうさ」
ミドリちゃんが嬉しそうに笑っている。
それが僕が最後に見たミドリちゃんの姿だった。
それ以降、空も木も大地も、この世のありとあらゆるものがミドリちゃんに変化することはなかった。
もしかしたら、本当は空も木も大地も、ありとあらゆるものがミドリちゃんに変化している現実について、僕の脳が考えるのをやめてしまっているだけかもしれない。
それでも、僕はまだ、ミドリちゃんのことを覚えていた。
次回予告 断罪王Σと就活美少女マキネ。職場でえこひいきをするやつは毎朝中身が白飯のみの弁当を作って昼食時に便所で食べろ!
0
お気に入りに追加
6
あなたにおすすめの小説


サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる