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1章 ファーストライブ
49話 セカンドライブ
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数日後、セカンドライブがやってきた
ー控え室ー
「衣装は前回と変わらないんだな」
「まぁ2ヶ月だし」
ボソリと呟いた蓮を嗜め、ステージ裏へ
移動する。前回の野外ライブとは打って
変わって、室内だ。お客さんも以前より少し増えている。今回はトップバッターだから
緊張がすごい。
サマフェスの時に歌った曲と、新しい曲を
2曲、
会場の電気が消えたのを合図にステージに
立つと曲が流れる。
新曲はイントロが長いのでイントロ中
スポットライトが当たったら自己紹介と
決めていた。最初に当たったのは
「こんにちは、チーム内最年長で緋色担当
蓮です。よろしくお願いします」
蓮はクールキャラということに決まった。
次は
「黄緑担当の最年少、好きなことは
ウィンドウショッピング、雪希です。
よろしくお願いします」
「赤紫担当、舞です。精一杯頑張ります」
そして最後に
「Rainbow Roseのリーダー、藍色担当の類です。今日は楽しんでいってください。」
片手を高くあげ自己紹介をした類は高くあげた手を胸の前にもってきて右足を半歩後ろに引きお辞儀する。
イントロが終わり歌い踊る。
みんなの楽しそうな顔が嬉しくて、
ステージに立っていることが嬉しい。
「ありがとうございました」
類がそういうと会場が湧き上がる。
気分が高揚する、頬を流れる汗を手の甲で
拭う。
「次の曲はサマーフェスの時に披露した曲です。聞いてください、偶然と奇跡」
蓮がそういうとスポットライトが消えた。
ゆっくりとスポットライトを消して一気にステージ全体のライトをつけるという演出。
でもいくら待ってもライトはつかない、
(機材トラブル?)
薄暗い会場で観客のみんなもどよめいている
「煌めいている世界を僕は憧れた」
(類、)
「1人、部屋の隅で夢を見る」
(雪希、次は)
「1人じゃなにもできないと思い込んでいた」
蓮に視線を投げれば
「最初の一歩が踏み出せず、言い訳ばかりで、それでも」
「「何かが変わると信じて」」
雪希と類
「「自分を奮い立たせて歩き出す」」
私と蓮、それぞれの声が混ざり、静かに会場に流れる、マイクも電源が切れたので、
届く範囲が狭くなってしまう。
急遽のアカペラに会場は困惑していたが、
少しずつ小さめの手拍子が聞こえる。
サビに入る直前
カラン、と小さな音がした。
ちょうど真上から。
上を見てなにもないと思った瞬間、
ライトがゆっくりと落ちてきて、
当たる直前に見えたのは蓮だった
ー控え室ー
「衣装は前回と変わらないんだな」
「まぁ2ヶ月だし」
ボソリと呟いた蓮を嗜め、ステージ裏へ
移動する。前回の野外ライブとは打って
変わって、室内だ。お客さんも以前より少し増えている。今回はトップバッターだから
緊張がすごい。
サマフェスの時に歌った曲と、新しい曲を
2曲、
会場の電気が消えたのを合図にステージに
立つと曲が流れる。
新曲はイントロが長いのでイントロ中
スポットライトが当たったら自己紹介と
決めていた。最初に当たったのは
「こんにちは、チーム内最年長で緋色担当
蓮です。よろしくお願いします」
蓮はクールキャラということに決まった。
次は
「黄緑担当の最年少、好きなことは
ウィンドウショッピング、雪希です。
よろしくお願いします」
「赤紫担当、舞です。精一杯頑張ります」
そして最後に
「Rainbow Roseのリーダー、藍色担当の類です。今日は楽しんでいってください。」
片手を高くあげ自己紹介をした類は高くあげた手を胸の前にもってきて右足を半歩後ろに引きお辞儀する。
イントロが終わり歌い踊る。
みんなの楽しそうな顔が嬉しくて、
ステージに立っていることが嬉しい。
「ありがとうございました」
類がそういうと会場が湧き上がる。
気分が高揚する、頬を流れる汗を手の甲で
拭う。
「次の曲はサマーフェスの時に披露した曲です。聞いてください、偶然と奇跡」
蓮がそういうとスポットライトが消えた。
ゆっくりとスポットライトを消して一気にステージ全体のライトをつけるという演出。
でもいくら待ってもライトはつかない、
(機材トラブル?)
薄暗い会場で観客のみんなもどよめいている
「煌めいている世界を僕は憧れた」
(類、)
「1人、部屋の隅で夢を見る」
(雪希、次は)
「1人じゃなにもできないと思い込んでいた」
蓮に視線を投げれば
「最初の一歩が踏み出せず、言い訳ばかりで、それでも」
「「何かが変わると信じて」」
雪希と類
「「自分を奮い立たせて歩き出す」」
私と蓮、それぞれの声が混ざり、静かに会場に流れる、マイクも電源が切れたので、
届く範囲が狭くなってしまう。
急遽のアカペラに会場は困惑していたが、
少しずつ小さめの手拍子が聞こえる。
サビに入る直前
カラン、と小さな音がした。
ちょうど真上から。
上を見てなにもないと思った瞬間、
ライトがゆっくりと落ちてきて、
当たる直前に見えたのは蓮だった
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