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魔族ハルピュイア⑤新たな仲間??

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「起きろ!」

344回目

ああ…そっかあの後結局ティフネスは見つからなかったんだ…
ハルピュイアが現れそして俺たちは死んだ…

うーん…めんどいな……

俺が今できるこの魔法では勝てない

「うーん…どうするか……」

完全にお手上げだな

オークが俺の首に斧を振り下ろす

「オークかぁ…」

俺は斧をかわす!

そして縦横無尽に振り回す斧も全てかわした
攻撃の最中俺は閃いた

「あ!お前“俺の仲間になれ!”」

「は?」

オークの手が止まる
オークは目を丸くしあまりにも意外な言葉にキョトンとこっちを見ている

「は?貴様を殺す為に現れたんだ!貴様切り刻んでやる!」

「切り刻む?無理無理!」

俺はオークを掴み外へと投げ飛ばした

パリンと窓ガラスが割れオークは外へと飛び出す

オークが降ってきたと村の人達の声がする

地面に叩きつけられるオーク

「くっ」

「これでも仲間にならないか?」

「早い!いつの間に?どけ!」

馬乗りになったオークの顔面を目掛けて拳を振り下ろすが
わざと外し地面に拳をぶつけた

ドゴン!と大きな音とともに地面は揺れオークの横に大きなクレーターが出来上がる

「へ?」

たらりとオークの額から汗が滲みでていた

「今のはほんの10%だ!わかるだろ?その意味?」

「は…はい!」

その時数十匹のオークの大群が現れた

「お…おい!待てお前らこいつに手を出すな!」

「ん?“こいつ?”俺の事か?」

「失礼しましたアニキ!」

「うん!兄貴か!ウケる今時兄貴って呼ぶか?でも悪くない!」

周りのオーク達はザワザワし始め状況がわかっていなかった

「どうしたんですか?”隊長“らしく無いです!こいつは俺が…」

“バゴン!”

「“こいつは俺が?”なんだって?悪ぃ話の途中に殴って!」

オークは吹き飛び空高く舞い上がった

「うーん今のは力の30%程度だ!これで理解したもらえたか?ブタ共!」

「はい!充分理解しました!兄貴」とオーク達は声を揃えて言ったそして、綺麗に整列し頭を下げる

「うんうん!賢いぞ!!
えー!村の皆様攻撃体制はやめてください!このブタどもは私のペットなのでご心配なく!」

さてと早くここから離れよ!セネが来てしまう
俺は村の1人を呼び止め話しかけた

「ここに今からセネという女性が現れるその子に“君の知りたい情報はこの宿の最上階の引き出しの中に入ってる”と伝えて欲しい!」

「はいわかりました!あなたは一体何者ですか?」

「エリシアだ!あ!それとセネにもう一つ伝言頼めるか?」

「はいなんでしょうか?」

「ドアの前にジェフティという男が寝ているそいつがきっと力になってくれるはずだ情報は全てそいつに聞いてくれと伝えてくれ!」

俺はセネとジェフティに会わずにオークと共に村をでてエルフがいる森へと向かった

※※※

「兄貴ここはまずいですよ!」

俺を先頭にゾロゾロと後ろからオーク達
が着いてくる

そして俺達はエルフが現れる森に入った

「何がまずいんだ?心配ない!」

「ここはエルフの領域もしエルフが現れたら」

「知ってる!エルフも俺の仲間に入れる!」

「は?はい??」

「オークはざっと20体か…」

その時一本の矢が飛んできた

「そこか!」

俺は瞬時にエルフのいる場所を特定しエルフとの距離を縮めた

俺はエルフに気づかれることなく背後に立った
俺はエルフの肩をトントンと叩く

「よう!久しぶりだな!」

「イツノマニ!!」

俺はジェフティから教わった魔法を使い周りの巨樹を薙ぎ倒し数えきれないほどの巨樹がへし折られる

「”あの矢“は誰に向けて放ったんだ?」

地響きが響き渡る

「ア…アレハ…ツイ…テガ…」

「うん!うん!わかりぞつい手が滑ったんだな!俺は優しい”許す“代わりにお前俺の仲間になれ!」

「へ?ソレハデキナイ!」

「ん?なぜだ?この状況を見て言っているのか?お前に選択肢は無いぞ?」

「マオウニコロサレル…」

「そうかじゃお前に選択肢をやろう!今ここで俺に殺されるか魔王に殺されるか選べ!」

「ドッチモ…」

「いいかお前が俺に魔法を教えれば生かしておいてやる!
お前の弓に纏った魔法が使いたい!
それは弓にしか纏えないのか?
俺のこの魔法に纏わすことはできるか?教えろ!」

「デキルガソンナモンデマオウハタオセナイゾ…」

「おいおいおいお前のその片言な喋りどうにかならんか?聞き取れにくいしイライラする!」

”ベキ!“

俺は魔法で動けなくしエルフの腕をへし折った

「痛っ喋ります!喋ります!はい!はい!
普通に喋れます!!」

「喋れるんじゃねーか!良かった
んで?仲間になるか?」

「なります!はい!ぜひ仲間に入れてください!ですが私の魔法を使えるのに数十年はかかるかと…」

「時間は心配するな!時間なら死ぬ程ある!それとハルピュイアの弱点は知っているか?」

※※※

その頃

「どなたかイフィスフィナ様の情報を!
ちょっとした事でも構いません!どなたか知ってる方いませんか?」

そう言ったのはセネだった
セネは村で情報を聞き回っていた

「あの~もしやあなたはセネ様ですか?」

「ええそうよ!あなたは?」

「おお~本当にセネ様がこんな村にいらっしゃるとは!」

「それはどういう事?」

「いや!男に伝えてくれと頼まれてね!」

「え?!何?どんな?その男今どこに?」

「あの宿の最上階にある部屋に情報が入ってると言っていました!机の引き出しに入ってると言っていましたよ!」

「あの宿ね!」

「あ!それとジフティーだったかな?ジャフィティー?そんな名前の人がドアの前で寝ているからそいつに情報を聞いてくれとも言ってましたよ!」

「本当!!ありがとう確かめてみる!」

その時空からオークが落ちてきた

「きゃっ!なぜオークが?空から?」

※※※

「えーという事で皆さんには今からここで皆殺しです!」

「ちょっと待って下さいよ兄貴!どうしてですか?」

「それはですね!こちらのエルフの情報が正しければエルフもブタ野郎も使えねぇからだボケェ!おいブタ!お前の魔法は何ができる?」

「自分は破壊魔法です…」

「これの事か?」

”バゴン!“
地面にヒビが入る

「そ…そうです!」

「んで?そこのエルフの2人は何が出来る?」

「はいぃ!!我々は氷と炎を物に纏わすことができます!」

「おいエルフ!それでお前らが言ったハルピュイアの弱点は雷だったよな?」

「そ…そうです!」

「雷魔法を使える奴はいるか?」

「いません!」オークとエルフは口を揃えて言った

「素晴らしいユニゾンです!それでは皆さん死んでください!」

「ちょっとそんな!この先氷と炎はきっと役に立ちますこのブタ共と違って!お役に!」

「うーん…それもそうだな!」

「あ!思い出しました!我々エルフ族に雷を纏える者がいます!うちの国にぜひきてください!」

「おお~それは今から行くとどれくらいかかる?」

「すぐ着きます!今行けば2~3日で我々の国に着きます」

「よし!死んでくれ!」

そして俺はオークとエルフを皆殺しにした

「うーん思いつきで行動したらダメだな!」





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