13 / 29
帝国ウィンドール⑨魔法使いティフネス
しおりを挟む
俺はセネとギルドに訪れていた
「ちょっとエリシア!私をバカにしてるの?」
「何が?」
「ここにティフネスがいるわけないわ」
「俺はここで出会ったんだ!いいから探すぞ!時間がない!」
いくら探してもティフネスは見つからない
「なぜだ?時間が早すぎたのか?」
「はぁ…騙された…呆れた…
怒る気もしない……私帰る」
セネは不機嫌になり帰ってしまった
「ちょっと待てよ本当にここで会ったんだって!」
「はいはい!じゃ見つかったら引き留めておいて!私は忙しいの!!」
どうして…夜にならないとティフネスは現れないのか?
それじゃ遅すぎる…
セネはそのまま帰ってしまった
「エリシア!あなたってバカなの?何でセネと一緒に私を探してるのよ!」
そう言ったのはティフネスだった
セネが居なくなった途端まるで計ったようにティフネスが話しかけてきた
「ティフネス!何で?」
どこから?
「セネに危険な目に合わせないためよ!」
「いやそうじゃない!俺が聞きたいのはなぜ俺の事知ってる?初対面だろ?」
「知ってるもなにも私があなたに禁呪をかけたからよ!正確には私とイフィスフィナ様と!そう言わなかったっけ?」
「な?!お前以前の記憶があるのか?」
「そうね術式をかけた張本人だから当たり前でしょ!イフィスフィナ様も知ってるわ!あなたが来るのを待ってる!」
「ちょっと待て整理ができない…それに全然腑に落ちない!セネに話しかけたって言ったよな?セネはなぜ気づかない?それに俺とイフィスフィナの関係は何だ?」
「は?
関係ってやっぱり記憶を無くしたの?
セネにはバレないように魔法で顔を変えてるのよ」
「記憶を無くしたって言うより俺は違う国からこの世界に転生されたんだ俺のいた世界で俺は死んだ…死んで目が覚めたらこの世界にいた」
「転生?まさか…
以前のエリシアは死んだ…って事?あなた魔法を教えてくれって言っていたわよね?魔法使えないの?」
「ああ使えない!」
「そんな…じゃ術式は失敗…これじゃ魔王に勝てない…私達は何の為にエリシアを…」
「おい!こっちは気分が悪いぞ!勝手にこんな事しておいて説明しろ!」
「…ええ……いいわ………どこから話したら」
「全部だ最初から最後まで全部!」
ティフネスは俺に説明してくれた
「私が見た光景は地獄だったわ…
いい人々は古代から続く人間族と魔族や魔物との争っているのは知っているわよね?
それを終わらせるべく勇者エリシアと妻のイフィスフィナ様は魔王ビヌスと対峙していた」
「な?!イフィスフィナは俺の妻なのか?それに俺が勇者?」
「そうよ!それから私が駆けつけた時にはあなたが魔王を追い詰めてた
だけど魔王の魔力が急激に上がりあなたは魔法を喰らってしまったあなたは即死だった…身体の左半身がえぐれていた
私はこのままではまずいと思いすぐ転移魔法を使いイフィスフィナ様とあなたを連れ魔王城の外に出た…」
※※※
「いやぁ…エリシア!起きて死んじゃダメ!」
「イフィスフィナ様すぐにこの魔王国から離れましょう!」
「は?逃げる?エリシアをこんな目にして逃げるわけないでしょ!あんた誰よ!」
「私は…ティフネス……」
イフィスフィナはエリシアに向けて治癒魔法をしていたがエリシアの身体は再生する事は無かった
「なぜ再生しない!私の治癒魔法なら…再生するのに……」
「このままではイフィスフィナ様まで死んでしまいます言いにくいのですが再生しないのはエリシア様はもう…」
「エリシアは死なせない…」
「ですが…エリシア様はもう死んで……」
「黙れ!私は諦めない!!ずっと私が研究していた術式を展開させる…
やってみないとわからないけど成功させる!エリシアがいなきゃ私1人では魔王には勝てない…
あなた結界使えるの?」
「使えます!何をするんですか?」
「じゃ今すぐこのエリアを!結界を張って!エリシアを生き返らせる!」
「まさかここで術式をかけるのですか?
魔物が襲ってきますよ!」
「だから結界を張るのよ!」
「それに生き返らせるって不可能ですよ!」
「出来る!成功させる!今やるしかないの!時間が経てば経つほど成功しない!」
「分かりましたやりましょう」
イフィスフィナは六芒星の術式を発動させたが魔王との戦いで魔力が足りず魔法の維持が出来ない六芒星の術式はうっすらとして消えてしまう
「イフィスフィナ様私の魔力を使って下さい最大限まで引き上げます」
イフィスフィナはティフネスの手を取り手を握ったティフネスの魔力がイフィスフィナに注がれる
その時魔王が姿を現した
「ほう!素晴らしい!こんな所まで転移していたとは!
だが逃しはしないぞ!よくも俺様の右腕を破壊してくれたな!」
「急いでティフネス!私の魔力が切れる…これ以上は…」
「今がもう最大限です…」
「くっ…エリシアが起きない!失敗…これでもまだ魔力が足りないっていうの?……」
ティフネスの魔力で六芒星の術式は発動したがエリシアの身体は再生せず目覚める事は無かった
「「そんな…」」
「くくく!とうとう勇者はくたばったようだな!」
その時だったエリシアの身体は光だし左半身は再生され消えた
「なに?お前ら何をした?勇者はどこに消えた?それは何の術式だ!」
「ティフネスあなたは逃げて早く!
エリシアはきっとどこかで生き返ってるエリシアを探して!」
「逃がさないと言っただろ!結界魔法!」
2人が逃げないように魔王が結界を張るがイフィスフィナが魔法で邪魔をした
「遅い!火魔法!インフェルノ!!勘違いしないでくれる?私は逃げないわよ!ここで終わらせましょ!」
魔王国は紅蓮の炎と化し炎が燃え上がった
集まっていた魔物が焼け死んでいく
※※※
「これが全てよ!私は転移魔法で逃げ切れただけどイフィスフィナ様はまだ魔王国にいる…」
「そんな…じゃイフィスフィナが死んでる可能性だってある!生きてる保証なんてないじゃないか!」
「ちょっとエリシア!私をバカにしてるの?」
「何が?」
「ここにティフネスがいるわけないわ」
「俺はここで出会ったんだ!いいから探すぞ!時間がない!」
いくら探してもティフネスは見つからない
「なぜだ?時間が早すぎたのか?」
「はぁ…騙された…呆れた…
怒る気もしない……私帰る」
セネは不機嫌になり帰ってしまった
「ちょっと待てよ本当にここで会ったんだって!」
「はいはい!じゃ見つかったら引き留めておいて!私は忙しいの!!」
どうして…夜にならないとティフネスは現れないのか?
それじゃ遅すぎる…
セネはそのまま帰ってしまった
「エリシア!あなたってバカなの?何でセネと一緒に私を探してるのよ!」
そう言ったのはティフネスだった
セネが居なくなった途端まるで計ったようにティフネスが話しかけてきた
「ティフネス!何で?」
どこから?
「セネに危険な目に合わせないためよ!」
「いやそうじゃない!俺が聞きたいのはなぜ俺の事知ってる?初対面だろ?」
「知ってるもなにも私があなたに禁呪をかけたからよ!正確には私とイフィスフィナ様と!そう言わなかったっけ?」
「な?!お前以前の記憶があるのか?」
「そうね術式をかけた張本人だから当たり前でしょ!イフィスフィナ様も知ってるわ!あなたが来るのを待ってる!」
「ちょっと待て整理ができない…それに全然腑に落ちない!セネに話しかけたって言ったよな?セネはなぜ気づかない?それに俺とイフィスフィナの関係は何だ?」
「は?
関係ってやっぱり記憶を無くしたの?
セネにはバレないように魔法で顔を変えてるのよ」
「記憶を無くしたって言うより俺は違う国からこの世界に転生されたんだ俺のいた世界で俺は死んだ…死んで目が覚めたらこの世界にいた」
「転生?まさか…
以前のエリシアは死んだ…って事?あなた魔法を教えてくれって言っていたわよね?魔法使えないの?」
「ああ使えない!」
「そんな…じゃ術式は失敗…これじゃ魔王に勝てない…私達は何の為にエリシアを…」
「おい!こっちは気分が悪いぞ!勝手にこんな事しておいて説明しろ!」
「…ええ……いいわ………どこから話したら」
「全部だ最初から最後まで全部!」
ティフネスは俺に説明してくれた
「私が見た光景は地獄だったわ…
いい人々は古代から続く人間族と魔族や魔物との争っているのは知っているわよね?
それを終わらせるべく勇者エリシアと妻のイフィスフィナ様は魔王ビヌスと対峙していた」
「な?!イフィスフィナは俺の妻なのか?それに俺が勇者?」
「そうよ!それから私が駆けつけた時にはあなたが魔王を追い詰めてた
だけど魔王の魔力が急激に上がりあなたは魔法を喰らってしまったあなたは即死だった…身体の左半身がえぐれていた
私はこのままではまずいと思いすぐ転移魔法を使いイフィスフィナ様とあなたを連れ魔王城の外に出た…」
※※※
「いやぁ…エリシア!起きて死んじゃダメ!」
「イフィスフィナ様すぐにこの魔王国から離れましょう!」
「は?逃げる?エリシアをこんな目にして逃げるわけないでしょ!あんた誰よ!」
「私は…ティフネス……」
イフィスフィナはエリシアに向けて治癒魔法をしていたがエリシアの身体は再生する事は無かった
「なぜ再生しない!私の治癒魔法なら…再生するのに……」
「このままではイフィスフィナ様まで死んでしまいます言いにくいのですが再生しないのはエリシア様はもう…」
「エリシアは死なせない…」
「ですが…エリシア様はもう死んで……」
「黙れ!私は諦めない!!ずっと私が研究していた術式を展開させる…
やってみないとわからないけど成功させる!エリシアがいなきゃ私1人では魔王には勝てない…
あなた結界使えるの?」
「使えます!何をするんですか?」
「じゃ今すぐこのエリアを!結界を張って!エリシアを生き返らせる!」
「まさかここで術式をかけるのですか?
魔物が襲ってきますよ!」
「だから結界を張るのよ!」
「それに生き返らせるって不可能ですよ!」
「出来る!成功させる!今やるしかないの!時間が経てば経つほど成功しない!」
「分かりましたやりましょう」
イフィスフィナは六芒星の術式を発動させたが魔王との戦いで魔力が足りず魔法の維持が出来ない六芒星の術式はうっすらとして消えてしまう
「イフィスフィナ様私の魔力を使って下さい最大限まで引き上げます」
イフィスフィナはティフネスの手を取り手を握ったティフネスの魔力がイフィスフィナに注がれる
その時魔王が姿を現した
「ほう!素晴らしい!こんな所まで転移していたとは!
だが逃しはしないぞ!よくも俺様の右腕を破壊してくれたな!」
「急いでティフネス!私の魔力が切れる…これ以上は…」
「今がもう最大限です…」
「くっ…エリシアが起きない!失敗…これでもまだ魔力が足りないっていうの?……」
ティフネスの魔力で六芒星の術式は発動したがエリシアの身体は再生せず目覚める事は無かった
「「そんな…」」
「くくく!とうとう勇者はくたばったようだな!」
その時だったエリシアの身体は光だし左半身は再生され消えた
「なに?お前ら何をした?勇者はどこに消えた?それは何の術式だ!」
「ティフネスあなたは逃げて早く!
エリシアはきっとどこかで生き返ってるエリシアを探して!」
「逃がさないと言っただろ!結界魔法!」
2人が逃げないように魔王が結界を張るがイフィスフィナが魔法で邪魔をした
「遅い!火魔法!インフェルノ!!勘違いしないでくれる?私は逃げないわよ!ここで終わらせましょ!」
魔王国は紅蓮の炎と化し炎が燃え上がった
集まっていた魔物が焼け死んでいく
※※※
「これが全てよ!私は転移魔法で逃げ切れただけどイフィスフィナ様はまだ魔王国にいる…」
「そんな…じゃイフィスフィナが死んでる可能性だってある!生きてる保証なんてないじゃないか!」
0
お気に入りに追加
5
あなたにおすすめの小説
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
異世界トレイン ~通勤電車が未知の世界に転移した!2500人の乗客と異世界サバイバル~
武蔵野純平
ファンタジー
アルバイト社員として毎日汗をかいて雑用をこなす弾光広(ミッツ)は、朝の通勤電車の乗客とともに異世界に転移してしまった。だが、転移先は無人だった。
異世界は、ステータス、ジョブ、スキル、魔法があるファンタジーなゲームのような世界で、ミッツは巨大な魔物を倒すチート能力を得て大いに活躍する。前向きで気は良いけれど、ちょっとおバカなミッツは、三人の仲間とともに町を探す旅に出る。2023/3/19 タイトル変更しました『アルバイト社員!異世界チートで大暴れ!』
実はスライムって最強なんだよ?初期ステータスが低すぎてレベルアップが出来ないだけ…
小桃
ファンタジー
商業高校へ通う女子高校生一条 遥は通学時に仔犬が車に轢かれそうになった所を助けようとして車に轢かれ死亡する。この行動に獣の神は心を打たれ、彼女を転生させようとする。遥は獣の神より転生を打診され5つの希望を叶えると言われたので、希望を伝える。
1.最強になれる種族
2.無限収納
3.変幻自在
4.並列思考
5.スキルコピー
5つの希望を叶えられ遥は新たな世界へ転生する、その姿はスライムだった…最強になる種族で転生したはずなのにスライムに…遥はスライムとしてどう生きていくのか?スライムに転生した少女の物語が始まるのであった。
テンプレな異世界を楽しんでね♪~元おっさんの異世界生活~【加筆修正版】
永倉伊織
ファンタジー
神の力によって異世界に転生した長倉真八(39歳)、転生した世界は彼のよく知る「異世界小説」のような世界だった。
転生した彼の身体は20歳の若者になったが、精神は何故か39歳のおっさんのままだった。
こうして元おっさんとして第2の人生を歩む事になった彼は異世界小説でよくある展開、いわゆるテンプレな出来事に巻き込まれながらも、出逢いや別れ、時には仲間とゆる~い冒険の旅に出たり
授かった能力を使いつつも普通に生きていこうとする、おっさんの物語である。
◇ ◇ ◇
本作は主人公が異世界で「生活」していく事がメインのお話しなので、派手な出来事は起こりません。
序盤は1話あたりの文字数が少なめですが
全体的には1話2000文字前後でサクッと読める内容を目指してます。
貞操逆転世界に無職20歳男で転生したので自由に生きます!
やまいし
ファンタジー
自分が書きたいことを詰めこみました。掲示板あり
目覚めると20歳無職だった主人公。
転生したのは男女の貞操観念が逆転&男女比が1:100の可笑しな世界だった。
”好きなことをしよう”と思ったは良いものの無一文。
これではまともな生活ができない。
――そうだ!えちえち自撮りでお金を稼ごう!
こうして彼の転生生活が幕を開けた。
1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!
マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。
今後ともよろしくお願いいたします!
トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕!
タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。
男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】
そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】
アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です!
コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】
*****************************
***毎日更新しています。よろしくお願いいたします。***
*****************************
マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。
見てください。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる