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2章 セカンドライブ
107話 我慢してよ
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「ちょ、類!?」
(絵面やばそう)
靴下の上から触られる。
「いっ、」
足が反応するのと同時に顔が歪む。
類はため息をついた。
「保健の先生には言った?
養護教諭の人いるでしょ?」
「いる、けど、言ったら午後の部、
見学って言われそうで」
「まぁ言われるだろうな、嫌?」
「リレーで、二人三脚をやるんだ。
辺里くんに、迷惑、かけたくない」
じっと僕を見てまたため息をついた。
「そっか。じゃあ、俺で我慢して」
「え、」
類はリュックから何かを取り出した
「それは?」
「テーピングテープ、」
「・・・なんで持ってるの?」
「前に映画行った時に舞がコーラかけられた時あったじゃん?それで、この先もトラブルとかで怪我しても粗方、自分たちでできるようにしないとって思って。」
「他に何があるの?」
「包帯、ガーゼ、消毒液、安全ピン、
絆創膏、ピンセット、脱脂綿、あとは」
「も、もう大丈夫。用意周到だね」
「備えあれば憂いなし。全く、明後日から
レッスン再開だっていうのに、危機感が足りないというか、まぁ怪我は予測できないし
できたら苦労しないけど、」
文句を言いながらもテーピングを
してくれた。
巻き直しをすることなくシワを作ることもなく綺麗に巻いてくれた。
「ありがとう、類」
「終わったら、養護教諭の先生に見せなよ。それか病院か」
「うん」
靴下を履き、靴を履いていると
「雪希!/中原!」
辺里くんたちが走ってくる。
「やっぱ、白兎の時に怪我したのか!?」
「平気、軽い捻挫だし。大丈夫、二人三脚
は出られるよ」
「そういう事じゃない」
辺里くんは俯いた、
隣にいた宮本くんが類に詳細を聞き
疑うように聞いてきた
「もしかして、神谷?」
「いやいや、僕の不注意だよ」
「雪希、無理は禁物だよ」
「うん、ありがとう、類」
辺里くんたちは類に頭をあげて僕と一緒に
入場門へ急ぐ。
レーンに並んで辺里くんが足に自分の
ハチマキテーピングテープが隠れるように
うまく結んでくれた。
「ありがとう」
「絶対勝つよ。」
「うん」
ピストルがなり、第一走者が走る。
僕たちは第二走者。
第三、第四は三人四脚。
第五、第六はムカデリレー。
バントを受け取り
「せーの、」
の声に合わせて走る。
半周走り次の人にバトンを渡す。
レーンの邪魔にならないところまで歩き、
ハチマキを外す。
「痛くなかったか?」
「うん、大丈夫。」
「そっか」
(テーピングでかなり痛かったのが
軽くなった)
そしてリレーで勝ったのは1組、
でも2、3年のリレーが終了して最終的には白組が優勝に決まった。
その後は片付けをして帰りの会をして
僕は保健室へ。
ノックして入ると
「あなたが保健室に来るのは初めてね。
どうしたの?」
椅子に座っていた先生が振り向いた。
「あの、足を捻挫しちゃったみたいで」
しどろもどろにいうと、長椅子に座るように促した。
上履きを脱いで靴下を脱ぐと、
「テーピング、誰が?」
「あ、自分で」
「上手だね。初めて?」
「え、はい」
「初めてでここまで上手にできる人って
なかなかいないよ。」
「ありがとう、ございます」
(類、かなり練習したのかな。でももともと
手先は器用だし)
「でも、それはそれ、これはこれよ。」
「へ?」
その後僕は足に氷嚢を置き抑えながら
先生にみっちり叱られた。
(絵面やばそう)
靴下の上から触られる。
「いっ、」
足が反応するのと同時に顔が歪む。
類はため息をついた。
「保健の先生には言った?
養護教諭の人いるでしょ?」
「いる、けど、言ったら午後の部、
見学って言われそうで」
「まぁ言われるだろうな、嫌?」
「リレーで、二人三脚をやるんだ。
辺里くんに、迷惑、かけたくない」
じっと僕を見てまたため息をついた。
「そっか。じゃあ、俺で我慢して」
「え、」
類はリュックから何かを取り出した
「それは?」
「テーピングテープ、」
「・・・なんで持ってるの?」
「前に映画行った時に舞がコーラかけられた時あったじゃん?それで、この先もトラブルとかで怪我しても粗方、自分たちでできるようにしないとって思って。」
「他に何があるの?」
「包帯、ガーゼ、消毒液、安全ピン、
絆創膏、ピンセット、脱脂綿、あとは」
「も、もう大丈夫。用意周到だね」
「備えあれば憂いなし。全く、明後日から
レッスン再開だっていうのに、危機感が足りないというか、まぁ怪我は予測できないし
できたら苦労しないけど、」
文句を言いながらもテーピングを
してくれた。
巻き直しをすることなくシワを作ることもなく綺麗に巻いてくれた。
「ありがとう、類」
「終わったら、養護教諭の先生に見せなよ。それか病院か」
「うん」
靴下を履き、靴を履いていると
「雪希!/中原!」
辺里くんたちが走ってくる。
「やっぱ、白兎の時に怪我したのか!?」
「平気、軽い捻挫だし。大丈夫、二人三脚
は出られるよ」
「そういう事じゃない」
辺里くんは俯いた、
隣にいた宮本くんが類に詳細を聞き
疑うように聞いてきた
「もしかして、神谷?」
「いやいや、僕の不注意だよ」
「雪希、無理は禁物だよ」
「うん、ありがとう、類」
辺里くんたちは類に頭をあげて僕と一緒に
入場門へ急ぐ。
レーンに並んで辺里くんが足に自分の
ハチマキテーピングテープが隠れるように
うまく結んでくれた。
「ありがとう」
「絶対勝つよ。」
「うん」
ピストルがなり、第一走者が走る。
僕たちは第二走者。
第三、第四は三人四脚。
第五、第六はムカデリレー。
バントを受け取り
「せーの、」
の声に合わせて走る。
半周走り次の人にバトンを渡す。
レーンの邪魔にならないところまで歩き、
ハチマキを外す。
「痛くなかったか?」
「うん、大丈夫。」
「そっか」
(テーピングでかなり痛かったのが
軽くなった)
そしてリレーで勝ったのは1組、
でも2、3年のリレーが終了して最終的には白組が優勝に決まった。
その後は片付けをして帰りの会をして
僕は保健室へ。
ノックして入ると
「あなたが保健室に来るのは初めてね。
どうしたの?」
椅子に座っていた先生が振り向いた。
「あの、足を捻挫しちゃったみたいで」
しどろもどろにいうと、長椅子に座るように促した。
上履きを脱いで靴下を脱ぐと、
「テーピング、誰が?」
「あ、自分で」
「上手だね。初めて?」
「え、はい」
「初めてでここまで上手にできる人って
なかなかいないよ。」
「ありがとう、ございます」
(類、かなり練習したのかな。でももともと
手先は器用だし)
「でも、それはそれ、これはこれよ。」
「へ?」
その後僕は足に氷嚢を置き抑えながら
先生にみっちり叱られた。
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