え?この私が異世界に転生されたんだけど?

ムロヒ

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28話

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<ノーグの洞窟>

「探検!探検!」

「行くのだ!行くのだ!前に進むのだ!」

「うわぁ助けてくれ!」

「何なのだ貴様!」

「逃げるんだあっちに見たことない化け物が…」

「サラ師匠逃げよ!」

「ダメだワクワクするのだ!」

「おい!貴様は早く逃げるのだ!魔物はパナちゃんが倒すのだ!」

「私が?」

「そうなのだ!ここで逃げたらいつ強い奴を倒すのだ?」

「でも…私強くないし…」

「もう強いのだ!サラとずっと一緒に修行したので強いのだ!後は自信を持つのだ!」

「サラ師匠…分かったやってみる!」

「来たのだ!」

『グルるるるるるるるるるぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ』

「わぁ!師匠怖い!」

「400年生きてきたけど見たことがない魔物なのだ!白い羽に体は馬?牛?
怯むな!行くのだパナケア!」

「うん!
火炎弾: 劫火ヒマリ」

“ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン”

『効かぬ!』

“プシュ~”

「喋った!それにヒマリがかき消せられた…」

「魔物が喋ったのだ!」

『いい度胸だな!この半神半魔相手に1人で戦うとわ相当死にたいらしい!』

「半神半魔?」

『おいそこの変な喋り方する奴!舐めてるのか?」

「サラなのだ!変な喋り方してないのだ!」

『我が名はピクス!神であり人頭でライオンの身体の怪物“ライオン”だ!どこ見て馬とか牛扱いしやがって舐めるなよ小僧!』

「小僧じゃないのだ!サラなのだ!
パナケア!こいつを殺すのだ!」

「うん!師匠のおかげで何か落ち着いた!
火の壁:カシヘキ」

“ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ~”

「ん?何かしたか?」

“プシュ~”

「また羽でかき消した…」

「パナケア!聖剣を使うのだ!切り刻んでやれなのだ!」

「うん!」













<洞窟入り口>

「助けて!」

「どうかなさいましたか?」

「あなたは?」

「わたくしはディナと申します!一応冒険者みたいですわ!」

「良かった助けてください!この奥に女の子が2人見たことない化け物と戦ってる」

「まさか変な喋り方した子じゃありませんか?」

「そうです!小さいもう1人の子がひとりで戦ってます!」

「1人でですの?何やってるんですかサラ様は!
あなた様はすぐに宿にいるフォルス様を呼んできて下さいこの事を早く知らせて下さい!わたくしが魔物を倒しに行きます!」

「分かりました気をつけてください!」

「フォルス様が言った通りになりましたわ…
異世界の魔物…」

「……………!」

「シル様!どうしてここに?魔力感知で?」

「………………!」

「ええ!一緒に行きましょ!」

「おい!待てシルと言ったな俺との勝負はまだついてないぞ!こんな所まで逃げてるんじゃねぇ!」

「ピグミド様!そんな事よりパナケア様が危ないのですピグミド様も感じているでしょう?この巨大な魔力を!」

「くっ!そうだなパナケアを助けるのが先決だな!それにしてもサラの奴は戦ってないのか?奴なら瞬殺だろ?」

「戦ってないみたいです…パナケア様がひとりで戦っているみたいです…」

「………………!」

「そうね!」

「よし行くぞ!」
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