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4章 ファイナルライブ
257話 スミレ女子校
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「おーい、舞」
校内を見渡していると、
クラスTシャツを着た紗南が手を
振っている。
比較的に今日は涼しくて過ごしやすい。
「紗南、久しぶり」
「久しぶり、舞。スミレ学祭、
楽しんでね!」
とだけ言って走っていってしまった。
(紗南は実行委員会で忙しないな、
まあ午後のステージの後
は空いてるって言ってたし)
「舞さん。こんにちは」
パンフレットを見ていると名前を
呼ばれて顔を上げる。
「あ、宮本さん、こんにちは。」
大きめの帽子にダボっとした袖、
ロングスカート。
額のお札がなかったら分からなかった。
「キョンシー、なんで?」
「うちのクラス、お化け屋敷を
やるんです」
腰に手を当ててドヤ顔だった。
(・・・お化け屋敷でキョンシーって
意外。いや、中国の妖怪の一種だから
間違ってはないんだろうけど)
「あ、すみません。
そろそろ行かないと。失礼します!」
と走っていく。
(前見えにくくないのかな)
まず2年4組の教室に行く。
(紗南は3組だから後でいっか)
4組は縁日みたいで射的、ヨーヨー釣りに輪投げ、スーパーボールすくいが
開催されている。
射的、輪投げは惨敗だったけど
ヨーヨー釣りは一個
スーパーボールすくいは8つ取れた。
1組はカフェ、2組はクレープ。
1年の教室に行く途中に雪希と辺里くん
と遭遇。
雪希がいうには宮本さんの教室の
お化け屋敷はそんなに怖くないらしい。
(私は行かないけど、)
午後の部で私は体育館へ。
教室の出し物がないクラスの劇や
スライドショーを見て、終盤に
差し掛かったころ、ステージが暗くなる
クラスTシャツを着た子が、
次々にペンライトを渡してくる。
「どうぞ」
「ありがとうございます」
ニコニコと薄暗い中を歩いていく。
ステージ脇にいた司会者が
「我が校のアイドルグループ、
フラワーのステージをお楽しみ
ください」
と舞台袖に消える。
ステージに5人の影。
前奏が始まってから、ステージはライトで照らされた。
青色、桃色、赤色、オレンジ色、紫色。
白い半袖のブラウス、各カラーのベスト
と黒いリボンやネクタイ。
スカートやハーフパンツは
黒に各カラーのレースやラインが
入っている。
センターは青い服の人。
その人の右側の3人目に紗南はいた。
オリジナルらしい曲で、振り付けも
可愛らしい。
ハイ、ハイと掛け声と共に様々な
ペンライトが揺れる。
ペンライトの色は1色のランダムで
私は桃色だっだ。
ステージ上は楽しそうにステップを踏んで歌っている。
(こういうのもちょっと憧れるな)
「おまたせ、さぁ案内するよ!」
「紗南、ライブ良かったよ」
「ありがとう」
紗南のクラスに行くと、
バザーが開催されていた。
20cmくらいのミサンガが一本70円で
売られていた。
ビーズ付きやアルファベットの入った
ミサンガ。
「ここにあるミサンガたちは、
手先の器用な子が趣味で作ってるんだけど捨てるのが勿体無いって言ってたからいっそ売っちゃえ、てことになったの」
数ある中から、気になった
ミサンガを手に取る。
(面白い形、遺伝子みたい)
「あ、それマクラメっていうみたい。」
「へー、」
遺伝子改め、マクラメは
白と濃いピンクで作られている。
他に斜め、ストライプ、ハートなどの
種類が置かれている
「あ、これにしよう」
黒と紫色のV字模様のミサンガを
買った。
「どっかにつけるの?」
「鞄とかにしようかな」
「手首とか足首につけないの?」
「それもいいかな」
邪魔にならないように、教室の隅で
左足にミサンガを結ぶ。
校内を見渡していると、
クラスTシャツを着た紗南が手を
振っている。
比較的に今日は涼しくて過ごしやすい。
「紗南、久しぶり」
「久しぶり、舞。スミレ学祭、
楽しんでね!」
とだけ言って走っていってしまった。
(紗南は実行委員会で忙しないな、
まあ午後のステージの後
は空いてるって言ってたし)
「舞さん。こんにちは」
パンフレットを見ていると名前を
呼ばれて顔を上げる。
「あ、宮本さん、こんにちは。」
大きめの帽子にダボっとした袖、
ロングスカート。
額のお札がなかったら分からなかった。
「キョンシー、なんで?」
「うちのクラス、お化け屋敷を
やるんです」
腰に手を当ててドヤ顔だった。
(・・・お化け屋敷でキョンシーって
意外。いや、中国の妖怪の一種だから
間違ってはないんだろうけど)
「あ、すみません。
そろそろ行かないと。失礼します!」
と走っていく。
(前見えにくくないのかな)
まず2年4組の教室に行く。
(紗南は3組だから後でいっか)
4組は縁日みたいで射的、ヨーヨー釣りに輪投げ、スーパーボールすくいが
開催されている。
射的、輪投げは惨敗だったけど
ヨーヨー釣りは一個
スーパーボールすくいは8つ取れた。
1組はカフェ、2組はクレープ。
1年の教室に行く途中に雪希と辺里くん
と遭遇。
雪希がいうには宮本さんの教室の
お化け屋敷はそんなに怖くないらしい。
(私は行かないけど、)
午後の部で私は体育館へ。
教室の出し物がないクラスの劇や
スライドショーを見て、終盤に
差し掛かったころ、ステージが暗くなる
クラスTシャツを着た子が、
次々にペンライトを渡してくる。
「どうぞ」
「ありがとうございます」
ニコニコと薄暗い中を歩いていく。
ステージ脇にいた司会者が
「我が校のアイドルグループ、
フラワーのステージをお楽しみ
ください」
と舞台袖に消える。
ステージに5人の影。
前奏が始まってから、ステージはライトで照らされた。
青色、桃色、赤色、オレンジ色、紫色。
白い半袖のブラウス、各カラーのベスト
と黒いリボンやネクタイ。
スカートやハーフパンツは
黒に各カラーのレースやラインが
入っている。
センターは青い服の人。
その人の右側の3人目に紗南はいた。
オリジナルらしい曲で、振り付けも
可愛らしい。
ハイ、ハイと掛け声と共に様々な
ペンライトが揺れる。
ペンライトの色は1色のランダムで
私は桃色だっだ。
ステージ上は楽しそうにステップを踏んで歌っている。
(こういうのもちょっと憧れるな)
「おまたせ、さぁ案内するよ!」
「紗南、ライブ良かったよ」
「ありがとう」
紗南のクラスに行くと、
バザーが開催されていた。
20cmくらいのミサンガが一本70円で
売られていた。
ビーズ付きやアルファベットの入った
ミサンガ。
「ここにあるミサンガたちは、
手先の器用な子が趣味で作ってるんだけど捨てるのが勿体無いって言ってたからいっそ売っちゃえ、てことになったの」
数ある中から、気になった
ミサンガを手に取る。
(面白い形、遺伝子みたい)
「あ、それマクラメっていうみたい。」
「へー、」
遺伝子改め、マクラメは
白と濃いピンクで作られている。
他に斜め、ストライプ、ハートなどの
種類が置かれている
「あ、これにしよう」
黒と紫色のV字模様のミサンガを
買った。
「どっかにつけるの?」
「鞄とかにしようかな」
「手首とか足首につけないの?」
「それもいいかな」
邪魔にならないように、教室の隅で
左足にミサンガを結ぶ。
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