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第十八話
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ニコ店長
「何度も告白されたのに返事が遅れました」
ロム会長
「…」
ニコ店長
「私…会長が好きです」
ロム会長
「…」
ニコ店長
「あ…私…何を言って…」
ロム会長はニコ店長を抱きしめた
ロム会長
「…」
ニコ店長
「会長…」
ニコ店長の唇を見つめキスをしようとした
ニコ店長も受け入れ目を閉じる
ロム会長の手が震えるなかなかキスができない
ロム会長
「ごめんダメだ…」
ニコ店長
「大丈夫!」
ニコ店長はロム会長の頬に手を添えて優しくゆっくりとキスをした
ニコ店長はロム会長を離さずキスし続けた
そして何度もキスをした
数分後
ロム会長
「はっきりさせよう」
ニコ店長
「何をですか?」
ロム会長
「これで俺たちは恋人同士だろ?」
ニコ店長
「そうです!なんか恥ずかしいです」
ロム会長
「そうです?」
ニコ店長
「答えただけです」
ロム会長
「…」
ニコ店長
「どうされましたか?」
ロム会長
「それ!口調が固い今から恋人同士!敬語は禁止だ」
ニコ店長
「急にそんな事」
ロム会長
「ニコ!前にも言ったが俺は優秀でイケメンそしてリッチだ!だからできるだけ早く嫁に来い」
ニコ店長
「え?交際してすぐプロポーズなんてせっかち過ぎです」
ロム会長
「せっかちは自分だろ…」
ニコ店長
「え?声が小さくて聞き取れませんでした」
ロム会長
「いや何でもない!会いたいだろ?」
ニコ店長
「え?」
ロム会長
「君の話だ君が俺に毎日会いたいかと」
ニコ店長
「あはは!そうです会いたいです」
(会長毎日会いたい派なんだね)
ロム会長
「俺は1度しか機会を与えない」
ニコ店長
「そうですね」
ロム会長
「でも君には何度でも与えたい俺に会える機会を、俺の特別な存在になれて光栄だろ?」
ニコ店長
「はい!光栄です」
ロム会長
「抱きしめてもいいか?」
ニコ店長
「もちろんです」
(甘えたいタイプね!)
ロム会長
「今夜はいい夢を見られそうだ」
ニコ店長
「私もです、明日は役員会がありますそろそろ帰りませんか?早く帰って休んで下さい」
ロム会長
「そうだな送るよ!」
その様子をスィが一部始終見ていた
スィ
「絶対許さない!ニコの奴!付き合わないって言ってたのに私のロムちゃんを横取りして!」
【ロム会長御殿】
ロム会長
「今日はもう遅い泊まって行け!」
ニコ店長
「はい!」
数分後ガラスの割れる音がした
ニコ店長
「え!何今の音…」
ニコはすぐに確認しに行った
ニコ店長
「窓が割れてる…」
窓の横には紙と石が転がっていた
紙には
“嘘つき泥棒猫”
その時シャンデリラがニコの頭上に落ちてくる
ロム会長
「危ない!」
そこへロム会長がニコ店長を抱き抱えて間一髪助けた
ロム会長
「大丈夫か?」
ニコ店長
「はい…でも会長の足血だらけに」
ロム会長
「これくらい大丈夫…ベットで休んでて!」
ニコ店長
「うん」
ニコ店長をベットに連れて行って寝かせた
ロム会長は怒りをあらわにしていた
警備会社に電話をする
ロム会長
「今すぐ3日分の監視カメラの映像を持ってこい!」
数分後
ロム会長
「映像を出して!」
警備員
「何かあったんですか?」
ロム会長
「ああ犯人が映ってるかも」
警備員
「犯人?」
ロム会長
「そうだ!窓に石を投げつけられた!シャンデラにも細工して落とした奴がいる!」
警備員
「あれ?」
ロム会長
「どうした?」
警備員
「肝心の窓ガラスが割れた時刻映像が乱れてますね雨のせいで回線に問題が起きて見れないです」
ロム会長
「復元は?」
警備員
「録画できてないので無理でしょう!」
ロム会長
「ふざけてるのか?そもそも24時間体制で警備してるだろ?2倍の給料でうちの警備してるお前はどこにいた?」
警備員
「イヤ…新人の警備員が来て代わりに警備に着くと言って私は帰りました」
ロム会長
「今すぐ全員集めろ!」
警備員
「い、今からですか?」
ロム会長
「そうだ!何か問題か?」
警備員
「夜も遅いし流石に全員は…」
ロム会長
「お前クビだ!早く集めろ!!」
警備員
「は、はい!」
数時間後
ロム会長
「集まるのにどれだけ時間かかってる?これで全員か?」
警備員
「はい…約30人です」
ロム会長
「全員警察に指紋の登録をしろこの中に犯人がいるお前たちに2倍の給料払ってるのにこのザマか?」
警備員
「我々を疑ってるんですか?何年も働いてきてここに犯人いるわけありません今まで一度もこんなことありませんでした」
ロム会長
「よし分かった!お前ら全員クビだ!引き継ぎは不要!出てけ!」
警備員
「…」
ロム会長
「どうした?早く出てけ!!」
そして翌日の朝
【社長室】
ハノ社長
「何?全員クビにした?」
ロム会長
「ああ!」
ハノ社長
「で?ニコちゃんに怪我は?大丈夫なのか?」
ロム会長
「今のところ大丈夫だ!」
ハノ社長
「それは良かった犯人の目星はついてるのか?」
ロム会長
「この紙が落ちてて“嘘つき泥棒猫”って窓のそばに落ちてた!」
ハノ社長
「お前な!犯人は警備の中にいるわけ無いだろ!」
ロム会長
「泥棒猫って事はどういう事だ?」
ハノ社長
「犯人探しは後、それより今すぐ警備の人たち解雇を撤回するんだな!全員をクビにしたら余計危険だろ!」
ロム会長
「そうか?それは恐ろしいな!」
ハノ社長
「だろ?」
ロム会長
「論外!またさらに一流の警備を雇う!」
ハノ社長
「お前ないくら腹が立っていたからってそうやって人をお金で買い続けてたら誰も残らないぞ!」
ロム会長
「お前がいる!友達だろ?」
ハノ社長
「もう心は離れてる仕事上我慢してただけだ!」
ロム会長
「もういい!お前も必要ない!」
ハノ社長
「マジで言ってるのか?」
ロム会長
「ああ!」
ハノ社長
「いい加減にしろよ!出て行くぞ!」
ロム会長
「ああ!!」
ハノ社長
「いいのか?本気なんだな!」
ロム会長
「ああ!!!」
ハノ社長
「ほ、ほんとに本当だな?後で後悔するなよ!出てくぞ?いいのか?止めるなら今だぞ?」
ロム会長
「早く出てけよ!!」
ハノ社長
「そっか…分かったじゃぁな…」
次の日の朝
【ロム会長御殿】
ニコ店長
「会長朝ごはんできました」
ロム会長
「その会長はやめてくれ!俺たちはもう付き合ってるだろ!」
ニコ店長
「まだ慣れなくて」
ハノ社長
「やぁ!お二人揃って朝食か?」
ロム会長
「なぜお前がここに?クビにしたぞ?」
ニコ店長
「え?クビって?」
ハノ社長
「ニコちゃん聞いてよ!昨日こいつが俺をクビにした」
ロム会長
「そんな事より要件はなんだ!」
ハノ社長
「ロムに会わせたい人がいる!」
ロム会長
「誰?」
ハノ社長
「俺の秘書!」
秘書
「おはよう御座います…」
ロム会長
「それで?」
ハノ社長
「挽回させてくれ!」
ロム会長
「勝手だな!」
ハノ社長
「いいからそれより数日前に見たってニコちゃんとロム会長が熱いキスしてる所をスィちゃんが!」
ニコ店長
「あの時スィちゃんも社長の秘書もいたんですか?恥ずかしい…」
秘書
「ええ…いましたスィさんの顔が物凄い怒りに満ち溢れてました」
ハノ社長
「あーあスィちゃんがかわいそう…ちゃんと別れ話したのか?」
ロム会長
「何で?」
ハノ社長
「何でって表向きはみんなお前の彼女はスィちゃんになってるだろ!そしたらあの紙に書かれてたことも納得がいく」
ニコ店長
「あの紙って?」
ハノ社長
「見せてないのか?」
ロム会長
「余計な心配させたくないからな」
ニコ店長
「会長見せて下さい」
ニコは“嘘つき泥棒猫”の書かれた紙を見た
ニコ店長
「これって…」
ロム会長
「思いあたる事あるのか?」
ニコ店長
「うん…
“会長は誰とも恋愛などできない人”とか
“会長と私はそんな関係ではありません”って言った…」
ロム会長
「そんな事言ったのか?何でまた!」
ハノ社長
「おっと!ニコちゃんを責めるな全部本当の事だからな!これで原因がわかった!犯人はスィちゃんだ!」
ロム会長
「だったら早く捕まえろ!」
秘書
「そうなんですが実はもうスィさんが働いてる会社辞めててどこにいるか分からないみたいなんです」
ロム会長
「今すぐ警備を呼べ!ニコの家に警備をつけろ」
ハノ社長
「お前がクビにしたから居ない」
ニコ店長
「え?警備の人クビにしたの?何で?ちゃんと私にも説明してよ」
ロム会長
「それは…」
ニコ店長
「…」
ハノ社長
「まぁまぁまぁ1番重要なのはこれで俺のクビは撤回だろ?犯人見つけたんだから」
ロム会長
「バカか?捕まえないと意味ないだろ!でもあいつの場所は検討はついてる!」
数時間後
スィ
「あいつのせいで!絶対許さない!あいつのせいで全てが台無しよ覚悟しなさい奪われたら奪い返すまでよ!」
そこへロム会長が現れる
ロム会長
「どうしてだ?」
スィ
「いきなり来て何の話?」
ロム会長
「ニコに何かあったら絶対許さない!これが最後の警告だ!二度とニコと俺の前に現れるな!」
ロム会長が立ち去る
スィ
「分かったそうね“二度目”は無いわじゃあなたがここで死んで!」
ロム会長が後ろを向いたその時ナイフでロム会長の背中を刺した
ロム会長
「うっ…」
スィ
「じゃぁね!バイバイ!」
崩れ落ちるロム会長
ロム会長
「…」
真っ赤に染まるロム会長の手
スィが立ち去り
数分後
ニコ店長はロム会長が心配で後をつけていた
血まみれになってるロムが横たわっていた
ニコ店長
「どうしたの?ロム!イヤ…何で…ロム!」
ニコ店長は泣きながらロム会長を抱き抱えた
ロム会長
「危険だからつ、ついて来るなって言ったろ?」
ニコ店長は止まらない血を必死に抑える
ニコ店長
「心配で…ねぇ血が…血が止まらない…お願い誰か!」
ロム会長
「…」
ニコ店長
「ロム、ロム?ロム返事してお願いだめよしっかりしてロム!目を開けて…お願いロム…死んじゃだめよ…どうして何でこんな事するのよ…」
第十九話に続く
「何度も告白されたのに返事が遅れました」
ロム会長
「…」
ニコ店長
「私…会長が好きです」
ロム会長
「…」
ニコ店長
「あ…私…何を言って…」
ロム会長はニコ店長を抱きしめた
ロム会長
「…」
ニコ店長
「会長…」
ニコ店長の唇を見つめキスをしようとした
ニコ店長も受け入れ目を閉じる
ロム会長の手が震えるなかなかキスができない
ロム会長
「ごめんダメだ…」
ニコ店長
「大丈夫!」
ニコ店長はロム会長の頬に手を添えて優しくゆっくりとキスをした
ニコ店長はロム会長を離さずキスし続けた
そして何度もキスをした
数分後
ロム会長
「はっきりさせよう」
ニコ店長
「何をですか?」
ロム会長
「これで俺たちは恋人同士だろ?」
ニコ店長
「そうです!なんか恥ずかしいです」
ロム会長
「そうです?」
ニコ店長
「答えただけです」
ロム会長
「…」
ニコ店長
「どうされましたか?」
ロム会長
「それ!口調が固い今から恋人同士!敬語は禁止だ」
ニコ店長
「急にそんな事」
ロム会長
「ニコ!前にも言ったが俺は優秀でイケメンそしてリッチだ!だからできるだけ早く嫁に来い」
ニコ店長
「え?交際してすぐプロポーズなんてせっかち過ぎです」
ロム会長
「せっかちは自分だろ…」
ニコ店長
「え?声が小さくて聞き取れませんでした」
ロム会長
「いや何でもない!会いたいだろ?」
ニコ店長
「え?」
ロム会長
「君の話だ君が俺に毎日会いたいかと」
ニコ店長
「あはは!そうです会いたいです」
(会長毎日会いたい派なんだね)
ロム会長
「俺は1度しか機会を与えない」
ニコ店長
「そうですね」
ロム会長
「でも君には何度でも与えたい俺に会える機会を、俺の特別な存在になれて光栄だろ?」
ニコ店長
「はい!光栄です」
ロム会長
「抱きしめてもいいか?」
ニコ店長
「もちろんです」
(甘えたいタイプね!)
ロム会長
「今夜はいい夢を見られそうだ」
ニコ店長
「私もです、明日は役員会がありますそろそろ帰りませんか?早く帰って休んで下さい」
ロム会長
「そうだな送るよ!」
その様子をスィが一部始終見ていた
スィ
「絶対許さない!ニコの奴!付き合わないって言ってたのに私のロムちゃんを横取りして!」
【ロム会長御殿】
ロム会長
「今日はもう遅い泊まって行け!」
ニコ店長
「はい!」
数分後ガラスの割れる音がした
ニコ店長
「え!何今の音…」
ニコはすぐに確認しに行った
ニコ店長
「窓が割れてる…」
窓の横には紙と石が転がっていた
紙には
“嘘つき泥棒猫”
その時シャンデリラがニコの頭上に落ちてくる
ロム会長
「危ない!」
そこへロム会長がニコ店長を抱き抱えて間一髪助けた
ロム会長
「大丈夫か?」
ニコ店長
「はい…でも会長の足血だらけに」
ロム会長
「これくらい大丈夫…ベットで休んでて!」
ニコ店長
「うん」
ニコ店長をベットに連れて行って寝かせた
ロム会長は怒りをあらわにしていた
警備会社に電話をする
ロム会長
「今すぐ3日分の監視カメラの映像を持ってこい!」
数分後
ロム会長
「映像を出して!」
警備員
「何かあったんですか?」
ロム会長
「ああ犯人が映ってるかも」
警備員
「犯人?」
ロム会長
「そうだ!窓に石を投げつけられた!シャンデラにも細工して落とした奴がいる!」
警備員
「あれ?」
ロム会長
「どうした?」
警備員
「肝心の窓ガラスが割れた時刻映像が乱れてますね雨のせいで回線に問題が起きて見れないです」
ロム会長
「復元は?」
警備員
「録画できてないので無理でしょう!」
ロム会長
「ふざけてるのか?そもそも24時間体制で警備してるだろ?2倍の給料でうちの警備してるお前はどこにいた?」
警備員
「イヤ…新人の警備員が来て代わりに警備に着くと言って私は帰りました」
ロム会長
「今すぐ全員集めろ!」
警備員
「い、今からですか?」
ロム会長
「そうだ!何か問題か?」
警備員
「夜も遅いし流石に全員は…」
ロム会長
「お前クビだ!早く集めろ!!」
警備員
「は、はい!」
数時間後
ロム会長
「集まるのにどれだけ時間かかってる?これで全員か?」
警備員
「はい…約30人です」
ロム会長
「全員警察に指紋の登録をしろこの中に犯人がいるお前たちに2倍の給料払ってるのにこのザマか?」
警備員
「我々を疑ってるんですか?何年も働いてきてここに犯人いるわけありません今まで一度もこんなことありませんでした」
ロム会長
「よし分かった!お前ら全員クビだ!引き継ぎは不要!出てけ!」
警備員
「…」
ロム会長
「どうした?早く出てけ!!」
そして翌日の朝
【社長室】
ハノ社長
「何?全員クビにした?」
ロム会長
「ああ!」
ハノ社長
「で?ニコちゃんに怪我は?大丈夫なのか?」
ロム会長
「今のところ大丈夫だ!」
ハノ社長
「それは良かった犯人の目星はついてるのか?」
ロム会長
「この紙が落ちてて“嘘つき泥棒猫”って窓のそばに落ちてた!」
ハノ社長
「お前な!犯人は警備の中にいるわけ無いだろ!」
ロム会長
「泥棒猫って事はどういう事だ?」
ハノ社長
「犯人探しは後、それより今すぐ警備の人たち解雇を撤回するんだな!全員をクビにしたら余計危険だろ!」
ロム会長
「そうか?それは恐ろしいな!」
ハノ社長
「だろ?」
ロム会長
「論外!またさらに一流の警備を雇う!」
ハノ社長
「お前ないくら腹が立っていたからってそうやって人をお金で買い続けてたら誰も残らないぞ!」
ロム会長
「お前がいる!友達だろ?」
ハノ社長
「もう心は離れてる仕事上我慢してただけだ!」
ロム会長
「もういい!お前も必要ない!」
ハノ社長
「マジで言ってるのか?」
ロム会長
「ああ!」
ハノ社長
「いい加減にしろよ!出て行くぞ!」
ロム会長
「ああ!!」
ハノ社長
「いいのか?本気なんだな!」
ロム会長
「ああ!!!」
ハノ社長
「ほ、ほんとに本当だな?後で後悔するなよ!出てくぞ?いいのか?止めるなら今だぞ?」
ロム会長
「早く出てけよ!!」
ハノ社長
「そっか…分かったじゃぁな…」
次の日の朝
【ロム会長御殿】
ニコ店長
「会長朝ごはんできました」
ロム会長
「その会長はやめてくれ!俺たちはもう付き合ってるだろ!」
ニコ店長
「まだ慣れなくて」
ハノ社長
「やぁ!お二人揃って朝食か?」
ロム会長
「なぜお前がここに?クビにしたぞ?」
ニコ店長
「え?クビって?」
ハノ社長
「ニコちゃん聞いてよ!昨日こいつが俺をクビにした」
ロム会長
「そんな事より要件はなんだ!」
ハノ社長
「ロムに会わせたい人がいる!」
ロム会長
「誰?」
ハノ社長
「俺の秘書!」
秘書
「おはよう御座います…」
ロム会長
「それで?」
ハノ社長
「挽回させてくれ!」
ロム会長
「勝手だな!」
ハノ社長
「いいからそれより数日前に見たってニコちゃんとロム会長が熱いキスしてる所をスィちゃんが!」
ニコ店長
「あの時スィちゃんも社長の秘書もいたんですか?恥ずかしい…」
秘書
「ええ…いましたスィさんの顔が物凄い怒りに満ち溢れてました」
ハノ社長
「あーあスィちゃんがかわいそう…ちゃんと別れ話したのか?」
ロム会長
「何で?」
ハノ社長
「何でって表向きはみんなお前の彼女はスィちゃんになってるだろ!そしたらあの紙に書かれてたことも納得がいく」
ニコ店長
「あの紙って?」
ハノ社長
「見せてないのか?」
ロム会長
「余計な心配させたくないからな」
ニコ店長
「会長見せて下さい」
ニコは“嘘つき泥棒猫”の書かれた紙を見た
ニコ店長
「これって…」
ロム会長
「思いあたる事あるのか?」
ニコ店長
「うん…
“会長は誰とも恋愛などできない人”とか
“会長と私はそんな関係ではありません”って言った…」
ロム会長
「そんな事言ったのか?何でまた!」
ハノ社長
「おっと!ニコちゃんを責めるな全部本当の事だからな!これで原因がわかった!犯人はスィちゃんだ!」
ロム会長
「だったら早く捕まえろ!」
秘書
「そうなんですが実はもうスィさんが働いてる会社辞めててどこにいるか分からないみたいなんです」
ロム会長
「今すぐ警備を呼べ!ニコの家に警備をつけろ」
ハノ社長
「お前がクビにしたから居ない」
ニコ店長
「え?警備の人クビにしたの?何で?ちゃんと私にも説明してよ」
ロム会長
「それは…」
ニコ店長
「…」
ハノ社長
「まぁまぁまぁ1番重要なのはこれで俺のクビは撤回だろ?犯人見つけたんだから」
ロム会長
「バカか?捕まえないと意味ないだろ!でもあいつの場所は検討はついてる!」
数時間後
スィ
「あいつのせいで!絶対許さない!あいつのせいで全てが台無しよ覚悟しなさい奪われたら奪い返すまでよ!」
そこへロム会長が現れる
ロム会長
「どうしてだ?」
スィ
「いきなり来て何の話?」
ロム会長
「ニコに何かあったら絶対許さない!これが最後の警告だ!二度とニコと俺の前に現れるな!」
ロム会長が立ち去る
スィ
「分かったそうね“二度目”は無いわじゃあなたがここで死んで!」
ロム会長が後ろを向いたその時ナイフでロム会長の背中を刺した
ロム会長
「うっ…」
スィ
「じゃぁね!バイバイ!」
崩れ落ちるロム会長
ロム会長
「…」
真っ赤に染まるロム会長の手
スィが立ち去り
数分後
ニコ店長はロム会長が心配で後をつけていた
血まみれになってるロムが横たわっていた
ニコ店長
「どうしたの?ロム!イヤ…何で…ロム!」
ニコ店長は泣きながらロム会長を抱き抱えた
ロム会長
「危険だからつ、ついて来るなって言ったろ?」
ニコ店長は止まらない血を必死に抑える
ニコ店長
「心配で…ねぇ血が…血が止まらない…お願い誰か!」
ロム会長
「…」
ニコ店長
「ロム、ロム?ロム返事してお願いだめよしっかりしてロム!目を開けて…お願いロム…死んじゃだめよ…どうして何でこんな事するのよ…」
第十九話に続く
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